劇場公開日 2021年6月25日

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「七月と安生=2人の女性の友情に涙する。」ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン) 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5七月と安生=2人の女性の友情に涙する。

2022年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2016年(中国・香港合作)監督:テレク・ツァン。
原作は中国の携帯小説。

女性向けの映画です。
私は引き込まれてとても感動しました。

2人の女性の14年間に渡る友情物語か?と思ったら、
圧巻の七転八倒の人生のジェットコースターでした。
ひとりの男・家明を愛する2人。
紆余曲折。底に流れるのは七月(チーユエ)と安生(アンシュン)の絆、憎しみ、信頼そして愛。

この映画ネタバレは厳禁です。
あらすじも複雑すぎて書けません。
でも難解なわけではありません。
兎も角先が読めない。
あまりに複雑すぎるストーリー。
それも小説の出来事(フィクション)なのか?
現実の出来事なのか?
あちこちにミスリードあり、フェイクニュースありで、
息つく間もありません。

もつれにもつれて、衝撃の展開を!!
最後の1行まで読めないラスト。
最後のシーンまで分からない映画です。

(岩井俊二監督作品を思い浮かべました。)
(少女が主人公で、友情と激情の長い航海。手紙も登場します)
13歳からの14年間の少女の成長。
真面目に人生設計をする七月。
自由奔放に男から男へと蝶のように渡り歩き、
世界を放浪する安生。

マリアナ海溝よりも深く。
友情より、愛情より、
深いモノって何だろう?
男と女・・・よりも、深い、女と女のソウルメイト(魂の友)

(ラストにやや無理くり感はあります。)
衝撃のどんでん返し。
(まったく予期しておらず、見事にパンチに見舞われました)

確かに感動し、涙が溢れました。

琥珀糖
iwaozさんのコメント
2022年11月15日

男ですが、良かったですよ!^ ^
岩井俊二感ありましたね!
人間を見事に描いているけど
異世界のような不思議な美しさに
引き込まれます。

iwaoz