BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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明日のジャズ
タイトルの“BLUE GIANT”とは、天体からの語源で、“青色巨星”の事。
温度が高すぎて赤色を通り越し、青く輝く星。
青が赤より熱い…? イメージ的には冷めた(ブルー)印象するけど…?
いやいや、分かるように言えば、ゴジラの熱線が赤ではなく青白いのと一緒。…寧ろ、分かりづらい?
原作は、同名コミック。
いつもの事ながら、読んだ事ナシ。
題材は、ジャズ。
映画などで聞けばいいなぁ…と思うが、全く詳しくない。
そんな原作未読者&ジャズ・ビギナーには分からない世界…?
否! 全く!
原作を読んでなくともジャズを知らなくても、思う存分見れ、浸れる。
あなたの中の“BLUE GIANT”が迸る!
まず、話が超ド直球。まさしく話が主人公そのものを表している。
主人公・大。夢は、世界一のジャズ・プレーヤーになる!
…どっかで聞いたような台詞。“海○王”的な。
地元・仙台の川辺や橋の下で日々サックスの練習。
やがて上京し、仲間と出会い、バンドを組み、一歩ずつ次のステージを目指していく…。
何かこれも“アレ”みたいな。猪突猛進、怖いもの知らずな主人公像も。
自分を信じて。
仲間を信じて。
まだまだ自分が未熟なのは知ってるけど、それでも自信を持っている。
俺たちの演奏は、必ずお客さんに響く。俺たちなら、やれる!
憎めず、人懐こい性格で、とにかく熱い!
ジャズを始めてまだ数年。が、才能があり、時々暴走しがちでもそれが自由と個性になり、彼の吹くサックスは聞く人を惹き付ける。
THE漫画的な主人公。しかしそれが、この作品にぴったり。
大、死ぬほどカッケェよ。
二人の仲間もしっかり個性。
たまたまとあるライブハウスで出会ったピアニストの雪祈。
幼い頃からピアノの練習を続け、こちらも才能があり、大学でも一目置かれている。
作曲も担当。性格はクールでドライ。
バンドを組むには、後一人。ドラムが必要。そこで大が抜擢したのは…
同郷の友人で、居候させて貰ってる玉田。
そのドラムの腕前はと言うと…、全くのド素人。ドラム経験ナシ。
大に感化されて参加。雪祈は反対するが、大は最初は誰でも素人だ。
自分のドラムはクソ。自分が足を引っ張ってる。
だからとにかく、練習!練習!練習! 少しずつ上達していく。
彼らの“セッション”と友情と青春のストーリーがドストレートだからこそ心地よい。
バンド名も決定。“JASS(ジャス)”!
本当に話はシンプル。時々ご都合主義とトントン拍子過ぎる所もあるが。
無論、若者の宿命。壁にぶち当たる。
大抵主人公が葛藤するが、本作は雪祈。
彼らのまず第一の目標は、日本一のジャズライブハウス“ソーブルー”での演奏。今のこの10代で。
そこの支配人が彼らの演奏を聞く。大を面白い、玉田を一生懸命と高評価。が、雪祈に対しては…。
小手先ばかりの演奏で面白くない。君はジャズだけじゃなく、人もバカにしている。
その言葉は的を射ていた。その通りだった。
JASSの足を引っ張っていたのは自分だった。
小手先だけじゃない、内臓をひっくり返すような、自分の演奏。それが見出だせぬまま、ひたすら練習を続ける。
そんな時、あの支配人から思わぬオファー。
まさかの晴れ舞台で演奏。自分だけ抜け駆けに気が引けるが、大も玉田も応援。ぶちかましてこい!
内臓をひっくり返すような演奏。雪祈が聴かせたのは…
ジャズ題材なら、実写でやれば…?
その方が演者や奏者を生で見る事が出来る。
では、アニメでやった意味は…?
アニメで何処までジャズを聴かせる事が出来るか。魅せる事が出来るか。表現する事が出来るか。
その描写一つ、演奏一つ、演出一つは、ひょっとしたら生以上にこだわりにこだわり抜いている。
演奏シーンが秀逸。演奏と感情が迸り、最高潮になると、画面が赤から青になる。そう、“BLUE GIANT”!
アップテンポ、クールでスタイリッシュ。光の演出も印象的で、斬新な表現。『コナン』の監督と知って驚き…!
