劇場公開日 2022年6月24日

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ベイビー・ブローカーのレビュー・感想・評価

全395件中、141~160件目を表示

3.0人は出会いに寄って生きる意味を成す

2022年7月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

前半は淡々と進む展開で、所謂テーマが見えてきませんでしたが、後半から是枝監督の言わんとすることが彼等の台詞に浮き出ており心に染みました。途中参加の8才の男の子がいますが、やはり是枝監督の子役の演出は素晴らしい。
彼がこの物語を活かし、助演男優賞ものですね。

ただ恐らく人それぞれによって捉え方が違う作風。
私個人が韓国映画に不馴れだったのか違和感が尾を引く結末に。確かにロードムービーでしたが、最後は怯えながら自分の答えを見出だすまでの逃避行のお話のようだった。

「万引き家族」や「そして父になる」が素晴らしかったので、それを越えられる作品には思えなかった。

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月子

3.0ツッコミどころ満載

2022年7月12日
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鑑賞方法:映画館
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酔猿

2.0視点大渋滞

2022年7月12日
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ブレミン

2.5しっくりこない

2022年7月12日
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namakemono

4.0補い合い、償い、繋っている。

2022年7月12日
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是枝裕和監督によるオール韓国ロケ、俳優陣での作品。
結論観た感想として、やっぱり是枝監督の作品は素晴らしく、
国や役者が変わろうと、伝えたいメッセージやその作品の雰囲気は存分に味わう事が出来た。そしてそれらはいわゆる、「是枝メソッド」と呼ばれる確固たる演技指導法や演出によるものが大きいと思うが、気が付いたら今までの国内での作品と何ら変わりなく、最後まで深く楽しめた。
そして役者陣もパラサイトで脚光を浴びたソン・ガンホの存在感は素晴らしく、一部女性陣の役者の中には真木よう子にあてて配役してる?ような部分も見受けられたが、それも是枝監督の王道のフレーム作りなのだろうと納得して感じられた。
内容については詳細には触れないが、韓国の素晴らしい役者陣とタッグを組み、新たな是枝作品が存分に感じられる、素晴らしい作品でした。日本でももっと話題になって良いのに、と思いましたが、この作品を鑑賞される事をおススメ致します。

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MOON

4.0貴方が傘を持ってきて、が印象的

2022年7月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

一つ一つの台詞が沁みて印象深かったです。好きなシーンは「貴方が傘を持ってきて」です。一緒に雨をしのげる人がいたら、どんなに良かったかと、切なくも彼女の意志が強く表れていた気もします。
役者たちの表情、無言の間、雨音や車に入り込む風など体感しているような空気も良かった。凪いだ心から荒々しい葛藤まで様々な感情が行き来して、矛盾した人間を巧みに描いた素晴らしい作品でした。子どもにとって親には善も悪もない、ただ生まれてきて良かったと思える瞬間を1日でも多く訪れることを願います。

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ふたり映画

4.5韓国でも是枝節が炸裂

2022年7月11日
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名優、ソン・ガンホを主演に迎え、オール韓国キャストで送る是枝監督最新作。
「人」を過剰なまでに丁寧に描くそれらのシーンの数々は、胸に深く刺さる物が多い。赤ちゃんポストは日本にも存在するが、実際稼働している場所は一つしかない物で、本作を通してその存在を知った位である。子を捨てる様に聞こえるが、遺棄や虐待死をするのに比べればまだ良心があるのだろう。だが、そこでは悲しい現実が待ち受けているのである。捨てる人間がいればそれを売る人間もいる。鑑賞前はブローカー側の悪行に多少嫌悪感でも抱くかと思ったが、ここで是枝監督の十八番である、芯に刺さる様な穏やかでありながら現実を見せるスタイルで一気に引き込まれていく。本作ではブローカー側とペ・ドゥナ演じる刑事側の2つの視点で描いていくのだが、それぞれが「生きる」意味を見つめ直す形で交錯していく。その両者を繋ぐ役割を果たすのが、捨て子の実の母親であり、それが涙腺を刺激する展開に発展するのである。観覧車で目を隠して話すシーンはかなりぐっと来た。実の母親役を演じるのは、韓国の国民的歌姫であり、「国民の妹」の異名を持つ IU ことイ・ジウン。個人的にファンであり、アルバムも全て購入しているこちらからすると時折うっとりしてしまう笑。
是枝監督作品に対して苦手意識がある方々ともまれに遭遇するのだが、「あの感じ」は前述の通り健在。韓国映画はえげつない描写や怒涛の展開が目を話せない良い意味でも悪い意味でもブラックな映画が多い為、せっかくの韓国での物語ならばとそういう物を期待してしまいがちだが、これは心穏やかに、ゆっくりと時の流れに任せる形で観るのが良いだろう。

