岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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上質なミステリーです
もっとわかりにくいお話かな?
と思って鑑賞しましたが、意外と分かりやすかったですね。
ルーヴル美術館の件は、まるで美術館自体、呼吸をしている生き物のようで迫力満点です。
木村文乃の和服姿やばいです(*^_^*)
後悔の色は漆黒
ジョジョは未読、荒木飛呂彦さんのあの精緻な感じのイラストっぽい画が当初から苦手だったんです。今ひとつ動きが感じられなくて…。読んでもないのに申し訳ありません。
しかし、この露伴を観たら少し納得。
顔料に拘り、漫画を描くための取材のためならルーブルでもどこへも行く露伴。加えて人の心にまで入り込もうとする姿勢、きっと完璧主義であろう荒木さんのアバターなのでしょうね。
木村文乃さんが非常に美しく、物語に花を添えてました。一度終わりかと思ってからの文左衛門の話も素晴らしかったです。漫画が原作なのでしょうが、良脚本でした。
雰囲気は出てるけど、ツッコミどころも多い
原作は未読(ジョジョの方は昔読んだかも)。NHKドラマは最初のうちは見てました。
登場人物も良いし(特に泉最強)、途中までは面白く観ました。ただ、ルーヴルのクライマックス後に江戸時代に行ってから急に間延びというか、安っぽく感じた。
そうなると、そこまで気にならなかった疑問が次次と。
最初の黒い絵は呪いの力まで模写できてたの?。黒い樹液はどこから?
エマの上司が黒い絵の場所を突き止めただけで、狂って?階段に落ちたけど、見なくてもそうなっちゃうの?。しかも、都合よく、みんなの前で。
Z13の倉庫に入る前に、お決まりの電子機器は預けてっとか言わせといて、エマはちゃっかり電話受けてたけどいいの?。そもそも、電子機器預ける意味は?
倉庫の中であっさりフェルメールの絵を見つけたように思うけど、わざわざ日本までオークションに行って、露伴の家に盗みにいく必要あったの?。というか、その黒い絵は誰がオークションに出したの?
倉庫の割に、空っぽに見えたけど、もう全て運び出してたのかな?
じゃあ、フェルメールがなんで残ってた?
キュレーターと消防士が組めば、絵の中に本物を隠すなんてしなくても持ち出せるのでは。
新発見の絵なら、贋作作る必要もないし、あんなに暗い部屋で贋作作れるの?
本物の黒い絵が壁に飾ってたように思うけど、それまでに見た人(見て死んだ人)はモーリスだけ?
そもそも、本物の黒い絵よりもモーリスの描いたのの方が黒く見えたけど、、、、
なんか、他にもツッコミどころ満載のような気がします。
聞くところによると、以上の疑問の多くは、映画オリジナルで付け加えた部分のようです。
江戸時代も間延びしてたし、本当はもっと短くギュッとした方が面白かったような気もします。
私の観た日曜のお昼前の回は、部屋こそ小さいもののの完売でした。興行的には成功ですね。
続編は期待します。
つまらなくはないが長い。
ドラマからのキャストとスタッフが続投してるから雰囲気や演技は良かったけど長い。
そもそも原作が長くないから引き延ばし感は否めず回想シーンももっと短く90分くらいにして見所を詰めて欲しかった。
露伴先生!!
賛否両論ある様なのでどんなものかと観に行きました。賛でも否でも、ルーヴルが舞台で露伴先生が高橋一生さんなら、満足できそう!と思いましたが、やはり期待してしまいました、、、。
確かにルーヴルは素晴らしかったです。荘厳なルーヴルらしいルーヴルを堪能できたのは体感的には5分位でしたが…
露伴先生ルーヴル似合ってる…✨✨
高橋一生さんの演技も見事でしたし、いずみ君もキャラが立ってて巻き髪も黒リボンもレザーファッションも良かったし。なのに、NHKのドラマの時ほど気持ちが入ってこないというか…。
当方、原作は読んでます。アニメも観ています。
露伴先生のドラマはNHKでやるたびに観ていて、どこからきても、免疫がありますが…。
まず…ヘブンズ・ドアーで顔が本になるところ、こんなだったっけ?
