SISU シス 不死身の男のレビュー・感想・評価
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超脇役かもしれないが飛行機のパイロット最高!
正直、主人公があまりにも強すぎるのと、エクスプロイテーション映画を模したバカ映画とはいえ、いまの時代にナチスは極悪だから皆殺しにしていいという短絡的なルールの映画に付き合いきれず、あまりハマれないまま見終わってしまった。ただとんでもなく好きなシーンがあって、ネタバレ承知で書いてしまうと、ナチスが逃亡用に手配した飛行機のパイロットのおじさんが、SISUに襲撃されて負傷して、飛行機は離陸するんだけど「助けてくれ、助けてくれ」と泣き言をわめくんだけど、極悪ナチス司令官に「生きてるなら操縦しろ!」と叱咤されて「ですよねー」って感じで操縦に集中するところ。いやホント、あの状況では操縦することが最優先事項であり、さんな最悪の状況下で(しかも巻き込まれ感すごいのに)ド正論をぶつけられてシュンとなったあの瞬間、うん、わかるよ、あんたも人間だよな!って肩を組みたくなりました!
激烈でありながら、無駄がなく痛快。全てを集約させたタイトルも秀逸
アクション、バイオレンス、ストーリーともに無駄を削ぎ落とし、それでいて一瞬一瞬の見せ方、振り切れ方によって観る者の魂を堅く掌握する。荒野で初老男が金を採掘する姿は米ゴールドラッシュの時代をも思い起こさせるが、しかしここは第二次大戦末期のフィンランド。ソ連やナチスドイツによって国土を踏みにじられた記憶を根底に置きつつ、奇しくも遭遇した主人公とナチスの戦車隊が壮絶バトルを繰り広げる様をスマートな動線で描き尽くす。老兵は驚くほど言葉を発しないが、体に刻まれた無数の傷跡は雄弁だ。そして彼が強いのではなく、決して諦めず、極限の中にあっても死ぬことを拒み続けるからこそ、死なないのだという論法と、それを裏付ける彼の戦いぶりに不思議と納得してしまう自分がいた。まさにこの精神性こそがシス。序盤の金塊をマクガフィンとして活かし、敵側が執拗に追う理由に繋げているところも巧い。91分間、激烈で痛快なスタミナ注入。
度肝を抜かれ、腹を抱えて笑う稀有な映画体験
戦争で荒れ果てた大地を黙々と踏みしめる傷だらけの戦士。彼は背中に背負ったツルハシで敗色濃いナチスの生き残りを八つ裂きにし、野獣のような唸り声を上げて敵を威嚇する。彼はフィンランドでは知る人ぞ知る元敏腕コマンドーなのだが、見た目がヨレヨレなのでナチスどもはバカにしている。ところがどっこい、その不死身ぶりと言ったら笑っちゃうほど。ディテールは避けよう。ここまで来るとリーアム・ニーソンは勿論、巨費を投じたハリウッドアクションの看板スターたちさえ霞んでしまう。最も近いのは『Mr.ノーバディ』のボブ・オデンカークだろうか。
いや、全編に漂う突き抜けたユーモアはそれ以上。度肝を抜かれ、同時に、腹を抱えて笑うという映画体験なんて、年間を通してそう多くはない。これはその類の作品だ。
アキ・カウリスマキ、マッツ・ミケルセン、バルディミール・ヨハンソン、そして、コレ。つくづく北欧には映画の宝が眠っていることを痛感する。メジャーな俳優は誰一人出ていないけれど、これを見ないで秋は越せない。それだけは伝えたい。
High Quality Brainlessness
A hybrid of Apocalypto, Mad Max: Fury Road, and Rambo in this vengeance tale set in the plains of Nazi-occupied Finland. In the wake of Deadpool and Black Adam, folklore has returned to immortals and watching how they win but without metered poetry. As a grindhouse flick it really does the bloody job. Handsome color correction adds to the sensibility. The film has no shame in its cartoony self.
シーンに無駄がなくテンポも良い作品でした。シモ・ヘイヘをモデルにし...
