映画大好きポンポさんのレビュー・感想・評価
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面白いが、
最大の評価点として主人公ジーンに纏わる一連の流れは面白かった。特に撮影終了直後の編集シーンは映画作りを体感することができたし、劇中劇の理解とジーンの心情の深堀りが重ねられる展開も飽きなくて良い。一ついうとすれば抽象的な編集シーンは合ってない挿入歌も相まってくどく、苦痛に感じられた。
しかしそれ以外のキャラはありきたりかつセリフも薄く、物語上の必然性もないためノイズといって差し支えないレベルだったのがマイナス点。ヒロインは声の演技が酷く、キャラも薄いのに無駄に多くのシーンに絡んでくる。
金髪は論外。最後のプレゼンも見るに耐えない。全体にこの映画のテーマを強調するために無理矢理つけられた外付けHDDのようなキャラだった。
総評としてビビッドなカラーと斬新な演出、よく動く作画で楽しい90分間を過ごせるのだけれどシナリオ面での粗が小骨の様に喉につっかかる映画だった。
本当にパケ買いしづらい作品
ずっと観たいと思っていたトゥルーノースを観に行って、いっぱい人が入っていくこの作品をみた初めての感想はオタクっぽいコアなアニメの映画版なのかなーくらいでした。
鑑賞した後にまず言いたいことは心の底からごめんなさい。
背筋ゾクゾクすること数回。意味不明の涙数回。
本当に謎多く、なんて素晴らしい映画だったことか。何がいいのか、どのシーンがいいのかなんて全くわからない。
感動とは言葉にしづらいものなんですね。
楽しい時は時間が早く過ぎ、辛い時は時間が長く感じるというのは嘘のようです。
90分程度の時間にこれでもかと詰め込んでいるように感じるのに、ほぼ無駄がない。めちゃくちゃに濃い時間を過ごし、終わった後は三時間映画を見たかのような満足感。
ポンポさんの言葉は実に的を得ており、反論の余地なく心に染み渡る。
映像や、臨場感を置いておいても映画館で暗闇の中大きなスクリーンに入り込んで観るべき作品です。
人生において何かを選択する時、それは同時に何かを捨てる時。
エンドロール中も誰一人席を立たず、余韻に圧倒される作品です。
自分はエンドロール立っちゃうタイプなんですが、トイレも我慢し見切りました。
言葉に出来ないとこんなめちゃくちゃな文章になりますが、本当に観て欲しい映画です。
入場者プレゼントの冊子…
この冊子みてなかったら最初の展開で脱落していたと思う…つまらなくはないけど展開が目まぐるしすぎてあんまり得意でないかも。ポンポさんがプロデューサーに見えないのものめり込めない敗因か。いろいろ理屈もわかるんだけど全て好転しすぎるなと感情表現が全て大げさすぎてしらけちゃったかなー。
おもしろかったと思う
おもしろかったです。
映画がどのようにできているのかなどが少しわかりました。
しかし、星5はつけられない。
主人公の男の子は良いけど、他のキャラクターたちがぼやけ過ぎていたように感じられます。
映画のタイトルでもある、ポンポさんでさえ、私の中では中途半端だったかな。
しかし、ここまでなら、物語は良かったし面白かったので星4でもいいです。
でも、さらに星を1つ下げる要因は、最近のはやりかもしれませんが、挿入歌入れすぎです。
正直鬱陶しい。
わぁ、好き!
何というか、「モノをつくる」ってこうであって欲しいなって思った。
最近「仕事」ってお金を稼ぐための労働でしかない風潮があるように思えるけど、「好きな事」とか「コレしかない」って事でもちゃんと仕事だよね。
『監督』とか責任者は、自分が責任を負うわけだから、自分の納得のいく形で作品を作って欲しい。
周りからの意見も大事だけど、納得できないなら流されないで欲しい。流させない環境作りって大事。
頑張ってる人が頑張れる世の中になるといいなぁ。
多分、もう一回見に行くと思います。
心に刺さりました。
変なキャラ、変な色、変な劇中劇・・・
正直、何か色々変だし、主人公も冴えないし、内容もつまんなそう・・・強引な展開だしいきなり始まった劇中劇も見たくねー・・・などと思ってしまいました、始めは。
でも、終わってみれば、泣いて笑ったスッキリな90分でありました。
筋は単純明快、なれど、いろんな筋道を複雑かつ巧妙に絡み合わせることで、単純ならざるアニメになっていた気がします。深みを持たせつつ、非常に分かりやすく楽しませてくれる、素晴らしい作品でした。
いろんな小ネタも笑えたし、エンドのカットも笑えたなー。
題名もあまりイケてないと思うし、アニメのキモというべき絵そのものも全然いけていないと思ってしまうのですが、それがまた楽しさ倍増させていたのかなーと見終わって思えます。
とにかく楽しかったー
だから憧れるのさ
エンターテイメントを提供する仕事というのは憧れますしかっこいい仕事だと思います。
だが良いものを作るにはそれなりの犠牲もあるし中々リスキーな事です。
誰にでも出来る仕事ではありません。
だから憧れる!
