丘の上の本屋さんのレビュー・感想・評価
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本がますます愛おしく感じて・・・
イタリアのそれはそれは綺麗な風景の小高い丘の上にある古書店。老店主リベロと本好きな移民の少年エシエンのほのぼのとした心の交流のお話。本を読みたいけれど購入するお金が無くて諦めてしまうエシエンにさり気なく本を手渡してあげる優しいリベロ。古書店の隣のカフェで働く二コラや店に訪れる色んなお客とのユーモアあふれる会話が愉しい。ザ・イタリアの陽気さが羨ましい。リベロから手渡された本「ピノッキオの冒険」から「星の王子さま」「白鯨」「ドン・キホーテ」etcを読んでいくエシエンは、一冊読むごとに様々な気付きを手に入れていく。リベロは目に見えない力をエシエンに手渡してくれる素晴らしい大人。私もそんな意味ある人になりたいと思わされた。体調の思わしくないリベロが最後に手渡した一冊それが「世界人権宣言」だった。移民と言う境遇にあるエシエンにとって、これから生きていく人生の中で幾度もぶつかるで有ろう壁を乗り越えるための重要な一冊を手渡すリベロがとても素敵に見えた。石畳の歩道、レンガを積み上げた壁、明るい日差しと爽やかな風~そして何気なく隣人を気遣う優しさ・・ここで暮らして行けたら幸せだろうなぁと思わせてくれるスクリーンに引き込まれていった心に優しく語り掛ける作品。
本は心のサプリメント!
タイトルに心・持ってかれました!
眩しいくらい緑豊かなイタリアの小さな村にある丘の上の本屋さん
店主が常連客と何でもない日常を穏やかに過ごしている
移民の少年と本を通してのやりとり
店主と少年の会話の対等な流れは無駄が無く
ずっと傍で聞いていたくなりましたし
ニコラが働くカフェで濃い目のコーヒーを飲みながら田園風景を眺め「星の王子さま」を読みたくなりました
ラストの少年の力強い瞳の中に彼の光溢れる未来が見えた気がしました
人生の楽園の様な
あの場所に寄り添うように流れるピアノの旋律
アンティークなオルゴールの優しい音色
やわらかな陽だまりの様な心温まる作品でした
本は1度目は理解し2回目は考える
…店主のこの言葉は映画を観る事に共通すると思えましたし
人権啓発の気付きも得る事も出来た学び多き84分でした
帰りの電車…誰もが下を向き無表情でスマホをいじる中
背筋を伸ばし文庫本を読む女子高生になんだかホッとしてしまった私でした
微妙な締め方
後味が悪い
爺様が子供に本を読ませ、感想を聞くというプロセスはシンプルに楽しい。
話は爺様の周辺に終始してあまり楽しくはないが、アリアのオルゴールなど、客に合わせた劇伴は小気味良い。
しかしエシエンの内面や境遇、生活環境がどのようなものかを全く掘り下げていないのに最後がアレだと消化不良。
途中に出てくるフィルムコミック批判も作家性と言えばそうなのだろうが、個人的には前時代的な意見に感じた。
いい感じで進んでましたが、、、
終わりよければ全て良しの真逆のタイプ。
店主の人柄と温かみのある設えが素敵な古本屋さんで交錯する大人たち(家族歴の提示がほとんどないこと、基本善意の人しか出てこないことに若干違和感があるものの)と貧しくも賢いアフリカ移民系少年の交流という心地よいシチュエーション。そうだよね、町の本屋さんて「学校」だったよなあと、ほのぼのと見ていた。
しかし、、、エンディングで、、、読書週間啓発の長尺広告を見せられていたのかと。
それだけじゃないとってつけた感は実際に見てくださいとしか書けないけど、ある意味「オチ」ありの映画だった。
これからでもどうぞ。
