劇場公開日 2023年6月30日

「設定だけコメディ」探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 軟水さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5設定だけコメディ

2024年1月7日
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鑑賞方法:VOD

竹野内豊が忍者で伊藤沙織の彼氏…こんな意味不明な設定惹かれないほうがおかしい。絶対笑えるポップなコメディだ!と期待して観たんですけど…笑えるシーンひとつもありませんでした。
実際は、シリアス系の映画でコメディなの設定だけ。ずっと重い空気が流れてます。

オムニバス形式で登場人物各々の物語が展開されていくのですが、
各章で伏線が張られていて最後に伏線回収、全部繋がった!みたいなことは特に起こりません。
深夜の30分ドラマを2時間分に繋げたかんじ
ホストとホス狂いの章までは結構好きでした。それ以降からはなんかとっ散らかってしまった印象。

タイトルから、マリコが周りの人たちのせいで悲惨な一日を過ごす映画だろうと想像していましたが、登場人物が各々勝手に悲惨になる映画だったんですね、ホストの章で気づきました。
『A級の役者を使ってB級映画を作る』はスベると本当に取り返しがつかない。…。
かど、この雰囲気、好きな人は本当に好きだろうなと思うような何かは確かにあります。

余談ですが、金髪が逆さまに立ってるロッカーがキャラ的にいちばん好きかつ目立ってたから、何かあるんだろうなーと思ってたのに一瞬出たあとそのままフェードアウトしたのがほんと悔しかった笑 そういうのが多かったから星評価少なめです。

軟水