線は、僕を描くのレビュー・感想・評価
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淡白な連ドラのような印象
前情報無く鑑賞しましたが、ザ・邦画でした。始まり方から終わり方まで先の展開が読めるようなシンプルさで映画としての引っ掛かりはなく記憶に残るシーンなどありません。清原さんと江口さんの演技が自然でとても見やすかったのでそこは素晴らしかったです。二度見ることはありません。
字が苦手なので書道の時間には絵を描いていました
青山(横浜流星)が涙する序盤のシーンで同じように涙してしまった。もしかしたら、自分は長谷川等伯の生まれ変わりなのかもしれないと思った一瞬(ウソ)。いい仕事してますね~と、千瑛(清原果耶)の絵に心奪われてしまった。でも、椿という題材が、青山の過去の辛い記憶のものだとわかり、篠田湖山(三浦友和)はそこまで読んでいたのだろうかと疑問をも感じた。やっぱり優しい線を可能にしたのは箸の使い方だったかなぁ・・・
有名画家の映画は数多くあれど、将来大物になるかもしれないと予感させる素人の作品は少ないんじゃないでしょうか。しかも墨一色という水墨画の世界を描いた作品は珍しい。思い出そうとしても『書道ガールズ』(2010)くらいしか浮かんでこなかった(絵じゃない)。それより『メッセージ』(2016)が近いか?!たしかあれはイカ墨だったよね?
大雑把に言ってしまえば、家族を亡くした喪失感と再生の青春ストーリーなんですが、水墨画の初歩を教えてくれるし、意外な江口洋介を見せてくれるし、千瑛との恋の予感もほのめかしていた。そして、病気のために筆を左手に持ち替えた三浦友和に画の心を見た!
全体的にはつまらない?いやいや、絵の向こうにある心が見えればいいんですよ。技術や才能だけでは評価できないプラスα。麻雀の花牌でもお馴染みの基本の四君子(蘭、竹、菊、梅)という描画も苦にせず楽しく打ち込んでいる姿。ライバルとも言える千瑛が逃げ出すのもまた乙女心。画を通して人の心に触れることの大切さも伝わってきた。人前で描くパフォーマンスにしても、紙と筆と心が一体にならなければ不可能だ。
大きな災害も東日本大震災ばかりが題材になっている昨今。想定外の大雨だとか大地震だとかいつも災害に見舞われる日本。色々と考えさせられる作品でもありました。
また、柱の傷はおととしの~♪と、8才のそうすけと8才のつばきの傷によって、何気につばきの方が背が高かったことに気づきました。こんな僕じゃ、いつまでたっても自分の線が見つけられないかもなぁ・・・
下心男子のお片付けは大義名分なのでちゃんと手に物を持っている
あるとき水墨画家を目指そうと思った青年の話。
キャラの面々はコミカルより。
パフォーマンス自体は悪くないが、全体的に見ると感動するでしょ?ドヤ作品。
良い点
・弁当箱を開けた時の「おお」。
悪い点
・水墨画人気の作為感、水増し感が垣間見られる。
・ピアノやらの曲がシーンごとに前面に出過ぎている。BGM(バック、グラウンド、ミュージック)の域を超えてしまっている。
・見物客、沢山いますよー。観客「おお」「おお」。
・水墨画サークル、盛況ですよー
・大物、集まってますよー
・筆跡のデジタル演出もやや浮きすぎている
その他点
・墨汁の調合は機械にやらせたいものである
消化不足
ストーリーが平板なのは原作の力として、描き方が後半雑じゃないかなその傾向は最初の主人公のシーンにも出ていた、彼が涙を流すシーンではコンタクトは外させるべきだよ涙に流れるコンタクトのズレが集中力を削いだしその感覚が全体を決定付け後半のダレに繋がったように感じた出演者は良い、監督は表現者としてスタミナ不足。
良い青春映画
水墨画を扱った青春映画。水墨画は初めて見たが、気持ち良い描きっぷりが青春映画にピッタリですね。
横浜流星主演&清原果耶ヒロインということで期待たっぷりで観に行ったが期待を上回る仕上がり。美男美女な上、2人とも演技が上手い。
三浦友和や江口洋介も渋い役で素晴らしい。恋愛要素が排除された気持ち良い青春映画。
こういう邦画が増えてくれたら嬉しいなぁ😃
青春と青年の旅立ち
鑑賞後の爽やかな余韻に浸っている。水墨画のように淡々と。でも、心に染み入るような。久し振りに正統派の青春映画を見たような気がする。人生にはできるできないかよりも、やるかやらないかという気概が大事。becameではなく、changeなのだ。
芸術の魅力を。
人が芸術を愛し、魅了される理由が少し分かった気がする。水墨画をこんなにも沢山見たのは初めてだけど、これから絵を見る時はこの人はどんな思いでこの絵を描いたのだろうかと考えながら見てみたいなと。
久しぶりに邦画の良作でした!