イタリアの最も美しい村(300以上ある)の一つチヴィテッラ・デル・トロントを背景にしている。フランスでもそうだが、海岸沿いのこうした村は丘の上というよりも、山の上にある(標高は600メートル前後か)。景色は素晴らしい、しかし暮らすのは大変で、それを維持できているのは、住民のとてつもない意志と努力に依るのだろう。村の広場に面した古書店が舞台。70歳くらいと思われる書店主のリベロの家族や経歴が明かにされることはなく、古書店での人々の交流が主題であることが判る。中心は、アフリカ移民の少年エシエンとのやりとり。様々な本を無料で貸し与えるうちに、最初はすぐ読んでくるだけの賢い少年(医師を志望しているようだ)であったものが、本の内容を受容し、成長してゆく姿が見て取れ、それをリベロが楽しみにしている。他にも、本を探しにきた若い女性と隣のカフェの給仕との出会い、ネオナチらしい青年、稀覯本や発禁本を探す学者、サドマゾ、それも最近の本を探す女性、本を拾って持ち込むことを生業とし、一獲千金を夢見ている男、なぞなぞが好きな男(監督自身)、などが次々に現れ、リベロは何にも誠実に対応する。それらのエピソードをつないでいるのが、拾ってきた本の中に入っていた、リベロが生まれた頃20代であった女性が書いた日記(50年以上は経っている)。リベロがそれを読むときには、必ず卓上のライトが灯されてオルゴールが流れ、これがいわば「展覧会の絵」の「プロムナード」であると知れる。次第に、リベロがエシエンに伝えたかったことが、本以外にもあったことを思い知らされることになる、ただそれには様々な伏線が用意されていた。最後にエシエンに渡す本は、もう少し何とかならなかったのかとは思うが、イタリアは移民の国だ。平日の午後のロングランとなっていることを歓びたい。
贈り物
イタリアの美しい丘に竚む古本屋さんのリベロと本好き移民の少年エシエンを中心とした、本を通じ交流する人々を描いた作品。
本は好きだが買うお金が無いと言うエシエンに様々な本を貸出し、その感想を聞くことを楽しみにし始めたリベロ。しかしそんなリベロはある問題を抱えているようで…。
全体を通し、変わり者だが皆善人の登場人物達が織り成す、心温まるヒューマンドラマ作品。
昔は地元にもこんな古本屋があったよな〜、なんて思い出しつつ、今の日本じゃ希薄になった見知らぬ人との交流なんかも平和に描かれており、心が和む。
ワタクシ自身も、本は買ったらそれで満足してしまい中々読まない質なので(リベロに怒られちゃいますかね…笑)、改めて色んな本を読んでみたいなぁと。。
映画が趣味なワタクシですが、どの作品にも何かしらのメッセージがある所は読書も映画も一緒ですよね。
理解と考察…う〜ん深い。
たまには一度観た作品をじっくり見返してみるのもアリでしょうか。尤も、その時間があれば新しい作品を観てしまうのがワタクシの性ですが。
そんなことを改めて考えさせられた作品だった。
また、最初はコミックに始まり、段々と難しい作品になっていき…
心なしかエシエンの表情もそれに合わせて逞しく少し大人になったような気がしましたね。
強いて言えば、最後はちょっと急展開過ぎというか…エシエンがもうちょっとそれに悩まされたりする描写があれば印象は変わったかもだけど。。
90分もない短い作品なので、そういうのもちょっと見たかったかも。そしてこのロックバラード…。凄く良い曲ではありましたが…笑
とはいえ、終始ポカポカムードで進んでいくのが本作の良い所かとも思うし、ニコラを始めとする他のキャラも皆良い感じ。
本好きは勿論、そうでなくとも映画好きなら中々に感じるものがある作品ですかね。
とても面白かったです。
思ってたより薄っぺらい…
もっと、しんみり、深くて、感動する映画かと思ってたら、薄く安っぽい…
ガッカリ…
これだったら観なくても、よかった…(笑)
最後、強引すぎる(笑)
エンドロールに流れこむ時の音楽と展開…
アレで、一気に安っぽくニセモノっぽくなった(笑)
ポリコレうんざり(笑)
もっと普通の映画が観たい!!
低評価👎️
甘め評価で60点ぐらい(笑)
ダメだ、こりゃ(笑)
エシエンの人生に幸あれ!
