ちょっと思い出しただけのレビュー・感想・評価
全255件中、101~120件目を表示
主役の二人・・☆
伊藤紗莉と池松壮亮の二人が主役で、評価も高かったので鑑賞。
二人の雰囲気がすごく良かった。
池松演じる照夫の誕生日の日のエピソードが若干の時間的な前後がありながらも
淡々と描かれていく。
その間に、他の登場人物に関する伏線もあり見終わって、あ・・そうかと
思うこと色々あるが、何だか物語に入り込めないところがあって、見終わってからの
印象が自分には薄い作品だったように思う。
伊藤紗莉のタクシードライバーと池松壮亮のダンサーの設定はとても良くって、
他の方が書かれているように「コロナ禍」の日常が映画としては珍しく
丁寧に描かれていてリアリティがある。
この二人の作品は、また見てみたい。
ちょっと、どころじゃない傑作映画。
映画を見てから1週間ほど経ちましたが未だにこの映画に対する熱が冷めないのでレビュー投稿しました。
見ようか迷ってる人は、絶対に見に行ってください。
キャスト全員の演技と感じさせないリアルなシーンの数々。1カット長回しタクシーでの会話描写、居酒屋の外での何気ない出会いの描写などなど、多くのシーンが今でも脳裏に焼き付いています。
恋愛映画の一面もありますが、もちろん色恋沙汰だけを描いてる作品ではありません。
恋人を通じて、人生を見つめ直し今後どのように生きていくのか。いろんな出会いや別れを、ちょっと思い出して、その思い出を糧に生きていく。
人との別れは、悲しいだけではない。
そんなメッセージを、ラストシーンで自分は受けとりました。
邦画史上一番綺麗で後味の良い最高のラストシーンだったと思います。
昨今、SNSで映画を楽しめる環境になってきましたがこの映画は映画館で見て欲しい。
あのラストシーンは、明るい環境下でスマホやパソコンの小さい画面で見るのと真っ暗の中、大きなスクリーンで見るのでかなり意味合いが違ってきます。
見ようか迷ってる人は是非見に行って下さい。
絶対1800円以上の価値のある映画だと思います。
二度観るべき
時間が逆転する映画はそもそも苦手だ。
ただ、池谷壮亮の朴訥なセリフ回し、そして伊藤沙莉の声色にやられた。
そして、後でYoutubeの映画評をみてもう一度観たくなった。
でも、なんといっても、尾崎世界観の歌が全てだろう。すばらしい。
ジム・ジャームッシュと永瀬正敏だったので、内容はパターソンぽかったかな、と自分は思った。
宇多丸さんのラジオレビューを聞いて、どうしても再見したくなり、3/4に劇場にて見直した。
細かい部分にも目が行き、本当に良い映画であることを確信した、
二回劇場に足を運んだのは「ムーンライト」以来だ。
本当にお見事でした
これは本当にじんわりと沁みます。
ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」へのオマージュたっぷりで、しっかりと松居大悟作品に仕上がっている見事な一本。
主演の二人は空気や距離感が心地よく、永瀬正敏や國村隼がとても良いアクセントになっています。
取り留めのないような物語では割るのですが、その構成が実に巧み。
鑑賞中、何度も「これは面白いなぁ」って反芻してました。
きっとこの作品を見返す度に、この大変な時代を思い出す事でしょう。
ちょっと思い出しただけ。いや、本当にお見事でした。
さっぱり
特定の日付を何年も繰り返し、一組のカップルの別れから出会いまでを遡っていく本作。
タクシードライバーの伊藤沙莉とダンサーの池松壮亮というなぜかしっくりくる配役やバーのオーナー國村隼、気のいい成田凌、待ち続ける永瀬正敏など脇を固めるキャラクターの抜群の安定感で鑑賞中ずっと心地よかった。
淡々としながらも入り込む余地のある本作の雰囲気はなかなか作り出せないと思う。
観終わった後の不思議とさっぱりとした感じはキャラクターの性格も作用しているが、特に物語の大きな特徴である思い出を遡る構造が作り出していると感じた。
今まで幾度となく製作された恋愛映画でも本作のように見せ方や構造を変えることで鑑賞後に抱く感情がこんなにも違うのかと驚いた。
構成と展開が見事
結末に近いところから観せるパターンですが新鮮な構成でした。テンポ良くあっという間にエンディングという感じ。池松くんも伊藤さんもこの作品にピッタリというか、その演技力が見事です。この感じはこの2人の世界観。
「ちょっと思い出しただけ」
男の誕生日がキーになっているなんてジェンダーの影響?なんて気にしなくても楽しめる秀作です。
さりげなくケーキ🍰イヤイヤ思いっきりケーキ🎂ガッツリケーキ🧁ほっぺにもケーキ😊
是非映画館で🎦
25
いい感じ、、ってだけ。
伊藤沙莉はよい、、、がこういう雰囲気重視映画より主役じゃなくてもいいからもっと厚みのある役をやって欲しい。
タクシードライバーと、怪我してダンスを諦めた照明技師の恋話を、その時の時代と場所と音楽と共に切り取って「いいかんじでしょ?」って見せられた感じ。ジャームッシュの映画もそんな感じなんだけど、文化や歴史的な違いでやっぱり食い付きが多少ある。
日本の場合、同時代性共感、懐古主義的な見方になってしまい自分で自分の傷を舐めてるような、、、、
確かに心地よい感じなんだけど、、見終わって何も残らない、、、たぶんちょっと思い出す事も無いと思う。
こういう映画はこういう見方でいいんだよね?
