ちょっと思い出しただけのレビュー・感想・評価
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想像以上
岡山では土日だっていうのに朝イチの一本のみの上映。観に来ている人は5人。
「休日は早起きをしない」がモットーの私だけれどどうしても映画館で観たくてアラームをかけました。
感想としては、想像以上に良かった。
てるおの誕生日を軸に物語が描かれていくがその作り方がなんとも上手い、、
「別の道を歩んでいる今」から出会った頃に遡る形でふたりを見ていくけれど、ふっと声を出して笑ってしまう場面も涙が溢れ出てしまう場面もあって、もうこのまま今のふたりには戻らないで、、、と祈ってしまうような終盤でした
個人的には妻を待ち続ける人が言っていた「待っていても来ないならたまにはこちらから迎えに行ってもいいかもしれないです」というような言葉にグッときました。
あと、足を怪我しているてるおをタクシーからおろして走り去る葉ちゃんがミラーを見ながら「追いかけてこないのかよ・・」って言っていてリアルな女の子だなあと思いました笑
そしてやっぱり一貫して池松壮亮さんが最高に良かったです、あの方の言葉では言い表せない魅力って何なんでしょうか、、、
早起きして映画館で観て良かったと思える作品でした
めっちゃ良かっためっちゃ良かっためっちゃ良かった!
沙莉ちゃんが出るってこと以外、前情報全くなしで観ましためっちゃ良かった!
え〜、前半ぼ〜っと観ててあの仕掛けに気づかなかったし、これはもう一回観ないと!
沙莉ちゃん、可愛かったなぁ。すっかり綺麗なお姉さんになっちゃって。
池松くんも素敵だった、本物のダンサーだった。
物語としては、本当に「ちょっと思い出しただけ」で、特に何か大きなことが起こるわけじゃないけど、こういうのをこんな素敵な映画にしちゃう監督とか演者さんとかクリープハイプとか、皆さんに拍手です👏
タバコ演出。
が、くどい。
今時、というか昭和でもくわえタバコで客の髪を切る床屋とか見たことない。
主演二人の演技も、脇の演技も素晴らしいのにもったいない。
あと時系列がよくわかんないからいちいちテロップ入れて欲しかったけど、そうはしたくなかったんだろうな、というのは伝わった。
時計なんか見ちゃいないし。
微笑ましくて
時間が、戻ったりしてて、
良く見てないと。。。。
時間経過が、
ストーリーを作ってる不思議な映画
なにしろ、伊藤さんが可愛くて。。。。
じつは、始めの30分爆睡してましたが、
途中から起きてしっかり観ました!
見終わった後ホッコリしますね。
あの日は、毎年ケーキ買うんでしょうね🍰
東京テアトル発、今年の『花束みたいな恋をした』なるか?"男ってバカ(だけどいいよ)ね" 松居大悟監督が盟友・池松壮亮 × 尾崎世界観と、遂に男女双方から描く恋愛映画は、自分が作ったみたいな映画だった
日常を積み重ねる中での時に思想哲学みたいな会話劇や周辺キャラクターの(伏線回収とまでは言わないまでも気の利かせようとした?)再登場のさせ方・差異を伴う反復なんかが、語弊を恐れずに言ってしまえば自分が書くような、あるいは構想するような脚本みたいで、ちょっと悔しくなった…。あと、時間遡っていく方式で(本作は厳密には違うけど)出会いのシーンで終わるのが好きというのもある。いつもこの監督の出オチみたいなアイデアや構成力には目を引くものがあるけど、本作におけるそれは丸被り。終わり方ラストカットもずるいくらい良かったな〜したいことされて嫉妬したよ。ちょっと思い出しただけというよりがっつり浸ってた。
劇中で出典・引用されるジム・ジャームッシュ監督『ナイト・オン・ザ・プラネット』のように世の中には色んな人がいて、その数だけ生活があるのだと夜空を見て思う。けど、それらを可能にしているのは紛れもなく主演二人の力と化学反応に依るところが大きいと思う自然体な空気感。前作『くれなずめ』主演で松居組に加わった成田凌や、(『ナイト・オン・ザ・プラネット』には出演していないけれどジム・ジャームッシュ盟友)永瀬正敏などと好きな顔が揃っているのも個人的には嬉しいポイントだった。池松壮亮含めこの3人揃っているのは完璧に俺得ってやつ。國村隼がやっているバーなんてあったら絶対通っちゃう、人生相談したい。当たり前だけど演者って大切だ。
せっかくなのでショートケーキ買って帰りました(普段はチーズケーキやモンブラン派でたべないのに)
勝手に関連作『ナイト・オン・ザ・プラネット Night on Earth』『エターナル・サンシャイン』『メメント』『テネット』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』
コロナ禍の現在、マスクをつけることが当たり前になり、映画の中でもマ...