仕事で本に関わっており、年齢的にもリベロに近いこともあり、古書店の店主視点で、エシエンのことを見つめながら鑑賞しました。
ニコラやキアラ、ボジャンといった魅力ある脇役たちや日記を通して描かれる女性の行く末にも興味をそそられながら、やはり老店主と移民の少年の絆がどうなるのか気になります。
リベロから託された思いを胸にエシエンには幸多い人生を歩んで欲しいと思わずにいられない一作です。
やや説教じみた終わり方になるのが残念でしたが、それでもこの映画が伝えてくるメッセージを損なうものではなかったです。
ゴールイメージの共有。
知人のチョイスで知ったのがきっかけ。本屋さんが舞台というのが興味をそそられる。イタリアには数回旅行で訪れているが、この映画にはイタリアらしさが溢れ裏切らない。石造りの建造物と豊かな自然との対比、陰の輪郭線までくっきりと認識できるかのような強い陽光、人々の陽気さや軽妙さ、洒脱さ。
そんな社会に移民が紛れ込んでも、柔らかくそして程よい距離感で包み込む。現実では、このようにうまくいくことは、なかなか難しいのかもしれないが、一つのゴールイメージを地球人が等しく持つことは大事だと思う。
こんなおじいちゃんと小さい頃に会うことができたら人生変わってたかも、と思いつつ、子どもの頃はむしろこんなおじいちゃんが近くにいたら、ウザって思ってたかも(反省)
本好きによる、本好きのための映画
高1の娘と一緒に観たくて楽しみにしていた映画。
観終わった後に娘が「今までママと一緒に映画館でみた映画の中で1番好き。」とのたまったのを最初にお伝えしておきます。
とにかく優しい話だった。
ほぼ本屋さんとその隣のカフェしか映らないのに、やってくる人々がバラエティに富んでいて楽しいので物語が広がって深まる。チラチラ挟み込まれるイタリアの美しい風景もとても良くて、こんな国で生活してるから優しくなれるのかなとちょっと羨ましくなった。
読書量と本に対しての知識が半端ない古書店の主人が、移民の少年におすすめの本を貸して、彼を知識の泉に触れさせていく話なんだけど、人々の心の触れ合いが温かい。
主人も移民の少年も家族構成も何もかもわからないけど、愛されて育っただろなと思う優しい雰囲気。お隣のカフェの友人との交流も素敵だった。
お客さんがどんな人が来ても、きちんと話を聞いてその人が欲しているものを探そうとしてくれる店主を観て、こういう人が聞き上手っていうんだろうなあと思った。誰に対しても平等に対応していて、とても誠実な対応に心が温まる。
これは心からの本好きの人が、本好きのために作った映画なんじゃないかな。
めっちゃ帰りに本屋さんに寄りたくなった。笑
本を媒介として成立する豊かさと隠された反骨と
ゴミ箱から本をあさって売りに来る人、お金がなくて買えないけど本が大好きで医者になることを夢見る移民の少年、希少本を探しに来る大学教授、こだわりの本を探す人・・・・年老いた古書店主は、それらの人に対し、分け隔て無く接し、そのすべての人と、「本」を媒介として、そのそれぞれに応じた関係性を結んでゆきます。
つまり「本」と「自分自身」の1対1の関係で与えられた豊かさだけではなく、多くの人とその豊かさを共有することで得られる新たな豊かさとでも言ったらよいでしょうか。豊かさに広がりが出ている点がまた素晴らしいと思いました。あたかも本の言葉の種が伝播して、多くの実を結ぶように。
「ピノキオの冒険」「イソップ寓話集」「星の王子さま」「白鯨」を巡る少年との対話も良かったですが、面白いなと思ったのは、取り上げられている本が権威主義に反対しているものが多かったこと。ムッソリーニに反抗して監禁された詩人の著作やローマ教会から破門されたガリレオなどの「発禁本コーナー」だけでなく、ユダヤ教会から破門された反骨の哲学者スピノザや、マルクスの著作などなどの「哲学書コーナー」も(「誰も読まなくなったから多い」というのが笑えました)。
イタリアでは、その地理的な要因から、アフリカからの難民の窓口のようになっていて、不法移民問題が深刻となっているようで(外国人比率は日本の2.7%に対し10%を超えているそうです。)、昨年ついに、ムッソリーニにも肯定的な極右政党を中心とする連立政権が成立したようです。本作はその前年にイタリアで公開された作品ということになります。
