劇場公開日 2021年10月1日

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TOVE トーベのレビュー・感想・評価

全71件中、41~60件目を表示

4.5ムーミンになりたい

2021年10月13日
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自分らしく生きることって、簡単そうで難しくって。
なんて素敵な生き方なんだろうと。
ムーミンはたくさんの言葉を教えてくれて、たくさん人生を豊かにしてくれた。その一つ一つがトーベの言葉なんだなって感じます。

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あきら

3.5思ってたトーベと違う!!

2021年10月12日
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ムーミンのキャラや世界観は好きなので何度かチャレンジして惨敗しています。つい最近も読んでみたけどダメだった。

さて、本人はと思い見てみた。

もちろん映画なんでかなりの脚色はあると思うけど、、、なかなか波乱というか奔放な人生なのね。
北欧では性的マイノリティはキツかったでしょう。
去年見たTom Of Finland思い出したよ。
自分の勝手なイメージではもっと慎ましやかな人、耐える人、、だった。

もう一度原作読んで見ようかなと思わせる本人像、、、たぶん、全く違うムーミンが見えてくる、、、
そんな映画でした。

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masayasama

3.0タイトルが、、

2021年10月12日
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ヒネモス

3.0詰め込みすぎ

2021年10月11日
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詰め込みすぎだったなぁ、と。
基本は「権威などとは無縁にあらゆる芸術を楽しみ、タブーなく、好きな人と過ごしながら、自立した人間でいる」ことを求めた人物だといいたいのだろうが。
それには、60〜90分ドラマを5〜6回分くらいが必要だったのでは?
過去にエッセイや自伝を読んだことがありましたが、濃密な人生をおくった人物だったのだと改めて思いました。

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コージィ日本犬

4.0トーベヤンソンの生き方とムーミン の背景

2021年10月10日
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知的

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こますず

4.0ただそのようにある

2021年10月9日
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芸術家だから、ではない。
多くの人が、自分ではない他の人になりたがっている。でも、自分は自分でしかない。

人との出会いが、少し自分を変えることもあるけれど。

今から見ると違和感ないが、中々複雑、多面的、寂しがりやのくせに人に拘束されたくない、ムーミン谷のキャラがみんな入っているような人と思った。

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Momoko

1.0これはだめ

2021年10月9日
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ムーミン好きな人は明るく、楽しい感じでこの映画は見てはいけない。有名人の人生の映画は多々あると思うが、裏の部分はあまり触れない方がいいことが多いと思う。

トーベが同性愛だったのとムーミンの話は別。
ムーミン大好き人はトーベの人生には触れなくていい気がする。

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とね

4.0【ドレミファソラシド/大人として、ムーミンをもう少し好きになる映画】

2021年10月8日
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埼玉県の飯能に”ムーミンバレーパーク”ができた時、なんで、バレーなんだよ!?ムーミン谷パークじゃダメなの!?って思った。

でも、ここ、子供が全て喜ぶかといったら、ちょっと違ってて、中には、”カバ怖〜い”と言って泣き出す小さい子もいるらしい。

子供には子供の感性があって、親が思い込みで、子供の嗜好を決めつけるなんて出来ないのだ。

この「トーベ」にも、そんなストーリーが織り込まれている。

いくら、同じ芸術の道を志しても、全く同じというわけにはいかないのだ。人はひとり一人異なるのだ。

でも、トーベのお父さんは、トーベを見守っていたことが判り、胸を打つ。

自分の道とは異なっても、親は子供の成長を見守ることが出来るのだ。

芸術にとって自由であることは重要なことだ。

でも、自由であろうとすると、相手にも自由であることを認めないといけない。

自由は大変だ。

でも、そうした葛藤から生まれる何かもあるはずだ。

この作品は、トーベのアートやムーミンへの取り組み、不倫や、同性愛や、友情や、そして、親子の確執や理解を通じて、大人が、ムーミンを、大人として、もう少し好きになる作品なのだと思った。

