劇場公開日 2020年11月6日

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「いわゆるストックホルム症候群って…」ストックホルム・ケース talkieさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いわゆるストックホルム症候群って…

2022年12月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ネット上などでは「誘拐や監禁などによって拘束下にある被害者が、加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、信頼や結束の感情まで抱くようになる現象のこと」みたいに解説されていますが、そうは言っても人質が犯人と情交関係を結んだり、家庭のある身で犯人が服役中の刑務所まで面会に行ったりするのは、いくらなんでも映画としての演出・脚色だろうと、観終わった直後には思ったのですが…。

現にビアンカは、人質となった直後には、家庭(子供の夕食)のことだけを心配していたわけですから。

それでもコトバンクの解説には、ちゃんと(?)恋愛感情のくだりまで触れられているようですね。

いま話題の某宗教団体のマインドコントじゃあありませんけれど…。
人間というものは、深層心理を操作されちゃうと、意外と本当は脆いものなのかも知れないですね。

そういう意味では「怖い作品だった」とも言えると思います。観終わって。評論子は。

talkie