岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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雰囲気は間違いないんだけどな
荒木飛呂彦ワールドの雰囲気、岸辺露伴のクォリティは連ドラでお墨付きなので、映画もそこは間違いない。
でも露伴の若い頃は、現在の傲慢でありながらも超然とした雰囲気の片鱗が感じられずなんか残念。
「この世でもっとも黒い絵」ってワードには惹き付けられたけど、内容的にやや冗長。
ルーヴルは画面で観ても圧倒的な美しさ。
自分も作品より建物に興味あるな。
華美であり荘厳であり何か妖しげなモノが宿っているような。
「人間の手に負える美術館じゃない」
って露伴の台詞が妙に納得。
ルーヴル自体の奇妙なストーリーを観たかったな。
知らんけど
早くルーブルに行ってよ
ルーブルで撮影された映画と言えばダ・ヴィンチ・コード。大資本のハリウッド映画と比べるのは申し訳ないけど、やはりルーブルのシーンがショボかった。
岸辺露伴×ルーブルの化学反応を見たかったのだが、モナリザの前でちょこっと撮影、ニケをバックにシーンをもう一つ、後はルーブルの地下倉庫って体のセットで撮影って感じではねぇ。予告編や宣伝用のカットはカッコよかっただけに残念。
そして、ルーブルに行くまでが長い、長すぎる!多分1時間くらいはかかっているはずだ。
その上、ルーブル後も長い、長すぎる!もうルーブルで終わって良かったのでは?あとはタイトルバックとかで手短にまとめてくれたらそれで充分だよ。
NHKのドラマ版は見ていたので、元々嫌いではないのだが、今回の映画はドラマ3話分を続けて見せられた感じ。1本の映画としてクライマックスを何処に置くか、定まって無かったように感じた。
【この世で最も黒い絵】・・・呪われた絵の秘密
サービス満点の多層的な構成で全く飽きさせない!!
ドラマの映画化作品として、原作者・荒木飛呂彦の
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の完全映画化。
最後の最後まで楽しめる原作を多層的な脚本で魅せる。
偏屈そのものの岸辺露伴に扮する高橋一生の存在感と魅力。
ドラマシリーズをちゃんと観てなくても楽しめます。
ただし「ヘブンズ・ドアー」の見せ方はちょっとドラマより意味深。
「ヘブンズ・ドア」の仕組みはドラマの方が分かりやすい。
ドラマを2話だけ観たのですが、「ヘブンズ・ドア」=その人の人生が
一瞬にして本のページになる。
それも顔の上に、目と鼻と口をくり抜いた白い紙が現れて
本となって何枚ものページが、現れる。
それを露伴がめくる様は正に珍妙で面白いのだ。
この映画では、そのシーンが分かりづらい嫌いがある。
それにしてもよく出来た映画だ。
お楽しみその
①露伴先生の若き日が見れる。
青年時代の露伴役は長尾謙社。
なにわ男子の長尾は国宝級ハンサムに選ばれただけあって
とても美しい。
初恋の謎の女性・奈々瀬(木村文乃)がとても影があり
ミステリアスです。
お楽しみその
②ルーヴル美術館がチラリと見れる。
豪華絢爛な金張りの宮殿のような部屋も見れる。
学芸員や警備をするのが、実は消防士である・・などの情報も
新情報だ。
お楽しみその
③なんとこの映画は時代劇も楽しめるのだ。
正に和洋折衷。
250年前の絵師・仁左右衛門の描いた【黒い絵】こそが、
全ての始まり。
謎の絵師・仁左右衛門をなんと高橋一生のが演じているので、
一人二役を見る感覚で楽しめる。
基本的には推理ものにオカルトとホラーを組み合わせた内容にも
新鮮味がある。
空気を読めない編集者の泉京香(=飯豊まりえ=泉鏡花?)が
コミカルで可愛い。
漫画の実写版としての完成度は高かった。
この世界が映画になった
NHKで全8話観たが、独特の世界観なので万人受けは難しいと思っていた。
今回はパリのルーブル美術館に日本の絵を探しに行く、しかも泉ちゃんもということで楽しませてもらった。
残念だったのは、飯豊まりえがもっと衣装をとっかえひっかえ出てくるのかと思ったのが・・・。
世にも奇妙な岸辺露伴
タイトルからして、てっきりルーブル美術館をメインにして描かれる「洋」な作品なのだと思いきや、どっちかって言うと「和」のイメージ。そういう意味ではまさかの展開でした(^_^;)
内容的には、ドラマ版同様、都市伝説的なオカルトな物語。なんだか色々うやむやになるあたりは「世にも奇妙な物語」のような作品。
