バード・ボックスのレビュー・感想・評価
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キレイな展開、答え合わせ、目隠し
最初から最後まで、隙のないキレイ展開でした。現在と過去の2軸でストーリは進みますが、なぜ現在で今のような行動を取ってるのか、徐々に紐とかれていき、気持ちのいい答え合わせでした。
目隠しって、すこしやってみたけど怖いですね。当たり前ですが、、、
最後の終わり方は、私は好きです。
アメリカ映画の新たな側面
「見えない何かに襲われる」という設定は、「イット・フォローズ」あたりからよく見るようになった気がする。でも「イット・フォローズ」は正確には「イット/何か」が見えているし、この流れで一番知名度が高いだろう「クワイエット・プレイス」もかなり早い段階で「何か」が出てきてしまって興醒めした。
ホラーにしてもそうだけど、アメリカ文化というのは目に見えるわかりやすい存在がないと恐怖を感じないようで、必ず悪魔やら何やらが姿を現す。その辺が日本文化とは全然違って、日本では「見えない存在に対する恐れ」という表現が一般的。
なので個人的にはアメリカのホラーやスリラーは少しつまらないと思っていたのだけど、監督がアメリカ人じゃないからだろうか、最後まで正体のわからない「何か」が出てきたこと自体を評価するべきと思う。
そしてこういう作品がアメリカでも高い評価を得ていることが、アメリカ映画の新たな発展なんじゃないかと期待している。
中身としても、このままバッドエンドはあまりにもむごすぎるからハッピーエンドじゃないかと思いながらも、先が読めなくてとてもハラハラした。
そしてひとつ気になるのは、「中庭」は外ではないのか?
視力<聴覚
俳優陣の演技はとてもいいし、雰囲気も悪くないのですが、色々と突っ込みどころの多い作品だなと感じました。「クワイエット・プレイス」と「ブラインドネス」と「ハプニング」を混ぜ合わせたような作りでしたが、そのどれもが微妙だった通り、今作もまた、微妙な出来といわざるを得ません。
今回のオチのためとはいえ、あまりに特定の人物たちが出てこないのや、そこにいっさい触れないのも不自然に思えて、鑑賞中はずっとモヤモヤしていました。
総じて、使い古された手法のオンパレード、といった感じで、ためになる教訓もない、雰囲気だけの映画でした。
この世の終わりの新しい表現
終末、もしくは世の終わり的映画が数知れずあるなか、新しい視点の作品です。
地震も津波もウイルスも宇宙人も使わず、ここまで恐怖感を生ますのはスゴいです。
サンドラ・ブロックも総指揮をする事や演技が新たな域に来たなと思います。
印象的だったのは、終盤で誰かが目隠しを解く必要に迫られるとこです。
テーマがあるとしたら「母性」だと思うので、成人女性に勧めたい作品です。
クソ映画。キリスト教映画ならそう言ってくれ
評判がやたらといいのとサンドラブロックであるというのとnetflix体験版にたまたま入ったので今更ながら見てみた。
結論は時間の無駄以外のなにものでもない。
前情報なしで見て自分の理解力では意味も面白みもまったく解らなかった。
パニック映画にしては家の中では安全でもあり、サンドラブロックとマルコヴィッチ以外の演技力がいまいちなのも相まって、緊張感は伝わってこず。
川下り中の現在と、家の中の5年前も特に大きな事件らしきものもなかなか起こらず、交互の見せ方も徐々に間延びし、見ている方は嫌な予感が。
クリーチャーの姿がはっきりされてからが本番か??と期待しながら見守るも、すすめどもすすめども姿は表さない。長い映画ではあるが、そろそろクリーチャー出てこないと残り時間がないぞ?と変な応援をしたくなる心境に。
しかしそのまま最後までクリーチャーは結局正体明かさず、ただただただただ引っ張るだけ。
結局最後なんとなく楽園となっている盲学校にたどりついておしまい、、って。
まったく意味も面白味も自分には解らず、なんだこれは??との思いのみが。
その後ネットで少し見てみると、どうやらこれはキリスト教の受難のお話らしい,,,,。
そりゃキリスト教についてほとんど知識も信仰心もない自分が見ても意味不明で面白くもなんともないはずだと少し安心。