そして言うまでもない、劇中奏でられるジャズ音楽の数々。作曲は世界的ピアニストの上原ひろみが担当。
ちょいと調べた所によると、まず作曲し、それに画を合わせたとか。だからこその臨場感と曲の魅力。その一体感。
演奏はたっぷりと織り込まれ、サントラ買うかダウンロードしたいほど。私だったら、今年の最優秀作曲賞に推すね。
山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音の声の演技も悪くない。
私も東北人なので、大や玉田の方言がしっくり来る~。
サブキャラでは、彼らに練習場としてバーを貸すママがいい。
遂にソーブルーへの出演決定。
が、その目前で悲劇が…。雪祈が交通事故に遭い、右腕負傷の重体。
急遽、サックス大とドラム玉田の二人だけの出演。
二人であっても、心は3人。見事、ライブを成功させる。
アンコール。そこに、雪祈が…! 左腕だけで演奏をする。
オイオイ、幾ら何でも…のツッコミ所ではあるが、それでもいい。
3人揃ってステージに立つ。
このラストシーンの興奮・感動・臨場感・高揚感は、『セッション』や『ボヘミアン・ラプソディー』など数々の音楽映画に匹敵。
最高の演奏。
そして彼らには分かっていた。これがJASS最後の演奏…。
てっきり3人でこれからもセッションとサクセスしていくのだと思っていた。
3人にはそれぞれ音楽の方向がある。
大は、世界一のジャズ・プレーヤーになる。
雪祈は、ジャズで勝つ。
玉田は、3人でやっていきたい。
固い友情でも、目指す方向はバラバラ。
ひょっとしたら3人共、内心は分かっていたのかもしれない。
JASSは今この一瞬だけ。行く行くは…。
これは終わりではない。始まり。
明日のジャズへーーー。
俺たちはその明日へ向かって、今、最高のジャズを聴かせる!
調べた所によると、原作コミックの序盤を映画化。
確かに劇中でもインタビューで大を知る者たちが応えるシーンが。
サラリと調べたが、大はこの後海外など、次のステージへ立つという。
続編作られないかしら…?
スマッシュヒットしたんだし、是非!
いやはや、思ってた以上に面白かった!
『SAND LAND』『マリオ』『スパイダーマン』と並んで、今年のベストアニメの一本!
午前中見たばかりなのに、もう一度流し見&聴きながら、私の“BLUE GIANT”が迸るまま、一気にレビューを書き上げてしまったよ。
期待はずれ
観る前にハードルを上げ過ぎた私が悪いのですが、正直言って期待はずれでした。
まずは作画についてですが、奏者の動きがぎこちない上に曲と合ってないのがすごく気になりました。また、同じ人物でも場面によって違う顔に見えたり、観客の描き方も何度も同じ人が出てきて使い回してる感があったり、演奏の盛り上がるシーンもいつも同じ演出だったりと、全体的にクオリティーが低かったです。
次にキャラクターについてですが、それぞれのキャラについてのエピソードが弱く、今一つ人物像が伝わってきませんでした。そもそも、主人公がJAZZに対して何であんなに熱いのか全く伝わってこなかったです。
そして、物語についても、あまりにもトントン拍子過ぎて、そんな簡単に演奏が上達するの?とか、そんな簡単にsoBlueに出演できちゃうの?と、感じてしまい盛り上がりに欠けました。盛り上がりと言えば、ラストの方での交通事故のエピソードも、ここでこの人、車に轢かれるのだろうなと思って観ていたら、本当に轢かれたので、盛り上げ方が安易すぎてがっかりしました。
という訳で評価は3としました。期待せずに観ていたら4だったかも知れません。
追記>
演奏についてはJAZZに関する知識が無いので評価するのも失礼ですが、分からないなりにも上手だと思いました。
運ちゃん、何やっちゃってくれてるのー!
JASSにベストなパフォーマンスさせてよ!なんだよ!
と久々な作品に感情移入。個人的には、あそこは3人でやって欲しかった。うん、もちろん、2人だからこそあのパフォーマンスなのはわかってる。
そういう意味では少し「芝居ががった」ところはいくつかね。初心者の玉田が大たちに追いつくっていうのもややドラマチックすぎたかも。「すきだからこそ」という気持ちが大事という趣旨には合ってるけどね。
原作は未見。音有りで知っちゃうと少し漫画はなあ、という感じ。
音楽に関することについては大いに賛同!仲間内でバチバチやってこそだよね。
今の世の中、「論を交わす」ってのを避けがちだからなあ。
音楽はすごくよかった。サックスはもちろんいいけど、個人的な好き嫌いで言えば、「ばっちり」とは行かない感じも。。。
アニメだからこそ表現できた部分があると思う。日本人の実写ならこけたかもなあ。海外での実写ならヒットしたかもだけど。
また、素晴らしい日本のアニメができたかな。アニメ実写わけなくても年間ベストの候補に入りそう、個人的には。
とにかく、雪祈にはベストな状態でSo Blueに出て欲しかった!でも、アンコールのfirst noteは、最高だった!
音は言わずもがな
音楽がいい、ライブ会場にいるよう、という前評判を先に聞いてしまったので、ライブはもちろん最高だし音すげー!ってなりつつもまあまあ、さもありなんのスタンスの序盤。
ところがどっこい、ステージが大きくなるにつれグルーブ表現というか音にエネルギーがのって伝播する「髄」の部分の絵がすごい。マインドゲームを彷彿とさせる歪みと、音が、目と耳から体を揺さぶる。この映画体験は最近なかった!
新人玉田のドラムソロ最高でした。
あと、セッションのときのやー!。やー!いいよね。
食わず嫌いだったのかな?