ポンポさんの言う通りこういう仕事というのは普通の人では出来ません。
才能があり一般人よりぶっ飛んでる思考回路じゃないとこの狂気の世界にはついていけないですよ。
だから映画しかない主人公も悩んだりはしてますけどどんな犠牲を払っても無我夢中になって仕事が出来るのです。
演出面も元ufotableで働いていた演出担当の方が監督していたのでキャラクターもヌメヌメ動きますし遊び心を感じさせるシーンもあったりして飽きないですね。
是非映画好きの方やクリエイターを目指す人に見てほしいです!
タイトルと絵柄で敬遠しないでー!
映画好きが出てくる漫画は大体購入していますが、ポンポという名前に幼女っぽい風貌でどちらかというと映画作りを口実に全然関係ない話(パワハラとかオタクネタ延々語るとか)かなと思い込んで敬遠していました。
いや、これすごいちゃんと映画を作るということに向き合ってるじゃないですか。途中からなんでもないシーンでも映画作りに対する想いみたいのが伝わってきて常に目頭が熱くなって、ちょっとのきっかけで何度もポロッと涙が出ました。
映画が少しでも好きな人には是非見て欲しいです。帰りに本屋でスピンオフ含めて原作全巻買いました(笑)
しかし、まさか主演が「貞子」の唯一の面白いキャラであるファンタスティック☆カズマでお馴染みの清水尋也とは・・・。声優初挑戦とのことでしたが全くヒケをとっていませんでした。
これはポンポさんでした…
前評判を全く知らずに映画館に行きましたが、肌が泡立ちました。
映像美や演者の方の素晴らしさはもちろんですが、私が1番引き込まれたのは音でした。
「映画」に置いて、音による高揚感・緊張や不安とはこんなにも強く感じるのですね。
これはアニメである前に映画でした。すんません。完璧に上映後のハイな状態で書いてしまってます笑
書き下手で多くは伝えれませんが、こんなご時世に、本当に元気を貰えました。
おバカ映画で泣いちゃいました
原作も知らないし予備知識なしで、知り合いが良かったと言ったひとことを頼りに見てきました。
正直、面白かったです。途中、何度もうるうるってきました。
序盤のセリフで救われる人もいるんだろうなって思いました。それだけで見た価値はあったかな。
動画の編集をやったことのある人は共感できる部分は多いと思います。
都市伝説でありそうなドリームストーリーっていうか、ファンタジーだと思いますが、十分に楽しめ、気持ちが昇華できる作品です。
見た目の絵ずらに騙されずないようにぜひとも見て欲しい作品です。
空元気な印象
久しぶりに途中で席を立ちました。
ダレ場がないし、登場人物がずっとハイテンションで話している割にセリフに白けてしまいました。
正確な言葉は忘れましたが、「屈折を抱えている創作者は良いものが作れる」のような、伝えたいメッセージをそのまま言っているようなセリフが多く、多義性や表現の豊かさがないです。
こんな楽屋落はみたくありませんでした。
とっても面白かったー!
本作のジャケット(ポスター)からは想像も出来ない素晴らしい仕上がり!
単なるアニメではなく満足度はメチャ高かったー!
映画愛がめっちゃ詰まってて、好きな映画を更に好きにさせてくれた作品!