コロナ禍の現在、マスクをつけることが当たり前になり、映画の中でもマスクをつけている描写が何度も出てくる。
映画の中での演者はあまりマスクをつけている印象がないため新鮮だった。
時の経過の描写は現在から過去に渡って表現されており、7月27日を切り取って映し出される。
過去ではコロナもなく平穏な日々であったが、劇場内での観客がマスクをつけている描写から時の経過を表現しているのは素晴らしいと思う。
タイトルにもある通りちょっと思い出しただけというタイトルと伊藤沙莉、池松壮亮の演技が最高にリアルを作り出している。
ほんとに ちょっと思い出しただけ でした(笑) 脇役が豪華で驚いた...
ほんとに
ちょっと思い出しただけ
でした(笑)
脇役が豪華で驚いた
と
伊藤沙莉さんをあ手書きしたの?って思 うくらいに 彼女が生きた作品
永瀬正敏さんの使い方も贅沢 スパイシーな
リアルなんだけど なんだか爽やか
ハッピーエンドだし よかった
惜しいところがあるけど、いいところもたくさんある。
彼の誕生日を今からどんどん遡っていく物語。
クスッと笑うところもあるし、小さな規模感の中で日々が繰り返していくのは、のんびり観るのにちょうど良かった。
自分も30前半で結婚してるけど、20代前半はほんと大恋愛もしたな。でも今も悪くないけど。
でもなぁ、みたいな気持ちが表現されていて、苦くてエモい気持ちを表現している部分では、なかなか見ない映画だったと思います。
このレビューの下に印象を出すところがあるのですが、どれにも当てはまらない感じが出てるのが評価できます。
思うところは、多分、同じ日を1年遡ると曜日が前に戻る、ということで遡ってるのを見せているのだけど、
(2022/2/24は木曜日→2021/2/24は水曜日といった具合)
正直それを知っている人って少ないと思うし、もう少し西暦を見せるとかニュースやラジオで年がわかるように見せていかないと、いつ変わったのか分かりづらくて、そういう意味で優しくないなと思いました。
そういうお客さんの手間を減らすことで、よりのめり込める隙間になると思うので、そこは無駄な時間でした(もちろんマスクが無くなったとか怪我してるとかで何とかわかるけど)
あと、主題歌などはとってもいいけど、役として尾崎世界観が出てくるのは微妙。
でしゃばっている。まぁ・・・仕方ないか。っていう感じで映画好きは見るかも。
映画観た後に聴く主題歌は素敵でした。歌詞を見てぜひ。
芸人ニューヨークの人の立ち位置も面白かった。
またAmazonとかでやってたら観たい。それくらい、ちょっと思い出したときに観たい映画でした。
タイトル通り
松居大悟さんの映画らしく、本当に等身大を描いた作品。
池松さんと伊藤さんが、ただただ自然過ぎて、現実の延長なのか?と錯覚するくらい。
見ていても羨ましいという感覚よりも良かったねぇ~という感情が強いのが、この二人の演技力。
コロナになってタクシーに乗ることも本当に減ったが、あんな会話していた気がする。
そんな世の中だからこそ、こういうほっこりする映画が必要。
思わず引き込まれる見事な一本
良かった、本当に観て良かった。久しぶりに身動きが取れないくらい見入ってしまいました。
私は邦画の方が好きなんですが、その理由としてこういう繊細で情緒的な、行間を読ませるような演出が大好きなんですよね。
ストーリーとしてはそんな派手なものじゃないですが、全編アドリブなんじゃないかと思わせるようなナチュラルな台詞と演技がとても良かったです。
個人的には今年の邦画の中でベスト級の傑作でした。
かわいい。。
伊藤沙莉が好きだから見に行ったが、魅力爆発でしたなー自然体な笑顔が素敵すぎたー彼女だったらこんな感じなのかな?とか勝手に妄想する。キュートすぎる。ラブラブな時期も喧嘩してる時も本当に素敵でしたー。伊藤沙莉のタクシーに乗りたい。
誰にもある人生な大事な恋愛をちょっと思い出した。そんな感じです。今がどうとか後悔とかじゃなく、ちょっと思い出すんですね、うん。
そして俺の誕生日7/26。というところにも縁を感じてしまったー
脇を固める成田凌、國村さん、永瀬さんetc豪華ですねー安心感抜群。ニューヨーク屋敷も頑張ってたねーこんな風にナンパしてんのかなと想像しちゃったけど、笑。
期待ハズレ
時間遡りが功を奏しているかといえば微妙…
何故そうなってるかといえば、結局、時系列通りに見せてしまうとイマイチ面白くないからじゃないかな!?
