劇場公開日 2022年8月11日

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「親の愛と中2感について考えてしまう」ぜんぶ、ボクのせい kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0親の愛と中2感について考えてしまう

2022年8月19日
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鑑賞方法:映画館

毒親とその子どもを描いた物語は観ていて心が締め付けられるような気持ちになる。親の愛情を感じられない少年時代を過ごすってどんなものなんだろう。本作の主人公ゆうたの判断がことごとく理解できなかったから、ふとそんなことを考えてしまった。主人公の中2感がすごい。
まったく共感できないのに、オダギリジョーと松本まりかの存在感でなんとなく観られてしまうという不思議な映画。特にオダギリジョーのクズっぷりはすごかった。MOM(マン・オブ・ザ・ムービー)が授与されることだろう(勝手な造語で勝手な妄想だけど)。
孤独を感じる3人が集まり、心を交わす感じはよかったけど、終わり方が好きではない。救いがなさすぎる。映画に何かしらの救いを求めてしまう自分には合っていないのだろう。でもラストのあの表情はなかなかすごかった。

kenshuchu