劇場公開日 2021年7月30日

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サイコ・ゴアマンのレビュー・感想・評価

全73件中、1~20件目を表示

3.5こんなに邪悪な少女を見たのは初めてかもなピカレスクコメディ

2021年8月27日
PCから投稿

ゴミ扱いされながらも、レンタルビデオ店で地道に回転し続ける80年代B級C級ホラーの空気を詰め込んだような、バカバカしくも可愛いゴアSFホラーコメディ。すべてが確信犯的で、ツッコむことすらナンセンスなほどバカバカしい。基本的にはどこかで観たようなノリを再現しているのだが、主人公の少女の造形はこわいくらい突出していて、結果、懐かしいけど観たことない気がするヘンな魅力が生まれている。

もう少し説明すると、とにかく主人公の少女が邪悪。完全にイタズラのレベルを超えているし、家族や兄貴や邪神サイコ・ゴアマンに対してもパワハラし放題。倫理的にも礼儀作法としても絶対に間違っているのに、いや、間違っているからこその爽快さがある。みごとなピカレスク映画。この主演の子役を連れてきた時点で、凡百のパロディを凌駕することは決まっていたのだと思う。

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村山章

4.0掛け合わせの妙を超えた化学反応

2021年7月30日
PCから投稿

なんだこりゃ!と久々に声を上げて笑ってしまった。地獄の使者のごとき異星人が残虐の限りを尽くす、かと思いきや、ワンパクな子供達との出会いによって立場が逆転。すっかり主導権を握られ、ブツブツ文句を言いながら彼らに付き従うことになる。しまいには「サイコ・ゴアマン、略してPG」という名までつけられ・・・。目を見張るのはなんと言っても造形美術だ。CG全盛のこの時代に徹底して着ぐるみ造形にこだわり、特殊メイクで表現されるゴアな血みどろぶりにも深い愛がいっぱい。その上、PGだけだとグロいスプラッター物に特化しそうなところを、子供たちを絡ませることでPGが恐ろしければ恐ろしいほどフリとなって、丁寧かつ粋のいいコメディの形が生まれていく。対極にあるものの掛け合わせはある種の定番セオリーとは言え、両者の相性の良さには眼からうろこだ。80年代テイストも懐かしく、この時代を知る世代にはたまらないものがあるのでは。

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牛津厚信

3.5残虐宇宙人なのに8歳少女の言いなりになるサイコ・ゴアマン、その関係性が楽しい

2021年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

手作り感はあるがチープじゃない。特撮愛あふれる快作にして珍作だ。

8歳の少女ミミと10歳の兄ルークが庭を深く掘っていて、怪しげな埋蔵物を発見。適当に操作したらあっさり封印が解かれ、残虐宇宙人がよみがえる。しかしミミが赤く光る宝石を手にしたことで、2人が勝手に「サイコ・ゴアマン」(Psycho Goreman、略してPG)と名付けた彼は、ミミの言いなりになってしまうのだ!

ミミは子供なので別に世界征服をたくらむでもなく、しょうもないレベルのいたずらをPGに実行させては喜んでいる。他愛なくて馬鹿馬鹿しいけれど、それがいい。

監督のスティーブン・コスタンスキはまだ少年っぽさの残る風貌で、カナダの過激映像作家5人組「アストロン6」の1人。特殊メイクアーティストとしても活躍し、「スーサイド・スクワッド」「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」などメジャーな作品にも参加したとか。本作は低予算の部類に入るが、ビッグバジェットの企画を任されたらどんな映画を作るのだろうか、と将来が楽しみな作り手だ。

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高森 郁哉

4.5ストーリーが

2024年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

最高!斬新!

B級映画感や、グロ、サイコ感が絶妙で面白い。

主人公の8歳の女の子のキャラと、圧倒的なパワーを持つ悪魔のキャラも素晴らしい!

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REpower

あっ、なんか懐かしい(遠い目)

2024年1月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

萌える

僕が学生の頃はまだレンタルビデオ屋さんが全盛期で、B級スプラッターを漁っては友達の家で鑑賞したものでした。

この映画を観てウルッてきたのは、他でもないその時代に見た「悪魔の毒々モンスター」のメルビンを思い出したから。

「ゾンビーバー」でもそうでしたが、今あえて着ぐるみにこだわって作ってくれてる映画って、ほっこりさせられるものがありますよね。

観てよかったです^ ^

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AKASAN

2.5悲しいモンスター

2024年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

悲しいモンスター

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いのしし

3.5発明は女の子

2024年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

素晴らしい馬鹿さ加減だった。
マーベルかDCは早めに大金を払って
この監督に作品を任せて欲しい。

クオリティは日曜の朝にやってる
仮面ライダーや戦隊モノくらいだと思うから
日本で生まれてもおかしくない作品。

一番の発明はサイコゴアマンではなくて
パンチが効き過ぎてる女の子だと思う。
ぶっ飛んでいて愛らしい素晴らしいキャラだと思う。

最後は家族の再生に落ち着いてまとまりも良かった。

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奥嶋ひろまさ

1.0良い子は観ないで

2024年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.0感想メモ

2024年1月5日
スマートフォンから投稿

笑える

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ヒラめ

3.5突き抜けるミミ

2023年10月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

真面目さを排除しつつ、ストーリーが壊れないようポイントは抑え、ミミが持っていく
面白いB級

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WALLE

5.0こんな面白い映画があったのか!

