カモン カモンのレビュー・感想・評価
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孤独な自称映画好きが勧めそうな駄作
孤独な自称映画好きが友達にお勧めして、「ねっ、私ってセンスあるでしょ?」と悦に入って密かにほくそ笑むような映画です。
一般人が見ると間違いなく後悔します。
幅広くマイナーな映画も見てて、この監督、出演者の過去の作品も見てる人しか見る価値ない映画です。
私は最後まで見れましたが、怒りのおかげで目が覚めたからです。
大人vsわがままな子供
大人は間違っていて子供は正しい
この映画の設定に違和感ありありです。
偏見が過ぎます。
テーマが凝ってるように見せかけて単純です。
本質をついているような雰囲気を醸してますが、的外れな映画です。
レビューで絶賛してる人を見かけますが、あっさり騙されてますね。
ほら、センスあるセリフでしょ?
色々考えさせる映画でしょ?
いい映画でしょ?
そんな圧をヒシヒシと感じる映画でした。
普段から子供とのコミニュケーションを深く考えてない人には刺さるかもですね。
こんな浅い映画で感動するとか驚きです。
映画系YouTuberが傑作と絶賛してるレビューがありましたが、全く頓珍漢な感想で失笑しました。サクラレビューかも知れませんが。
ライブイズビューティフル
ペーパームーン
大人と子供がテーマの傑作はたくさんありますが、
この映画はそれらの足元にも及ばない駄作です。
唯一救いは、みんな演技が素晴らしかった事です。
それだけの星2つです。
ホワキン・フェニックス
ジョーカーの怪演からの次回作がこの作品とは、とても同じ人が演じているとは思えない。
伯父と甥という微妙な関係を、二人が上手に演じていました。
それにしても、子育ては大変!
自分もかつて子育てやってきたけど、本当に何が正解かわからない。
それに今の子供達がませているというのか、言うことが大人びているというか、こちらがハッとさせられらる。
二人の間に作り上げられて行く壮大な世界
子供と関わらないから気がつく事がなかったが、子供という真っ直ぐな表現者が隣にいると、人と人との関わり方の原点を思い出して、否応なしに実践させられるんだろうなと思った。
人間関係って、思った以上に壮大で枠から外れていて可能性に溢れてるだな。
痛みも苦しみも覚悟して感じたいと思った。
オトナはわかってくれない。。。
妹の一人息子(甥)との、短い共同生活を
描くモノクロ・ドキュメンタリータッチの人間ドラマ。
妹の夫(義弟)が単身赴任先で心を病み、妹は急遽、
面倒を見るために家を後にすることに。
家に残す9歳の息子の世話を兄に託す。
・妹の夫→オーケストラの一員
・妹→著述家あるいは小説家
・妹の子→空想や会話を楽しむ理屈っぽい男子
・兄(主人公)→全米の子どもたちをインタビューして回る硬派なラジオ番組の制作に携わる
ということで、全員、カネの心配は皆無。
決してそれが作品で強調されはしないのだが、
庶民的感覚からは離れた世界が、作中ずっと
背景にあった。
『未来はどうなると思う?』
『もし、君が、君の両親の親になったら何を教える?』
など、単純ながらも、かなり深いインタビューに答える様々な子どもたちが次々とフィーチャーされる。
併せて、場面の切り替わりには、(おそらく実在の)
童話や著作の一節が、いくつか字幕つきで紹介される。
それらの一つひとつが、強烈に比喩的かつ哲学的で
途中からアタマが一杯になる。
特にインタビューに回答する全米各地の子どもたちの
答えがどれも、(良い意味で)すごすぎて、
映画を見ている自分の表情から、徐々に笑いが
なくなるのを自覚できた。
主人公の9歳になる甥っ子も、ごたぶんにもれず、
子供なりに色々なことを見聞きし、評価し、
行動し、要求することを繰り返す。
主人公はペースを乱しながらも、
甥っ子、あるいは甥っ子を通じて妹との
関係を再構築していく。
モノクロ画面が、映画の硬質さを如実に表し、
表情や会話への集中を余儀なくされる。
興味深い映画だったが、見たあとは
どっと疲れた。
録画して、ところどころ、止めたり戻したりしながら
セリフを味わいたい作品だと思った。
可愛い2人に癒される
自由な独身ライフを過ごすジョニーが、甥っ子と共に過ごす数日間を、静かに温かく描いたヒューマンドラマ。
ホアキン・フェニックスのいいおじさんぷりと、ひたすらかわいいジェシーに癒されて、でもふと自らを省みる瞬間が何度もあり、子どもと共に生きることや育てることを優しく諭してくれるようにも感じました。
とにかく可愛い笑顔で無邪気に接するジェシーですが、気分屋でちょっと風変わりで子生意気な面もあり、そんな彼にジョニーが優しく一生懸命に接することで、互いを認め合って唯一無二の存在になっていく様には、じーんと来てしまいました。
途中途中で差し込まれる子ども達へのインタビューも、短い時間でありながら真っ直ぐでハッとする言葉が多く、印象的。読み聞かせる物語やジェシーとジョニーの対話もときに哲学的で、噛み締めたくなる。
心に沁みる良い映画でした。
子供って自由なんですね!