ダークなテーマの本作。編集者の泉京香の存在が、笑いと彩りを与えてくれた気がします(^^)b
ミステリーものとしては、まずまず。
本作中での話題の中心とされている「世界で最も黒い絵」の秘密も、とどのつまりは、才の故に作家自身の身に降りかかった不幸とも言うべきことだったようです。
〈彼が、理想とする黒色を求めて、タブーにまで手を出してしまったのは、彼自身の才のなせる技であったことでしょう)
そのせいか、評論子は、徒然草の次の一節を思い出しました。本作を観終わって。
「因幡国に、何の入道とかやいふ者の娘、かたちよしと聞きて、人あまた言ひわたりけれども、この娘、ただ栗をのみ食ひて、更に米の類を食はざりければ、「かかる異様の者、人に見ゆべきにあらず」とて、親許さざりけり。」
一見すると、異食癖の娘を恥じた両親の話と受け取られ勝ちなのですけれども。
しかし、より有利な求婚の条件を求めて娘を「売り惜しみ」する両親の欲の醜さが、兼好の眼には、はっきりと見えてしまっていたようです。
その点が、「惑いの上に酔いをなし、酔いの上に夢をなす」(前同)のような凡人である評論子などとの物の見え方の違いなのだろうと思います。
そういう意味では「出る杭は打たれる」ということは、洋の東西を問わない事象なのでしょうか。
そんな感慨を受けた一本になりました。
地元の方々で組織している名画を観る会の主催によるホール上映会で鑑賞しました。
評論子自身は、もともと事前にこの作品についての知識があったわけでもなく、本作の原作漫画や、そのアニメ化作品などには一切見ていませんし、評論子はそれらのファンでもなく、ただ地元映画サークルの取り上げた作品ということで、鑑賞することにした一本でした。
そういうことで「岸辺露伴」については、別段の関心や好悪もない中での鑑賞となりましたが、まぁ、心理ミステリーの一本として割り切って観ることができれば、それはそれなりの出来では、なかったかと思います。
良作としての評価が相当と思います。
待望の映画化
ドラマが面白かったので、鑑賞
ドラマに比べてスピード感がないのが残念だったが、台詞回しや掛け合いは変わらず面白かった
木村さんの妖艶な雰囲気もグッド
冒頭の工夫で原作知らなくてもついていけたのでは?
間違いなく高橋一生さんの代表作
鑑賞動機:テレビシリーズを後追いで摘んだら…何これうまい!10割
泉君に一票。そもそも名前でニヤリとする。和風の怪談/怪異に落とし込んで、ジョジョ原作本編と一線を画しているのが結果的に正解だったのか。逆にルーヴルがミスマッチに見えてしまったので、難しいところだけど。ミステリ的な仕込みは良かった。
おばあちゃんには見えてたのかな?
奈々瀬のことは見えてたのかな?あそこのくだりがよくわかんなくて。
映画作品としては面白いミステリーなんだけど、結局「ヘブンズドア」の力を都合よくぶっこんでるだけで、ジョジョファンからしたら、やっぱ、
物足りない
よなあ。実は原作は未読。あくまでもスピンオフだから本編とはあまり絡ませたくないよかもだけどね。
フランスでは仁左衛門に「ヘブンズドア」は通じなくて日本では奈々瀬には使ってる。ちょっと便利グッズにしすぎなんじゃないかな。
サスペンスとして考えると、ヘブンズドアなくても成立するんじゃないのかなあって。サスペンスの割には「能力」という超常現象に頼ってるというか。まあ、幽霊が出てくる所もそうなんだけど
泉役の飯豊まりえはいいね。作品の中で光ってるキャラになってた。
チラッと、後ろ姿だけでも、本編のキャラ、出してくれたら胸熱なんだけどなあ。⭕️HK的には無理なのかな。
歌に頼らないBGMは雰囲気出してて良かったね。
期待値MAXで見に行ってきました
ドラマを見て見たくて見たくて我慢できずに見に行きました。通常こんな時はがっかりしたりこんなもんかと帰りには思ってるのですが今回は違いました
漫画の方も読んだしドラマも見てなおこの作品荒木先生の世界はすごいなと思いました。
「黒」のイメージのズレの違和感
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
面白さはもちろんあったのですが、個人的なこの映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』には違和感がありました。
その違和感の理由は、
A.岸辺露伴(高橋一生さん)が映画序盤で語っていた「黒」のイメージがエロス的な魅惑だった
B.「最も黒い絵」の「黒」のイメージは過去の後悔を想起させる恐怖のイメージだった
と、映画の中で「黒」のイメージが映画の終盤までのズレていた所でした。