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Mina

4.0あーこういう映画だったのかぁ・・なんでしょ・・是枝監督の、人に対し...

2022年7月11日
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あーこういう映画だったのかぁ・・なんでしょ・・是枝監督の、人に対しての一貫した視線の優しさというか・・問いかけというか・・そんな映画。
是枝さんって優しい人なんだろうなぁ・・。きっと、根本的なところで人の善を信じていて、それを見つけ出し、掘り出して陽の当たる場所へひっぱり出して・・善を共有しようよ、共感しようよ・・と問いかけ続けているのかも・・。
善より、Heartより、義より、利害だよという世知辛無い世の中に、義や善があるんだよと・・。
是枝監督が敬愛するケン・ローチ監督作品よりは、心は救われるかなぁ・・。

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J417

3.0そんなに

2022年7月11日
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そんなに、面白くはなかった

是枝監督作品はあまり合わないみたい

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ひろき

3.0命より大切な物は無い

2022年7月11日
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赤ちゃんポストから始まる物語
昔、話題になったけどすっかり忘れていました
日本には2ヶ所しかないらしいけれど韓国には沢山あるんだって
そういえば、何やら問題点があって難しいと聞いたことがある

生まれてきてくれてありがとう
出生に問題があった人には救われる言葉だろうね

ただね、2人殺されているんだ
たとえヤクザだろうと
どんな理由があろうが
人を殺しちゃあいけない
人殺しは恐ろしい行為です
殺した人は普通ではいられないんです
普通でいられる人はやはりどこかおかしくなっている
否応なしに人殺しをさせる戦争なんて
まさに悪魔の所業です
殺人を正当化しちゃあダメだ
命の大切さを訴えるなら、片手落ちじゃないでしょうかね
娯楽映画じゃないんだから

映画を見終わってスマホの電源をいれると
安倍元総理の狙撃事件のニュースが入ってきました
大義があろうと、恨みがあろうと人の命より重い物はないんだけど・・・
近頃、命の大切さにマヒしてる人が増えているように思う

是枝監督の映画初体験は空気人形だったから
ペ・ドゥナはすぐわかった
そうか、こういう歳の取り方をしたんだと感慨深かった
いい味だしてましたね

作品の出来は決していいとは言えない
いつものダラダラ感がいっそう強く
長い
韓国の有名どころを揃えたので何とか観れたけれどね

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nakaji

4.0赤ちゃんを売るための旅路の果てに懺悔と希望に辿り着く人々...