映画プロデューサーのポンポさんの下で働くジーン。
ポンポさんの指示で15秒枠の映画の予告編を作る事に始まり、映画の本編を作成して行くストーリー。
映画を作る過程がメイン。
ロケハンしたり撮影中に皆でアイデアを出したり現場の雰囲気が伝わって来る。
天候が悪化したら思い付いたシーンをその場の即興で撮影する場面とか撮影現場の裏側を見ている様。
編集のシーンもとても良い!
時間内に納める為、不要な部分をカットする作業が泣ける。
せっかく撮ったシーンをカットする勇気が良い映画にするコツみたいな感じ。
上映時間は90分位が良いらしいです。
クランクアップした後なのに必要なシーンを更にチームを再召集して撮影する事も実際にあるのか?
気になるところ。
本作のメインはジーンなんだけど、学生時代の同級生。銀行員となったアランのポイントも高め!
素晴らしいプレゼン能力(笑)
映画作りの作品だけに、観賞中に違う映画を観ている感じで2倍楽しめた感じ。
ポンポさんが思っていたのとまったく違うキャラクターで、これもとても良かったです( ´∀`)
レベルがちがう
旦那がどうしても観たいからということで観に行ったのですが、正直タイトルと絵柄からどうなんだろうと思ってた90分前のあたしに説教したい。それくらいよかったです。
ここ数年観た映画の中でもベスト3に入れてもいいくらいよかったです。
絵柄が、タイトルが、アニメだから、とか言っている方も観に行くと評価が変わると思う。それくらいの映画でした。
濃密怒涛の90分!
ちょっとかわいすぎる絵に腰が引けていたのですが、高評価につられて鑑賞してきました。そして、その高評価に納得!これはヤバい、おもしろすぎます!
内容は単純に言えば、映画好きの陰キャの青年が、アシスタントからいきなり映画監督に抜擢され、成功を収めるサクセスストーリー。そこに、青年監督、新人女優、大物俳優、プロデューサー、銀行員等、それぞれの立場のさまざまな思いを、無駄なくテンポよく収めた脚本が秀逸です。まさに濃密怒涛の90分でした。
さらに、映画制作の舞台裏を覗き見るような感覚が、映画好きにはたまりません。趣味で週に1本程度の映画を観ているだけの自分でも、これから作品を観る目が変わりそうです。映画制作にはこれだけ多くのスタッフや関係者の渾身の想いが込められているかと思うと、簡単に「つまらない」などと言えなくなりそうです。
タイトルにポンポさんとありますが、主役は新人監督のジーンです。もちろんポンポさんの存在感は抜群で、この二人の対照的なキャラも作品の魅力になっています。この二人以外にもとにかく全てのキャラが立っていて、しかもいいやつばかりで、その誰もに共感できそうなところが心地よいです。中でも、完全な脇キャラながらアランが終盤にいい仕事をしてくれて、このシーンは胸熱でした。他にもぐっとくるシーンが何箇所かあり、こんなかわいい感じの絵なのに、何度も目頭が熱くなりました。
これほど絶賛したくなる作品なのに、マイナスポイントが一つだけ…。そうです、劇場アニメあるあるの声優問題です。本作では、物語の核となるジーンを清水尋也くん、ナタリーを大谷凜香さんが演じています。新人監督と新人女優という役どころなので、あえての起用なのかもしれませんが、やはり荷が重かったのではと感じます。もったいない限りです。
映画はマイノリティの行き着く場所。
教室の隅っこ系男子だったジーン青年が、天才プロデューサーのポンポさんのもとで、新人監督として奮闘するお話です。
原作である漫画の魅力を逃すことなく、上手に納められてるところに、まず好感がもてます。
それに以上に、漫画には無い「追加シナリオ」が素晴らしく、この漫画を映画化したことに意味を持たせたように感じます。
「大衆向け映画」なんて揶揄的な表現があるように、やっぱり映画って本来、マイノリティや満たされていない人のためにあるんだと思う。そしてそれは、映画の作り手にとっても同じことが言えるのかも。。
中盤以降は何度も鳥肌が立ち、涙腺が崩壊してました。簡単に言葉では説明できない「圧倒」。映画の醍醐味です。
超オススメ映画です!
