劇場公開日 2023年9月22日

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「こんなにも愛されるキモかわキャラって!?」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! 清藤秀人さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5こんなにも愛されるキモかわキャラって!?

2023年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

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楽しい

個人的な出会いは1991年。ジム・ヘンソンがキャラクター・デザインを担当した実写版『ミュータント・タートルズ』は、アニマトロニクスと人間により演じられるカメたちに意外な愛嬌があり、ほっこりとした思い出がある。

あれから約30年、最新鋭のビジュアルを用いて蘇ったカメ忍者4人組は、変わらずチャーミングだった。人目を避けるように地下や裏路地で育ったカメたちが、本当は人間の世界でその存在を認められ、受け入れられたいのに叶わない、その寂しさと悔しさが、見たこともないようなアニメ映像で表現される冒頭から、心を鷲掴みにされる。やがて、彼らが社会を乗っ取ろうとする悪徳ミュータント軍団と対峙し、愛する人間と協力し、躍動する件は、拍手喝采。こんなにも思い入れられるキモかわキャラってかつてあっただろうか。

カメ忍者マニアを自認するセス・ローゲンがプロデュースとヴォイスキャストを兼任し、本作を安易なリメイクにはしていない。その情熱は買うけれど、如何せん、30年以上カメに付き合ってきたベテランの目では、ワンショットに詰め込まれた情報量を完全には処理できない。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』にも言えることだけれど、これは困った問題ではある。

清藤秀人