2023年6月5日
Androidアプリから投稿

テーマだのストーリー性だのどうでもいい、映画は面白ければいいのだ!とにかくミミが最高だよ。天才子役ってこういうことだよ。ダコタ・ファニング、ハーレー・ジョエル・オスメント君自らの子供時代を恥じてほしい。脳みそのアラスターが可愛く見えてくるのも不思議。理屈なんかはなくていいの、面白いからいいの!

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三毛猫泣太郎

3.0絶妙なクソさ加減のC級SF

2023年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

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konndemi

0.5面白いのは初めだけ

2023年1月18日
PCから投稿

時間が経っていくにつれてつまらなくなり最終的にはどうしようもないカスになって終わる。どうしてこんなくだらないものが映画化されたのか理解できない。 いや・・こういうくだらないものがウケると判断したフィルムメーカーのビジネス力に脱帽。

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タンバラライ

3.0子供の頃見た夢のひととき

kさん
2022年9月18日
Androidアプリから投稿

徹頭徹尾昭和の特撮と日本の古き良きSFファンタジー臭たっぷりの快作。

SF造形がめちゃくちゃ凝っててすごい。手作り万歳!ちょっとファイブスター物語チック。

ゴアなのに、ゴアシーン少なめ。
宇宙人たちなのに血は赤いのが可愛い。

なんだかPGが一番まともで気高い感じがしたなあ。騎士っぽい。

そしてPGのお食事シーン好き。もっとスロー回しで見たかったなあ。
1度目はもぐもぐシーンしっかり、2回目はあっさり編集してたのもテンポは良かった。

次回作も期待。

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k

4.0鑑賞動機:極一部の評判10割

2022年8月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ちょっとだけ、『うしおととら』を連想した。
ミミのぶっ飛んだキャラクター設定と、それをやれる子を見つけてきた製作陣の勝利。
クレイジーボールとか怪人の造形とか名前覚えてもらえないとか怠け者父ちゃんとか会議とか、もういちいちおかしい。チープさやどこか懐かしさを覚えることも含め、絶妙なバランスで組み上げられているような気がするが、多分気のせい。

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なお

3.0毒にも薬にもならない懐かしさ

2022年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Amazonレンタルで鑑賞。
アイデア一発で特にテーマもなく、毒にも薬にもならない作風はさすがカナダの映像集団「アストロン6」作品という感じ。
昔、レンタルビデオ店の賑やかし的に置かれていた「ピンクフラミンゴ」や「悪魔の毒毒モンスター」的なゲテモノZ映画的なルックで、特殊メイクや特撮、着ぐるみで作られたキッチュな映像ながら、「マンボーグ」などの過去作品と比べると映像もストーリーも明らかにまとまっていた。

ひょんなことから復活した宇宙を滅ぼすほどの力を持つ恐ろしい悪魔超人が、8歳の女の子に絶対服従するハメになる展開は一昔前のマンガやアニメみたいだけど、その女の子が心底邪悪で可愛げのないクソガキっていうのは捻りが効いてるのは面白かった。

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青空ぷらす

4.0怪人よりもミミがサイコパス

2022年2月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

80年代の特撮大好きっ子、厨二病監督が作った、愛すべきおバカムービー。ある日、庭先で残虐宇宙人を掘り当て、蘇らせてしまった兄妹。さぁ大変と思いきや…。破天荒な少女ミミに操られるサイコ・ゴアマンがなんかかわいい。宇宙の運命はイカれた少女ミミの手に委ねられることに…。

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movie freaks

3.5愛とは…

2022年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

ほとばしるトロマ感 宇宙人の造形がいちいち楽しい 合間合間のギャグもクスクス笑えて頭空っぽにして観られます いますぐ迎えに来いー!!の場面は特にツボでした

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UNDO08

4.0正統派なストーリー

2022年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

たくさん、好きなものを詰め込んで
愛情たっぷりに作品を作ることは
素晴らしい事で、その高い熱量で
引っ張ってもらえるエンタメ性もある。

素晴らしい映画だった。
ジャンルに対する愛がたくさん詰まった
愛される映画であって欲しい。

ただ、いまこの表現を敢えてします。
ここは外して笑い取ります。
の型が、逆にどストレート過ぎて
興を削いでいる部分もあると感じた。

ただ、それはこの監督の作品のバックストーリーなどを
私が知らないだけなのかも知れないし
この映画を日本人監督で23才の人が自主制作で作った
と、なれば その背景を勝手に想像し絶賛に値するだろう。

この手の趣味全開の映画を見るには
少し僕には教養が足りないと感じた。
面白い映画でした。

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Nov

3.5カナダはやっぱコメディとグロの国か?

2021年12月24日
iPhoneアプリから投稿

メタルバンドのGWARのオーデラス・ウランガスこと故デイブ・ブロッキーはカナダ人。GWARテイストに近いものがあった。あとデヴィッド・クローネンバーグ。実は彼も『100本足』というコメディを撮ろうとしていたことがあった。おそらくホラーコメディである。

そういえばジム・キャリーはカナダ人。グロ系の顔変げは彼のお箱。

グロつまりゴア、そしてコメディが見事に融合した文化がカナダには根付いている。

そんな気持ちにさせられて、そっちが好きな自分にとってはカナダは素晴らしい国に思えてしまう一作でした。

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屠殺100%