峠 最後のサムライのレビュー・感想・評価
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満足に出来ないなら映画化するなって。
司馬作品でもベスト3に入れたい愛読書であり、好きな歴史上の人物ベスト3に入る河井継之助。それをよくもまぁこんな駄作に仕上げたもんですわ。
平和でもなんでもなく彼は長岡藩が生き残るために行動しただけに過ぎない。それを現代の価値観に押し込めるなんてのは歴史学のもっともやってはいけないタブー。
今までこの禁忌を犯した映画がほとんどやったけど、今作品もやはりか、とタメ息しか出ない。司馬遼太郎の全作品にも現代の価値観は一切触れていないのに、勝手にテーマを変えないで頂きたい。我々は原作を熟知した上で映像作品を見に行くのだが、いくら小説と映画は別物と申しても、こうまでテーマを変えられるとタイトルを別のものにすればいい。安易に司馬遼太郎や峠とか出さないでほしい。
そして河井継之助という人物、幕末という時代、その時代その時代による価値観というものをもう一度しっかり勉強しなさい。元々商業的にヒットするような大衆娯楽映画じゃない、興味ある人だけ見て下さい的な映画やねんから、万人受けすることしか考えないこれまでの映画とは違う撮り方をすればいいのにな。
長岡藩 东军和西军 尽人事听天命 忠孝 八音盒 世界很大 两个相爱...
長岡藩
东军和西军
尽人事听天命
忠孝
八音盒
世界很大
两个相爱的人不是互相看对方,而是朝同一个方向前进
2022年7月2日
新宿ピカデリー
期待して
公開を期待して待ってました。
(^^)
戦国、安土桃山、幕末
歴史物は大体観てますが、
長岡藩にスポットをあてた作品は初。
河井継之助
名前は知っていましたが、
詳しくは知らずに観ました。
戦闘シーンは思いの他少なく
かと言って官軍との交渉の場も
多い訳でもなく
夫婦仲を中心に描いた?
どこにスポットを当てたのか?
ちょっとわかないので
正直なところ期待値以下でしたね…。
司馬遼太郎さん原作映画に、アマチュア アルバイト脚本家を起用した監督・製作サイドの冒険心と勇気に感銘した。
今年封切映画では、1or2の期待作で、楽しみに鑑賞したせいか? 僕のハードルが高かったのか?
原作は中学生時に読んだが、
本作脚本家は原作を1度だけ流し読みしただけで、
気の利いた"セリフ"を幾つか、メモをした程度なのだろう。
原作を少しも 読み説いてはおらず、"司馬遼太郎さんらしい点"は表面的なセリフでのみ点在しているだけで、
塩を塗しただけのモノは、料理の味にはなっていない。
武士をテーマとする映画なのに、端役の数人以外
家老という重鎮:主人公ほか、すべての主要人物に月代(さかやき)がないのは驚きだ。
その内、茶髪や赤い髪の毛が,登場するのではないかと期待したが、それは無かった。
それもこれも 桂を買う金も、床山さんやメイクさんを入れるお金さえもない、
学芸会インディーズ映画なのだから、しょうがないと思うしかないのだろう。
"時代考証"という概念を知らない製作者側は登場人物をみな西洋人の様に、手を振って歩かせているし
河井継之助と妻の顔が近づくと。。。キスでもしでかすのではないかと
ハラハラしたが、デコピン!
江戸時代にデコピンは坂本龍馬でもあり得ません。
もちろん、男女が手を握って歩くこともありません。
巨匠:黒沢監督が残した"黒沢組"
どの人も どの人も 凡才ばかり。。。
師匠が巨匠過ぎたので、当時は何も考えずに、言われたままだけの動きをしていたのだろう。
残念ながら、世界の巨匠遺伝子を継ぐ者はどこにもいない。
時代劇に必修である"自然を綺麗"に映そうとしている試みは理解できたが、
NHKの4K,8K映像を見過ぎてしまったせいか?
色の深みを感じられない。 カメラは絞って撮影して欲しかった。
唯一観るべきものは 光と影の扱い方だ。
和室に影の陰影は重要だ。 観るに堪えがたい映画の中で、一矢報いて、芸術的な面を魅せてくれた。
また"わだち"が写り込んでいなかったのも、もうひとつの良い点だった。
この映画を観たら、寅さんでも観れば、満足してもらえて、良いのではないだろうか。
「サムライの美徳」とは?