僕は、スナフキンと、ムーミンパパ、つくしみたいなのが好き。

ところで、井上ひさしさん作詞の”ムーミンパパの歌”を皆さんはご存じだろうか。

♪ ♪🎶♬🎵
海のうえには なにがある
海のうえには 空がある
空のうえには なにがある
空のうえには シドがある
ドレミファソラシド
♩♪🎶♬🎵

僕はこの歌が大好きだ。

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ワンコ

4.0ムーミンの母

2021年10月7日
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天才芸術家ですね!
ダンスがよかったです。

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かん

4.030代、40代はまだまだ迷いの年齢なのだ

2021年10月7日
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 どうやらトーベ・ヤンソンの時代は、マンガは油絵や彫刻よりも格が下だと思われていたようだ。トーベ自身も世間の見方に抗い切れず、マンガは生活のためだと言い訳をする。しかしヴィヴィカはあなたの絵よりもあなたのマンガの方が好きだと正直な感想を言う。世間などお構いなしのヴィヴィカの自由な精神がトーベの創作意欲を解き放ったようだ。
 それにしてもヴィヴィカという女性は自由奔放という言葉を体現したかのようで、結婚していることに縛られることなく、男でも女でも手当り次第に関係を結ぶ。トーベは嫉妬心を覚えるが、そこは芸術家である。嫉妬心を覚える自分を客観視して、乗り越えようとする。
 フィンランドが特別に自由な国だった訳ではないと思う。ヴィヴィカが特別な女性だったのだ。ヴィヴィカに出逢えたことは、トーベにとって幸運だった。大抵の女性は家父長制みたいなパラダイムに縛られて不自由な思いをしていたに違いない。その証拠に、ヴィヴィカはしょっちゅうパリに出かける。フィンランドはヴィヴィカにとってさえも、やはり息苦しい国だったのである。

 同じことはフィンランドに限らない。当時の世界は女性解放が端緒についたばかりであった。21世紀の現在に至っても、女性解放は尚も道半ばである。10月4日に発足した岸田内閣の閣僚20人の内、女性はたった3人だ。日本も遅れているが、イスラム原理主義のタリバンが支配するアフガニスタンみたいに、女性の自由などハナから存在しない国さえある。
 トーベを取り巻く環境は、女性芸術家にとって生きやすいものではなかった。しかしトーベは、環境に内心まで支配されることはなかった。人間は環境に支配されやすい。戦前の日本の愛国婦人会やヒトラーに熱狂したドイツ人、それに渋谷で集団で騒ぐアホたちもそうだ。仲間とともに意味もなくひとつのパラダイムに酔いしれる。自分で考えないから楽なのだ。
 人間は考える葦だが、自分で考える人と人の考えを鵜呑みにする人に分かれる。子供の頃は他人の意見を聞いたり読んだりすると、その殆どでその通りだと思う。しかし沢山の意見や思想に触れるにつれて、食い違いやズレや矛盾に気がつく。一体どの意見、どの思想が正しいのか。そこから自分で考えることが始まる。
 本作品はトーベ・ヤンソンの30代から40代にかけての物語で、トーベが迷いから覚めて自分の道を進むようになる姿を描いている。そんな歳になってやっと自分で考えるようになったのかと思う人もいるかもしれない。しかし現実をよく見てみるがいい。女は結婚して子供を産むのが幸せだなどと唱えている年配者はたくさんいる。とっくの昔に終わった筈のそんなパラダイムを後生大事に抱いているのだ。それは自分で何も考えていない証左である。孔子は「五十にして天命を知る」(「知天命」)と言った。30代、40代はまだまだ迷いの年齢なのだ。
 トーベは迷いを捨てて、足元を固めた。トーベがふらつくようなダンスを踊るシーンは、その足元の固さを確かめているかのようである。ヴィヴィカの劇団員から「ムーミンはどうしていつも穏やかなのか」と聞かれたトーベは「それは臆病だからよ」と答える。トーベはついに彼女なりの哲学を持つことができたのだ。劇団員は理解できなかったが、ヴィヴィカは即座に理解した。そして笑った。本作品で最も幸せなシーンである。