もっと、なんかこう…
出た!ヘブンズ・ドアーだ!
とゆー痺れる感動が、今回は無かった…。
ルーブル地下で幻影を見てしまう所も、一番の見せ場じゃないのかな?
もっとCGを駆使して、カメラワークも引き&寄りで、盛り上げて欲しかった。なんだか劇団員の一人芝居をそこここでやっているような、、、💦
ルーヴルを舞台にしてお金が無かったのかな、という話もあるみたいですし、そこなんですかね。
とはいえ、露伴先生やいずみ君の衣装も相変わらず良かったのと、
もしかして1番の立役者はいずみ君だったかも!?って位、今回に限らずドラマの岸辺露伴を引っ張ってきたのは彼女じゃないかな。
露伴先生のステキなルーヴルポストカードも貰えてホクホクでした(*´∀`*)
そうは言っても高橋一生さんの露伴先生につられて実写の上映を見に行くのは誘われても答えは1つ。
「だが断る。」
良かった
原作漫画とテレビドラマのファン。
あと、小林靖子さん脚本の作品のファンでもある。小林さん脚本の作品はほんとにハズレが無い。
原作テイストがよく出ていて良かった。
序盤の「絵具」についてのうんちくはいかにも。
ルーブル美術館の豆知識みたいのがちょくちょく出てくるのと、それらがいちおうストーリーにからんでるのも良かった。
ジョジョの世界観はバトル漫画のようでいて、実はホラーとかサスペンスなんだなー、というのを改めて思った。
個人的な好みでいえば、もっとガチで怖がらせにくるガチホラーの方が良かったと思うけど、テレビドラマはこのくらいのマイルドホラーのテイストなので、これで良いと思う。
ちょっとだけこうした方が良かったのではないか…、と思ったのは、少年露伴の服装があまりに今の露伴と同じすぎるというか、分かりやすすぎるので、もうちょっと意外性があった方が良かったのではないか、ということ。
あと、最後に出てきた「黒い絵」は、見たらいけない系のヤバい絵のはずなのに、ちょっと普通すぎるというか、単なる線画の漫画みたいで迫力がないので、もうちょっと演出でなんとかしてほしかった。
まあでも映画の大画面で露伴先生が見れて満足です。
知見の有無関係なく…
全編通して漂う昭和感や火サステイストにジョジョ感を薄める演出もあって知見の有無関係なく物語に没頭させてくれるお膳立てがあったおかげで最後まで楽しむことができた。欲をいえば映画らしいスケール感が欲しかったかな…
怪談噺ですね
荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンアウトした岸部露伴シリーズ。岸部露伴は、天才漫画家であると同時に、人の記憶・経験を本にして読むことのできるスタンド能力「ヘブンズ・ドア」の持ち主。本に書き込みを行うことで、その人の行動に影響を与えることもできる。独特の信念と行動原理を持っています。
この映画自体は怨念のこもった絵にまつわる、露伴の先祖の親族の女性に関する因縁話で、ルーブルの地下に眠るその絵を破壊する話。幽霊(?)と戦うピンチを脱するために「自分の記憶を消す」ことをヘブンズ・ドアで実現するのはアイデアとして面白い。そして「顔をこすれ」という手に書いたメモを実行することでヘブンズドアによる書込みを消す。これによって記憶を取り戻すのも良くできている。とても「ジョジョ」らしい。ルーブルでのロケ撮影がとても美しく、岸部露伴シリーズが好きな方なら見ても損しないと思います。テレビで放映するときは是非高精細で放映してほしい。しかし「スタンド」とか「岸部露伴」の予備知識なしに見るとちょっとキツイかもしれません。
岸辺露伴、案外ウロウロする
原作(今回のは持ってないが)&ドラマは美味しく頂いてるので楽しみにしてました。及第点(何を偉そうに)。
二人のやり取りは相変わらず最高だし、露伴先生とモナ・リザでは鼻水出ちゃいましたが、ゴシックホラーロマンスとしてもう少し「重さ」みたいなのが欲しかったかも。もしくは魂の底を掻き回される様な「不穏さ」みたいなもの、かな。それでも入り口としての「露伴ワールド」としては、とても良いと思います。
ジョジョ未履修+ドラマも見ずですが問題なし。 どこ切り取ってもいい...