2022年7月11日
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 『万引き家族』で一世を風靡した是枝裕和監督が『真実』の次に放った韓国映画。『万引き家族』のように人に言えない過去を持つ老若男女が奇妙に犯罪で結びついた”疑似家族”になっていくプロットは同じように見えつつも、本作では彼らを断罪する側からも理解と慈悲がもたらされ、幼子を想う気持ちを通してそれぞれの人物が真人間になっていく姿は監督自身の家族愛をよりダイレクトに反映させた作品、という風に言えるかもしれません。
 本作を一言で表すとやはり、終盤にみんなでお互いに祝福し合った”生まれてくれてありがとう”という言葉に集約されるのでしょうか。
 渦中の幼子であるウソンの未来を守る決意の下に行動した結果、登場人物それぞれが(主人公は別として…)自身の未来をも再生させており、フィクションであるとはいえ、新しい命の力に驚かされる作品でした。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

2.5「異化効果」は不発

2022年7月11日
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是枝監督がソン・ガンホを主役に迎え、韓国資本と組んだ新作は、「パラサイト」を彷彿とさせる雨の坂道のシーンから始まる。
登場人物の心情の機微を繊細かつリアルに描く是枝監督と、バイタリティやダイナミックさが持ち味とも言えるソン・ガンホ及び韓国映画界が組むことで、ある種の「異化効果」のようなものが現れることを期待して観た。
設定はシリアスだが、人の良さそうなブローカーたちと、訳ありで気の強い母親が、赤ちゃんの貰い手を求めて、おんぼろバンで一緒に出かけ、ロードムービーが転がり出す。しかし、どうもうまく転がっていかない。ブローカーの逮捕を狙う女性刑事や、母親が犯した事件に関わるエピソードが、物語にうまく絡んでいない感じ。
フィクショナルでサスペンスフルな設定から、役者の自然な演技と丁寧な画面づくりで観客を引き込んでいくのが、是枝監督の近作の持ち味だが、今作ではセリフに頼りすぎている感じがするのは、字幕ということもあるのだろうか。残念ながら、期待した「異化効果」は不発だった。
冷静に考えると、そもそも「人身売買」という設定は感情移入しづらいよね。ラストはハッピーエンドのようだが、最初からそういうシナリオだったのか、撮影しながらそうなったのか、気になるところ。

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山の手ロック

イ・ジウンが松岡茉優にしか見えない

2022年7月11日
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幸せ

2回目。是枝監督の前作『万引き家族』のメイキングだったか、樹木希林さんの密着ドキュメンタリーだったか、忘れちゃいましたけど、『万引き家族』の撮影で樹木希林さんが「どういう理由から赤の他人が一つ屋根の下で家族として暮らすようになったのか」分からないと話してました。

それを聞いた是枝監督は「考えます」と答えていましたが、納得できる答えを最後まで出していなかったはずです。

今回の『ベイビー・ブローカー』は、樹木希林さんの疑問に対する答えのように感じました。血がつながっていようがいまいが、赤の人間でもこうやって“家族”になっていけるのでは——。「産まれてきてくれてありがとう」と言われたら、もう“家族”じゃないかとさえ思いました。

そんなことを考えながら観ていたら、ムン・ソヨンを演じているイ・ジウンが松岡茉優(『万引き家族』出演にしか見えなくなりました(笑)。

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寒村

2.5赤ちゃんを捨ててはならないが…

2022年7月10日
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悲しい

万引き家族もベイビーブローカーも社会的に許されないことだが、是枝監督がそれをフィクション映画の世界で成立させているからこその作品なのだと思う。
ソンガンホ演じるサンヒョンは、赤ちゃんを裏ルートで売りさばく闇のブローカーでありながら、赤ん坊のことをとても気にかけている優しい人物であることが伝わってくる。さすが韓国きっての名優だ。
劇中、赤ちゃんを捨てたソヨンに刑事が言い放つ「捨てるのなら生まれる前になんとかできたのではないか?」に対し、ソヨンが「生まれてから捨てることと生まれる前に殺すこととどちらの罪が重いのか?」と言い返す。
生まれる前と生まれてからでは全く罪が異なるのだが、生まれる前に殺すという言葉が表す「中絶」は罪であると思い知らさせる。

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鈴龍

3.5ソン・ガンホ良かった

2022年7月10日
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是枝監督の擬似家族、第二弾という感じで、安定の面白さだった。とはいえ、心を揺さぶられるというほどではなかった気がする。この映画は、ベイビーブローカーという社会問題の裏表をえぐるものではない。不幸な生い立ちの大人たちが、真っ当な仕事をしながら、闇の仕事をしている。そんな中で捨てた子を連れ戻しにきた女性に出会うことで、みんなが赤ちゃんの幸せを考え始めるのだ。
この映画の中で、見応えはソン・ガンホだと思う。
ユーモアと喜怒哀楽の表現が面白く、映画を支えていた。

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ニョロ

3.5最後は人と接する大事さなんですかね?