あまり映画を観たりしない知り合いが絶賛していたことに驚き、そうかーそんなに良いのねっ?!と単純に何の前知識も無く鑑賞に出かけました。
元々、ジャズってあまり興味のあるジャンルではなく。
オサレなお店とか、オサレラーメン屋さんとかでBGMで流れているイメージで…
(ジャズのファンの方、ごめんなさい)
全く原作も読んだ事もないし、どれどれ?
って感じで観てきました。
結果、
ジャズってこんなカッコいいんだ!!!
と驚きました。
熱いんだなぁ、って知りました。
というか、どんなジャンルであれ、心を打つ演奏っていうのはあります!うんうん!
ストーリーはきっとかなり原作を端折っているのだろうなとは想像できるけど、とてもわかりやすかったです。
上原ひろみさんしか、実際に演奏してらっしゃる方のお名前は存じ上げませんでしたが、テナーもドラムもとても素晴らしかった。
そして、近くのブルーノートがコロナ禍でなくなってしまった事を思い出しました。
あんな素晴らしい空間だったのなら、一度行ってみたかったなぁ。
この映画を観て、さぁ、原作を読んでみよう、とは思わないけれど
ジャズは聴いてみよう。
きっと感じ方が変わってるはず。
えっ!?と思ったことが一つだけ。
学生さんとはいえ、現役のピアニストが夜間の工事現場の信号整理のアルバイトはないんじゃないのかな…
少しでも危険回避するんじゃないのかな…
そこで充分、不穏フラグ感じとってしまいました笑
曲がめっちゃいい
ライブシーン多めでライブまでの間のストーリーはかなり端折った感があるものの曲の説得力が凄いもんだから曲数入れられるこの形で正解だったんだと思う。劇場で見るのおすすめです。
漫画読んでないのですが、この映画音楽を無音の作品から作曲者に想像させる原作が気になってきました。ストーリー全部知ってる人は相乗効果で余計に泣けるみたいで終わった後に泣いてる人も多かったし。JAZZ自体が分かりにくいイメージだけど、盛り上がりと熱さのある楽曲で知識がなくても聴いててとても気持ちが良かった。
途中、話を知らない分ストーリーに没入できてなかったのかオーディエンスの感動ショットが過剰に感じてしまってこれが無くても充分感動どころなのにちょっと冷めるなと思ってしまいました。やっぱライブ見てる間はプレーヤーを1番見てたいじゃんみたいな。
原作読んでから見たほうが絶対良かったんだけど、劇場公開中に間に合った事の方が重要でロングランに感謝です。
アニメは演奏シーンがモーションキャプチャなので、リアリティあるのですが線画の味を求める人はちょっと違和感あるかもです。線画と3Dそれぞれのデフォルメの境界線が見える感じで私はちょっと気になりました。
あと最初から安定してリズム刻める玉田がすごい。
大の演奏スタイルは斬新
2月公開で5月13日現在も公開中で、しかも満席ですよ。立派な大ヒット作だと思います。
他の人のレビューを見ても音楽を絶賛している人が多い。
そう、私も音楽は大絶賛です。
でもストーリーもアニメーションもそこまでではない気がします。
何て言うか「もっかい見たい」とは思えないのよね。
観て良かったとは思います。ライブ感溢れる演奏も良かったです。でもそれ以上の好意的な考察とか振り返りとかあんまりできないのです。
何ていうか我武者羅な天才のサクセスストーリーてだけなんだよね。主人公の大はほぼ葛藤も挫折もなし。自分を信じ目指す頂点へ一直線。上手いとか下手とかじゃあない。自分の感情を音楽に乗せて吐き出す。それを周りが認めどんどん突き進む。
本当に頂点を目指す奴はこんな風に突き進んで行くんだろうとな思う。
ジャズだけでなくどんな世界でも。
雪の降り積もる河原や巨大な橋の下で練習している大を描いていたけど、彼にとってあれは努力でも頑張りでも何でもない。好きでやっていること。やれる場所がそこしか無いからそこでやっているだけ。好きだからやっているだけ。努力してるんじゃない。好きな事をやりたいようにやった結果が評価されているだけ。
でもね、あんな風に野外で練習していれば冷やかしや嫌がらせとかありそうなんだけど、そういう描写はないでしょ。そういうのがちょっとシラケる。
しかしライブ中の大の吹き方はなかなか斬新だとおもう。ダサカッコイイみたいな?