永瀬正敏とか完全にジム・ジャームッシュリスペクトなだけで呼んでるんだろうけど、あのギャグなのかマジなのか中途半端なシーン要るか!?
監督は去年の「くれなずめ」が凄い好きだったから期待したけど…
巻き戻す
ちょっと思い出すのは別れた時より出会った時の方がいい。巻き戻すから気持ちの温度が少しづつ上がる感じが良かった。クリープハイプ の曲がとても合っていて、しばらくライブ行けてないから大きな画面で歌うの観れてちょっと泣いた。
ぎこちない、テンポもどうかな。
伊藤沙莉が出ていたので、そして高評価だったので観に行きました。
たわいもない毎日を描く、こういう映画は好きです。
でも、なにかぎこちなかった気がしました。
あのセリフと流れは10代後半か20代前半の若者でしょう。セリフが軽すぎる。
あの二人には合わなかった気がします。
テンポも。長いなあと思う場面が2・3ありました。
同じような場面が繰り返し出てきたような気もしました。
ちょっとなんて、もんじゃないよ。。
いやあ。。
もう、共感しかない。。
誰もがある恋の始まり、そして。。
まさかの、ウィノナ💖
さて、未来の私たちは、マスクに隠れず、きちんと人を愛せてるだろうか。。
そして、明日のケーキを食べられるだろうか。。
結論から言えば「結構好き」です。
松居監督作品、いろいろ評判を聞く中で過去数作品観てきましたが、正直いずれもワタシ的にはハマらず、前作『くれなずめ(21)』で初めて「いいじゃないか」と思えました。そして今作品、前評判の良さも聞いており、それなりに期待して鑑賞してきましたが、結論から言えば「結構好き」です。
私は鑑賞前、予告も宣伝も公式サイトも一切見ていなかったので「構成」を把握するまで少々戸惑いましたが、まぁ、この構成くらいは事前に知っていても十分楽しめると思います。
作品の良さは何と言っても主演の二人。二人の絡みだけでなく、それぞれの日常どこを引き合いに出してもキャラクターが立っていて、どんどん二人が好きになってしまいます。
また、背景もよく描かれており、生活という繰り返す日常にある風景や部屋の様子、二人自身や周囲の言動などから、その時の二人の心情が垣間見えてきます。
まだ2月なので来年の賞レースまで長いですが、特に伊藤沙莉さんは主演女優賞の候補だってあり得るんじゃないかと思える好演でした。
まぁ、最近この手の「前の恋愛振り返り系」のラブストーリーが続いて、また評価が高めなのも何となく一種の「ブーム」にも見えますが、その点で松居監督には「おさまりのいいジャンル」な気もしますし、十分に健闘しているような気がします。
ちなみに私、ジム・ジャームッシュは不勉強で『パターソン(17)』しか鑑賞できていませんが、「日常」の描き方は雰囲気出ていたように思いますし、やっぱり永瀬さんが利いていますね。
何もかも"上手だな"と思えた
2022年劇場鑑賞12本目 秀作 68点
個人的に、明け方>>>今作>ボクたち〜>>>>>>>花束
こんな感じ
言わずもがな主演二人はもちろん、脇を固める人たちみんな演技は素晴らしい。
確かに伊藤沙莉ハマり役ですが、自分はタイトル拒絶の端的に言うとモテる華のある女性に少し憧れを持っているあの役の方が好きだしジャンルは違えど彼女の代表作品は揺るがなかった。
池松壮亮もわたくしが大好きなドラマmozuを皮切りに飛躍していった(本人もそう自負している)ので大好きな役者さんで、表情の演技はもちろん賛否を生んでいる話し方や顔つきさえも、リアルを投影している様だった。