本当に、ちょっと思い出しただけ
2021年夏、コロナ禍の東京。
オリンピックが開かれる中、タクシー運転手の葉は夜道にタクシーを走らせる。
照明スタッフで元ダンサーの照生は、ダンスの公演が終わった舞台で1人踊っていた。
照生の誕生日のたった1日を振り返る5年間の物語。
珍しく酷評させていただきます。
近年流行りの「戻れないあの頃回想型青春映画」。
花束〜、ボクたちは〜、明け方〜、そして今作。
結ばれなかったあの人との思い出を、エモさと名曲で時代とともに振り返る、アレです。
多少ネタ切れ感があるけれど、上に挙げた4作の中でも1番の絶賛具合だったので楽しみに観に行きました。
まず一言言わせてくれ。
ボクたちは〜とダダかぶりじゃん!
まずヒロインが伊藤ちゃん(因みに篠原篤さんも出演)、そしてメメント構造の振り返り方。
昨年のベストにボクたちは〜を入れた身としてはどうしても比較してしまうし、色々言いたいことも出てきてしまう。
ボクたちは〜を観ていなければ真新しさがあって多少評価が上がったかもしれないが、それにしても…
物語はコロナ禍の閑散とした東京から始まる(これも同じ)。
登場人物は少なく、セリフもほとんどなく、静かに静かに進んでいくプロローグ。
外出自粛が叫ばれる昨今の状況らしい描写と、シネコンでこんな丁寧な映画が流れることに感動した。流石松井監督。
コロナ禍以前の社会になり、活気が戻ってくるはずが。
…あれ、そのままだ。
結局、盛り上がりに欠ける違和感を抱きながらエンディングを迎えた。
登場人物が少ない。
特に目立ったキャストは池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、國村隼くらい。
尾崎世界観と永瀬正敏も印象は強いけどポジションがよく分からない。
成田凌も確かに出てたんだけど、エンドロールで名前を見つけてから確信が持てるほどの影の薄さ。
渋川清彦?市川実和子?高岡早紀?あ、あの役か。
ニューヨークの屋敷もせっかく話題性があるのに、あれじゃあ誰だか分からんわ(この手のキャスティングは何故か『劇場』の井口理を思い出す)。
あと、顔などをよく見たいシーンに限って暗い。
日めくりカレンダー的なのは、見方が分からなくて戸惑っていたら、そのあとずっと暗がりの中で見えず途中で諦めた。
メメント構造であるものの、ボクたちは〜と違うのは1年のうちのたった1日(照生の誕生日)にスポットを当てている点。
1年のうちの1日、つまり繋ぎとなる364日はこちらが想像しなければならない。
いや、いくらなんでもそれは無謀でしょ。
こちら側が想像することで作品に深みが増すというのは分かる。
ただ、あまりに点と点すぎて私のペンでは線が引ききれなかった。
空っぽとまでは言わないけれど、結局2時間も何を観ていたのだろうという感覚に襲われた。
ロングトレーラーを見たくらいのものしか残らなかった。
バレッタとかももうちょっと良い使い方が出来ていれば。
元ネタのジム・ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』は予習しておいて損はないと思う。
自分はまだ観てないけど。
2つだけ、問答無用で良かったところ上げて締めます。
クリープハイプの主題曲「ナイトオンザプラネット」と伊藤ちゃんのハスキーボイス!
ちょっと思い出しただけをちょっと思い出しただけ
かつてこんなにしっくりくるタイトルがあっただろうか
鑑賞2回、パンフレット(デザイン素敵)
何気ない日々の繰り返しが愛おしく感じられる、そんな作品。
ある1日だけを紡いだシンプルなお話。
恋愛というより人生って、という感じ
よくある映画のハッピーエンドって何だろうと考えるけど、結果、こんなこともあってあんなこともあって巡り巡って良い時間だったなと思える日々って素敵だな。終わりは始まりでずっと続いていくのだ。
それでの 'ちょっと思い出しただけ' って何だかポジティブ。そう口にしただけで映画を思い出して胸が熱くなります。
限りある時間の中にどんな点と点を残せるだろうか。
なんだか、私にとって忘れられない大切な映画になりました。
鑑賞後ジムジャームッシュのパターソンをまた見たくなった。のは私だけ?