作中で「ジャズは瀕死」みたいなセリフがあったと思うのですが、そりゃ黄金期からすれば瀕死状態かもしれないけど、他のクラシック音楽や演歌や民謡とかピークは過ぎたけどずっと続いている熱い音楽文化と同じだと思うのですよ。
ジャズは死なない、と思う。
なんか不評っぽくなってしまいましたがそんなことはありません。
ジャズを感じる良い作品だと思います。
原作未読ですが。
友人が原作をめっちゃ推していて気になっていた作品で、迷いに迷った末に映画の評価も良さそうなので上映終了間際に滑り込みで観て来ました。
・タイトルは『 BLUE GIANT』
・「岳」(未読)を描いていた作家さんが描いてるJAZZがテーマの作品。
・主人公は男性で、サックス奏者。
其れだけの前知識でした。
特にJAZZについての見識もなし。
音楽がテーマの作品だからどうせなら、音響的にも劇場で観るべきよねって感じで。
結果、とても良かったです。
仙台から高校卒業後にテナーサックスをお供に深夜バスで上京する主人公。
住む所も働く所も、何なら具体的な目的地も決めてない。
東京の大学に通う友人の家に凸って転がり込む…えぇぇぇ( ´A` )?
と、思ったのも束の間…物怖じしない真っ直ぐな行動力、極太で全然ブレない芯の強さ。18歳で…どえりゃぁ極太ですね…。
もっとね、迷ったり、壁にぶち当たったり、凹んで泣いて立ち上がって…って言うのを………存分に見せてくれたのは、ピアニストの雪祈さんと素人ドラマデビューの玉田君でした。
其れを支える屋台骨の主人公。。。
ビラ配りでチラシをうっかり受け取っちゃったサラリーマンも、ヘッタクソなドラムの成長をずっと見守ってたおじさんも…開店休業なJAZZBARのママさんも(多分原作ではもっと何かありそう…。)、その他袖触れ合った人々が魅了されて、寄り添って、遂に夢の舞台へ…!
で、1級(フラグ)建築士の雪祈さん。
(雪祈って名前、めっちゃ素敵やん…)
あの瞬間、周囲の座席から女性の息を飲む気配、年配男性の涙を零す気配、演奏に音に飲まれる気配…劇場内に満たされる気配がとても良かった。
上映終了後、近くの席の若い男性2人組が「JAZZカッコイイな!」って言いながら愉しそうに帰る…「映画館で観る良さ、醍醐味」を存分に満喫出来ました。
そう言う体験も込み込みで、本当に良い映画でした。
強いて難点を上げるならば…演奏シーンのCG…アレ…だったら普通にアニメーションで良かったのでは…。
音楽と映像は満点!
正直興味はなかったが、あまりにいろんな方から勧められたので、まずは漫画を拝読。
一瞬で引き込まれ、めちゃくちゃ感動した作品。
第一部(全10巻)を映画化すると聞いた時点で、ストーリーは期待せず、映像と音楽を楽しみに映画館へ。
その二つは、予想を遥かに上回る躍動感と感動が!
ストーリーはやはりだいぶ端折っているが、初めての人が最低限作品の世界観を理解できるように工夫されていて悪くない。
そこに一味。
まさかのオリジナルストーリーが終盤入ってきたのは驚きました。
賛否あるかもしれないが、個人的にはアナザーストーリーとしてはとても良き!
原作ファンも、知らない人も一見の価値ある作品だった。
音楽に魂が込められていました☆
アニメ映画か💡と最初は思ってましたがアニメだと忘れてしまうぐらい、主人公の少年たちの演奏に緊張感と臨場感があって最高でした☆
また、ジャズミュージックは上原ひろみさんも演奏している曲でした😆✨個人的に大ファンなのでとても嬉しかったです🍀
ジャズチームで個人の能力を最大限にお互いが高めていきながら、チームでプレーしていくのも部活みたいで学生のときの思いの強さを感じました🥰
映画を見ると、誰もがジャズのファンになるし
楽器を演奏したくなってしまう作品だと思います😆✨
jazz聞かなくても
普段jazz聞かない人でもこの熱量には感動するんじゃないかな。
音楽映画のあるあるなのか、なぜか大事なライブ前に誰か怪我するかなにかで当日バタバタします。
今回は交通事故。片手で弾けるはこの為の伏線だったとはね。
まぁ音楽部分は良として、ストーリーとしてはもう1つだったのが残念。
本来の漫画はもっと細かく描写してるのかな?映画サイズにする弊害ですかね。
さすが上原ひろみ!
ただの音楽好きが、原作は読んでませんが評判を聞きつけて観に行ってきました。
オリジナル曲、かっこいい!
今までたくさん色んなライブに行ったけれど、感動するライブってアーティストと観客が一体になる…みたいな感じがあるけど、アニメの映画でここまでそんなライブの一体感とか熱量を表現出来ていることにほんとに感心しました!
ちょっと画像が大袈裟だなぁと感じてしまうところもあったけど、実際のライブではない以上、視覚に訴えるには必要な手法だったのかな?
最後はまるでほんとにBLUE NOTEに行ったみたいでした。
原作を見ていないので、わからないですが、ラストのストーリー展開はドラマチックにするには必要だったのかもしれないけれど、ほんとに残念で。
居眠り運転はマジで良くない!!とか、色々考えちゃいました。
続編でなんとか奇跡を起こしてNYのBLUE NOTEの舞台に3人で立って欲しいなぁ。
あと、大くんはJAZZやるのにアメリカじゃ無くてドイツに行くんだぁ、とか、玉田くんドラム始めて一年ちょいで上手すぎ!って思って誰かに言いたかったけど、1人で観に行ったので、ここで書きました!