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耶馬英彦

3.5ドラゴンは人に懐かない

2021年10月7日
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楽しい

幸せ

主演女優の熱演で徐々に愛らしさが増してくる

心身ともに惹かれ身体の芯が熱くなる相手との親密な時間

決断と行動が成長を促す

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労働4号

3.5酒、タバコ、不倫、同性愛

2021年10月6日
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あのムーミンの作者だから、人嫌いのさぞ大人しい感じの人なのかと思いきや、真逆な感じの人だったのですね。人を惹きつける魅力のある女性だったのですね。

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ごっとん

2.5ムーミンを描いたトーベ・ヤンソンの自伝映画

2021年10月5日
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トミジュン

3.5世界一有名なイラストレーターであり小説も書くマルチアーティストであり同性愛者(なお、当時は犯罪)な自由人

2021年10月5日
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これ、ちなみにフィンランド本国では週間観客同数1位を連続で記録するなど、ロングラン大ヒットを記録したようです。と、帰りがけに買ったパンフより。
それだけトーベ・ヤンソンと言う人物が彼女のキャラクターと共に、国民に愛されているということでしょう。

でも、これ彼女に縁も所縁もない日本でどのように観るべきか。非常に迷うところです。
実際、この映画一つとっても、
①保守的な芸術家の父の下で生まれたマルチアーティストの先駆者
②1971年までは犯罪だった同性愛を貫いていた自由人
③まだ評価の低かったイラストレーターの仕事を有名な画家の仕事レベルにまで高めた俊才
とエッセンスが強すぎて、一体どの観点から観たら良いものか迷う。

ただ、この①~③全部が組み合わさってトーベ・ヤンソンという人物になるので、まあ、うん。相当突き抜けた方ですね。
途中「ムーミンって何で優しいの」みたいな質問を向けられた時に「愛情が欲しいから」っていうような言葉を返してた記憶があるんですが、あれ、ご本人自身のことですかね。

どちらかと言えばムーミンに関する話と言うより、作者であるご本人の主に恋愛話を中心とした生い立ちについての話。
なお、ラストに出ていた女性はヴィヴィカの元を去り後の、次の(むしろ生涯連れ添った)パートナーさんだそうです。トゥーリッキ氏。

パンフレットを読んだら、もう一回観たくなった。

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BONNA

4.5前情報なしにみた。50年代音楽最高!

2021年10月4日
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チギタ

4.0ムーミン映画ではない

2021年10月3日
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間違ってムーミンの作者だからという感覚で観ると、作品の捉え方を間違える
あくまでムーミンの作者、トーベ・ヤンソンの半生を描いた作品であり、時代背景も含めて彼女がどう思い、感じ、その中でムーミンはどう生み出されてきたのかを知る映画
ムーミンファンの方からすると、もしかしたらスナフキンやトフスラン、ビフスランの創作エピソードに物申す方も居るかもしれない
しかし、大枠ではトーベの自由さによって出来上がったことに変わりはなく、酒飲みでビッグスウィングジャズで踊り狂う姿は紛れもなく彼女の一面なのだろう

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moto

4.0ムーミンは踊らない

2021年10月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

ムーミンとは真逆のようなトーベ・ヤンソンの弾けっぷりが良かったです。
少し偏った描かれ方かなとは感じましたが、絵がキレイだったし、最後には静寂について包まれた世界を抱えながら跳ね回っているトーベも見ることができたので、良かったかなと─。
ほどよく感動させられました。