池松さんの朝のルーティン、あるある、がにやけた
ちゃんと思い出したらだめ
苦かったなぁ(良い意味で)。舞台劇が大好きで中学生みたいなワチャワチャが大好きな監督が、「ナイト・オン・ザ・プラネット」が大好きなアーティストの書いた曲にビビビと打たれて、色んな好きを混ぜ込んだ寄せ鍋みたいな映画。サプライズもふんだんに盛り込まれてるので、流れに上手く乗れれば楽しく鑑賞出来るのではないでしょうか。「くれなずめ」よりは圧倒的に映画として見やすいかも(笑)。
自分の記憶とクロスオーバーし始めると、去来する思いが増幅する良さがある反面、映画のストーリーと自分のストーリーの脳内マルチタスクが大変になるのでお気を付け下さいましね。
ずっと観てられる映画
集中して2時間観られる環境で、ずっと観ていたくなる映画でした。映画館という空間で観られて良かったです。
ちょっと笑えたりちょっと泣けたり…
どんな話って言われると難しいですが、ひとりで噛み締めたくなる話でした。
この映画に出会えて良かったですし、伊藤沙莉さんが更に好きになりました。帰りの運転楽しかったです。
伊藤沙莉の「うっさ(笑)」の破壊力
伊藤沙莉、池松壮亮、クリープハイプが好きなので観ました。
役者さんは問題ナシ。皆さん演技が素晴らしい。
特に伊藤沙莉、こんなに可愛い方だっけ??と思いながら釘付けだった。
かわいすぎた……
それをプラスしても、
総合的にはうーんという出来だった。
まず1番は、「なんでわざわざ分かりにくい時計を選んだ??」とツッコミたい。
時間軸がわかりづらい。
「花束みたいな恋をした」に雰囲気等似ているが
花束の方がストレートでわかりやすく、
入り込みやすい。
どうしても比べてしまった。
あと、あぁまた出た、高円寺……と思った。
夜中クリープ流して自分に酔ってる大学生が好きそうな映画
ストゼロとタバコと、ミニシアター系の映画かインディーズのバンドの曲を流して灰色のTシャツを着てそうな、笑
今の彼氏と別れたら本当にちょっと思い出して、歌詞の通りいつの間にかママになって字幕より吹き替えで子供のアニメとか見ちゃう人生を辿るんだろうな~~ってなった。
あと屋敷(ニューヨーク)の演技が思ったより良くてびっくり。
帰り道にナイトオンザプラネット流しながら電車乗るのおすすめ。
自分に酔えて最高の気分です。帰り道のドンキでお酒買って帰ります。
脚本が素晴らしかった
100分近い映画で短いような気がしていましたが、少し長かった。でも、決して、悪くなく1200円で観賞しましたが、満足の内容でした。令和5年から物語が始まり、主人公の誕生日を中心に過去に振り返っていき、再び現在に引き戻される構成でした。
演出も演技も自然体で演じているようで、でも、どことなく芝居のようでもある。セリフもキメ細かく明瞭でした。ユーモアも豊富に盛り込まれていて、國村さんと伊藤さんのジェンガシーンや、伊藤さんが耳にタバコを挟んでタクシーを運転する下りは最高でした。
恋愛モノなんですが、伏線がたくさんあって考察してしまい、快感と楽しさ、そして、切なくもある良作の邦画でした。
ちょっとどころかめちゃくちゃ良い
ちょっと思い出す、過去の思い出。
過去に遡っていく構成は同じく伊藤沙莉が出演していた「ボクたちはみんな大人になれなかった」を思い出す。
遡っていくことで、この人何があったのかなぁという謎が次第にわかる構成となって楽しめた。
大きな展開はないけれど、リアルだし、洒落ている。
最後のクリープパイプの曲「ナイトオンザプラネット」が頭を離れない。
ベストなキャスト
主役だけでなく、共演者もイメージ通り
伊藤沙織と池松壮亮のふんわりした演技とクリープハイプの音楽がベストマッチ
物語がふたりが別れてしまった後から始まり、巻き戻されていくが、そこが曖昧だった
いろんな伏線があって、ラストがなるほどとなるが、もう少し、過去に戻っていくところがはっきりと終わるような演出だったらもっと良かった
7月26日
この監督の作品は前作の「くれなずめ」が昨年の個人的ワーストだったので最初は観る気がなかったが、意外な評判の高さで鑑賞
前作より嫌悪感はなかったが、所々出てくる内輪受け感というかゲストのキャスティングが少々鼻につく(タクシーの酔っぱらい三人組はマジうざくて、ある意味で個人的ベストシーンだったが、それに対する伊藤沙莉の突っ込みも良かったスッキリ)
個人的感想なので、はまる人にはメチャクチャはまるし、好き嫌いの問題
主演二人は嫌味なくて良かったです
ただ、ゲスト的に出てくるニューヨークの屋敷とか慶一さんは、どうしても「屋敷だ」とか「あっ、慶一さんだ」ってなるよね
全255件中、101~120件目を表示