「心に刺さるものがあった。」僕が愛したすべての君へ nikoさんの映画レビュー(感想・評価)
心に刺さるものがあった。
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私は、「僕が愛したすべての君へ」しかまだ見えてないけど最初想像してた映画とは全く違う結末で、ハッピーエンドという人もいるかもしれないし、そうじゃないと思う人もいるように感じた。
登場人物は、みんな自分の意思がちゃんとあって、特に子どもだからとあまり描かないような子どもならではの大人への気遣いまで細かく描かれていた。
一番心に刺さったシーンは、暦が最初に並行世界に行った時のおじいちゃんの言葉だった。確かに、怒ったからと言って嫌いになったわけでは無いし、人間間違うことも沢山あるなと思い、今はいないおじいちゃんだからこそ暦にも響いたシーンだったのかなと思った。
最後に和音が書いた手紙を読んで、並行世界の暦は和音と結婚しておらず、かつての恋人を思い続けていた。 恋人と過ごした日々、そして亡くなってしまった彼女のためにずっと研究している様子が音楽と共に流れて、少しネタバレ感は強かったけどそれ以上に、彼女を思う暦の姿が頭から離れなかった。向こうの彼らは、こっちの世界よりも必死にもがいて生きていたようにも見えた。
この映画は、どっちから見るかが重要というよりも、並行世界を行き来できるからこそ見えてくる2人の暦の生き方を描いているのかなとも感じた。私たちが生きている人生も、選択一つで変わってることがきっと沢山あるだろうと考えさせられた。
まだ片方しか見えてないから2作品見た時にまた考えた事や感じた事、感情の変化がありそうで「君を愛したひとりの僕へ」を見るのも楽しみとなった。
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