三浦友和さん、江口洋介さんが良いですね。嫌な表現がないのが嬉しい。朝ドラヒロインの清原果耶さんがとても綺麗に撮られています。思わず水墨画をやってみようと思いました(笑)
繊細で芸術的、だけどわかりやすい作品
暗い過去と向きあいきれない主人公に流星くんがしっかりはまっていました。周りの俳優陣も隙のないさすが〜と感じる演技でとても良かったです。
ストーリー内容はややご都合主義なところや説明不足な部分もあったけれど全体的にブレのない演出と演技でじっくり観ることが出来ました。
水墨画に出逢う青年の足跡
心にポッカリと穴の空いた青年が出逢う水墨画を通して、彼が足を踏み出す姿を描く。
誰しも全てが整い全うする人生はなく、何処かで躓き、方向を見失い、いろいろな経験を重なることでその人生が彩られる。
その姿を主人公の目を通して描くことで観てるものにも少なからずひたむきに進むことの大切さを実感させてくれる。
水墨画の世界に魅せられる、上品な青春映画
大阪に公開記念舞台挨拶で清原果耶ちゃんが来てくれると知って、ダメもとで申し込んでみたら、なんと当選!キャストが登壇する舞台挨拶って初めて行った。席は遠めだったけど、果耶ちゃん、いっぱい手を振ってくれてた!感激すぎた。
舞台挨拶に行くと決まるより前に、水墨画のお稽古をしてる祖母とこの映画を一緒に観に行く約束をしてたので、2回映画館で見ることになった、けど、2回目見ても確かな満足。果耶ちゃんのあの美しい水墨画の画伯姿を見られるだけで眼福って感じだった。
ちなみに、いつもは文句の多い祖母だけど、映画見終わったあと「良かった」って言ってて、なんか嬉しかったな。
湖山先生と湖峰先生の大きい作品描くシーンは圧巻で、撮り方上手くて実際描いてるみたいな迫力に圧倒された。湖峰先生、自由に生きてるあの感じであんなすごい絵描けるなんてカッコ良すぎ。霜介役の横浜さんも良かったな。あの水墨画描いてる時の子供みたいなキラキラした目ね。表情だけであそこまでギャップ出して表現できるのすごいよね。
ストーリーにそこまで新鮮味は感じなかったけど、冒頭の椿絵を見て霜介が涙してた理由が分かったとき、その切ない伏線にぐっときた。ストーリーに起伏が少ないって意見もあるみたいだけど、私は鑑賞後感良かったし、エンドクレジットまで水墨画がいかされた演出でまんまと水墨画いいなぁって感じさせられてたし、すごく好きだった。
優しさの四重奏
水墨画というニッチな世界を、ミニマムな世界で描く物語。想像通りに美しく、想定外に泣かされた(号泣)
ある意味では一番美味しい所は江口洋介が持っていくのだが、結果的にはそれで良かった気がする。水墨画の魅力も大事ではあったのだが、「喪失と選択と変化」こそが大切に内包されている物語だったと感じたので。四人とも演者は勿論、キャラクターも良かった。
日本の善いところを写した絵
普段の生活ではほぼ出会うことのない水墨画の世界。どこまでがリアルで、どこからが演出なのかもわからないが、ほんの少しでも雰囲気を味わえたのは、映画ならではの体験ですね。
横浜流星、清原果椰の若手2人が役としても、役者としても真剣に向き合っているのが、なんとも清々しいです。清原果椰の20歳とは思えない落ち着きようと、横浜流星の大学生っぽさが、役と実年齢の逆のギャップながら、妙にバランスが取れていて安心感がありました。師匠役の三浦友和が、伝統を守るパワハラ爺さんではなく、優しく優しく諭すところは、今どきの世相ですかね。江口洋介、富田靖子のベテランもしつかりアクセントを効かせていました。
ストーリーは「水墨画を通して、残酷な過去と向き合うまでの再生の話」で、それがすべて。ただし、周りの人たちがみな善良で、悪意がまったくないのが特徴。収まるところに全てが収まった、簡単なジグソーパズルのよう。何かの刺激を求めたりせず、完成された絵を見るのが目的で観れば、スッキリすること請け合い。ホッとする良作です。
好きなものを見つけた若者の成長記
冒頭から、水墨画の、圧倒的な迫力、生きているかのような生命力に心を鷲掴みにされ、作品世界に一気に惹き込まれる。本作は、そんな水墨画に魅せられ、直向きに水墨画に挑んでいく若者の成長記である。