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SH

2.5ムーミンはおまけです。

2021年10月3日
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難しい

「1人の女性の恋愛と生き方の物語。その女性がたまたまムーミンの作者だった」という感じに受け取る方がいいかもしれません。一応ムーミンにまつわる裏話みたいなエピソードもありますが、ムーミンはあくまでも脇役です。それから女性同士のセックスが何度も登場するので苦手な人は苦手かも。(私はもういいよと思ってしまいました。異性同士のシーンだったとしても多すぎると感じます。)ムーミンファンの方はあらすじを確認してから鑑賞するかどうか決めたほうがいいと思います。ポスターほどポップでメルヘンな物語ではないです。トーベは作中で何度か踊りますが、ストレスを感じた時に踊るのです。

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頼金鳥雄

5.0美味しそうな料理の代わりに奔放な人生に伴う葛藤が紫煙の向こうで振舞われるフィンランド版『美味しんぼ』

2021年10月2日
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大戦の爪痕が生々しい1944年のヘルシンキ。彫刻家の父を持つ画家のトーベは創作の合間に小さな紙片に独自の世界観の中で暮らすキャラクター達のイラストを描いていたが、それらの小さな作品群は厳格だった父にとっては落書き同然だった。実家を離れてボロいアパートに移り住んだトーベは創作に打ち込むが作品はなかなか世間にも認められず、生活は困窮する。芸術家仲間とあるパーティに出席したトーベはそこで国会議員、哲学者、ジャーナリストといくつもの顔を持つアトスと出会い、別のパーティでヘルシンキ市長の娘で舞台演出家のヴィヴィカと出会い、交流関係が広がっていく中で少しずつ才能が開花し始める。アトスとヴィヴィカとの複雑な恋愛、母との交流、父との断絶、様々な経験がムーミン、ミムラ、スナフキン、トフスランとビフスランといったキャラクターに命を吹き込んでいく。

ポスターイメージのようなカラフルさは殆どなく終始燻んだような映像で描かれるトーベの生き様は保守的な思想に支配された世界の中では実に奔放。様々な困難を自らの力で乗り越えて道を切り拓いていくさまは痛快。現実世界での様々な経験がキャラクター達に投影されていく様子も随所で描かれていますがトーベの周りにいる人達の心情はほとんど描かれないので、常に葛藤を抱えて傷ついては毅然と創作に打ち込むトーベの姿が痛々しいです。特に入念に描かれているのはトーベ以上に奔放なヴィヴィカとの関係。まさにトフスランとビフスランのように寄り添い彼女達だけの世界観に耽溺する様をしっかり強調しているので、物語全体に切ない憂鬱が漂います。もう一点印象的なのは父ヴィクトルとの関係。芸術に対して確固たる理念を持つ父と折り合いを付けられないすれ違いに、自分自身と娘の関係を重ね合わせてしまい胸が詰まりました。随所に挿入されるジャズナンバーをバックに無心に踊るトーベの姿と様々な人達が燻らせる紫煙がノスタルジーを騒つかせる作品でした。

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よね

4.5やや気を付けるべき点はあるが、今週はアニメ作品がないので…。

2021年10月2日
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今年131本目(合計195本目)。

まず、作品名は「トーベ」であって「ムーミン」ではないので、ムーミンのお話も出てきますが、基本的には作者のトーベ・ヤンソンに焦点があてられます。

その関係であることないこと書くことはできないので、ドキュメンタリー映画ではないですが、普通の映画というのとも違い、その中間点的な部分にあるように思えます。

今週の作品群の中では「学術系映画」のカテゴリに入るとは思うのですが(この手のものはひとつは選ぶようにしています)、一方で今週(10/1~)はアニメ作品枠が原則ありません(新規作のみで考えた場合。大阪市ではシネリーブル梅田さんなどで「リクはよわくない」などがありますが(10/1公開の新作扱い))。

そのため、内容的にムーミンを扱う映画ではないものの、「トーベ」というタイトルからムーミンについて触れる内容かな?と思うと、それは出ないわけではないのですが、公式サイトからもわかる通り、基本的には彼女(ムーミン作者のトーベ・ヤンソン)を描く作品です。