モノクロの映像が気になったのと、
ジョーカーとは真反対のヒューマンドラマだったから
じゃぁ、観てみようかなぁと。
うーん、私には
ちょっとだけ退屈でした、、
子供たちの独白は
ドキュメンタリーそのもので
ハッとするのもあったけど、、
監督は何を一番言いたかったのかなぁ。。。
もうちょっと盛り上がりが
欲しかったなぁ。。
ジェシー役の子は可愛かったし、
その無邪気さには癒されました。
お暇なら是非是非って感じでした。
自分が親だったら・・・でも、良かった
子供
小さな怪獣、そして宇宙みたいな存在
怪獣だったら、征服しようと力で抑えに行くかもしれない
でも、宇宙だったら、飲み込まれて身を委ねるしかない
作中に出る子供はエキセントリックで、これは与し難いと思わせるけれど、大人の価値観を押しつけてはならないのだと、上映時間が終わりに近づくほど感じさせられ。本当に難しいのだろうけれど、あの接し方、素晴らしかった。
ホアキン・フェニックスも、子供も、母親も、皆が素晴らしかった!
モノクロの映像も作品に入り込めて良かった。
こういうの、国内ではウエットになりがちで作れないのだろうな、なんて自虐的になりつつ、映画の底力を感じさせてくれました。
こんな叔父さんがいて
よかったね。
最初はわからずやだったけれど、ジョニーがずっと投げ出さずに付き合ってあげたおかげで、少し物分かりのいい大人になったかもね。
この年齢にだけある、聡明さと率直さがよく出ていた。不安だけれど、自分を守ること、自分のことを話せること、そして聞いてくれる人がいれば大丈夫。やっていける。
カモン、カモン…
バカと言われたら本物
ホアキン・フェニックスの良い話を押し付けない薄味演技がストーリーの素材の味を存分に引き出している。
純文学的童話のようでセントラルパークにおいては北原白秋と山田耕筰コンビの楽曲が脳裏をよぎる。
ジェシーのようにカモンカモンと言える子供が増えてほしい。
優しく重い世界
モノクロームに描かれる、優しく重い世界は素敵でした。
実際に子育て経験がある人には「あるある」ものに過ぎず、あまり新鮮味はないかもしれませんが、独身の高齢者が突然の子育てに戸惑う姿はかわいらしく。
大人って自分が思うほど自分のことはわかっていないし、子どもは一見何がしたいのか何が言いたいのか全く分からないのだけれども実はうまく喋れない(言語化しにくい)だけで、物事の本質は案外見抜いているものだと。
大きな事件が起こるような映画ではありませんが、大人は子どもに対して素直で嘘をつかず、ゆとりのある心で接することが必要ではないかと、画面から語り掛けられているような気がしました。
ところでタイトルは、"C'MON C'MON"
カモン【come on】 の短縮形。
(カタカナで書くとプレスリーの「おしゃべりはやめて/A Little Less Conversation」、横浜銀蝿「ジェームス・ディーンのように」、『ウイングマン』「異次元ストーリー」などを思い出しちゃうものの)
これは、子どもが自分を客観的に見て、自己を鼓舞するセリフでした。
自分へ「さあ来い、おいで」と誘うことで、「前へ進もう」という決意を込めた独り言。
まだ見ぬ未来へ向かって歩く子どもたちを、見守れる大人でありたいな、とほっこりさせてもらいました。
またそう思わせる演技をしていた、子役もフェニックスも素晴らしかったです。
モノクロだからこそ映像が目に残った
