劇場公開日 2019年4月19日

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「強いて言うなれば評価4.8」キングダム 星水松 愛菜さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0強いて言うなれば評価4.8

2020年10月8日
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鑑賞方法:TV地上波

単純

興奮

面白かったです。実写化が成功した映画のひとつだと思います。
キャスティングした人はスゴいなと素直に思う。なかでも贏政役の吉沢亮さんは王としての気品が溢れまくってました。
もし、自分がキャスティングするなら楊端和は漫画の風貌からいって北川景子さんをキャスティングするだろうなと思いつつも、いやいや長澤まさみさんは大ハマリですなぁとも思った次第です。
主役の山﨑賢人さんは…上の二人、あと大沢たかおさん、本郷奏多さんに比べると役不足感は否めませんが、酷評するほどではない…という感じでしょうか。

では、―0.1となるポイントを二つ。
一つは、「夢」という言葉がやたら出て来ること。原作本でそんなに言うてた?ぐらい耳に付いて…。観賞熱が少し冷めた感じになりました。年くったって事なのかな…。
もう一つは、漫画は当たり前の話だけど、登場人物がどんな漢字でどんな読みなのか分かるけど、映像だと分からない場合が(原作本を読んでない人を除いて)多い。
初登場時に静止して、デカ漢文字でふりがなもドンと見せればいいのにと。世界観を壊す演出でもないでしょうし。
物語の後半、石橋蓮司さん演じる"ケツシ"(漢字だと竭氏)が〜とか竭氏の策略〜みたいな台詞があったと思ったけど、原作知らない人から見たら、(原作少し知ってる程度のワタクシでも)"ケツシ"=石橋蓮司と判るのは竭氏が斬られる寸前だったから。
マイナスポイントではありませんが、劇中、「呂不韋が〜」ていう台詞が2,3回ありましたが、そこまで台詞として入れるなら、最後に続編示唆として、「次なる敵は〜」みたいなナレーションでも入れて、呂不韋のシルエットもあっても良かったかなと。ないなら最初から台詞にしないでほしかったかな。原作見てない人は聞き流して気にも留めてないだろうけど。

ごちゃごちゃとぬかしましたが、続編は劇場でいち早く観たいと思うほど期待してます。

星水松 愛菜