ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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#JustLookUp
Netflixで鑑賞(Netflixオリジナル映画・字幕)。
世界の「今」が皮肉たっぷりに詰め込まれていました。
起こり得るかも、と云うリアリティがハンパじゃない。
豪華キャストによる演技のアンサンブルを楽しむだけでも一見の価値アリですが、それ以上に本作にこめられたメッセージは今を生きる私たちが真摯に受け止めるべきものかも…
JUST LOOK UP!!!
決して目を背けるな…
自分の目で確かめ、考え、行動せよ…
氾濫する情報。履き違えられた自由。権力の暴走。深刻な環境問題。混迷する社会において、勇気を出して声を上げ、立ち向かうことこそ、いちばん大切なことなのかもしれません。
大いなる危機が目の前にあるのに、見えない。否、見ようとしない。何故そんな恐ろしいことが平気な顔で出来るのか?―どこに安心出来る根拠が?―気づいた時には手遅れか?
笑いながら戦慄する…
新年早々、奇妙な体験が出来ました(笑)。
途中で観るのがつらくなった
…ってくらい、「アメリカ」や「資本主義」に皮肉を突き付けるコメディ。
イヤになって、悲しくなって、優しい気持ちになって、絶望してニヤリとさせられる。
でも、おそらく誰もこのフィクションを笑い飛ばすことはできない。
「コロナはただの風邪」って、まさにコレじゃん。
とにかく、この顔ぶれの新作が配信で観られるってだけで、今年は縁起が良いぞ。
ディカプリオ、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェットのダメっぷりに、ジェニファー・ローレンスとティモシー・シャラメの曲がった実直さ。
面白い。
マッケイ監督らしい現代社会(特にアメリカ)へのメスの入れ方がさらに...
マッケイ監督らしい現代社会(特にアメリカ)へのメスの入れ方がさらにブラッシュアップされた上、ディザスター系と絡ませた結果がとんでもなく面白い。
人類のどうしようもなさと愛しさがごちゃ混ぜになって、地球も大好きなんで感情の振れ幅が凄い新年1作目。
地球壊滅を丸々コメディにした英断に感心。ここで言うコメディとはおふざけという意味ではなく、真実を直視しようとしない人間の愚かさを思い切り御猪口っているから。
①ケイトが「そんな部署、ホントにあるの?」と言ったら「『The Planetary Defenece Coordination Office is a real place. 』(実在します。)」と画面に表示された時に、この映画は面白くなる、と直感した。②当代の映画界を代表する大女優のメリル・ストリーブとケイト・ブランケットとがお馬鹿な役を嬉々として大真面目に好演。メリル・ストリープをちょっと見直した。③メリル・ストリープと、第2のメリル・ストリープと呼ばれていたジェニファー・ローレンスとの共演が面白い楽屋落ち。私はジェニファーの方が好きですけど。④ジェニファー・ローレンスは相変わらず上手い。彼女のコメディアンヌとしての特徴は本人が真剣であればあるほど周囲とズレが生じてくるところだと思うのだが、地球壊滅の危機を深刻に受け止めて必死になっているのに周りが真剣に受け止めてくれないことにキレてしまいビョーキ扱いされるケイトにはピッタリだ。これが、同じく達者なコメディアンヌだけれどもエマ・ストーンが演じたら随分映画の印象は変わった筈。⑤こういう映画は少しでも演出が弛んだり脚本におかしなところがあれば直ぐに馬鹿馬鹿しくなってしまうリスクがある。その点、本作は演出もテンポが良いし脚本にも大きなミスもない。然し、それ以上に映画を見続けたいと思わせるのがレオナルド・ディカプリオの大好演。うだつの上がらなかった大学教授が何故かマスコミ受けし、アメリカで一番セクシーな科学者等と浮かれ上がった挙げ句、浮気までしてしまう。最初はケイトと同じく人々に真実を伝えようと必死になっていたのにいつの間にか迷走していまう男を深刻に演じている筈なのに何故か可笑しい。そう、コメディを成功させるには本人は真剣だけれども周りから見れば可笑しい、という高度な演技が必要なのだ。二人の大きな子供を持つというオッサンを演じるようになっちゃったんだなァ、デビュー時から見ているこちらとしては感慨ひとしおだが、『Once Upon a Time in Holywood』といい本当に良い役者になったものだと思う。⑥ステーヴン・ジョブスや新SNS機器開発者を御猪口ったような唯我独尊の天才オタクを演じるマーク・ライアンスの、映画のテンポと微妙にずれているような口跡も何故か可笑しい。
これはリアルで怖い
未曾有の天変地異の可能性を、民主主義と資本主義の悪いところが食い物にして巻き起こる一大パニック
コメディタッチでなきゃキツすぎでみてらんなかったかものやたらリアルな作品、面白かった
彗星が地球にぶつかることが正確に予測されてて、その事実はまったく変わらず存在してて、でもそれぞれの人の立場で確証バイアスが炸裂しまくる、まさに今の社会だと思う
もはや Netflixならでは感ある、お屠蘇気分も吹っ飛ぶ超豪華作品、劇場でみそこねたのが残念!
