そばかす

劇場公開日:

そばかす

解説

他人に恋愛感情を抱かない女性が周囲と向き合いながら自分自身を見つめる姿を描いたドラマ。

30歳の蘇畑佳純は物心ついた頃から恋愛がよくわからず、いつまで経っても恋愛感情が湧かない自分に不安を覚えながらもマイペースに生きてきた。大学では音楽を志すも挫折し、現在は地元のコールセンターで苦情対応に追われる日々を送っている。妹が結婚・妊娠したこともあって母からは頻繁にプレッシャーをかけられており、ついには無断でお見合いまでセッティングされてしまう。そこで彼女が出会ったのは、結婚よりも友だち付き合いを望む男性だった。

「ドライブ・マイ・カー」の三浦透子が主演を務め、中学時代の同級生を前田敦子、同僚を北村匠海、妹を伊藤万理華が演じる。「his」のアサダアツシが企画・脚本を手がけ、劇団「玉田企画」主宰の玉田真也が監督を務めた。

2022年製作/104分/G/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2022年12月16日

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(C)2022「そばかす」製作委員会

映画レビュー

4.0恋愛至上主義の社会の中で

2023年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

他者に恋愛感情を抱かない女性の葛藤を描く作品。社会はなぜか恋愛至上主義的にできている。社会を構成する上で結婚制度は大きな柱となっていると言えるが、結婚とは愛を持ってなすことだというのが、なぜか大前提となっている。「恋愛」という日本語は明治期に成立したと言われるが、それ以前の時代では結婚は個人のものというより、家と家のためのもので経済的事情によるものだった。明治になって西洋化の一貫で、愛の結婚という概念に置き換わっていったに過ぎない。つまり、愛の結婚は、別に絶対の真理でもなんでもないわけだ。
江戸時代の家のための結婚が良いというわけではないが、現代社会にもふさわしい社会の在り方や結婚制度があってしかるべきではないか。必ずしも性愛によって結びつくものじゃなくてもいいのではないか。むしろ、そろそろそういう新しい制度や習慣のあり方を模索した方がいいのではないか。
この映画はそういうことを考えさせてくれる。近代の社会を支えた制度自体がもう合わなくなってきているんだと思う。そういう意味で、本作の主人公は全く珍しい存在じゃないし、多くの人の共感を呼ぶはずだ。

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杉本穂高

4.5それでいいんだよ

2024年3月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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もい

3.5多様性を考える1作

2024年3月3日
PCから投稿

人を好きになるって、もしかしたら御伽話の「刷り込み」?。
そもそも恋愛って何?

「シンデレラ」の電子紙芝居。なるほど、今思うと確かにそうかも。
淡々とした中にも、少し訴えるものもあったかな。

主演・三浦透子さん、初見。
どうも田畑智子さんに見間違えてしまう私・・・。

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ゆき@おうちの中の人

2.0ただ正しいことを正しく語る当たり前の一本。

2024年2月6日
iPhoneアプリから投稿

引っ掛かり無し。
性志向の多様性を受容し、
無神経な弄りを非礼とする令和の世に、
ただ正しいことを正しく語る当たり前の一本。
非礼な奴が一人もいない世にはならない前提で
私だって生きている。
寧ろ表では多様性を受容するフリで、
裏では隠れて排除糾弾する陰険をこそ語るべきでは。

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きねまっきい