そのズレは、奈々瀬(木村文乃さん)の夫の山村仁左衛門(高橋一生さん2役)が「最も黒い絵」を描いた時のエピソードで解消されます。
しかし映画の序盤から「黒」のイメージがズレなく、エロス的魅惑かつ悪魔的恐怖の2重のイメージで語られていれば、「黒」のイメージは違和感なく深くなり、この映画ももっと一貫した深さを持ち得たのではないかと思われました。
あと細かいですが、最も黒い顔料が映画の中で光を反射させてはいけないのではとも思われました。
そこら辺りが惜しい作品になっているなとは思われました。
しかし、作品の雰囲気やルックや美術は好みであり、俳優陣の優れた演技含め、面白さもある作品ではありました。
登場人物が輝きまくってやがるぜ✨😳
条件付き、私、傑作認定させて頂きたいです🫶
女優も男優もみんな美しくて嫋やかで、も一つおまけに艶やか
ただ条件というと穏やかじゃない気もするけど、要はこの優れた作品を心ゆくまで堪能する為の下準備として以下の2つが不可欠であります
①NHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」現在8話までシリーズ継続中(基本1話完結スタイル)の予習は必須
おそらくAmazonプライムなどで観れる
②「ジョジョの奇妙な冒険」などの生みの親で日本が世界に誇るべき偉大な漫画作家 荒木飛呂彦先生に偏見やアレルギー🤧が無いこと
(氏のマンガやアニメをよく知ってる必要はありませんので悪しからず。ジョジョとか食わず嫌いなら実にもったいないと思いますよ)
以上の条件をクリアしてるなら激奨します
今作はやはり一見さん、お断りかもしらんね
何卒、準備すら楽しみながらご鑑賞下さいませ
あっと!重要な魅力を一つ伝え忘れてた😳菊地成孔先生の音楽も仰け反るくらい素敵💓なんだと付け加えておきたいすね
長々と失礼致しました〜🐮
ジョジョを見ていないけれど
NHKで岸辺露伴があっていて、それを数本見ただけだったので。映画は好きでいろんな作品を観るけれど。分かるのかな?と思って観てみたら。テンポも内容も演技も、最初から最後まで良くて。私は凄く楽しめました。評価がなぜか引くて不思議なんだけれど。もしかしたら、キャラクターや原作のお約束の部分があって。そこがあまり出てこなかったから。とかなのかなぁ、とか推察してしまいました。ですから、ジョジョの奇妙な冒険を見ていない映画好きな方には。私はお勧めできるんじゃないかな、と思っています。
実写化の中でもクオリティ高い
数ある実写化の中でもクオリティ高くて、作品のテンポも空気感も説明描写も配役も最高でした。
個人的にもう少しルーヴルの中の絵があると良かったなっていう願望があるけど、面白くて、全ての役者がハマり役でした。
私も高橋一生に人生録読んでほしい。
映画にしては地味かな
テレビドラマシリーズもアニメシリーズも一通り履修済み。原作は未読。
実はジョジョ本編はあまりハマらなかったけど岸辺露伴は割と好きです。
映画は、テレビドラマの雰囲気そのままで「岸部露伴の映画」としては満点だとは思うけど「劇場版の作品」としては地味で暗くて単調すぎたかなぁという気がしました。
ドラマ版の方がずっとわくわくしたような…。
ジョジョだと思わなかった。
予告を見て鑑賞を決めた作品。
まさかジョジョのスピンオフだと思いませんでした。
ジョジョは「スタンド」を使うくらいしか知識がなかったので「その程度で見ても大丈夫か?」と心配でしたがジョジョの知識なしでも充分楽しめました。
知らなくても全然大丈夫です。
予想通り
予想通り漫画一冊の内容を無理矢理2時間の映画まで延ばす感がありました。体感的には6割思い出と過去の話、4割は絵と事件の話。映画独自な解釈で追加した内容もありながら、原作から省略されて更に分かりにくくなった部分もあります。演出はドラマ版引き続きのテイスト。ルーヴル美術館内部観たことないため、そこのシーンが特に好きでした。
PS:クモ頻繁に出現、苦手な方は心の準備があったほうがいい
世界観はそのまま
テレビ版の世界観はそのままに舞台を広げたサスペンスもの。
十分に楽しめましたが、もう一息何かが欲しかった。
ストーリーは、伏線回収までうまくまとめられていました。
サスペンスものとしての完成度は高いと感じました。
飯豊まりえさんの役の編集者が、うまく緩急をつけてくれるのが好きです。
また、本作は木村文乃さんがミステリアスな雰囲気も含めて見応えがありました。
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