劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

劇場公開日:

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

解説

息子である事を隠し、ゲーム好きの父親とオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」をプレイする日々をつづり、ドラマや書籍にもなった人気ブログを坂口健太郎&吉田鋼太郎の主演で映画化。仕事一筋だった父が、ある日突然会社を辞めて家に帰ってきた。1日中ぼんやりとテレビを見ている父の姿を母と妹は遠巻きにながめていたが、何を考えているのかまったくわからなかった父の本音が知りたい欲求にかられたアキオは、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を導き、自分は正体を隠し、父とともにゲーム世界で冒険に出ることを思いつく。顔も本当の名前も知らないゲームの仲間たちに励まされながら、父と冒険を続ける中で、アキオは家族もこれまで知ることのなかった父の意外な一面を知ることとなる。主人公の父子を坂口と吉田が演じるほか、佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見らが脇を固める。

2019年製作/114分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2019年6月21日

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(C)2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 (C)マイディー/スクウェア・エニックス

映画レビュー

4.0親が子を見守る気持ち

2019年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人はゲームをどうしてプレイするのか。本作はそれを的確に描いていた。仕事一筋だった父が病気で仕事を辞めて、何もすることがなくなった。息子はそんな父にゲームをやらせる。それは今まで会話も少なく父のことを理解できあなかった息子がオンラインゲームでアバターをまとえば会話できるのではと思ったから。以外なことに父がこれにハマる。なぜ、父がハマるのかというと、父の台詞を借りて言えば「まだこの世界には知らないものがいっぱいあるから」だ。
60を過ぎ、病気にもなればなかなか活発に行動することも難しい。60のオヤジが何かに夢中になるなんてかっこ悪いとさえ思っているかもしれない。しかし、そんな人でもオンラインゲームでなら旅に出ることができる。冒険は人生を豊かにしてくてるのだ。
構成もすごく巧みだ。子は親の気持ちがわからない、しかし、実は親はいつでも子のことを見守っていたことが明かされる。そしてゲーム世界ではその立場が逆転する。子がゲーム初心者の親を見守っているのだ。きっと親もいつでもあんな気持ちでハラハラしていたのだろうと思わせる心憎い構成だ。

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杉本穂高

4.5シズルなお父さん

2024年4月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ファイナルファンタジーがゲームであるということくらいしかわからずに挑んだが、そこはあまり問題ではなかったね。一番不安に思っていたところだから、本当によかった。
観ようか悩んでいる方は観て大丈夫。

お父さんは家族全員に対して、息子はお父さんに対して、距離感がおかしいよね。一応、距離感がおかしい理由は説明されるのだけれど、いくらなんでも遠すぎだよね。
ゲームを始めたときとか、教えたりすることで、もっと簡単に距離が縮まるだろ、とか、つい考えてしまうけれど、この過剰なまでの距離の遠さがツッコミどころであり、笑えるところなんだ。
漫才でボケに対してツッコミがあるように、作品のツッコミどころというのは笑いどころでもある。

お父さんと息子の距離が徐々に近付いていくにつれ、笑えるツッコミどころは、なめらかに、感動するツッコミどころへと変化していく。
ゲームの中のお父さんであるインディさんが、ゲームの世界に慣れ、強敵に挑む熱さを増していくように、笑えるインディから感動するインディへと変わっていくのだ。
感動というのは少々大袈裟な表現だが、つまり、単に笑えただけのツッコミどころが、いい話にすり変わって、エンディングに向け加速していく。
溢れ続けるツッコミどころは、大いに笑えて、少し感動できる、とても面白い作品だった。

エンターテイメントの基本は異文化交流だと誰かが言った。その中でも一番身近な、親子の物語というベタ中のベタなストーリーに、ゲーム内での交流というイマドキさ、新鮮さを持ち込んで、シズル感のある作品に仕上がった。と思う。
似た者同士の父と子の熱さとシズル感。風味園の中島さんが求めている出来なんじゃないか?
とれたぞ!と叫ぶ声が聞こえてきそうだ。

あと、難癖をつけるとしたら、息子とマイディの同一人物感が薄かったね。
キャラクターのせいで声を変えなければいけないのはわかるが、もう少し話し方を似せる努力をしてほしかった。
お父さんとインディさんを共に吉田鋼太郎さんが演じている、完璧な同調の前では、別人感が一層悪目立ちしてしまう。

最後に、結局は壮大なゲームCMだったのではと、妙な勘繰りをしてしまうが、光のお父さん計画はシズル感あるお父さんとなり、温かさをお届けしたってことで、いいかな。

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つとみ

4.0感動もんだ!

2024年2月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「ベタだなぁー」と思うけど面白かった。切り口は新しいが結局ストーリーはベタな映画なんだけど、素晴らしい出来だと思う。感動もんだ。
リアル俳優よりもCGのキャラクターに感情移入してしまうのは交互に出される表現方法のマジックなのか? 私がおかしいのか? たぶん役者の演技がややオーバー気味でCGキャラの表情が地味なので観客が感情移入してしまうのだろうか?
坂口健太郎と吉田鋼太郎も良いが、2人のゲームキャラが好きになってしまった。

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ナイン・わんわん

3.5正体を知られないようにしながらゲームの中で、ゲーム初心者である父と...

2023年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

萌える

正体を知られないようにしながらゲームの中で、ゲーム初心者である父と会い、仲間となって敵と戦う。イケメン役が多かった坂口健太郎くんが、普通のゲーム好きなサラリーマン役でナイスなキャスティングだった。
映画全体的に綺麗な色使いで、ゲームの中の映像も素敵。オシャレな映画という印象。
本作登場の父は無口で勤勉でチャレンジャーであった。尊敬する人物がまた増えてしまった。
ゲームの中のアバターが可愛くて萌える。

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Don-chan(Daisuke.Y)
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