劇場公開日 2019年8月9日

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「内容は良かったけど環境が最悪」劇場版 ONE PIECE STAMPEDE 八木心香さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0内容は良かったけど環境が最悪

2019年9月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

シネマサンシャイン池袋のシアター7で鑑賞

✳︎音漏れがうるさい
隣には女性二人が座っていた。食べ方が下品だなとおもったけどまぁよくあることだと思いスルー。
本編前の映像で、スマホのアプリで声優さんの副音声を聴くことができるシステムがあって(それは良いなと思ったが)、イヤホンとスマホを上演中に使うお客様がいるのでご了承くださいとの説明が。理解はした。けど、けどさ、それで楽しいはずの時間がめちゃくちゃにされるなんて思わなかったよね、、、。
映画本編が始まり、しばらくした時、私の右側から何やら話しごえのような雑音のようなものが聞こえた。派手なアクションのあるシーンでは気にならないのだが、少し落ち着いたシーンになるととても気になる。
しばらくして、これは副音声なのだと気づく。
注意しようにも、暗闇なので誰が聞いているのか区別がつかないし、私も、わざわざ映画を観るのを中断してまで注意したくなかった。
映画が終わったあと、副音声を聞いていたのが隣の女性二人組であるときがついた。隣の女性二人組は、とても楽しかった様子だった。余計腹立たしく、何か文句でもいってやろうかと、しばらくその二人の会話を盗み聞きしていたのだが、「副音声を聞いていると、派手なシーンでは副音声が聞き取りにくく、音量を上げてしまった」らしい。うーん。
映画の本編前で確かにご了承くださいとの説明があったので、理解したつもりではいた。
がしかし、私がせっかくお金を払ってみた映画を集中して見られなかったのも事実だ。
音漏れが聞こえないように、途中から右側の耳を塞いで映画を観ていたのだが、それだと、せっかくの本編の音声がクリアに聞こえないし、とても損した気分だ。
私は真ん中の前の方に座っていたので、スピーカーも遠く、このシアターは椅子の後ろにスピーカーがあるタイプではないので、映画の音より、近くの環境音の方がより目立ってしまったのもある。
思い付きで観に行ったので、席も選べなかった。
声優さんの裏話などが聞ける副音声は私も聞いてみたいとおもったし、いい試みだとは思うのだけど、もうすこし、副音声をきくひとときかないひと両方が快く楽しめる工夫がなにかあれば良いなぁーと思った。

✳︎もうこの映画館ではあまり観たくない
・チケット売り場や、食べ物屋さんはとてもひろく、綺麗で良かった。デートで来たいなとおもった。
・しかし、私の入ったシアターは、椅子がふにゃふにゃしていて、同じ列の人が体重移動すると、連動して自分の座っている椅子も動く。
・これは本編前だから良かったのだが、このシアターは前の方は上手側にしか通路がなく、下手側の出入りがしにくい。私の列の左側に席をとっていた少年が、何回も私の前をいったりきたりするので、そのたびに足を引っ込めないといけない。まぁいい。映画館ではよくあることだ。
・本編が始まった。世界観に入っていく。
その始まりの過程で、後ろの列に遅れてくるお客さんが複数人きた。よりによって奥(下手)の方。私より後ろの人はその人影でストレスを感じただろうが、、、。まぁこれもよくあることだ。その人たちも申し訳なさそうにかがんで入ってくる、そう、あのグラグラ揺れる椅子を手すりにしながら、、、。映画に魅入っている私の体は例のふにゃふにゃした椅子ごと急に後ろに引っ張られた。思わず舌打ちしそうになった。

というわけで、最悪な気持ちで映画館を出ることとなった。

レビュー欄なので本編の感想も一応。

ストーリーはシンプル(スッカスカ)だけど、ワンピースは、本編だけでも完結されているものだから、この、好きなキャラや世界観を楽しむだけに特化した本編で考えると無理がありすぎる構成のほうが、かえって原作との解釈違いに苦しむめんどくさいオタクを生むことなどなく、純粋に楽しめるのではないかなと。
MVPは予告どおりウソップ(とロー)なのだが、その他にも好きなキャラがいれば大体でてきます。すっごく昔の敵キャラとかも出るから古参にもおすすめ。あんなキャラもでるの!?っていう。四皇とか王族周り以外、はほぼ全員人気キャラでるんじゃないかなぁ。そんなことないか。でも本当に色んなキャラ出てきてたのしい。もう一回見て検証したい。
こんかいのボスはドラゴンボールのブロリーのような役割だなと。ボスがチートすぎる。がゆえに敵味方関係なくアイツをたおさなきゃいけない。各々の倒さなきゃならない理由づけもおんまり破綻してなくてストレスを溜めずに見れた。パワーバランス?細かいことは置いておくように。

ワンピース本編を長年楽しんできた身としては、ワンピースの良さだと思う、
キャラのクールさ
派手なアクション
麦わら一味同士の信頼
ありえねーことの連続、冒険のワクワク、美しい世界
キャラの個性、芯のつよさ
ルフィを応援してしまう周りのキャラ達
などなど垣間見れてとてもワクワクしたかな。
最後の最後、あのキャラが出てきてルフィ達を送り出した時は感動で口を押さえてしまった、、、胸熱。胸熱だよワンピース!
私はゾロとゾロの見せ場のシーンに出てきたあのキャラやあのキャラがかっこよくてもう最高だった、、、圧倒的クールジャパン。
あとはウソップをはじめとして、援護組の援護の華麗さ。ウソップのあのセリフがとても効いている。
最初の島を観光する一味がかわいすぎる。
観光地やお祭りの描き方が相変わらず細かくて楽しげで遊び心の塊といった感じ。尾田ワールド。すごい。

というわけで(?)映画本編は楽しめた。
周りの環境を考慮しなければやはり、映画館で迫力を楽しんだほうがいいだろう。たった千円から二千円、コミックス二から四巻分、ワンピース好きなら一回くらいみても良いだろうと思う。
ただ、フィルムゴールドやおまつり島ほどのストーリーを期待している人にはもしかしたら合わないかもしれない。
けど、やっぱり、胸熱展開、キャラの個性、世界観にはとても興奮して、ワンピースというコンテンツを楽しめると思う。私はすごく好き。
言葉がうまくまとまらないけれど本編はそんな感じでした。

やぎ
やぎさんのコメント
2019年9月26日

星の数はワンピース自体の応援的な意味。

やぎ