サイレント・トーキョーのレビュー・感想・評価
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トーキョー
普段なにげなく歩いている渋谷が爆発するなんて考えた事もないし、爆破予告で規制がかかっているにも関わらず「興味本位で騒ぐ人でごった返す渋谷」の再現がすごくリアルだった。
生まれた時から平和で、当たり前に平和な日本で暮らしていて、戦争は学校で教えてもらい、二度とあってはならない事だと理解している。
しかし、良くも悪くもどこか神話的で「遠い昔の話し」のように感じるところもあって、つくづく自分自身が平和ボケしてるんだなと感じた。
劇中の「もう一度、チャンスをあたえてもいいんじゃないかな」というセリフから、自分の住む国に絶望する事があっても、明るい未来を信じて、大切な人の幸せを願い生きる方がずっと幸せなんだと思った。
少し短めの上映時間というのもあるが、あっという間だった。
欲を言えば120分くらいにして、もう少し内容に深みがあったら更に面白かったと思う。
「クライムサスペンスいい」
今年80本目。
冒頭で西島秀俊が「先入観を外せ」、刑事の特徴を言い得ていて印象に残りました。
「先入観を外せ」心に刻んで生きて行こうと思います。
12月に少し早いクリスマスプレゼント🎄🎁のような、非常に奥深いクライムサスペンスの作品を見れました。
2ヶ月位前から行きたかったので、視覚効果も含めて大作でした。
「アンフェア」の秦建日子原作と言う事で初めて聞く名前ですが、今後の作品も期待して見たい。
テロリストをあの人物にするために
テロが、建前だけのあの党が声高に叫びそうな、戦争反対っていう動機だったことにガッカリ。映画を見て、何故この政党のことを思い出したのかは後述。さらに、その動機の説明に少女の自爆をもってくるのも古い演出だったと思う。国連平和維持軍兵士がそれで変心して自分の家族をテロリストに仕立てようと教育をするのもねぇ。んで、自分はテロ決行を見届けず、あとは家族に任せて先に自殺かぁ。現実味有る?しかも、教育を受ける家族を演じるのと後日にテロ決行する同一人物役を、役者を変えて時間の経過を表現するほど前の自殺。それぞれ演じた役者の年齢を考えると決行の20年以上前に、テロ教育は終わったからと自分勝手に自殺してるわ、ハハ。他にも、軍備増強を唱える将来の首相の出現を、家族に教育を始めた頃には既に予言していたわけか。テロリストを意外な人物にするため、すべて無理やりの設定に感じる。
それと、そのテロリスト役が所帯やつれしているみたいに見えて、これまた映画に現実味を感じなかった。普通の家族物だとそれが現実感を出すのだけれど。最近公開の、家族に起きる悲劇物の映画にはピッタリだったし。また、実際のテロリストは必死で、鋭い感じじゃないのかと想像。やはり別の人をキャスティングした方が良かったのではないか。
ところで、相手から仕掛けられた戦争に備えるって悪なのか?米軍をあてにせず、もう自分たちで国を守ることについて考えても良い時代だと思う。いつまで自衛隊軍備について話すことが悪として描かれなけりゃならないのだろう。自衛隊は違憲ですって、あの党は宣伝してたけどねぇ。
豪華俳優陣なのにね?
人物の繋がりと成立ちが薄くしかわからないので何がどうなってこうなるのという?の連続。
もう少し背景を丁寧に描いて欲しかった。
何となく結末は読めたけど何にも響きませんでした。
たぶん唐突なオープニングと突然のエンディングのせいだと思う。残念。
なんかよくわからない
現在のシーンからいきなり過去のシーンになったり(それがまた分かりにくい)、唐突にいろんな人が現れたり、そしてそれらの人物が何者か良く分からないことしかりで、なんか全てが雑で不親切な作りの作品。渋谷のスクランブル交差点を再現したというセットには驚きそのシーンは目を凝らして鑑賞したけどね。
一分の恐怖心と九分の好奇心
出演者、予告共に面白そうだったので12月公開の映画の中でもTOP3に入るくらい楽しみだった作品。
ただ、★4.0からスタートした全体の評価もいつの間にか★3.1に。ショックだったが、受け止めて期待はせず鑑賞。原作は未読です
なるほど。評価があまり良くない理由がよく分かりました。みなさん仰ってる99分という尺に関しては、個人的には丁度いいなと感じたが、腑に落ちない結果となってしまった。
クリスマスイブの東京・渋谷。いつも以上に多くの人で賑わうこの日に、爆弾があると警察に通報が入る。どうせガセに決まっている、とテレビ局の職員が現場に向かうが...。
なんといってもこの映画の魅力は迫力とスピード感
話題になった栃木県に作った渋谷のセットは凄まじく、臨場感たっぷり。ここまで技術が進歩すると、本物か偽物か見分けがつかないな...
