劇場公開日 2019年2月1日

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「主人公の是非を問うのは誰でもできる。が…」フロントランナー regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主人公の是非を問うのは誰でもできる。が…

2019年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

大統領選に絡んだスキャンダルが題材の映画といえば、『スーパーチューズデー』があったが、こちらはそれにプラスして報道の在り方を問うた内容。
サスペンス風でありながら、どことなくユーモアさも漂わせる作りなのがジェイソン・ライトマン監督らしいというべきか。
政治家は公私ともに清廉潔白であれ――こうした考えはどこの国にもあるのだろうが、はたしてそれを実践してる政治家は、今の世の中にどれだけいるのか。

もしこれが日本で起きた事なら、『バイキング』で1週間近く取り沙汰される案件なのは確実。
ゲイリー・ハートの非を問うのは誰でもできる。
しかし彼を責められるのは、マスコミでもコメンテーターでも国民でもなく、ごく少数の人間しかいない。

regency