パニック映画の皮をかぶったキリスト教映画というのは昔からあるけど、そういう映画をみるたびにそれならそうとはっきり言っておいてくれと。
先にそう言っておいてくれれば2時間を無駄にすることもなかったのに。
斬新かつありがち
出産を控え産婦人科にかかったマロリー。帰り道、空から来る何かを見た人間が突如自殺し始め街は大混乱となり…。
本国で社会現象となったNETFLIXオリジナル映画。目隠し運転などの目隠し要素は斬新で面白かったものの全体的にはこの手のジャンルにありがちに感じました。
縛りブーム
「ドント・ブリーズ」、「クワイエット・プレイス」等の行動制限系の縛りホラーが記録を残すなか、ネットフリックス配信が開始された本作だが、テレビでも予告を流す等、注目度は高めだっただろう。
かなり楽しみにしていたので、早々に観賞した。テーマは「クワイエット・プレイス」のように未知の恐怖が蔓延るなかでのサバイバルであり、そのなかで子を身籠った女性にスポットを当てた作品でもある。
突然人々が自殺しだし、阿鼻叫喚の地獄絵図と化すシーンは恐ろしい。その後はある一軒家に複数の人々で共同生活をしながら身を潜め、それぞれの関係性などを描いていく。あることから逃避行へと発展するのだが、124分という比較的長時間でそれぞれ丁寧に描いている。
しかし、正直なところ丁寧すぎるというか、もう少し簡潔に描いて欲しい所はある。これが起因されたのか、ドラマ部分を重点的に描きたいのか、SFスリラーとしての部分を 描きたいのか、どっちつかずな印象になってしまっている。作風的に悲惨とも言える境遇のなかでの人々の希望や絆、愛、出会い、別れ…等を主として描いているのだろうが、丁寧すぎて盛り上がりに欠ける。それがネット配信の作品と、劇場公開の作品との違いなのだろうが、クオリティは同等レベルなので、本当に惜しい作品だと思う。
しかし、ありかなしかで答えるのならば、ありだと思う。登場人物に感情移入が出来るのはやはり丁寧に描いているからこそのことであろう。エンターテイメントを重視で観賞すると物足りないだろうが、その他の縛り系ホラーとはやや方向性が違う作品として、残しておきたい作品だ。
サンドラ・ブロックはさすが
サスペンス映画として緊張感が持続出来ていたので最後の展開はチョット拍子抜けしたけど全体として悪くない映画だと思う。
サンドラ・ブロックは見事な演技で健在振りを見せてくれて個人的には嬉しかった。
もったいない出来
つっこみどころ満載の佳作「クワイエット・プレイス」の次は、見るのもダメな世界か〜。じゃあ次は聞いたらダメなのかな(すでにいくつかあるような…)と思いつつも、良作揃いのネトフリ映画だしサンドラブロックだしと、多少期待しながら、観ました。
過去と現在を行ったり来たりしながら見せる展開で、ジョンマルコビッチがいきなり出てきてビックリしました。
そこでやっと、あ〜、そこそこお金かかってる映画として観なければいけないんだと思いました。
しかし、現在と過去を交互に見せるせいで、すでに誰が死んでるのかがこっちは分かってるわけです。わざとそういう見せ方なんでしょうけど。
おかげで過去パートが、誰が助かるか?でなくて、どうやって死んだのか?を見るという、なんだかヘンテコなものに。
「見たら死ぬ」なんていうせっかく面白そうなトンデモ設定なのに、もう誰が死ぬか確定しているなんて…。
というわけで、過去パートはただの消化試合に。いつ現在に到達するのかな〜、とダルくてかったるいだけの退屈なパートになってしまっています。
しかも無駄に長い!こんなのテレビドラマでやったらいいじゃん、という長さです。
これ、あきらかに編集をミスったと思います。原作がそうなのかもしれませんが、単純に時間軸順に見せてくれれきっともっと楽しめたんじゃないかと。
で、やっと現在の時間軸に追いついた頃には興味もなくなり早く結末だけ見せてよ〜、と思うようになっていました。
ただ、ラストの展開には「なるほど!」と思わず声を上げてしまいました。
もったいない。こんな締め方をするならもうちょっと道中の見せ方を考えてくれればよかったのに...。
さすが安心のネトフリ映画。及第点以上は取れていますが、途中の見ていて飽きる展開のせいでもったいない残念なつくりになっている映画でした。
何を見せられてたの?