ただただJASSを聴いていた…
会社の同僚にオススメされて観に行った作品。
降りしきる雪の中、河原でひとりテナーサックスを練習する宮本大。くちびるが切れて血が滲む。
天才プレイヤーの雪祈も後半で車に追突されてしまい、大切なステージに痛めた身体で上がることになる。
そして玉田、全くの初心者から、マメだらけの傷ついた手になるほどドラムを練習し、なんとかふたりについていく。
どうして世界までの高みをめざせるのか、ジャズをやってみようと思ったのか、細かく映画では描かれていない。ただそれぞれの痛みを伴った3人の志が素晴らしい熱のこもった演奏に漕ぎついている気がする。
考えてみたら映画の中のSo BLUEの聴衆は3人のバックボーンをどこまで知っているのか?
そんなに知らなくても3人のパワーに圧倒されて、ただただ聴き入る、素晴らしいこの3人!そのくらいじゃないか。
わたしは映画館で全くそうなっていた。
ひとりの聴衆である。
映画で描かれていないところをあーだこーだ考えちゃうなんてきっと野暮なんだろう…
JASSの熱い演奏が聴けて気分も晴れたし、力ももらった、ジャズってかっこいい。また聴きたい。
ジャズっいいよな
主人公の宮本大は、仙台で1人サックスの練習をし続けていた。そんな彼が東京に出て新たな道に進み始める。
そんなに中で出会ったピアノとドラムという2人と共にバンドを組む事になる。
それぞれが持ち前の才能や気持ちがグッときました。
全くの素人のドラムがどんどん上手くなっていく姿やそれを応援し続けてくれてる存在がいる事に泣かされました。
主人公の言葉もとても良かった。
自分の中でいいと思えるものがあるなら、それは誰に言われようといいものに違いない。
だから、誰かに合わせて自分を見失いようにしないといけない。
ピアノの幼い頃から練習し続けた成果もあり、才能がある。
けれども、才能だけで気持ちというものが伴わないから自分の殻を抜け出せないままにある。
夢の舞台行く中で自分を打ちのめされる言葉を投げかけられ、壁にぶち当たってしまう。
ただ、ひたすらに頑張るって事をこの物語の主人公に教えられて、かっこいいと感じました。
主人公が友達が言った事に対して返しも良かった。
「ドラムをやりたいっていう気持ちは、止めてはいけないだろ。」
上手く出来るかどうかもよりももっと向き合うべきは、気持ちじゃないのか?と自分に問いかけたくなりました。
音楽も良くてどれももっと聴きたくなりました。
心が踊っているのが自分の中にありました。
どんなシーンもよく、泣ける映画でした。
音楽で泣いた
原作は現在の第三部アメリカ編まで単行本で読んでいる。この映画の第一部日本編(別に、公式でそういう表現して無いけどね)全10巻の内、四巻途中からがこの映画の部分。かなり間引いているし、地元の部分は回想オンリー。逆に原作未読の人には良いかもしれない。冒頭の地元を出る際の兄妹との別れはピンと来ないかもしれないが。
川崎チネチッタの7.1ch+LIVE ZOUNDと言う環境で見たので音に包まれる様だった。序盤、雨が(多分、壊れてる)雨樋から落ちる音がリアルに聞こえる。前半、やたらにBGM(JAZZ)が多用されて、逆効果かなと思ったが途中からメリハリが出ていた。
最後の三人での演奏、アレ?っと思って帰宅してから単行本を読むとやはりオリジナルだった。もっとも、その前のサックスとドラムだけのシーンから涙腺がやられてたけど。
始めて間も無いドラム、三年間のサックス、幼少からのピアノ。ドラムの成長以外は殆どカットされているにもかかわらず、この三人の最後の演奏で涙が出た。
惜しむらくは、肝心の演奏シーンでの作画と言うかCGの酷さ。噂で演奏シーンが酷いとは聞いていたが、想像以上だった。今時、劇場公開作品でこんなクオリティ出すのか?と言う程に酷い。これなら、批判の多い実写化の方が良かったのでは無いかと思える位の酷さ。本当だったら、マイナス4にしたい程だが、それでこの作品の評価を下げるのは惜しいので、マイナス0.5にした。
あの作画が修正されているなら、BDで買っても良いけど。
ジャズアニメ映画というよりジャズライブをみたかのよう
全国放映に遅ればせながら本日みてきました
ストーリーや原作はジャズ漫画くらいの認識しかありませんでしたが、最後のジャズの演奏シーンは圧巻でした
最初にテロップで拍手の要望があり…というアナウンスが流れましたがアニメ映画と舐めてかかってましたが時代は令和(関係ないか)、彼らの演奏は次第に演奏ライブをみてるかのように変わっていきました
玉田の初心者から二人の熱意や演奏力の迫力に心動かされ鍛錬していく姿はあのおじいちゃん目線に自然と変わってました(笑)頑張れ玉田と。
厳しめに言えばジャズのトップに躍り出るまでのサクセスはちょっと姿見お涙頂戴感とご都合主義は否めないかな。(18歳で3年経験者のサックス、14年経験者ではあるけどプロから下手くそとなじられたピアノ演奏者、小枝と缶から始めたドラムの初心者)