地球滅亡のリアル
地球滅亡系映画って数多くあるけど、基本的に大統領は理解があって、天文学者の言うことを素直に受け入れ、国民のことしか考えてない英雄って感じ。
でも実際に小惑星が地球に追突して世界が6ヶ月後に滅亡するってなってもきっとこんな感じなのかなーと思う映画。
大統領は支持率しか気にしないし、天文学者もしゃべるのが下手で、マスコミも視聴率が上がればオッケー、国民もバズってるならなんでもよし。
本当にこんなことが起こったとき、誰も守ってなんてくれないんだろうなー。
その真実を描きながら地球人類がほぼ絶滅するのになんかポップな感じなのもいい!!
ってかいつも思うけど、世界滅亡する時に自分らだけ生き残って破壊された何も残ってない地球で暮らしたり、別の何が住んでるかわからない惑星に移住したりしたいのかなぁ🤔
地球が滅亡する時は家族や大切な人といようと思う映画でした。
皮肉たっぷり!少しシンゴジラみたい!
半年後に地球の隕石が!という危機的状況。
それをどう防ぐか、というよりアメリカの内政とか権力とか、そっちを皮肉った話。
シンゴジラの日本政府の動きとかそういうのが好きな方にはハマると思います。
どこの国も一緒なのかなー(笑)という感じです。
Netflixにあるので契約してる方は是非!
地球滅亡ブラックコメディ
地球滅亡SFをアダム・マッケイが撮るとこうなる。地球滅亡するというのに選挙が最優先で挙句には彗星の衝突を政治に利用する大統領に、芸能人のゴシップと彗星の衝突を同列で扱うニュース番組などブラックコメディがとにかく効いてて大好き。
トランプ政権後のアメリカということで、大統領や女性キャスターが赤の服で現れたり青の服で現れたり。地球滅亡の直前まで分断が深まって、最終的に皆が上を向く時はもう手遅れ。これを見ると良い事のように見える有名人のリベラルイベントが全く何の意味も成してないのよね。自分と同じ意見の人のことを聞いて同じ意見の人同士で共感し合っても意味ないんだよなぁ。
天文学者の2人も、こういう世紀末系の映画でありそうな最後まで責務をまっとうするヒーロー的主人公の立ち位置かと思いきや地球滅亡という絶望を目の前に動揺し過ちを犯したりするのがまた笑える。
それにしてもかつてVFXをこんなに皮肉として使った監督がいただろうか。SFなら1番ドキドキするような宇宙描写に何も心踊らない(笑)同じような話なんだけど「日本沈没」ドラマに足りないのはこのブラックコメディ要素だと思う。
というかこのポスター、ティモシーだけケイトの方向いてる気がする。
アメリカという国を、上から下まで皮肉り倒す
2021年 12月30日
映画館で観たかったのですが、見損ねたと思っていたら、Netflixに登場したので鑑賞。
レオナルド・ディカプリオが大好きなので、ワクワクしていました。
■映画全体の感想
とにかくアメリカという国を、これでもかというくらい皮肉っています笑
政治家への皮肉だけではありません。政治家に良いように転がされている国民への皮肉も満載です。
地球の緊急事態だと言うのに、目の前の選挙や中国・ロシア、ポピュリズムに必死になっている姿は痛快です。
笑えねぇと思いながら笑ってました。
本当に彗星が地球に迫っていたとしても、こんな感じになるんだろうなぁと思いました。
映画全体として、ジャンルとしてはSFになると思いますが、ブラックコメディの要素が強く、楽しく鑑賞できます。
■印象に残っている場面
映画全体を通して、国民の危機感のなさが印象的でした。
彗星が地球にぶつかろうとしているのに、ケイトとミンディ博士以外は全く危機感がありません。
大統領は中間選挙とスキャンダルの払拭で頭がいっぱいどころか、彗星を選挙や中国ロシア対策に利用しようとする始末。
頭の弱いポップ歌手はマナティと彗星を紐付けて歌を出す。
国民はシャベルの値段や、上を見るのか下を見るのかを気にしたり、祈り始めたり、全く現実が見えていませんでした。
現実に起こっていることが頭の処理能力を超えて、身近な事柄に矮小化するしかないのだろうなぁと思いました。(日常性バイアス的な?)