ジョジョ未履修+ドラマも見ずですが問題なし。
どこ切り取ってもいい絵になりますね。ポストカードで欲しい。
黒い絵怖すぎんか?
地下で絵の全容でた時無音になるんですけどめっちゃ耳鳴りした、、、こわ。
高橋一生の声の出し方?絞り方?好きですね。
「ヘブンズ・ドアー」
岸辺露伴・・
以前、ドラマ放送で
観ていた記憶が甦りました。
相手を「本」にしてしまう特殊能力
お顔のページをめくると
その人の記憶が読めてしまう。
更に、そこに指示も書き込めるという
びっくりな能力です。
漫画家を目指す露伴の青年期に
謎の女性が登場して
その後、露伴をパリのルーヴルへと
向かわせる。
そこには、悲しい過去が・・・
主役の高橋一生さん
リアリティを大事にと
独特の存在感で演じられていましたよ。
「黒い絵」に宿る謎
怖くて、悲し過ぎました。
露伴の青年期を演じられた
なにわ男子の長尾謙杜さんの
素直な表情も良く自然でした。
祖母が暮らす元旅館の家は
和の雰囲気で
とても、風情があるのです。
祖母役の白石加代子さん
黒くて小さいサングラス
可愛いというか カッコよかった!
謎の女性
奈々瀬役の木村文乃さん
長い黒髪で、妖しさを出しつつ
青年露伴に影響を与えるという
重要な役柄を演じらえていてステキでした。
ラスト、自然の中でのシーンもgood。
露伴のバディ、泉京香役
飯豊まりえさんが
常に、明るさを保っていて
「黒」がモチーフの作品に
光を射していたのも良かったです。
「黒い絵」を探しに
ルーヴル美術館のシーン
美術館展大好きな私だけに
もう少しあると良かったかなと・・
「モナ・リザ」前での
高橋さん、ステキでしたよ。
それにしても、
奈々瀬・・・
時代を越えての悲しい過去に
涙でした。
愛から生まれた後悔なんですもの
人の「後悔」・・
誰にでもある事だと思います。
そこから 多くを学べばいいと思う私でした。
他のキャスト様も印象的で
素晴らしかったです。
真実の黒に反射するもの。
事前知識0で鑑賞。ほんとに何も知らずでしたが全く問題なし。面白かったです。頭に変なバンドを着けた変人の話と思いきや変な能力こそあれどめちゃめちゃ人格者でした。
青年時代に淡い想いを抱いた謎の女性との出会いを回想しながらいざルーブルへ。目的はこの世で最も邪悪で最も黒い絵を見つけること。僅かな光すら通さない真実の黒が写し出すものとは。はてさて。
初心者の為にも何かと説明することが多いですがうまくまとまっていました。高橋一生は相変わらずのイケボ。落ち着きます。こういうストーリー好きなので今までのも見ておけばよかったと、まさにkoukai。
面白いし、考察しがいはあるが、ルーブル要素薄め
もっとルーブルで重厚な物語が展開されるかと思いきや、少し拍子抜け。
脚本も世界観もテレビドラマ同様に惹きつけられるものがあるのだが、映画のために間延びさせている感が否めなかったし、映画のタイトルは間違っていないものの、ルーブル自体はそんなに重要ではない。
テレビドラマでもよかったのではとは思う。
ただ、岸辺露伴により着目し、泉も魅力的に描かれてはいるので、特別感はある。違和感なく演じられる2人はやはり素晴らしい。
いろいろと矛盾が感じられる点も、最終的には露伴の血筋である、絵の女性の「すべて忘れさせる、記憶を改ざんするようなスタンド」と思うとすべて合点がいく。
最後に、実は原稿が破れていないことからもわかるし、回想中の、若いとはいえ岸辺露伴らしからぬ言動や、祖母が何も覚えていないことからも、改ざんされていそうな印象は持つ。
原作を読んでみたい。
2023年劇場鑑賞74本目
独特世界観垣間見る。
全体に、昔の江戸川乱歩のようなおどろおどろしさと奇異な雰囲気がある。これが筆者の世界観なのだろうか。
高橋一生は多分はまり役で独特のプライドや気品を持つ主人公を体現した。
飯豊まりえはキャンキャンしながらも父の思いでを語るシーンで存在感を示した。
たまにチープ感に白ける部分がありながらも、最後まで緊張感を持ちながら見ることができた。
ヘブンズ・ドア
TVシリーズ未視聴・原作未読。
初見にて、基礎知識なし。
ヘブンズ・ドアの特殊能力はマンガチックで思わず笑えるような映像でした。作品を通してシリアスな展開の中でヘブンズ・ドアだけ何となく浮いているような?
