ファイティング・ファミリー

劇場公開日:

解説

アメリカのプロレス団体WWEで一夜にしてスターの座を掴んだ女性ファイター、ペイジの実話をもとに、プロレスを通して固い絆で結ばれた家族を描いたヒューマンドラマ。ペイジとその家族を描いたドキュメンタリー「The Wrestlers:Fighting with My Family」に感銘したドウェイン・ジョンソンが、イギリスの映画製作会社Film4 Productionsとタッグを組んで映画化した。イギリス北部でレスリングジムを営むナイト一家。中学1年生の時からリングに立っている18歳のサラヤは、いつかWWEの試合に出て一家を盛り上げたいと願っていた。兄ザックもプロレス命だが、その一方で愛する彼女と結婚して普通の家庭を持ちたいとも考えている。そんなある日、WWEのトライアウトに参加した2人は、尊敬するスーパースター、ドウェイン・ジョンソンと対面を果たす。兄妹は大喜びでトレーニングに励むが、サラヤだけが次のステージに進み、フロリダへ行くことが決定し……。主人公ペイジを「トレイン・ミッション」「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、兄ザックを「ダンケルク」のジャック・ロウデン、父パトリックを「ショーン・オブ・ザ・デッド」のニック・フロストが演じる。ドウェイン・ジョンソンも本人役で出演。「蜘蛛の巣を払う女」などに俳優として出演したスティーブン・マーチャントが監督・脚本を手がけた。

2019年製作/108分/G/アメリカ
原題:Fighting with My Family
配給:パルコ
劇場公開日:2019年11月29日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12

(C)2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

映画レビュー

4.0イギリス映画らしい渋いドラマ

2020年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

プロレスという題材に、メインビジュアルにドウェイン・ジョンソンがデカデカと載っているために、派手なハリウッド映画かと思ったが、1つの家族の絆と夢を追いかけた、泥臭さももじった渋めのドラマで、イギリス映画の十八番の階級社会の下の人々の悲哀をユーモア混じりに描いた人間ドラマだ。
一家でプロレス興行をする家族は、地元の悪ガキたちにプロレスを教えて、小さな興行で糊口をしのいでいる。放っておけばヤクの売人になってしまいそうな若者たちに生きる糧を提供しているのだ。そんな家族の長女と長男はともにWWEのテストを受けるが、長女だけ合格し、家族思いの長女は複雑な想いを抱えながら単身渡米する。
プロレスは虚構だが、本物じゃないと見てもらえないというドウェイン・ジョンソンの言葉が印象的だ。虚構のプロレスで本当の自分を見つけようとあがく彼女の姿は多くの人が応援するだろう。プロレスシーンも本格的で素晴らしかった。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
杉本穂高

4.5小畑千代って知っているかな?

2024年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 8件)
共感した! 8件)
Mr.C.B.2

5.0アイアンクローとは違う迫り方で、プロレスの本気を描く

2024年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

アイアンクローきっかけで、フォロワーさんに紹介されて鑑賞。出会いに感謝したくなる一作だった。
黄色に赤文字というポスターをみると、強烈なB級映画の香りがプンプン漂っているのだが、心配ご無用。
観ているうちに、自分の心の中がオセロのように次々と気持ち良くひっくり返され、じんわりと感動が込み上げてくる作品に仕上がっている。

ストーリーは、「アメリカのプロレス団体WWEで、一夜にしてスターの座を掴んだ女性ファイター、ペイジの実話をもとに、プロレスを通して固い絆でむすばれた家族を描いたヒューマンドラマ」という解説文通りだが、一つ一つのエピソードの描き方と、その背景の見せ方がとにかく上手い!

こちらが監督の演出や脚本の意図通りに主人公たちに感情移入していくと、次第に見事な切り返しが次々と炸裂してくる。その展開は、まさにプロレス自体が持っている物語性や、スピード感や、ダイナミックさと重なるかのようだ。

アイアンクローは、「圧倒的な父とそれに憧れる息子たちのストーリー」だったが、こちらは「プロレスに救われた家族が、共にプロレスを生業にして生きていくストーリー」。
だから、WWE参戦は、家族の夢であり悲願なのだが、何よりも優先されるのは「家族であり続けること」なので致命的な悲劇は起こらない。
そして、アイアンクローとは違ったアプローチで、プロレスという競技そのものの本気さを、余すところなくきっちり描き出しているところも好感が持てる。

本人役で、ドゥエイン・ジョンソンが出演しているのだが、自分は、まず最初の彼のセリフに泣かされた。

またこの映画は、イギリス映画っぽい、フラモンティとかキンキーブーツとかに連なる、労働者階級の人々の生活を温かく笑いと共に描き出す作品という側面もあって、そういった点も自分にはツボだった。

アイアンクロー公開中のこの機会に、ぜひこちらも鑑賞をおすすめしたい。

コメントする 4件)
共感した! 7件)
sow_miya

4.0お宝映画に、勝手に認定します。

2022年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すごーく面白かったです。
騙されたと思って是非ご覧ください。

実在の女子プロレスラー・サラヤ・ジェイド・ベヴィスの実話を元にしています。
プロレス一家に育ったイギリスの少女サラヤがトライアウトで見出され、
遂には夢のww eのチャンピオン、AJ・リーと戦うチャンスを掴むのだった。

ドウェイン・ジョンソンが本人役で出演しています。
出番はほんの2〜3シーン。10分未満なんですよ。
けど、その10分未満が最高の10分未満(笑)
お釣りがくるほど最高の働きをして、スターの輝きと、スターである事の
素晴らしさを教えてくれます。
まぁ、スポ根映画そのものですが、気持ちよさは抜群。
ペイジ(サラヤのリングネームね!!)の家族も凄いです。
お父さんは8年間服役。
お兄さんも服役中。
びっくりしますね。
主演のペイジ役のフローレンス・ピュー。
聞き覚えあるでしょ!!
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のエイミー。
「ミッドサマー」でも主役で印象的でしたね。
ぜんぜんフローレンス・ビューと気が付きませんでした。
どちらかと言うと「ヒール役」的なメイクで、身体を張ったプロレス技は
迫力たっぷりです。
「アイアンクロー」を観て、思い出しました。
お勧めです。

コメントする 9件)
共感した! 4件)
琥珀糖
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「ファイティング・ファミリー」以外にこんな作品をCheck-inしています。