甥っ子を数日間預かると言う大変な事を引き受けてしまった叔父のお話。子育てはハッピーでステキな事と言うような結末が多い中この映画は真実を追いかけていると思う。人を育てるのは難業で自分の子どもとなると人生で一度しかない出来事。
成功も失敗も分からない。だからこそこの映画は後悔しないようにお互いに真摯に向き合う事が大事だと言っているのではないかと思った。
なんでモノクロなの
いきなりモノクロ画面で悪い予感したんだけど娯楽映画かと思って観に行ったら意識高い系お洒落な教育映画で退屈して後半寝てしまった。 若いカップル結構いたけど全然デート向きではないので注意しましょうw
考えたことは起きない。思いもしないことが起こる。だから先へ進む。ずっと先へ。先へ。先へ。
なんともすごい子役だ。まるで本当にホアキン・フェニックスを手玉に取っているようだった。そしてホアキン・フェニックス自身も、何かを学んでいくようだった。
甥っ子ジェシーを預かることになるジョニー。子供と侮っていると大間違いで、しっかり一人の人間として成熟しているジェシー。そのくせ甘えん坊な一面も見せてくる。
気を抜いて付き合うと痛い目にあうジョニー。まるで神様からなにかのレッスンを受けているようだ。
この映画はとりわけ大きな事件が起こるわけでもない。なのに、僕の心にさざ波が押し寄せてきて、二人を見ているだけで涙がこぼれてきた。それはなぜだろう。たぶん二人の関係が、血じゃなくて心でつながり始めていることに気づいたからだと思う。それはジェシーがこの体験を覚えていられるか、と心配をし出したあたりだ。そのときに思った。ああ、この映画がモノクロなのはそれが理由なのかなと。いつか薄れていく記憶だからこそ、色がついていないのだと。
心が通い合ったジェシーにジョニーが言う、「大丈夫じゃなくていいんだよ。回復ゾーンの外にいる時、蹴ったり暴れたり叫んだりしていいんだよ。めちゃくちゃになっていいんだ」と。ここで、倉田百三のある言葉がリンクしてきた。「さびしい時はさびしがるがいい。運命がお前を育てているのだよ」(出家とその弟子)。まさにジョニーは愛情をこめてこの言葉と同じ気持ちでジェシーを見守っていくだろう。
さて、日本でこんな穏やかで波の少ないながらも心を打つ映画があるだろうか。是枝監督か。ないというのならそれはたぶん監督の問題ではなくて、こういう映画を求めてこなかったこちら側(観客)の問題なのかも。
ゆっくりと染み入るよう
少し歪な男と、少し歪な子どものロードムービー。
こういった「擬似親子」ものでも、叔父と甥というのは意外となかったのではないでしょうか。
本当の親子には絶対ならない設定なので、どう纏め上げるのか興味がありました。
まずこんな穏やかなホアキンの顔を見たのは久しぶりな気がします。
それとジェシー役のウディノーマン、この子がとてもチャーミング。
役所と彼の素振りがぴったりなんですよね。
非常にゆっくりと、心を通わせる様は観ていてとても心地良い。
それとホアキンが演ずるラジオジャーナリストの仕事。そのインタビューが随所に挟まれており、エンドロールでは洪水のように溢れているんです。
それははおそらく作品の軸となっているであろう多様性。
親と子、友と友、そして何より人と人の対話の大切さを描いていました。
もっと先へ、先へ先へ。
ゆっくりと染み入るような、豊かな作品でした。
いい作品でした。
ジョーカーのホアンキンフェニックス
ラジオジャーナリストで録音取材を親を亡くした子供達にしている。そんな時、妹から息子を預かってほしいと。不思議な共同生活がはじまる。