ノンストップで話が進むので、観客も油断が許されず緊迫感を維持したまま楽しむことが出来る。私はこのスピード感がかなり好き。
まぁ、言うまでもないが役者が素晴らしい。
佐藤浩市が主演と思っていたらそんな訳ではなく、出演シーンが少なかったのが残念だったが、それでもやっぱり名優だし、石田ゆり子も"望み"に引き続き恐怖を顔にするのが上手い。今年のブルーリボン賞か日本アカデミー賞の助演女優賞には彼女が選ばれて欲しいほどに。
西島秀俊は演技が上手くなったなぁと関心。
中村倫也は何を考えているのか分からない役がホントにお上手。大好きな俳優の1人です
しかし、後半になると急に面白くなくなる。
前半はどうなるんだろう?と期待が高まっていたが、裏切られたようでショック。正直、犯人はすぐに分かったが動機が普通すぎて唖然。自分はヒーローみたいに言ってるけど、別に言ってることもやってる事変わんないからね?
伏線回収も微妙であれはこうだったのか!とかなるほどね!とか全く思えず。関係性も分かりはしたが、過去に何があったのかが描かれておらず、納得できなかった。そのため、こじつけ設定のように感じてしまった。
確かに、これがどういう結末だったら感動したり驚いたりしたのだろうかとは思う。東京・渋谷で起きたテロの始終を描くのは確かに難しい。原作を読んでいないので原作はどんな展開でどんな内容なのか、映画化にあたってどんな要素が足りなかったのかなどは分からないが、どちらにせよ詰めが甘く大切なところが抜けているような気がした。
それでも、社会風刺的で嫌いではなかったです。
タイトルですか?不思議ですよね。好奇心と恐怖心って言葉が思いついただけで、思い出しちゃうんですから。
ガッカリ…
素晴らしい俳優陣の映画とあってかなり期待して観たけれど、近年これほど期待外れの映画はなかったですね。
各人の思わせぶりな態度やセリフは、結局あれは何だったの?ってなるし、行動や経過は矛盾だらけ。
それはあり得ないでしょ、と指摘したくなるエピソードの数々。
俳優さん達が上手いだけあって、なんだか可哀想になってしまいました。
おもしろいが、ラストがイマイチ…
冒頭からテンションが上がり、緊張感を維持したまま、テンポよく展開していました。尺の短さも手伝って、駆け抜けるように一気に終幕を迎え、鑑賞後の印象は悪くなかったです。
ストーリーは、首相との対話を求めて東京の各所に爆弾を仕掛けた犯人を追うという、クライムサスペンス。犯人が誰なのかはもちろん、その狙いは何のか、どう決着をつけるのか、最後まで飽きさせない展開で楽しめました。
ネタバレになるので多くは語れませんが、戦争あるいはテロに対して、国家はどうあるべきか、国民は何をなすべきかを考えさせられました。そう思わせる原動力は、圧巻の渋谷爆破シーン!爆破予告に対して、興味本位でお祭り気分で集まる群衆を、爆風が容赦なく吹き飛ばします。目を覆いたくなるようなシーンでありながら、どこかで「自業自得だろ」と考える自分がいました。ただ、もし自分も東京に住んでいたなら、決して行かないと断言できたでしょうか。そう思うと、やはり自分も平和ボケした日本人の一人だと気づかされます。
国際協調の世にあるとともに、近隣諸国との緊張が高まる、今の日本の政府は、確かに難しい舵取りを担っています。何が正解か、無知な自分には知る由もないですが、戦争などという最悪の選択をすることなく、国際問題の平和的解決を望みます。そのためにも、一国民として政治に無関心でいてはいけません。平和は国家から与えられるものではなく、国民自らが創り上げていくものだと強く感じました。
佐藤浩市さんはじめ、石田ゆり子さん、西島秀俊さん、中村倫也さん等、主役を張れる俳優さんが顔を並べ、キャスティングは豪華です。脇を固める、俳優陣も抜かりなく、大作を感じさせる布陣です。
しかし、残念ながら、作品全体の仕上がりとしては、もう一歩といったところでしょうか。犯行の裏にある、犯人の思いや人間関係をもう少し丁寧に描いてくれたらと思わなくもないです。警察側の西島さんや勝地くんにも背景が匂わされていたのでそこも知りたいところです。そういった、作品に奥行きを与えるシーンが描かれれば、さらに犯人の心情に共感でき、作品に込められたメッセージが際立ったのではないかと思います。大切なシーンを間引いた結果、作品のメッセージ性が根底から揺らいでしまったのは残念なところです。
キャストが非常によかっただけに、中身が少し残念だったなー。戦争とか...