店主が最後に少年に渡した本も、そう考えると意味深く感じられます。
すべての子供たちのための賛歌
本好きにはたまりません。そしてどこまでもやさしい!派手さはない、悪い人も出てこない、付き合いを深く掘り下げもしないが、一定の距離を保ちつつ見守り、最後に愛した知を引き継ぎ生きること難しさと立ち向かうための標をしめした、愛情に満ちたまなざしがたまりません。ただただ優しくただただいとおしい。世界中のどんな環境にいる子供たちにも、すべての子供たちのための賛歌。生きてよいのだと、自身を誇ってよいのだと、あきらめるなと、優しく背中を押してくれる、そんな素敵な作品でした。
本好きで良かった
紅葉が綺麗な丘陵地帯、丘の上にある石造りの街並み、その中にある小さな古本屋を中心にした日常を描いた作品。
時折不穏な旋律にファンタジックなBGMがゆったりとしたイメージで進んでいく、作中に出てくる日記とリベロの関係はあるのかとか思いながら鑑賞。
小さな街らしく悪人は殆ど登場せず、序盤にエシエンとの接触を図った不審者(名前不明)くらいで、ゆったり観ていられる。
パンフレットには作中で出てきた本が紹介されていたので何冊か読んでみたい。
今年7本目
MOVIX三好で鑑賞
読書の楽しさと大切さを教えてくれる物語
幼い頃の昭和時代を連想する緩やかに嫋やかに流れてゆく時間。素晴らしい隣人たちと助け合うお付き合い。読書の楽しさと大切さを教えてくれる物語。リベロとエシエンの素敵な関係、ニコラとキアラの微笑ましい恋愛
丘の上にある本屋さんは出会いと別れの場。この本屋さんを舞台に、様々な人の人生のささやかな交流の一コマが描かれていきます。
ボスターの図柄がとても良い感じ。
古書店の爺さんと少年の交流を描いた作品…うん
なんか良さそうな雰囲気なので鑑賞です。
丘の上で本屋を営む友人=リベロ。
年齢経歴不詳。…お年寄りなのは間違いない。
営業開始と同時に店に駆け込んでくる男。
ごみの中から拾った本を買い取れ と言う。
男の言い値を値切りつつも買い取るリベロ。
店番のかたわら読み出す。
1957年頃から始まる、若い女性の日記らしい。
今の生活から抜け出したいと願う内容だ。
※そんな昔の日記がゴミに捨てられるとは思えないので
日記風の物語なのかもしれませんが、正体は不明です…
店番のかたわら、読み進めるリベロ。
繁盛しているようには見えないのだが
彼の店には色々な人がやってくる。
・隣のカフェの店員の男
⇒ 一人で店番をするリベロを気にかけ、頻繁に本屋にやってくる
のだが、その理由は他にもあるようだ。
カフェより本屋にいる時間の方が長い男。 (仕事しましょう)
古書店に現れる女性客が気になっているらしい…
・コミックを探している若い女性
⇒ 勤め先の奥さんに頼まれて「コミック」を探している。
ネットで探せば良さそうなものだが
自宅に届いたら「マズイ」 ものらしい。 何か 気になる…
・かつて自分が著した本を探す男
⇒ 他人に気前良くあげたり貸したりしていているうちに
気がつけば手元に一冊も残っていないという…あらま
買い戻すべく探しているというのだが…
・店先に現れた少年
⇒ アフリカ系の移民の少年。
読み書きはできるが本を買うお金は無いようだ。
そんな少年に、リベロは本を貸し与えるのだが…
で、この少年とリベロとの交流をメインに話は進む。
貸した本を読んでどう思ったか 毎回問うリベロ。
少年は感じたことを言葉にし、リベロが意見を添える。
そんな事を重ねていく毎日。
貸す本の内容も、徐々に難しい内容に変わるのだが
少年は苦にならないようで、きっちりと読破していく。
途中からリベロにとって、
何を貸そうかと考える事や少年との読後の会話が
生きがい・楽しみになっているようで
少年の来訪を心待ちにするリベロ。
ある日、リベロがいつもの時間より遅くやってくる。
病院に寄って検査の結果を聞いてきたためらしい。
「どうだったのか」と気にかけるカフェの男に