はじめは、ゆっくりなんで、眠たくなる。しかし、9歳の子供とのやりとりに引き込まれていく。僕も仕事にかこつけて子育てに参加していなかったなあって切なくなる。母親はやはり子供にとって特別なんだなあ。
エンドクレジットのインタビューの言葉 よかったなあ。
君の叫びを抱き締めたい
◉世界とか、未来
世界や未来や、自分とか親や家族とかが何かなんて、そんなに簡単に分かってたまるか! だから時々、叫び声を上げたり身体を揺すったりしてしまう、愛すべき子供の物語。
子供の世界には柵がないから、素敵なことも哀しいこともたくさんあって、押し潰されてしまう。それを自分に言い聞かせるためにジェシーは騒ぐ。大声を上げたり、テーブルを叩いたりして、自分を守っていた。
◉二人が聴くもの
ジェシーは伯父の商売道具のマイクを、街や森や海に向けて、出来るだけ広い世界の自然な声や音を聞く。聴き入る彼の笑顔が、本当に可愛いらしかった。
ジョニー伯父は多くの子供たちにマイクを向ける。それは仕事だからなのだけれど、狭くなった自分の世界をちょっとでも広くしようとする試みでもあるのですね。そのように感じました。一人語りもそうした、心の作業の一つ。
◉二人が優しいもの
はい、それは母親のヴィヴに対してです。
甥っ子は大人ぶって、身勝手に振る舞っているように見えて、母が恋しくては拗ねるし、会えばひしと抱きつく。伯父は家族のことで辛い思いばかりする妹を慮って、手間のかかる甥っ子を連れて回るし、逃げられては途方に暮れる。
父親の精神状態が落ち着いて、伯父と甥っ子はひとまず離れる。この二人なら、一期一会じゃなくて、また会えます。伯父と甥の思索と探索は続くのです。
二人の役者の間で、わずかずつ高まっていく温度の感じが目に映るようで良かったです。
子を育てるのは大変そうだ💦
映画の中のインタビューで印象に残った言葉があった(正確には覚えてないけど)
『未来は過去の蓄積だから争いはなくならない』
良い映画を観ました。
子育て奮闘中の方々、お疲れさまです。
子供たちと大人たちへのささやかな応援歌
なんとも小難しい作品だった(が、嫌いではない)。
全米の子どもたちにインタビューして、それをラジオ番組として放送するという、主人公ジョニーの仕事には憧れる。伊集院光か誰か日本でもやればいいのに。今の世の中、子供の声をまともに聴こうとする大人がどれだけいるだろうか。
そんなインタビューのシーンを挟みながら、ジョニーと甥っ子ジェシーのぎくしゃくした暮らしが描かれる。ちょっと癖のある性格のジェシーの言動に戸惑いつつも、寄り添おうとするジョニー。子育てをした経験のある人なら頷ける場面も多かったように思う。
小難しさを助長しているのは、時々挟まれる書籍の朗読。画面の文字情報量が一気に増えてついていけない。作品とは元来、知識の切り貼りではなく、そういった知識が一旦作者の意識の底に沈殿し、それが時間をかけて発酵して出来上がるものではないかと思う。
この作品、意図は明確に解るのだけれど、それはすなわち、まだ発酵が足りないことを意味しているような気がする。
とはいえ、未来を作っていくのは子供たちであることに間違いはない。そんな子供たちへの(そして現実と格闘している大人たちへの)ささやかな応援歌ではあると思う。
…なんて、うまくまとめようとすると、ジェシーに「poor poor」って言われそうだね(笑)。
あと、ホアキン・フェニックスの演技が、なんとなくロバート・デニーロに似てきたように感じる。
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