物作りをテーマにした作品ってワクワクします。
しびれる映画だった
情熱が足りてない時にこういう映画を見れてなかなか震えるものがある
事前に全然知らなかったけど、レビューが高評価だったので見に来てよかった
一部の声優が微妙だったのと、カットシーン?のCGが大げさで微妙なテンポになったのだけなんとかしてほしかったなぁ
映画好き号泣確定映画
語彙力が無いのでなんで言えばいいのかわからないが最高の映画だった。
名前と絵のタッチが子供向けに見えてしまうが内容はバリバリの大人向けで映画に人生を賭けてきた新海監督や庵野監督宮崎駿などを彷彿とさせる主人公。
目に光が無く、社会から遮断された世界で映画だけを観て、それだけを生き甲斐にしてきた人は気迫のある作品を作るというセリフがあった。確かにね。
幼い頃見た映画、大人になってから観てクソ映画だとこき下ろした作品。そんな全ての映画にはスタッフや監督俳優陣たちの情熱が込められてるのだと改めて実感し涙が止まらなくなった。
マーケティングなどが今どきな感じで現代が舞台なので観客が感情移入しやすい。
強いて言えば、池袋のTOHOシネマで観たんだけどでっかいハエムシが飛んでて全てぶち壊しにきてた。涙引っ込んだ
原作派からすれば、主人公がもっと映画狂人であってほしかった。
原作(マンガ版)大好きなので個人的には超推したい映画なのだが、いくつか気になる(気に入らない)演出があって5点満点評価にはならなかった。
原作好きな僕の評価はどうしても「原作と比べて」となってしまう。そのところご容赦を。
気に入った点
原作にはないオリジナル要素があったが上手く融合できていた。原作の雰囲気を壊すことなくプラスアルファを付け加えることに成功していて良かった。原作読了のファンでも見に行く価値あり。
また劇中劇である「マイスター」制作のエピソードにも原作にはないシーンが沢山もりこまれており、非常に出来が良かった。ここは本当に素晴らしかった。
気に入らなかった点
「カット編集」のシーンの演出は正直過剰でいらないかなぁ。わかりやすさ重視かもしれないけど、音楽の「合わなさ」もあってみてて気恥ずかしくなった。原作では編集シーンのジーン監督はもっと「楽しそう」だった。そのあたりの狂人っぷりが足りてなかったかなぁ。
あとヒロイン・ナタリーの声はちょっとキツかったかな。出演してる声優さんには罪はない。あくまで起用した側に問題がある。声優繋がりで言えば大塚明夫さんの演技の安定感は異常。いつも通り素晴らしかった。この人の声でだいぶ助けられたと思う。
主人公ジーンの声は最初は「ん?」と気になったが、許容範囲内でした。
その他
マンガ原作なので、「素晴らしい映画を作る」は「絵」さえ何とかなればそれなりに説得力を持たせることができると思うけど、映画(動画)で「素晴らしい映画」を表現するのは至難の業だと思います。
だから視聴前は結構不安が大きかった。
だけど(いくつかの不満はありながらも)十分説得力のある映画に仕上がっていたので満足です。
映像化してくれたスタッフの方々ありがとうございました。大変面白かったです。
コロナ禍で大変だけど見れて良かった。
まとめ
映画としての楽しみ、映像作品としてのエンタメ性は十分にあるので「つまらない」と思うことは少ないと思う。上映劇場が少ない&コロナ禍という逆風が吹きまくってる中で、映画館に足を運ぶのはかなり敷居が高いと思うが、多くの人に見てほしいなぁ、語りたいなぁと思う作品。
「見て何を得るか」は人それだけど「見る価値」はある。そう思う作品。
癖のあるアニメ柄で子供向けのようなキャラデザだけどテーマは相当に「アツい」やつなので、ぜひとも多くの人に見てもらいたいなぁ(2回目)
個人的に一番良かったシーン
(注意)
※以下ネタバレあり
一番良かったシーンは
ジーン監督がポンポさんに頭をさげて制作延長を願い出るシーンでした。
「マイスター」の帝王が頭を下げるシーンとオーバーラップさせて見事でした。
ポンポさんからの一問一答の詰問に答えて、覚悟を決める。
一番感情移入できたシーンです。
原作マンガでは「リリーがアリアを歌うシーン」にフォーカスが合っていましたが、映画版ではさらっと流れたのが意外でしたが、全く持ってアリだと思いました。映画とマンガのメディアの違いですかね。
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