劇場公開日 2019年9月6日

  • 予告編を見る

「俺やったぜ、とか思ってるのかな」タロウのバカ tackさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5俺やったぜ、とか思ってるのかな

2021年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

冒頭からいきなり相模原の某事件を彷彿させる。
障がい者施設にやってきて、大声で彼らに罵声を浴びせ「おまえらはいらない」と言う。
一人は殺害されている。いきなりきついな、と。
「閉鎖病棟」のように、役者が精神に疾患のある人たちを演じているならまだしも、このシーンに出演していた施設入居者や、そのあとの川辺で出会う人たちは、語弊を招くかもしれないが、割と演じているというよりは本当に障がいのある方々。役者でない分、リアルを感じてほしいとおもったのだろうか。観てるこっちとしては、こういった演出こそ虐待にも思えてしまう。

劣悪な環境に置かれた少年が、どういった生き方をしているか、とか一般的な人とのズレ、みたいなのを描きたいのかもしれないが、伝えるには見苦しい。
あの少年役のYOSHIという子も、演技と言うより素でこの子おかしいんじゃないかと思えてくる。

菅田将暉、仲野太賀が出ていれば、そりゃ見たくなる人も多いだろうが、今作は彼らの黒歴史といってもいいのでは。

大森立嗣監督は、これで社会ん問題提起した、とか思ってるのかな。
彼の作品で良作を見たことがない。

年に1回当たるか当たらないかの駄作です。

コメントする
じーたら