ミラクルシティコザ

劇場公開日:

ミラクルシティコザ

解説

桐谷健太が主演を務め、1970年代と現在の沖縄市コザを舞台に描いたタイムスリップコメディ。かつて隆盛を極めた街コザは、今やゴーストタウンの一歩手前となっていた。そこで暮らす若者・翔太の祖父ハルは、若い頃はベトナム戦争に向かうアメリカ兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだったが、現在はただの変わり者として周囲から疎まれている。そんなある日、ハルが交通事故で亡くなってしまう。現世に心残りのあるハルは翔太の体を乗っ取り、翔太の魂は1970年代へと飛ばされる。そこで驚きの事実を知った翔太は、あるサプライズを思いつく。クリエイターの発掘・育成を目的とする映像コンテスト「未完成映画予告編大賞(MI-CAN)」でグランプリと堤幸彦賞を受賞した作品を基に、沖縄市出身の平一紘が監督・脚本を手がけた。1970年代に活躍した沖縄県出身の伝説的ハードロックバンド「紫」が劇中に登場するバンドのライブ音源を担当し、劇伴音楽を同バンドベーシストのChrisが担当した。主題歌も沖縄出身のバンド「ORANGE RANGE」が手がけた。

2022年製作/119分/G/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2022年2月4日

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映画レビュー

3.0愉しめそうで楽しみきれなかったぁ

2022年10月3日
iPhoneアプリから投稿

ノリは一貫してて良かったけど。

難しい話を色々薄めているので設定が甘く。唐突に感じるところもありで、少し話が散乱しちゃったね。

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大粒 まろん

3.0ううむ・・・

2022年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

現在でも、沖縄本島の面積の15%は米軍基地が占めている。日本各地に米軍基地はあるが、面積ではその70%、つまりほとんどは沖縄にある。米軍基地と沖縄は切っても切り離せない関係だ。そんな沖縄の、嘉手納基地があるコザ市(現在は統合されて沖縄市となっている)が舞台。
日本への返還前の、つまり米国領だったコザ市のごった煮的な混乱と、その中でのロックのエネルギーみたいなものを描いた映画。だが、自分にはあまりはまらなかった。

中盤まで登場人物の見分けがつかないまま。肝心のバンド4名の現代編での各自の見分けもあまりできていないうちに、70年代編に移りさらに見分けにくく。そんな混乱のまま進んだ。曲のノリは序盤~中盤とよかったんだけれど、ラストのライブ演奏曲が、(桐谷さんだからか)「海のうた」テイストな曲になってしまったのは残念。やはりここはストレートなノリのロックであった方がよかったんじゃないかな?

まあ、時間分は堪能したかな。現在とつなげるのは親近感をもってみるという点で面白いとは感じるけど、その上でも当時を描く映画に徹底した方がよりアクティブにできたような気がする。現代編はただの年老いたロッカーたちを観ているだけになった感じ。現代編の狙いは「いまでもぶっとんでる爺さん」とか「現在は様々な道を歩いているけど、音楽でやはり心はひとつになる」みたいなことを描きたかったように思うが、うまくいってなかったように感じた。70年代編が熱いからかき消されちゃた感じなのかなあ。

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CB

3.0せっかくの題材とアイデアを十分に活かしきれず、残念

2022年4月5日
Androidアプリから投稿

一番の見どころは、アメリカによる占領下で、ベトナム戦争の特需に沸いていたコザの街の熱気と狂騒のはずだが、ネオンのきらびやかさ以外は、十分に再現されているとは言いがたい。当時の米兵たちを熱狂させたというロックの格好良さも、中心メンバーのジイジと孫が入れ替わってしまったために、あまり伝わってこない。
全体的に、占領やベトナム戦争といった世相の描写が希薄で、脱走兵のエピソードもインパクトが弱いため、ジイジがこの世に未練を残した理由も、今一つ説得力がない。
二人の入れ替わりにしても、せっかくタイム・トラベル的な要素を取り入れておきながら、その仕掛けを活かしきれず、キャラクターの違いによるドタバタだけに終わってしまっているのは残念。題材とアイデアは良いだけに、作り方によっては、もっと面白くできたような気がしてならない。

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tomato

4.0返還前の沖縄を知れる作品

2022年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何事もうまくいかない青年翔太が、死んだ祖父ハルに乗り移り、返還前の沖縄コザにタイムスリップする。

激動の沖縄の中、祖父や祖母、バンド仲間に何があったのか…
主人公が一歩成長し、最後のライブに取り組む姿は感動した。

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いたかわ
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