劇場公開日 2022年1月21日

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「先輩と二人で昼は鶏卵を売り、裏の仕事として死体の処理をしているテイ...」声もなく アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5先輩と二人で昼は鶏卵を売り、裏の仕事として死体の処理をしているテイ...

2022年12月11日
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先輩と二人で昼は鶏卵を売り、裏の仕事として死体の処理をしているテイン。ある日、誘拐してきた子供を預かることになり、声の出せないテインは渋々面倒を見ることになる。誘拐してきた女の子と歳の近いテインの妹は仲良くなり、テインとも会話は出来ないもののだんだんと心が通うようになる。
 少女の親から身代金を受け取りに行った先輩が事故で死んでしまい、少女を人身売買の元に送り届けたテインだが、取り返しに行く様子が切ない。
 少女を学校に送り届けたテイン、テインに親しみを感じながらも先生に誘拐犯と訴える少女。でも迎えにきた両親に飛びつくわけでもなく、頭を下げる。悲しい場面。お母さんお父さんには会いたいけれど、私に出す身代金は渋っていた。弟は大事だけれど、私はどうでもいいんだ。と思い込んでいるからこその行動だろう。この子はこれからしばらくは、そう思い込んだまま過ごすんだろうな、と思うと、なんともやるせ無い結末であった。

アンディぴっと