どれもこれもどっかで観たことあるシーン
目隠ししてるから遅い展開
「それ」がなんなのか気になったらからあのクソダラダラとした自主制作映画レベルの映像を観てたのに結局分からない。
超弩級のクソ映画。
この映画評価してる人って今まで他の映画観たことある?ないよね。お疲れ。狭い知見で高評価してそれにつられた犠牲者が2時間を無駄にしていく。
あえてネタバレは付けない。
あーこいつのレビューでネタバレしたわ最悪。もう観ないわ。
ってなってくれ頼むから。
映画は個人の好みがそれぞれで、どんなに駄作の映画を観てつまんなかったと感じても、観る価値はある。
映画には価値がある。
それが日本のイケメン俳優と美人女優のありきたり恋愛ものでも、グラインドハウスでやるような素人のB級映画でも。
今まで何千本も映画を観てきたが、この映画だけは。
本当にこの映画だけにはその価値を感じられなかった。
それが少し悲しくて、怒りに変わった。
前方に障害物を検知する車のシーンは良かった。
設定を作り込んでないので薄い!!
ネトフリオリジナルにありがちな終末ものですが、ゲームのサイレントヒルやサイレン、Falloutのように設定を作り込んでいる訳ではないので、長いし薄味でつまらないです。高齢出産は良いと思いますが、映画なのでサンドラ・ブロックが妊婦役と言うのはしっくりきませんでした。おじさんが目を閉じたまま動く標的に射撃を当てるシーンは良かったです。本作の目隠しドライブが海外で流行ったとの事でTVで加藤浩次が激怒したらしいですが、どうでも良いと思います。
何だか中途半端な印象が拭えない
突如、地球を襲った 謎の生命体?
それを見た者を自殺に導くという……。
安全な場所があるので、そこまで来るように言われ、陸路ではなく河を下って来るように指示をされ、子供達と共にそこへ向かうまでの出来事を織り混ぜながら、ストーリーは進んでいく。
ただ、その 地球を脅かす謎の生命体?が良く解らないし、最後にたどり着く場所も何でなのか良く解らなかった。
目隠しで長年暮らすと、あんなにも行動できるんだな~って。
ミスト、ハプニング
見たら自殺してしまう謎の存在を避けて安全な場所へ逃げる
トレマーズなどのモンスターパニック映画に近いが、
「見えない」ことが恐怖と想像力を煽る作品
モンスターはマクガフィンなので
むしろ見せないことで人間同士の争い、
極限状態での人間性など見どころが強調される
ただし、ミストやドーン・オブ・ザ・デッド、ハプニングという類似のネタの作品があるので見どころのインパクトが少ない。
モンスターから隠れてショッピングセンターへ立てこもりや
次々自殺するというインパクトが弱い
「対象を見たら死ぬ」というネタなので、当たり前に疑問に持つ
解像度の問題や色の問題なのか?というのは作中で明らかにされており
ここはとても好感を覚えた。確かにこれはどうにもならないモンスターである。
いささかオチが貧弱、ハッピーエンド風であるが…
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