シーンに無駄がなくテンポも良い作品でした。シモ・ヘイヘをモデルにしてるそうですが、どちらかというと舩坂弘の方が合ってるのではないかと思いました笑
グロテスクなとこもあり、
自分にはそこまでいい、楽しいとも思えなかった。
話やストーリーはわかる、ドイツの兵隊が英語を話すのもご愛嬌、でも、残酷なようなシーンもあったり、だいぶムチャな不死身の展開でもあり、個人的にはそこまで引き込まれて楽しめるというものでもなかったかなあ、と。
一言もしゃべらない主人公がカッコいい 王道を行く、「西部劇」をベー...
一言もしゃべらない主人公がカッコいい
王道を行く、「西部劇」をベースに魅せる映画
突っ込まず、へ理屈言わず、ただただ死なない主人公と
死ぬべき悪党たちのストーリーを楽しんだ
最強、すげ〜わ。
不死身というより不屈のGG。
たまたま、何気なく観ただけなのに、
僕が観た映画史上、過去一の強さでした。
よくもまぁ、執念というか、しつこいにも程がある。
主人公もだけど、女達も物凄い意地でした。
観て良かった。
不透明で不安しかない未来を生き抜く力が漲りました。
やるぞ!行くぞ!負けないぞ!
殺戮者目線のホラーと見るか。
こりゃ凄い。
戦争を徹底的にエンタメとして撮る単純明快の潔さ。
ナチスが既に劣勢ゆえの腐った悪のリアリティも良し。
ビビリっ放しの悪の下っ端がガンガン殺られる爽快感。
水中での驚愕の息継ぎ方法だけでも見る価値アリ。
必見、と言おう。
寧ろ殺戮者目線のホラーと見るか。
単純で面白い、映画はこれで良い
善悪がはっきり分かれてます
グロシーンと言っても、そんなんでもないかな
ギリ、家族と一緒に見れる映画です
映画が始まり、ストーリー分けしているのが解りやすい
意味わからんって映画ではありません、
しっかり手に汗握って楽しめます
世間的弱者になってますけど、
老人が強いって良いですね
悪がコテンパンにされる映画です
評価のマイナスは、
伝説の特殊部隊隊員、誰もが恐れる老人でしょ?
戦いも、もっとそこは余裕で勝利してくれなくちゃ
、、、と、言う様に老人の圧倒的強さをもっと前に出して欲しかった
でも、面白い映画でした
やはり体力がものを言う
第二次世界大戦末期、金塊を掘り当てたアアタミはナチスの戦車隊に目をつけられ…。
1人で舞台に立ち向かう老兵を描いたフィンランド映画。ジョン・ウィックさんと同様に体力の高さで頑張っていくアアタミさんを応援したくなる作品。尺が短くて人が沢山死にます。
まるでタランティーノのような楽しさ!
期待通りにおもしろい!
不死身の伝説兵がバッタバッタとナチスドイツどもを葬り去っていく!
派手に爆発で吹き飛ぶ兵士の滑稽さが笑える!お金をかけたコントのようでいて安っぽさは無いのでしっかり観れるのも良い。中には「そんなバカな!笑」と思わずツッコミを入れてしまう場面もありますがおもしろいので成立。
犬もかわいいし、章分けや立ち上がる女性たちのシーンなど、タランティーノを想起させる演出が随所にあって好き。きっと監督は影響を受けてるのでは。
凄まじさの中に・・・
凄いじいさんの話、刺激の強い描写のサバイバルど根性作品だが
そこに内包されているのは、北欧諸国の、幾度と無く侵略されては立ち直ってきた「我々の家族・土地・国」を守り抜く、気構え・覚悟が見えて仕方ない。
ラストのカット以外、台詞を吐かない主人公、虐待にあっても立ち上がる女性などから想わず
厳しい国土・決して多くない国民(スウェーデン・日本の1/10)で、守り抜く覚悟 18才からの徴兵制を
しいたのも、ニュースに聴きました。
昨今の国際事情から、そんな事を作品から考えてしまい、そして
前の大戦でわ、私どもの日本はアジア諸国に取っては「侵略国」で、その後70年程、国土の一部をかの国に侵略されているも、何も奮起することもない国民でいる事も、考えずに居られなかった作品鑑賞後。
作品の描写のグロい凄まじいだけで、楽しむのは製作側の商業的上澄みを、なめただけに思える。
楽しめた。
こりゃもう絶対絶命だな、からの一発の連続。
最後の方はやられても安心感さえ感じさせる力強さ。
とにかく爽快でした。
それにしてもこのナチスの描き方は、昔の香港映画のイギリス人みたいに露骨でよい。
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