キャストが非常によかっただけに、中身が少し残念だったなー。戦争とかを扱うにしては浅かったかなと。演出は分かりやすくてあっという間に終わる感覚で見やすく、個人的には好きなテイストだった。
サイレントトーキョー
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊がメインキャストという事で、観に行きました。
爆破テロのパニックムービーかと、思って見ていましたが、ある種メッセージ性の強い内容でした。
しかし、主要キャストの関係性がわかりにくく、「どうしてそこまで、そうなるのか?」
動機に説得力がなく共感しがたいです。
特に、中村倫也くんの役どころ。後半の言動の変化に肩透かしでした。
世の中を巻き込む大騒動が、個人の恨みだったというオチは、ドラマ相棒によくあるシナリオだと思いました。
総理は国民が選ぶもんではない
前日に爆破事件があったにも関わらず、爆破予告の渋谷スクランブル交差点付近にあんなに人が集まるものだろうか?モヤモヤ感だけが残る作品だった。渋谷スクランブル交差点のセットだけは超絶でした。それだけだったような感じだね。
ごめんなさい。ぐっすり眠ってしまいました
いくら疲れていても、面白い映画は観ることを考えれば
やはり面白くなかったということか…。
とはいえ豪華俳優陣なのでもっかい観ようか
…また眠りそうなのでやめよかな…
西島秀俊と中村倫也に1票!
渋谷のシーンが、まさかオープンセットだったとはビックリ!!
すっかり渋谷で撮影したんだと思ってました。
しかもオープンセットを作ったのが隣町の足利だと知って、2度ビックリ!!
それは、どうでもいいことだけど、
さすがに総工費に3億円かけただけあって、リアルなシーンでしたね。
あっぱれ!
でも、ストーリーはツッコミどころ満載(>_<)
「普通、その動機で無差別爆弾テロは起こさないよ。
しかも善良な足利市民まで巻き込んで・・・」
「普通、そんなテレビドラマみたいに都合よく会っちゃうなんてないでしょ・・・」
「普通、そんな風に急に曲がって、そこから下に落ちられないよ・・・」
元々フィクションだからといっても、あまりにリアリティーに欠けるので
残念ながら作品に入り込めませんでした。
作品の内容とは別の部分で、
ぼさぼさ頭の西島秀俊はカッコイイ!
中村倫也はいい雰囲気出てる!
この二人の存在感に救われましたね。
爆弾魔がまったく1mmも同感も同情もできない独自の屁理屈を振り回しながら爆弾を爆発させるというだけの映画です。
足利市に渋谷のスクランブル交差点の同寸のオープンスタジオを作って、気合十分で作られた映画であるはずなのですが、CGが山のように使われており、そのクオリティーがハリウッドのレベルから数段落ちるので、いやいやこれは残念でしたという映画でした。
同感も同情もできない爆弾魔の屁理屈ですが、この手の日本製映画って、なんで犯人の昔のトラウマがどうだとかこうだとか、ヘイワがどうだ戦争がどうだとか、そんな観念的なお遊びをやるのでしょう。
観客にとっちゃ、まったくどうでもいい左翼特有の屁理屈を延々とこねくりまわされても、正直言って、酷い映画でしたね以外に評する方法もありませんでした。
少し厳しすぎるかもだけれども
んーーーーーーー!
