劇場公開日 2022年4月1日

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「現代に甦る王道中の王道な展開と終焉」スピリットウォーカー サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0現代に甦る王道中の王道な展開と終焉

2022年4月23日
iPhoneアプリから投稿

2022年劇場鑑賞25本目 良作 64点

当サイトでリサーチ済みでしたが、そこまで評価高くないしスルーでいいかなあと思っていたけど、たまたま予定の後上映開始時間がちょうど良かったので鑑賞。

個人的には、2ヶ月前に上映されていた韓国映画、ハードヒット発信制限より良かった。

当サイトの評価はハードヒットの方が好評ですが、あちらのレビューでも書いたように、テーマ性の真新しさは感心しましたが、自分が犯人だったらあえてこの方法を取らないし、そのテーマゆえ展開に選択肢が狭まれてしまい、ピークが最初だけだったのに対して、今作は12時間で人格が憑依し変わっていくテーマで、ハードヒットほどのテーマの真新しさは無いものの、だからこそ前述でも述べたように今作は最後まで楽しめました。

一つ今作の不満を言うならば、異国の人間の映画なので人の見分けに少々苦労するのでそれゆえ今作のテーマで憑依した後は演じている人は同じだけど中身が別人なので今誰に憑依したのを理解するのに慣れるのに最初手こずりました。

あとその憑依す順番が完全にご都合主義のバーゲンセール。笑

一個違かったら結末は違かっただろうし、逆に言えばもっと盛り上がるパターンも組めた可能性があるテーマだと思った。

劇場で韓国映画を鑑賞することも増え、段々と耐性というか免疫がついてきましたが、総じて言えるのはテーマや切り口が新鮮で秀逸なものが多いけど、そこからのひねりが弱く、あくまでベタに流れて締める。のが韓国映画なんだなあと思います。

サスペンス西島