 よって、中学生くらいになるとこの映画を見ることは想定できるのですが(この映画は一般のG扱いです)、いわゆる「女性同士の行為」の描写がいくつかあります(それでもG指定なので微妙にぼかしているが、出るのはどんどん出る)。
さらに「娼婦」まで出てきます。意味は知っているも多いと思いますが(日本では死語?)、それでも日本は漢字圏ですから、意味が分からなくても「おんなへん」である以上、女性に関係する語であることは漢字圏の特性上推定は働きます。
しかし、「これどういう意味なの?」と聞くと(上記通り、この映画はG指定です)、家族中凍り付くんじゃないか…と思います。

 このような事情もあり、今週はアニメ作品の新規作品がないので(先週から、プリンセス・プリンシパルなどを引っ張っている映画館はまだあります)、「内容的にムーミンに焦点を当てたものではないが、中学生くらいなら意味は分かるだろう」と思って当該のお子さん(ないし、小学5~6年生の高学年の子)と一緒に見に行くと、正直これ、「うーんどうなんだろう…」ということにしかならず、正直判断が難しいです。

 ※ 公式サイトに説明があるように、当時このような「女性同士の行為」それ自体は罰則対象でした(上限が懲役2年であった模様)。

 上記、その他、ほか気になる点として下記のように採点しました。

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 (減点0.3) 上記の通りで、映倫の指定ではG指定ですが、よくG指定で通ったなぁという印象で、G指定だからって、今週アニメ作品枠ないからと家族で行くと凍り付くこと必須じゃないか…とさえ思えます。ただ、あることないこと入れられませんし、史実通りに描こうと思うとこうせざるを得ませんが、G指定である以上、そこはそう信じるしかなく、この部分(さらに、「娼婦」など、言葉の意味を聞かれても保護者が戸惑うだけのものも出てくる)を信用して見に行くと正直厳しいです。

 (減点0.2) この映画はスウェーデン語放送です(英語は、最後にちらっと出るだけで、95%スウェーデン語、ノルウェー語。一部、フランス語も出る)。当然そのような事情なので、英語からの類推はほとんどききません(言語体系がそもそも違います。基本的単語でたまたまスペルが似たよった語として、たとえは photo(写真) → foto などは類推可能な程度)。

 一方でスウェーデン語・ノルウェー語はドイツ語の影響があり、「ありがとう」という部分が「ダンケ」になっていたり(当該言語でのスペルは不明)、「はい/いいえ」の表現もドイツ語にそっくりです。

 ただ、エンディングまでいたっても翻訳はされていない一方で、ドイツ語特有の名詞をたくさん並べて新しい名詞を作る(よくある「世界で一番長い単語は何でしょう?」みたいなもの)ものはこの映画でも、エンディングロールでも顕著に出てきます(普通に20字、30字程度の名詞がどんどん出てくる)。当然、ドイツ語を理解していれば一定程度推測可能なのかもしれませんが、大学の教養で第二外国語をとりましたのレベルではまず無理ではないかと思います。

 おそらく「本映画は著作権で保護されています」などの内容もそれらの言語のままなのでまるで理解ができず(一応、その部分は英語から辛うじて推測が付く…)、言語の特性上、映画の字幕翻訳というのは単なる翻訳業と違ってまた課程があるようですが、いかんせん言語の翻訳ができる人が超レアではないか…と思われる現在では、日本語翻訳も妙な部分(何を言いたいのかよくわからない部分)があり、どうしたらよいのか…という点が正直不明です(当然、日本語吹き替え版なんていうものはない)。

 言語の翻訳ができる方が少ないという点は理解できるものの、観る人も混乱してしまうので(ある程度の長文も、それ(この映画は著作権で保護されています)以外にもいくつかでるが、何なのか不明。まぁしいて言えば「盗撮すると刑事と民事上の問題、または両方が発生します」みたいなこと?)、正直、完全に理解しきるのはまぁ、それこそ外国語大学でスウェーデン語専攻ですといったレアな方くらいしかいないのでは…という感想です。

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yukispica