本作の主人公は、大学生の青山霜介(横浜流星)。彼は、家族を失った喪失感を抱えて生きていた。そんな彼がバイト先で水墨画と出会い一瞬にして魅了され覚醒していく。巨匠・篠田湖山に誘われ弟子になった主人公は、戸惑いながらも、次第に、湖山の孫である先輩弟子の篠田千瑛(清原果耶)と切磋琢磨して、水墨画の世界に挑んでいく・・・。
私は、時代劇ファンなので、水墨画を見る機会は多いが、描画シーンを見たことはなかった。繊細さと豪快さを併せ持つ本作の描画シーンは圧巻だった。何より、鬼気迫る描き手の気迫、表情が凄い。己の想いを水墨画に注ぎ込んでいる感があり感動的だった。
主人公は、当初、手本通りの水墨画に拘るが、湖山に、自分の線を描けとヒントを貰い、自分の線を心血を注いで描いていく。何枚も何枚も納得がいくまで描き続ける姿に、水墨画を究めたいという主人公のストイックな想いが溢れている。演じる横浜流星が好演している。
湖山を演じる三浦友和の巨匠らしい佇まいが作品に落ち着きを与えている。湖山は主人公にも千瑛にも細かな助言はしない。ヒントを与えるだけ。水墨画を究めるためには、模倣だけではダメであり、独創性、自己解放が必要だからである。
一番弟子の湖峰役の江口洋介が良い味を出している。湖山の難問に苦悩する弟子達にさり気ない助言をして弟子達の成長をアシストする。裏方が多かったが、終盤の見せ場は流石。正しく能ある鷹は爪を隠すである。
ラストシーン。出来過ぎの結末だが、本作のクリーンな作風には合致している。
続編があっても良い。主人公と千瑛が、更なる高みを目指してしのぎを削る続編が観たい。
好きなものを見つけたら、迷わず挑んでいけ。本作のメッセージである。
水墨画の青春
映画館にて鑑賞
話題作で評価も高いので気になってた作品
あらすじは悲しみを抱える青年が水墨画家に弟子入りしないかと言われ水墨の世界に触れて成長していくストーリー
まず冒頭の弟子にならないかのシーンから引き込まれる
ありきたりな展開だが
三浦友和の自然体な演技に魅了される
リアルに感じるし人間味がある
また横浜流星も中々演技が上手く違和感なく見れる
横浜流星はどちらかと言うとパリピの役より少し影のある役の方が似合うのかな?
江口洋介もさすがで良いキャラクターを演じていて最近では主役よりも脇役の方が活躍してる気がする
清原果耶もいいのだがすこし若すぎる感は否めない
ストーリーの展開は悪くないが、少し盛り上がりにかける気がするし、ちはやふるの監督ということで少し青春色を足しすぎた感はある
原作はまだ読んでないがもっとセピア色なんじゃないかな?
また洪水で家族を失った設定もうーんって感じる
家壊れるくらいの事やのに柱とか椿残ってるとかもないやろって話やし
命を吹き込むとか言われているが
水墨に関しても明確な答えが出ておらず
湖山も千瑛に厳しくいうばかりで指導する気あるのか?ってなる
また友達A.Bの演技が酷く完全に白ける
怒りで震えるシーンなど全く表現出来てなく
主人公と同じでおいおいどうした?と感じた
もう少し別の役者いたんじゃないのか
最後とかは上手く纏めているように感じるし
yamaの主題歌や挿入歌も中々よい
またエンドロールもおしゃれだ
あまり青春映画感は少ないが
見終わった後前を向いて頑張ろうと思える気持ちの良い映画ではあるので機会があれば是非
横浜流星さんの細かい演技が素晴らしい
とても温かな作品でした。
悪い人がいるわけではない、ドキドキハラハラするわけではありませんが見ていると、三浦友和さん演じる湖山先生の言葉はおばちゃんの私にもスッと入ってきて感動しました。江口洋介さん演じる西濱さんもとてもおおらかで私もこうなりたいと思います。
最初の横浜流星さんの涙もとても印象的でした。関わる人達や水墨画を好きになり再生していく演技が繊細で素晴らしかったです。
応援したい、子供達にも見てほしいと思いました。
そしてラストシーンがとてもいいのです。
横浜流星さん、清原果耶の演技が素晴らしです。
細田さんも少ししか出ませんが笑いあり優しさが精一杯伝わりました。面白かったです。
水墨画を描くシーンは音楽が綺麗で高揚感でいっぱいでした。
私も筆をとってみたくなりました。
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