劇場公開日 2020年6月12日

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「邦題には異議あり。もちろん若草物語という題名だって原題とは無関係な創作物なんですけどね。」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0邦題には異議あり。もちろん若草物語という題名だって原題とは無関係な創作物なんですけどね。

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

若草物語2巻分を、主人公ジョー(ジョゼフィーン)から見た現実と、小説家としての仮想とを混ぜこぜにしながら描くという、凝った作品です。

想像部分と現実部分との境目があえて分明でない描き方なので、原作に関する予備知識がないと、意味不明で終わってしまう危惧を感じました。

話としては、特に何か盛り上がりがあるわけでもなく、18世紀後半の中産階級一家の抑制された生活を描いており、盛り上がりがないのにそれでも楽しめる作品でした。

時代考証された多くのシーンはCGが多用されているようで、ちょっとありえないと感じるシーンがいくつかあり、それは減点ですが、広大な平原などは、もしかしたらこれもまた合成かも知れませんが、それなりにすがすがしい景色で心洗われました。

お水汲み当番