て、感じでした。ロケじゃない渋谷スクランブル交差点とか凄いなぁとは思ったんですけれどねぇ。テンプレが過ぎると人はココまで白けてしまうのかな、なんて。
自衛隊描写なんて経験者からしてみると、「バカにしてるの??」と思ってしまうクオリティでしたしね…。伝えたい事はわかるのだけれども、それらは既に後藤さん(パトレイバー)が吐き出してしまってますし。だからこそ、上手く使えばテンプレ→王道→快作となれたとは感じていたので、残念で仕方がありません。
CGの再現はすごい。でもストーリーはいまいち。
自衛隊の派遣で紛争地域に行き、性格まで変わってしまって戻った夫は自死。その意思を受け継ぎ、平和ボケしている日本人への警告と復習のために爆弾を仕掛ける妻。
その意思をサポート!?容認している夫の同僚。
そして同僚の息子は怪しげな雰囲気。
90分くらいの短めにするより、もっと人物を丁寧に描き、相関図やその時の思いが出てくればいいのに、安直な怪しさを出してコイツが犯人か、いやコイツか、とフェイク出しといて疑念が十分でないのにすぐ他へ移っていくところとかはもったいない。もっともっと犯人と思わせるくらいでないと。
でもって真犯人はこっちか、とあっけなく判明。
合コンしただけなのに怪しい男の家が分かるのか。
同僚は自死した夫とどのような関係かをもっと詳しく。
再婚する母親を心配するだけであんな怪しい動きをするのか。
精神を病んで自死したのだろうが、そのあたりをもっと詳しく。
そんなあたりがもやもやした作品だった。ヒットは厳しそうだな。
見所は爆破のみ、尻つぼみ
爆破シーンは確かに見ものだった。
しかし、爆破以外のシーンの説得力がとても弱い。犯人の動機もかなり無理があって尻つぼみで終わった。それぞれの関係性が思わせぶりなままで色々消化不良。
また子役はともかく大人たちまで、昔の回想シーンを違う役者が演じているから非常に分かりにくかった。
渋谷の再現が凄かった
知らなきゃわからないくらい、渋谷のスクランブル交差点の再現が凄かったです!
ただ、尺がたりなくもう少しジッくり一人ひとりの背景を見たい作品でした。
東京タワーは爆発して欲しかったです。じゃなきゃ映さなくてよかった。またはレインボーブリッジは爆発して欲しかった。映画の題名変えたほうがよいのでは?サイレント?ツッコミどころ満載の映画でした。
爆破シーンがすごい
オープニングが《私をスキーに連れてって》っぽいというか、バブルっぽいというかで、期待薄で観始めたのね。でも石田ゆり子が『30kg以下になると爆発する!』ってやるシーンあたりから怒涛の展開で面白いの。
それで渋谷の爆発シーンはすごいね。ここまで血しぶきがとぶ描写をするのは、この頃の映画で観たことない。爆破の迫力もすごい。それに巻き込まれた人たちの人間模様も。
「ここから、どれだけ面白くなるんだ」と期待して観るんだけど、この映画は、ここで終わりなの。ストーリー的には続いててオチまでいくけど、もう、ただ撮っただけね。
実際のところ、爆破シーンで予算使い果たしたんじゃないかな。尺も短いし。
真犯人までたどり着くけど、ものすごく呆気なくいくしね。
動機の説明となる過去のPKO(かな?)でのできごとも描かれるけど、良く解んないのね。回想シーンは役者を変えてるから、誰が誰だか解らないんだよね。それで、話も今ひとつ。
総理が「戦える国にする」って言ってるのもキーポイントなんだけど、その辺のことは余り描かないので、動機が曖昧。
井之脇海も矜持を通して、契約社員に甘んじるんだけど、そこも背景を描いてないから「ふーん」以上の感想はない。
これ本当は庵野秀明がやった《巨神兵東京に現る》みたいに、爆発シーンだけの作品にした方がいいね。やりたかったの、そこだけでしょ。
ストーリーに観るべきものがなくて、役者さんは可哀想だったけど、爆破シーンはすごい。それを観るためだけに、観てもいいと思うよ。
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