2022年7月10日
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難しい

切り口が斬新で、社会問題化してる視点からの
物語の展開。色々なひとが利害がさまざまある
なかで、無垢な子どもの将来を案じる大人と、
その取り巻く大人達の多面的な生い立ちが重なっ
て何が大切なのなかクローズアップしたところ
が面白い作品でした。
将来を担っていく子供たちが大人の都合で、不幸
になるのはよろしくないと改めて強く感じました。
素晴らしい映画です。

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あにゃい

3.0『感想が出てこない』それがすべてなのかも。

2022年7月10日
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何をレビューしようか迷いながら、けっこう日にちが経ちました。

レビューはまた日を改めて。と思いますが、なんかこう…上手く感想が出てこない(私にとっては)奇妙な感覚の映画でした。『感想が出てこない』って、なかなか自分の中では珍しいことなので、少し変な感じ。

この感覚を追求したい。

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washiko

3.0子はかすがい

2022年7月10日
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赤ちゃんを売ることで自分達の幸せを得ようとしていたのに、子供が車に乗り込んでいたのが発覚してからというもの、みんなで赤ちゃんの幸せを考えるようになった。そして、本物の家族のようになってしまった。家族愛とはそのようなものなのかもしれない。

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印刷局員

3.0韓国釜山の赤ちゃんポストを設置しているとある教会。 ひとりの若い女...

2022年7月9日
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りゃんひさ

4.0登場人物それぞれの背負う苦悩と覚悟

2022年7月9日
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泣ける

笑える

悲しい

家族を描き続けてきた是枝監督が、家族を得られなかった(もしくは失った)人々が不器用に紡ぐ絆を、1人の赤ちゃんを軸に描く

捨て子の赤ちゃんを闇で売り捌くベイビーブローカー、と聞くと極悪非道に聞こえるけど、その実態は借金にあえぐ冴えないクリーニング店店主サンヒョンと、孤児院で育った赤ちゃんポスト設置施設職員ドンス
彼らは慣れた手つきで、赤ちゃんを大切に愛しんで世話する

彼らが拾った赤ちゃんを取り返すため、若い母親ソヨンが現れた事で物語が動き始め、彼らを摘発したい女性刑事スジンが後を追う

彼らの追って追われての攻防戦かと思いきや、そこに市内で発生した殺人事件とドンスの育った孤児院が絡み、物語は思わぬ方向に展開していく

韓国を舞台に、格差社会の歪みに生きる人々をリアルに描きながら、決して重苦しくなく所々で笑いさえ起きるテイストに仕上げられたのは、ソン・ガンホの存在感によるところ大!

頼りないながらどこか愛嬌を感じさせる彼のリアリティ溢れる存在感が、現実離れしたストーリーをしっかり地に足つけさせ、カン・ドンウォン演じるドンスの優しさと達観、ペ・ドゥナ演じるスジンの頑なさと気付き、IU演じるソヨンの覚悟と苦悩、それぞれに説得力を持たせている

個人的には予想外の展開だったけど、全ての人にとって一番良い落とし所だったのかもしれない、と思えたのは、そこに行き着くまでのそれぞれの苦悩がスクリーンから伝わってきていたからだと思う

全てを描かず、ラストシーンで最後を観客に委ねたのも良い
家族の形がさまざまな様に、受け取り方もさまざまで良いと思う

個人的に☆5中☆4

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12shiho28