劇場公開日 2023年7月7日

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「このパターン」ヒッチハイク うにたん♪(人手不足の業種はつらい)さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0このパターン

2023年11月11日
Androidアプリから投稿

元ネタがネットの洒落怖とは言え、その洒落怖自体が明らかに海外ホラーを模倣した内容。興味本意で読んだ事はあるもの、「ふーん」で終わる内容であった。
で、これが映像化となったら、頭に浮かんだのは「きさらぎ駅」である。あれも予告編みただけでチープさの片鱗は十二分に解っていたが観た。
だからこれも観た…と言うのがこの作品を観た理由である。
だから大前提としてチープであると解って観るものと思って観た方がよいです。

内容も取って付けた様に健がヒッチハイクする理由も母親の過干渉からの親離れの為。
で、乗せてもらったら異常な家族。それらに脅されなぶられて、同じく捕えられた娘涼子と脱出を試みる。ところが涼子は数年前に捕まったと言い、もう1人の一緒に捕まった娘茜が一緒にヒッチハイクしていた友達和也の彼女だったとか、茜がSOSの電話をした時は酒を飲んでおり迎えにいけなかったらしい。そして夢うつつに近い演出でファミリーを血みどろの戦いを繰り返し、結果は…と言う。

海外でもこう言ったB級作品の製作費は高くないし、何せ屋外の安っぽいのが多いから、あの内容を日本で作る…と聞いた時点でアカンだろうなと思いながら、TSUTAYAの新作レンタルで借りたが、予想に違わず…。
チープさは仕方ないとして、各キャラクターも実体があるのかないのか曖昧で後半になると一気にシーンの繋がりがなくなってくる。
怖さは全く感じないし、ドキドキもしない。

あの若い娘たちや小僧っ子二人が魔物?に魅入られていく様ももうちょっと、上手く表現出来なかったものか?
1人脱出したように見せて、また戻ってくる演出もつじつまが合わない様に見えるし。全部脳内で見ている夢か?と思える。

はっきり言って出来は悪いし、もう一回観ようとは思わない。
無理して観るべきものじゃない。
TSUTAYAもよく分かっているのか、棚に1本しか置いて無かった。
同時期、レンタルの忌怪島は4本並んでいたから、この作品のTSUTAYAの扱いはかなり低いとわかる。そしてその通りの内容、その程度の演出だった。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)