劇場公開日 2021年12月10日

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「サム・クラフリン、もっと見せてよ」ラストナイト・イン・ソーホー m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5サム・クラフリン、もっと見せてよ

2022年11月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

デザイナーになる為に、カントリーサイドからロンドンの街へ行くことになったエロイーズ(エリー)。
デザイン学校のルームメイトとは馬が合わず、自ら見付けたアパートメントの一室へ引っ越し 誰に気兼ねすることなくデザイナーとして頑張ろうとした矢先、サンディという女性が出てくる、妙にリアルな…不思議な感覚の夢を見るようになる。

エリーの見る夢は、彼女の憧れる'60年代。
きらびやかな衣装に身を包んだサンディにシンクロするエリーだけれど、このソーホーという街に飲み込まれていくサンディに エリーが重なり「もう、やめたげてーーー!」って思いで観てました。

ソーホーと言えば、歓楽街として有名だった場所だとは、この作品を観るまで知りませんでした。だって、今のソーホーからは想像も出来ませんよね。

夢破れたサンディが壊れていく様は、本当に悲しかったです。
女性が商品として扱われていくなんて…女性はいつでも消費される側で、それが当たり前だと思い込んでいる そこのオマエ!!特に日本人(日本の文化)は、本当にしょーもないと思うぞ!!

エリーの母親の自死という伏線や、持って生まれた霊能力がどの様に作用するのか…。それらが これからエリーに起こるであろう出来事を示唆していて ストーリーに含みを持たせていたので、意外性とかは余り感じなかった。

私個人としては、ザクザク“お仕置き”していく場面とか好きでした。
あの部屋に出没するゴーストを見てしまうと、被害者なんだろうなと言うことはあからさまなので どんでん返し的な印象は皆無だったかな。
アパートメントのオーナー?の存在が怪し過ぎるし(笑)。

後は エロイーズ役の、トーマシン・マッケンジーが可愛かった♡

m@yu-chan