特に問題があったとは伝えないリベロなのだが
多分どこか悪いのでは? との予感が…。 あー
と、まあ
お話は全体的にゆるい展開で最後まで続きます。
登場人物の「探しもの」や「願い事」がどうなるのか
何よりもリベロと少年の交流の行き着く先はどうなのか
そんな事を想いながら暖かく見届ける内容です。
私には、色々と心に沁みてくる作品でした。
まあ、観て良かった。
◇あれこれ
■リベロが少年に貸した本
・まんが ※ディズニーの作品
・イソップ物語 ※肉をくわえた犬の話
・ピノキオ ※子供向けの本では読んだかなぁ
・白鯨 ※挫折した記憶のみ…
・星の王子様 ※プチプランス( TVアニメ)は観た かも
・伝記(シュバイツァー) ※偉人全集とかに出てくる人
・発禁本 ※まだ早いとダメ出ししてました…。 気になる
※他にもあった気がしますが…。
■原題
「 Il diritto alla felicità 」を訳すと (グーグル先生 ^-^)
「幸福への権利」 との結果でした。
リベロが最後に少年に贈った本のタイトルが
「世界人権宣言」 だったのですが、
その理由がなんとなく分かったような気がします。
※リベロが少年に貸した本は、少年向けが多い中
最後の1冊だけが浮いている気がしたのです。
「君には幸せになる権利がある」
こう伝えたかったということなのでしょうか。 はて
■ルイーダの酒場
は、ドラゴンクエストの世界の話ですが
この古書店みたいに沢山の人が集まっては去っていく姿に
「出会いと別れの酒場」 という言葉が浮かびました。
(この映画では、酒場ではなく 「古書店」 ですが…)
■人生の交差点
人と人とが出会い、行き過ぎていく場所。
この本屋は、色々な人にとっての交差点のような場所で
そこで起きる、何気ない人生の1ページを描いた作品かも。
…そんな事を考えていたら
「人間交差点」(作:弘兼憲史) という80年代の漫画作品が
頭に浮かんできました。
読んだ当時、とても印象に残った作品です。
※と、書いてはみたものの。。
良く考えると「丘の上の-」 と比べる作品では無いかなぁ… ・_・
◇最後に
この作品、派手なイベントも演出も無いので、
観る人によっては退屈に感じる気もします。
(ワタシも少し眠くなったりは…ごにょごにょ)
ただ、リベロが他者(特に少年)に向ける
「眼差しの優しさ」に共感できるのであれば
鑑賞後にじんわりと暖かな気持ちになれる作品なのかも
そんな風に思います。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
時々は立ち止まってみるのも良いかと
リベロおじいちゃんと移民少年との
本を通しての心の交流が軸です。
それ以外にも本屋さんを訪れる人物への
リベロおじいちゃんの的確なアドバイスなどがあり
人の日記を見てニヤニヤしてしまうおじいちゃんの姿にも
古き良き時代のおじいちゃんを感じます。
リベロおじいちゃん役のレモ・ジローネ氏
いいですね。声がいいです。
フェラーリの会長さん役の方でしたか。
威厳があっていいです。
結末がまたいいです。
なんでもデジタルで便利になる時代ですが
時にはこんなアナログなホッとできる時間が必要です。
若い人も身体や頭を休める時間を大切にして欲しいです。
自分のように健康を損なってからでは遅いので。
娯楽性は無いですが、良き作品と思います。
本好きにはたまらない映画
とっても良かった。本好きなら尚更かと。本に興味がない人はもしかしたら退屈かもしれない。けれど、物語の奥深さを知ればきっと、子どもの頃に読んだ絵本や物語を思い出して、懐かしい気持ちになるかもしれませんね。本棚に陳列された背表紙を見るだけで興奮する人は否応なしにぜひ見るべき。
本を真ん中に挟んで語り合うリベロおじいさんと少年の微笑ましいこと。そして本を探しに来た友人、隣人、初顔の人たち、それぞれ性格は違うけど、本を愛してることはみんな同じて笑顔が見える。美しい町並みや風景も人の何気ない日常がうかがえる様子も、物語の一部で目に焼き付いています。
入場者特典があることを知らず、栞が貰えて嬉しかった
全67件中、21~40件目を表示