作品としては興味深い内容でルーブルへ行きたくなってしまう。飯豊まりえさん、木村文乃さんもイイ雰囲気で個性的な役柄を見事に演じています。
観て良かったと思える作品でした。
是非映画館で🎦
65
初めての人にも優しいかもしれない
この作品は展開が多すぎていろいろな観点が入るかも知れません。
私は漫画のルーヴルへ行くは見たことないが、そのほかの漫画・アニメ・ドラマとすべて見ている状態でこの作品を視聴しました。ちなみにドラマは演技などは抜きにして改変部分が結構気に入ったので映画を見ることにしました。
ドラマ版からある定番の設定説明のための導入、ついでに今回の話のメインの説明を済ませる。話のまとめ方がうまく、ドラマ版ではこういった部分も気に入っていた。
ストーリーは青年期のころに隣人から言われたこの世で最も黒い絵の具を使われた絵を見たとき、人はどうなるのかを求めて、ルーヴルへ行き、この世で最も黒い絵の具を使われた絵を探すというものである。
今回のメインはなんといっても実際のルーヴルへのロケだと思う。本編的には使用されているところはかなり少ないが、露伴とニケ像の絵力はかなりのものだと思いました。それ以外にも少ない場面ではあるが、ルーヴルの外観内観を見れて結構満足感はあった。
ストーリー自体も起承転結がしっかりしており、さすがの荒木先生と思った。ただ実際にどこまでが原作の話かオリジナルかというのはわからず悔しい部分があるため後々原作は見ようと思った。話の疑問点はなぜオークションの黒い絵にこの世で最も黒い絵の具がついていたのかというくらいだった。
青年期のお姉さんが漫画に描かれたことをなぜ怒ったのかも最後まで見ると自分が呪いの絵の象徴になっていることに憤りを感じ起こったと考えることができ、なるほどと思った。蜘蛛の説明は無理やり感があったが、あそこは原作では蜘蛛をモチーフのスタンドかも知れないのでそこはあの説明で納得した。
ロケーション、ストーリーと私的には気に入ったのですが、なぜ3.5なのかといわれると、全体的に間が長く感じた。全体的に微妙に長い。久しぶりに作品を見ながら眠気が襲った。思えばドラマから間に関しては長いかもしれなかったが、それはドラマの短さに助けられていたのかもしれない。割と欠点は間かもしれない。
実写化することでドラマから少し違和感はあるもののうまく落とし込んだ作品で、ドラマを経て露伴の演技も自然にできるようになっていると思った。ドラマを見ていればお決まりの展開が始まりと終わりにあってそこの満足もあった。
岸辺露伴、「過去」へ行く
鏡はその姿を映すというが、その黒い絵は人の過去と罪を映すという。潜在意識に罪悪感のある人は幻覚に殺される。京香ちゃんのような純粋な人しかまともに見られないのかも。初恋に導かれた露伴は自分の心の扉を開き、ルーツまでたどり着くことになった。京香ちゃん追い出されるくだりも、漫画描画準備体操も健在で嬉しい!エンディングテーマのタイトルが「大空位時代」という壮大さにびっくり!岸辺露伴の世界を充分に堪能できた。サスペンス・ミステリーとしても秀逸。
全304件中、121~140件目を表示