2014年の映画セッションでは指導者とドラムの関係でしたが、どこかこの映画を思い出しました。
熱いを通り越した青い物語でした。
あとこの映画の見どころである演奏ですがCGに違和感があるとみたんですが気にならなかったですね、ツッコミどころはあるんでしょうが演奏の演出が上回ってたのかも過大評価かな。7.1chというのを初めて体感しましたが音のマニアでもないのでよくわかりませんでした、迫力は間違いなしです。
エンドロールが流れ出してもう終わり!?ってなりましたし。少し涙腺も緩みました
原作を知らなくても回想シーンでそうなんだなと、ただこの続き?大が海外に出てソロで活躍してるのかとか今後の続きは原作なんでしょうね、、(漫画買わないので)
私はストーリーを追ってみるのが好きなのでこの映画はジャズライブの評価に寄りますが単純に良かったです。たどたどしいレビューで失礼します。、、またみたいな!(まだ一回目)
おわり
本日これから9回目の鑑賞→最終的に50回前後みました(6/30更新)
6/30更新ここから--->
ミニシアターに行きだしたら鑑賞回数が迷子になってしまったのですが、しめて50回前後ではなかろうかと思います。いまから遠方の音のよい箱を探してプロウラーは厳しいので、劇場での鑑賞は終了になりそうです。
上映館様には大変お世話になりました。
▼レビュー追加します
最後に通っていたシアターでは音量をあげた上映があったのですが、いやいやいやちょっとまて???バスドラかなり打ってるぞ???他の箱でこんなに聞こえなかったぞ???ということに衝撃を受けました…。(ラスト・ライブは特に、バスドラが裏に鬼のように入っていますが他館ではそこまで聞き取れませんでした)
かつ、ドラムの聞き取りを優先した席を取ると他にかなり割れる音声があり(特に間宮さんの声)、集中して鑑賞できないので、実は他館も含めて本作すべてを堪能できた上映は数えるほどだった、ということが結果的にわかりました。
つまるところ、作品のレコーディングエンジニアというかミキサーが自分の好みじゃなかったっぽいのが自分にとっての本作最大のネックのようでした。もはや初めのころ言っていた3D絵とか最後の師匠とかちっせえ話です…。
ジャンルも違うし知識的に古くて申し訳ないのですが、個人的にはマーティン・バーチやマイケル・ワグナーのプロデュース録音みたいなDsの音量でJASSの音楽を聞きたかったです。
自分の耳がポンコツなのかもしれないのですが、特にラストライブの三人の音量がイーヴンに聞こえないのはもったいないです。ジャズだとああいうかんじの低音に重きを置かない録音が普通なんでしょうか?知識がある方に教えを請いたいです。
なお、上記を割り引いても★は相変わらず5つです!つけられるなら10個でも100個でもつけたいです。
▼あと宿題の雪祈の件ですが
自分の中では「原作と同じ」という解釈に落ち着きました。「大、止まるなよ」がすべてかなと。
ラストライブが12月半ばなのに渡欧が春すぎだったので混乱してしまいましたが、日付や期間は他の箇所も間違っていたりアバウトだったりなので除いて考えるべきかなと思いました。
--->6/30更新ここまで、以下は4/19に9回目鑑賞前の状態で書いたレビューです
常在ジャンルはクラシックとHRHMで、楽器もいろいろ経験している者です。
JAZZは伊藤君子さん寺井尚子さんは大好きですが、プレイヤー縛りでのファンで、それ以外知らないです。
ですが、本作にハマっています。今日も行きます。1日おきぐらいで行っています。
公開前から気になってはいたのですが、プロモ映像の3Dモーションの動きで思考停止してしまい、ひと月見ずに放置してしまいました。結果、音響のよいスクリーンが割り当てられている間にシネコンに通わなかったことを、心底後悔しています。
せめて一般のスクリーンでも長く上映を続けてほしいという願いを発露したく、今更とは思いますが、感想を書いてみようと思いたちました。
※いろいろネタバレです※
<好きな点>
①大の中の人(テナーの馬場さん)バグってる
自分が本作品を繰り返し見にいく最大の理由です。
最後の”FIRST NOTE”の魂を最後の一滴まで絞り出すようなグルーヴ感、まじでどうかしています(語彙が死んでいますが最大級の賛辞です)。「未完成で荒削りだけど没入感とポテンシャルすげえ、こいつは大器だ」と音で確信することができる圧巻の演奏で、別人格でこの表現ができる馬場さんがどれだけすごい奏者なのかを自分が理解できないことが、心底もどかしいです。
JASSのラスト・ライヴのような、聞くほうの精神が削がれるような生演奏にあたる経験は貴重で、自分は遠い過去に一度きりです。
「自分は運良くあのチケットが買えた」という謎設定で、いつも劇場で鑑賞させていただいています。