■映画を観て思うこと
ミンディ博士は、最初は自分がチヤホヤされて正気を失いかけますが、終盤で正気に戻り、テレビで叫びます。
以前アメリカのニュース番組を皮肉った映画がありましたが、アメリカのニュース番組は真実を伝えるという意識よりは、いかに大衆を操るのかに主眼があるように思いました。
メディアをつかった政治的なポピュリズムは当たり前になりました。みんな自分は操られていないと思っているけど、実は手のひらの上で転がされている、思考停止した大衆に成り下がることに安住しているように感じます。
本作は彗星が地球にぶつかるというテーマでしたが、問題はそこではなく、如何に政治家やメディアに報道する内容にメディアリテラシーを持って生きることができるかが問われています。
この映画を観てそのように思った私もまた転がされているのかもしれませんが、、、、笑
SF作品かと思いきや、最高のブラックコメディ
天文学者と教え子が、地球に接近する彗星衝突を回避するために奮闘するも…
SF作品かと思いきや、政府やメディアのあまりのお気楽さ•無責任さに笑いつつもイライラ唖然してしまうブラックコメディ。
特に、メリル・ストリープ演じる大統領の責任感のなさ、自分のことしか考えていない姿は主演二人の真面目さとのギャップで凄いハマっていた。
映画館で観ておけばよかったぁ、ちょっと後悔。
とてもよかった
世界の破滅映画はあまり科学的でないものが多いのだけど、しっかり検証している感じが気持ちいい。
隕石が本当か嘘かで、トランプ大統領のQアノンの陰謀説や、コロナの反ワクチン派や、PCR検査をするな派などの対立みたいになるのがとてもリアルだ。人は信じたいものを信じる。その溝はどうやっても埋まらない。
ボンクラの大統領の息子のジョナ・ヒルが瓦礫の山から生き残っていたので、それはギャグなのかもしれないけど、しっかりしたシェルターなら生き残れそうだ。彼のひどい発言がいちいち面白い。
ジェニファー・ローレンスの美人過ぎなくてちょうどいい感じが見れる。
ディカプリオが奥さんに許してもらって家族と友達と食事を共にできて、本当によかったねと思う。
隕石落下モノコメディ
結構気まずいシーンもあるが、モロなのは一瞬のB地区程度
意外とないディザスタームービー+コメディ
Twitterなどの時事ネタを絡ませながら中々良い感じにまとまってる
とはいえ、鼻につく
この手の社会問題を絡めたディザスタームービーかつコメディといえば大傑作の『博士の異常な愛情』があるが
本作は笑えそうで笑えない絶妙なラインで展開するので、あの領域には達してない
が、テンポがよく、十分楽しめる
映像がしっかり作られていて、最後まで飽きずに見れる
完全にネタバレになるのであまり言及は避けるが、ディザスタームービーとしての満足度もそれなりにある
日本語吹き替え版はレオナルド・ディカプリオと言えばお馴染み、内田夕夜さんの熱演が見れて満足度高い
シリアスなコメディー映画
CGの作り込みや資料映像の多用などネットフリックス的な粗さはあるものの、いわゆる彗星衝突物の中では新たな視点から創られており面白い。この映画のテーマは米国の政治や経済、文化など現代社会全体のあり方だとも言える。コミカルなシーンが多いが、ラスト近くの最後の晩餐のシーンは美しい。デカプリオやメリル・ストリープなど豪華俳優が出演し、落ちも効いている。
素晴らしくて馬鹿らしい星、地球
豪華キャストに加えて地球滅亡という壮大なテーマ。…にも関わらず内容が馬鹿馬鹿しくて呆気に取られた。誰もが地球が救われるラストをイメージして鑑賞に望んでいたはずだが、その予想を見事に裏切ってくれた。社会の分断、イイね集めに躍起になる人々、誰かの都合で動く政治、胡散臭いIT教祖、くだらないワイドショー、真面目な人をネタ扱いするメディア等々、現実社会で起きている混乱を見事に皮肉っており、バッドエンドにも関わらずその結末には妙に納得してしまった。
十人十色様々な最期の過ごし方があり、家族で食卓を囲むシーンでは過去の過ちを受け入れたということもあってそれまでの馬鹿馬鹿しさが中和される家族愛であった。(逃げ場がない状況で自分は誰とどう過ごすだろうかと少し考えた。)
ただ、話の展開があるようでないので観ていて疲れてしまった(これは現実の社会問題と同じ)。けれども攻めたことをしているのは理解できるし、我々観客にも沢山の問い掛けをしてくれて映画として役目を果たしていると思う。真剣な問題こそコメディにしてくれるのは個人的に好みである。
後、いつもは10人も集まってないミニシアターに人が埋め尽くされておりNetflixの力の強さを感じた。
コメディだけれど
コメディなんだけれど
環境について真剣に考えている人からすると
最後はもう胃がキリキリする
本当に起こっているんだよなぁと
現実の環境問題と重なる
どれだけ
いらないものにかこまれて生きているのか
最後のレオの言葉が全て
いや生きていない
呼吸しているだけ
意識はここにも身体にもない
ちゃんと
リアルなんだと認識して
皆に見てほしい映画
キャストが豪華だし
全員がおバカで
救いようのないバカと
ちょっとおバカ
でも
世界ってそうなんだよね
賢くて誠実な人で成り立つ映画より
ずっとリアルなんだと思った
悲しいけど
全251件中、141~160件目を表示