例えばもしわたくしがあの世界線のダンスのレッスンする施設にいる一人だったら少しだけ彼は鼻につくなあとも思っているかもしれない、けどより伊藤沙莉といる時の方があの話し方や顔つきが顕著に出るのでそれは劇中でもあった世界にあの二人しかいないから、あのいちゃいちゃであったりタジタジだったりしたったらずなのだと、、、まぁこんなん書かなくても観た人ならわかるよね。笑
前置き長くなりましたが、当方が一番評価したいのは脚本で、一言目にあった他3作品の中でもとりわけより現実味がある味付けにも関わらず、随所に小出しにされる設定や伏線の回収の様が、映画好きでめちゃめちゃ観まくった人が映画好きのために現代のニーズに合わせて作った感を凄く感じた。
あとは一番伊藤沙莉の役が凄く良く描かれていた。一番それを物語っているのが誕生日に花を届けに訪れたが後輩から同じくお祝いの品を受け取っている時に出会し、距離が近くなんやねんこいつみたくなってる後に、急な雨に降られながらいつもの公園ではぐれた奥さんを待っているおじさんの代わりに探しに行く。必要とされたい、いや誰かの為になりたい。いやもっというと偽善なのかもしれないし自己満なのかもしれない。
あのシーンが個人的に一番好きだし、それ以外のシーン含め凄く良く彼女の女性らしさが描かれていた。
他には設定や見どころ、伏線回収でいうと、彼の名前がてるおで照明係だったり、離婚記念の乗客が彼が住む前に住んでいた住人だったり、冒頭とラストシーンのトイレ借りに訪れた人が何度か会っていたバンドのボーカルで、その人自身の成長も少し辿れる(人気のない裏路地で路上ライブ→小さいホールを埋める程に→タクシーを乗り回すほど売れ→コロナ禍でチケットの払い戻しどうこう〜となるまで忙しくなる様)点、タクシーでの伊藤沙莉の別れ話で放った言葉、彼が降りたあと放った言葉、降りて一人座ってケーキを食べる時の斜め上からの撮り方、最後にぜんぶ持ってったニューヨークと結ばれたんかい、運命ゆうてたしなのシーンや明け方の綺麗な景色に想いを馳せてる長回しからの主題歌など、、、きっと2回観ても面白い作品だと思う。
あ、あとなんだかドライブマイカー要素もあったよね車の中でのセリフの会話劇から同じく舞台を取り扱う点など、。
良い作品ですが点数が伸び悩んだのは、きっとジャンルの問題でわたくし自身がもっと歳を重ねて振り返る恋が増えれば想いも強くなると思うし、同ジャンルの花束に比べたらよっっっぽど良かったあれは吐き気した。
是非
一部の脇役が雰囲気を壊している
本当にちょっと思い出しただけの映画でした(笑)
でも、多くの人が経験したであろう場面や言動が散りばめられていて、少し小っ恥ずかしくなってしまうような2人のイチャイチャはとても共感出来ると思う。
ある1日に焦点を当てて遡っていく見せ方も良かったし、今が何か変わるわけではないけど、少しだけ変わったような気持ちで終わる所も好きです。
やっぱり朝焼けは感傷的な気分によく合いますね。
ただ、だからこそ、脇役のキャスティングにはしっかり拘って欲しかったなぁと…
オマージュなのは分かるんだけど、髭面がとことん似合わない声の方とか。やり取りは芸人さんらしくとても面白いけど、元のキャラを知ってるから全てがギャグにしか見えない方とか。
良い雰囲気にのめり込もうとすると、そういった方々に引き戻されてしまう。
泣けそうな話なのに泣けない原因はそこにあるし、とても勿体ないと思いました。
誰にもあったかも知れない思い出
観ているうちに、ひょっとして自分は記憶を失っているけれど、この人とつきあっていたのかも知れないとさえ思えてくる、この国の今の、ありふれた人間の生のすばらしさ。映画と現実の境目が曖昧になって、感傷に捕らえられて帰って来られなくなりそうな危険な一本。
全255件中、121~140件目を表示