七人樂隊

劇場公開日:

七人樂隊

解説

ジョニー・トーのプロデュースのもと、香港で活躍する7人の監督が1950年代から未来まで、さまざまな年代の香港をつづった7作で構成されたオムニバス。

50年代、必死にカンフーの稽古に励んだ幼い自分と仲間を描く、サモ・ハン監督の自伝的エピソード「稽古」。教育に生涯を捧げる校長先生と、彼を慕う同僚の女性教師とかつての教え子たちを描いたアン・ホイ監督の「校長先生」。移住を控えた恋人たちの別れをスタイリッシュな映像で描いた、パトリック・タム監督の「別れの夜」。ユエン・ウーピン監督が、香港を離れる孫と香港に残る祖父のユーモラスで温かな交流を描いた「回帰」。香港の飲食店を舞台に大儲けを夢見る一般市民が株価に右往左往する姿を、ジョニー・トー監督が描いた「ぼろ儲け」。香港の変わり様に翻弄される男を描き、本作が遺作となったリンゴ・ラム監督の「道に迷う」。病棟を舞台に、たたみかけるセリフ群が展開する、ツイ・ハ―ク監督の「深い会話」。

7作すべてが、フィルム時代に敬意を表し、全編35ミリフィルムで撮影された。2020年・第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション作品。日本では同年の第21回東京フィルメックスの特別招待作品として上映され、観客賞を受賞(映画祭上映時タイトル「七人楽隊」)。

2021年製作/111分/PG12/香港
原題:七人樂隊 Septet: The Story of Hong Kong
配給:武蔵野エンタテインメント
劇場公開日:2022年10月7日

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映画レビュー

3.5Dim Sum Table

2022年9月12日
PCから投稿

Hong Kong's best directors collab for a collection of short films that serve as various forms of poetry on this magnificent city-state. It's pretty low-key entertainment, not quite as artsy as Taiwan's Three Times, some of it cute like mainstream mainland cinema. It's already a time capsule given the vast changes that have occurred since the uprisings and clampdown of the COVID police state.

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Dan Knighton

4.0日本のオムニバスより見やすい

2022年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2022年劇場鑑賞264本目。
「中国映画」ではなく「香港映画」の著名監督がジョニー・トー監督の発案の元、くじで年代を決めてフィルムで撮影するという企画です。
日本でも「JamFilms」や「MIRRORLIAR FILMS」がありますが、短編というより長編の一部を切り取った中途半端なものか、なんとなく雰囲気だけの退屈な映画、という感想だったので、いくらサモ・ハン監督やユエン・ウーピン監督の作品があっても他のは退屈なんだろうなと思っていました。

まぁそういう作品もありましたけど(笑)おおむねこの長さで完成しているな、という内容でしたし、飽きもなく観ることができました。

「稽古」サモ・ハン監督
お目当てその一。サモ監督が子供の時の修業時代を描いた作品。「七小福」を思い出しますが、これ観てないんですよね。ジャッキー・チェンやユン・ピョウと同じ京劇の学校と聞いていたのですがガチカンフーでした。あっ、もう終わり?という感じでしたがまとまっていていい感じでした。

「校長先生」アン・ホイ監督
小学校で起きる日常の問題を解決していく話。後半はなくてもいい気もしましたが、校長へ秘めた思いがあったと想像するとあってもいいのかな。

「別れの夜」パトリック・タム監督
今回一番の外れ作品。男女が別れます。

「回帰」ユエン・ウーピン監督
お目当てその二。年老いたカンフーマスターと孫娘の交流の話。もちろんカンフーシーンはありますが、短編なのでそこまで期待してはいけません。でもほんわかします。

「ぼろ儲け」ジョニー・トー監督
三人組が香港で起きた色々な金融に関する出来事に投資のタイミングを毎回逃していく話。めっちゃくちゃイライラします。

「道に迷う」リンゴ・ラム監督
遺作ということであまり文句を言いづらいのですが、構成があまりよくないのでは?と思いました。

「深い会話」ツイ・ハーク監督
お目当てその三。我が生涯ナンバーワン映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」の監督です。とはいえ最新作「1950 鋼の第7中隊」では中国万歳のクソつまらない映画を作ってくれたのであまり期待はしていなかったのですが。
いやもう字幕が反則すぎますね。急に来る「なんでやねん」に噴き出してしまったので負けです。
メタ会話が続くのである程度の知識がないと楽しめないかも。
ツイ・ハークの顔を知らない人は予習していきましょう。

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ガゾーサ

2.0微妙

2022年11月15日
スマートフォンから投稿

評価は分かれると思います。短編に凝縮されたパンチ、スパイス、ブラックユーモアを期待した自分が間違っていました。香港映画好きでまったりした流れが好きな人には好まれると思います。

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アマちゃん

4.0観てよかった

2022年11月7日
iPhoneアプリから投稿

15分ほどの短編集。7篇どれも好き。
香港の街や人々の移り変わりや、イギリス、中国との微妙な感情の暗喩がスパイス。

稽古
子供たちの練習シーンがすごい!サモハンの記憶の一片をみられてよかった。たぶん現実はもっと過酷で、いまなら虐待レベルであったと思われるけど、あのときがなければサモハンもジャッキーも生まれなかった。同じ時代は2度とこないし、子供たちに経験させたくはないけど、でも、残しておきたかったんだろう。

校長先生
優しく慎み深い人たち。先生たちみんなでお昼ごはんを食べてまるで家族みたい。

道に迷う
しあわせになるのは実は簡単なんだよ

深い会話
物議を呼んでたけど、いいバランスだと思った。他のお客さんも笑ってたし。

アト6で紹介を聞かなかったら気づかなかったので、観られてよかった。

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hyvaayota26
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