クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのレビュー・感想・評価
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あ、マリグナントとは違うんだ❗️
なんとも分かりづらい映画なのだが、印象点には不足しません。
・エイリアン好きがソワソワするギーガー風の造形のあれこれ。
・レア・セドゥのマシマロおっぱい
・倒錯した性表現
・カエルの解剖で、ちょっとオェーとえずいた思い出
・どこか『チタン』と同じ匂いを感じる
・双子(ではないけど、それっぽい)の殺し屋?
・マイクロプラスチックによる海洋汚染への痛烈で皮肉たっぷりの批判
まったくの憶測ですが、レア・セドゥのエージェントの人は、ギャラ交渉の時、ひと脱ぎいくらとかのボーナス項目を設定してるのではないだろうか。
もちろん、見るほうとしても大歓迎ですが😅
ガジェットと設定は面白い
デビッドクローネンバーグ監督作品
相変わらず不気味なガジェットやら設定やらは面白いだけど、話がそこにうまく噛み合ってなくて、なんだかよくわからなかった。
うーん‥‥まあ巨匠になってしまったからなあー。
不安定でうまくご飯が食べれない歯がついてれ椅子は夢に出てきそう
ザ・クローネンバーグ映画の復活!!
ん〜、先ずは「すごい・・・(苦笑)」の一言
カルト側に振りきっている超上級編なので、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品が好きな人、もしくはどんな作品を見せられても文句言わない人以外にはオススメしません
本格的に趣味として映画を観るようになった中高生の頃とその付近、ちょうど「スキャナーズ」「ビデオドローム」「デッド・ゾーン」「ザ・フライ」「裸のランチ」といった私にとってのクローネンバーグ監督黄金時代と重なり次々に公開される傑作群を夢中で観に行ったのが懐かしいです
昨今ではすっかりオリジナリティが失われパッとしてませんでしたが、本作は20年以上温めていた監督のオリジナル脚本で正真正銘の”ザ・クローネンバーグ映画”、ヤバさMAXで振り切ってます
人類が痛みの感覚を無くした近未来
それによって体を傷付けることに興奮を覚える人々
体内で新しい臓器を生み出す男(ヴィゴ・モーテンセンさん)
その男の腹を切開しその臓器を取出す女(レア・セドゥさん)
プラスチックを食べる少年とそれを受入れている父親とその仲間
と羅列していくだけでもヤバさが伝わると思います
人類がヤバい方向へ進化する事を助長させる人々と、それを止めようとする人々・・・
ストーリーは正直 私には難解で正確に取れてないと思います(クローネンバーグ作品ではいつもそうなので気になりません)が、何となく監督の人類の進化に対する方向性と倫理観への警鐘と捉えました
プラスチックを食べる、と聞くと”うえ〜”と思いますが、現代の多くの人々がカップラーメンや冷凍食品を常食しており、少なからずマイクロプラスチックを食していますので、その延長線とも言えなくはないですよね
そういう現代に危機感を感じているのでしょうか
最後に、ヴィゴさんもレアさんも怪しさMAXで最高ですが、それを上回る妖しさを魅せるクリスティン・スチュワートさんが相変わらずすごく綺麗でした
君はニュータイプになりたいか?
シューレアリズムというか悪趣味というか悪夢というか、そんな映像に圧倒されるうちにとんでもない眠気が襲ってくる。
レア・セドゥ様のお美しいボディで、一瞬、目は覚めるものの、ほとんど閉じそうな瞼と格闘しながら鑑賞した。
「人間が生み出した毒は、人間が自ら浄化しなくてはいけない。」というメッセージだろうか。
それとも、過激な環境保護団体の未来の姿なのだろうか。
究極のブレックファストマシーンを体験してみたいと思うものの、自分はニュータイプにならなくていい。新しいセックスは、見ただけで十分。
強烈な一作に、普通の感想しか思い浮かばない自分が、チョット恥ずかしい。
豪華俳優を使ったフェティシズム全開映画
オリジナリティに富んだ映画が好きだ。
寝ている人の痛みや不調を和らげるベッド"オーキッド"、食事の補助をする椅子(本当に補助になってる?笑)"ブレックファスター"、そして伝説の器具と言われている人体解剖装置"サーク"
本作はこういったオリジナリティ溢れる器具の生々しい生物感や音響や、近未来と謳いながら街が退廃的で世紀末感漂う雰囲気などで構成されており観たことのない世界を見せてくれる。
レア・セドゥ、クリステン・スチュワート、ヴィゴ・モーテンセンという豪華キャスティングで、一見ブレックファスター等の器具はバカバカしく見えてしまいそうだが、ヴィゴ・モーテンセンが座ればそれだけで説得力抜群である。また、オーキッドに横たわるヴィゴとレアの裸体はまるで絵画のように美しく、渾身のシーンだったと思う。
これは未来のセックスだ!と美女の裸体を斬り刻み、また、ソールはジッパーという自分のお腹に新たな性器とでもいうべき内蔵への入り口(ジッパー)を作り、そこをカプリースに愛無され官能的な表情をみせてくる演出など、80歳になってもデヴィッド・クローネンバーグ変態過ぎる!!(笑)
ニュー・バイスという未来犯罪専門の課からやってきた刑事や、プラスチックを食べることができる"新人類"を崇める団体など、フィリップ・K・ディックのSF小説に出て来そうな良い設定のキャラクターが出て来ているだけに、それぞれの要素が消化不良でクライマックスも地味で少し物足りなかった。昔のクローネンバーグだったらソールはもっと歪な生き物になって(変体化して)大暴れしてくれそうだったが。。
しかし、もし人類が感染症から解放され痛覚を失ったら?というフィクションからここまでの世界を創り上げたのはさすがの想像力だと言いたいし、オープニング映像から小道具に至るまでデザインが行き届いていたところは良かった。
もう少し予算が付けばかなりの大作SFになりそうなポテンシャルがありそうだが、オレたちのデヴィッド・クローネンバーグ作は午後のロードショーで観れそうなこれくらいが良いのかもしれない。
歳をとっても尚自分の異常な性癖をアートに昇華してしまうような元気なクローネンバーグ作をリアルタイムで観れてよかった。
ここ数年ではジュリア・デクルーノ監督の「チタン」もかなり変態だったが、彼女はデヴィッド・クローネンバーグの影響化にあるということや、息子のブランドン君も順調にカルト映画監督に育っていきそうで、クローネンバーグの影響はもはや血を超えて拡がってい?(笑)、最近撮り終わったという次回作も楽しみである。
好き嫌いは別として
人体改造=進化、というメタファーでしょうか?好き嫌いは別として「奇妙さ」もここまで振り切れると新しい価値観や世界観を学んだ気がします。私的にはストーリーも映像も「?」ですが、難解な現代美術などが好みの方なら楽しめるかもしれません。。
臓器刺青
2023年7月23日
映画 #クライムズ・オブ・ザ・フューチャー (2022年)鑑賞
#デヴィッド・クローネンバーグ 監督のファンが狂喜乱舞するような映像とストーリーです
プラスチックごみ問題から着想を得たものと思われますが、80歳でも全く衰えてない
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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