②メインの三人の声優さんがGJすぎる
本業の声優さん以外が声を当てるのを許さないマンなのですが、今回は嬉しい例外で、全員大当たりでした。
大・雪祈・玉田とも声と演技があまりにも作品と調和していて、よすぎます。本業の声優さんが当てたほうが上手いはずなのですが、今回はこの「ある種の普通っぽさ」にかえって現実と虚構を混同させる力があるというか、東京のどこかに三人はきっといると錯覚してしまうような不思議な感覚にしてくれたように感じます。普通っぽいとはいえ、皆さん声優初とは思えないクォリティで、三人それぞれが作品と合っているうえに、三人の声も互いに親和性が高いところがポイントです。
経歴を拝見し、間宮さんの雪祈はそりゃアリなはずだよと納得したのですが(舞台俳優さんは声優やっても上手い人が多く、しかもラインハルトと雪祈はキャラ的に被るからです)、インタビューを拝見したら実は三人のなかで一番声優やるのびびっていたそうで、役を降りられなくてまじでよかった…。
傲慢で自信家で斜に構えている一方で儚く危うく脆いという、完全に解釈が一致した間宮さんの雪祈、まじで最高です。
あと、何と言っても山田裕貴さんですね。大のような純朴田舎青年とはあまりにもイメージがかけ離れている超絶イケメンの、大河俳優で完璧な三次元ドラケンの超カッコいい山田裕貴さん。映像俳優に疎い身でも、さすがに存じております。宮本大とどえらいギャップがある彼が、ここまで自然かつ等身大に演じることができるのは、本当にすごいです。しかも劇場版の大は、ただ愚直で天真爛漫なだけではなく、天才ゆえの得体のしれなさも内包する演出がところどころされているので、相当な難役だったとお察しします。
この大当たり、ますますファンにならざるを得ないです。
岡山天音さんの玉田については、別次元で超絶に沼っているので、あらためて長々語らせてください。
③JASSの音楽
言わずもがなですが、どうしても好きといいたいポイントです。
自分が一番好きな演奏は最後の”FIRST NOTE”なのですが、ゴリッゴリ硬派な大のメロディに哲学的な玉田のリズム、そこにひときわ繊細な雪祈の旋律が乗ったときの一体感には鳥肌がたち、編曲のバランス感覚スゲーーーーこれが世界の上原ひろみか!!と愕然としました。ピアノソロの間、大が雪祈の音色にあわせて柔らかくベース音を足してサポートしているところも、何度見ても胸につまされるシーンです。とにかく、すごい。上原ひろみさん、すごい。
ちなみに、雪祈不在の”WE WILL”もツボです。
一度目の演奏ではメロディアスだったこの曲が!こんなタイトで男臭いサウンドに!!(雪祈いないしこうなりますよね!!)という説得力…上原ひろみさん、すごすぎ。
④推しメン玉田
原作の日本編を後追いで読んで、映画でいいほうに変わっているキャラが何人かいると感じましたが、玉田は最たる一人です。
現役合格早大生、7番ならレギュラーかつポジションはボランチやトップ下とかの司令塔?普通に考えれば三人中一番のハイスペですが、大や雪祈と自分の間にある天賦の壁は決して見失うことがない、非常に慎み深いキャラクターです。それでも大と雪祈の才能に惹かれやまず、懸命に二人の後を追い続ける真摯な努力の描き方は原作よりも鮮明で、心を打たれます。
晴れてJASSの仲間となった後は、天沼サンとやりあってきた大に全面的に味方したり、初めあれほどコケにされていた雪祈のスランプ中に全力で庇ったりもします。そんなひたむきで仲間思いな玉田の好青年ぶりを、声をあてた岡山天音さんが余すところなく演じてくださっています。陽気で芯が強くて努力家なのに控えめで、原作のままでも十分にファンが多そうな玉田ですが、劇場版の玉田が300倍ぐらい好漢に思えるのは、脚本もありますが、岡山さんの演技の力が大きいと、自分は思っています。
音の中の人(石若さん)がこれまた巧く、はじめて叩いたときの手首の硬さやハイハットに直角にスティックを当てているようなぎこちない音色、絶妙なリズムのズレからはじまり、器用な人なら数日でこのぐらい伸びるよねという上達具合の表現も然り。地頭がよく器用で集中力もある人が成長期に未経験のなにかにどハマりするとめちゃ伸びるというのは、自分もまわりで何人か実際に見ていますが、ど素人からのギリ奇跡じゃない線の上達ぶりを、うまく表現されています。
もっとも、原作の玉田はもう少し段階を踏んで上達していくのですが、映画では「自然対数的にすごい角度で伸びている最中だと油断していたら、最後のライヴで大に引っ張られて指数関数的にさらに上に伸びる」という演出になっていて、自分は映画のほうが好きでした。玉田の覚醒ポイントである”WE WILL”のドラムソロからイントロに戻ったところの、出だしとは別の曲かと錯覚するほどのタムとスネアの音の厚みと音色の豊かさ手数の多さ、板についたバスドラとライドのリズム運び、ここはもう、玉田ァおまえすげーべや!と毎回、泣いてしまうところです。
ちなみに、ドラムソロの場面でハラハラしながら玉田を見守っていたアキコさんも原作から雰囲気が変わっている一人で、自分はすごく好きです。例のボルサリーノのおじいさんとアキコさんと同じぐらい、自分も岡山さん石若さんの玉田を応援しています。
ところで最初のライヴの”FIRST NOTE”の初心者あるあるへっぽこぶり、もしあそこも超絶技巧の石若さんが音をやったとしたら却ってすごくないか?と疑問に思っているのですが、真相はいかに。
<ネガティブな受け取り方をした点>
①モーションキャプチャ、3D表現
デスヨネー…、、、
ただ、これを理由にいまだ劇場への二の足を踏んでいる音楽好きの方、この公開反省文がもし届けば幸甚でございます…。
②わかりづらいところがある
自分の理解力のなさを棚に上げて恐れ多いのですが、今後の鑑賞の覚えがわりに気になった二点を記述します。
(1)由井さん
はじめの数回、大のメンターだとわからず、原作を読んでやっと理解しました。
あと、最後の”FIRST NOTE”が最大限もりあがってるとこで「BLUE GIANTとは~」と説明しだすくだりは毎回、「師匠ォォォォォォタイトル回収は大事だけど出番はいまじゃねっちゃーーーーー!!」と頭で叫んでいます…。
(2)アンコール「これで最後」
ラストを大きく変更したこと自体は大賛成なのですが、自分はいまのところ「これで最後」の理由を消化できていないんです。
もっとも、「ここまで話を変えてくれたのだから、残酷な原作とは異なる雪祈の未来が劇場版には用意されているはず」と自分が勝手に期待しすぎているせいで、作品中で解答をご提示いただけていたとしても目をそらしてしまっている可能性も大です。
これは、今後の鑑賞の宿題としたいと思います。
<最後に総評です>
非の打ち所がないレベチアニメ映画がある中で、【BLUE GIANT】に満点つけたら不公平ということはわかっているのですが、個人的に他所からは絶対に摂取できない栄養を本作から十分にいただいているので、心からの感謝を込めて★5をつけたいです。
というわけで、まだまだ見ます!! 今日も某シネコンで玉田といっしょにドラム叩きます!!
いつもさーせん、愛しています!!
失われた30年と言われる現代日本が斜陽してるジャズ界としてメタファ...
失われた30年と言われる現代日本が斜陽してるジャズ界としてメタファーなってるなかで純粋に突き進むだけの主人公はある意味「空」なだけに周囲を巻き込みながらのし上っていくという物語。
CGの違和感が気にならなければ傑作
原作もジャズについてもまったく知らないが
この映画は楽しめた
本作はジャズで世界一を目指している主人公が
東京に上京して、凄腕のピアニストと友人がドラムをメンバーにして
ジャズバンドを組んでトップを目指すというストーリー
ドラムは一人だけ初心者なので見ていてヒヤヒヤした
最後のライブで入院していたはずの
雪折がでてきたのは驚いたが感動もした
本作は、基本的にストーリーはシンプルだが
それでもよくできているし
ライブシーンも演出などもよかった
ただ、ライブシーンなどのCGの違和感が
あるところが多いので、
それが気になる人はあまりよいとは思わないかもしれない
ストーリーの途中でインタビューを挟むのは
某格闘漫画を思い出したが原作通りなのかな?
音良し、ストーリー良しも、、、、
ジャズがテーマ。仙台から上京してきたテナーサックス、4歳から弾いているイケメンピアニスト、サッカー少年から転向したドラム、の3人の18歳が「10代でBlue Note(作中ではSo Blue)の舞台に立つ」という青春音楽ドラマ。
演奏シーンがめっちゃカッコいいです。もちろん1級のプロが演奏しているので、音は良いのは当たり前ですが、絵が音に負けてない。グルーヴ感がしっかり描かれている。
メインプロットもなかなか秀逸。才能と努力、成功と犠牲。主人公のテナーサックスは、この映画の中では、何も動かない。
ドラムは努力するが結局「学生時代の忘れられない『思い出』ができただけ」で終わり、努力だけでは成功はしない。イケメンピアノは、才能もあったが「作曲でもいいかな」と浮気したとたんに非情な女神はピアノを取り上げる。
テナーサックスは、そんな2人とのトリオバンドを踏み台に次のステージへ。1つの成功の影には2つの犠牲がある、って非情の世界を描いている。
絵も良くてプロットもいいんだけど、話がダサいんですね〜。本当にベタベタな展開やセリフ。まあだから、非情な才能の世界の話を暗くならずに観れる、ってことなのかな〜
音楽好きなら是非。スポ根好きも楽しめます。萌えなし、尊いもなし、でターゲットが難しい作品ですね。
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