少し前までの幕末から明治維新に対する認識と言えば、薩長土の開明的な勢力が旧幕府側の保守的な勢力を打倒して成し遂げた正義の革命とするのが常識であった。しかしその後、薩長の横暴さが広く知れ渡り、決して明治維新は正義の革命などではなく、旧幕府側に同情する見方も多くなってきたと思える。この「峠 最後のサムライ」は、そんな旧幕府側の視点で幕末の動乱を描いたものだ。河井継之助は道理を弁え、時代の趨勢を把握している。こんな人物が新しい時代の主役であったら良かったのにと思ってしまう。しかし時代は薩長軍に味方した。平和を追求する河井に対して、薩長軍は横暴な武力統一を目指す。誰が見ても薩長軍に道理はなく、朝廷の威を借りた悪党共にしか見えない。歴史は勝者が作るものだと言うが、その通りである。万策尽きてやむを得ず戦争に突入した河井の無念さがよく伝わる。
「最後のサムライ」という副題が、この作品の性格を良く表している。確かに武士=サムライは江戸時代と共に滅んだ。しかしその精神には、現代では薄れてしまった多くの美徳がある。河井継之助の名言がいくつも出てくるが、その意味を考えながら「サムライ」の美徳を学びたいと思わせてくれる作品でした。
役所広司の演技力を見る
長岡と言うと、米百俵と花火しか知らなかった、ましてや河合継乃助なんて知らなかった。
でも何がすごいって、役所広司の 腹の底から発する台詞力だ。ほぼほぼそれに尽きる。映画自体は幕末 最少藩の話なので、幕末話に疎い私としたら ちっとも訳が分からない。だが、しかし、松たか子の着物を着慣れている様子、所作の美しさ、そして盆踊り時の その手の動きがとてもしなやかで付け焼き刃じゃ無い鍛錬に基づいたものがあった。
その二人 冒頭 おすが役の松たかこが継乃助のひげを剃っているシーンがある。ん?親子⁈と思ってたら 夫婦だと。うーん、その設定はちと無理があった。
母親役の香川京子、久しぶりにスクリーンで見たが、凛としていて 座っているだけなのに そのいずまいが画面を締めていたのはさすが。 要所要所に、へーと思った俳優を配していたが、予告を見て 期待してみた私にしたら、ふーん‥と 思って つまらんと感じた次第。
熱さを感じなかった。
コロナでずっと延期して満を持して公開され、結果うーん、という感想です。
継之介の先見の眼や東京や地方での勉強熱心な姿が描かれていなかったのも残念でした。
抑揚なく、熱くなる場面も特になく。せっかく久々の時代劇だったのに。
松たかこさんの存在感は素敵でした。
風雲児?
役者さんは良かったと思う。
うろ覚えの知識だが河井継之助さんって、こんな優等生だったのかなと思いました。
武士の覚悟をセリフで表していましたがもっとヤンチャさんの面が出ていなかったです。
吉原に通いまくったり遊学を繰り返した反面、重役になると藩の財政を再建し軍備を増強した人だったですよね。
例えはズレているかもしれませんが山本太郎が政権をとったような感じで最終的に長岡を焦土化して小説当時、墓に鞭打つ人が絶えないという話ではなかったでしたか。
サムライって何だろう
平和への祈念、グローバルな視点など既成の侍の概念が覆った!
きっとこういう考えの人が意外と多かったから、日本は発展していったのだろうね。
もう少し勉強が必要かな…いやかなりだが(;´д`)
期待して観たが残念だった。
個人的に幕末は好きであり、のちに起こる会津藩の悲劇と長岡藩の河井継之助をどう描くのか期待して観た。
大政奉還~戊辰戦争の描き方があっさりし過ぎて、また新政府軍の動きも一度の交渉があるだけ。戦いのシーンも迫りくる感じでもなく、河井自ら応戦するがそれもリアリティがない。最後のサムライというタイトルの意味もピンと来なかった。
鎮魂歌の趣
司馬遼太郎原作ということもあって期待して観ました。河井継之助は名前や顔を見たことがあるくらいでほとんど知識はありませんでしたが、役所さんが演じている時点でとても魅力的でした。刀ではなく、言葉の力で人を説得し、導く姿は武士の時代の終わりを暗示していて、「最後のサムライ」を体現していましたね。国内の争いから世界へと目を向けていた先見性にも共感でき、感動的でした。今の日本が在るのは、こうした数多くの叡智や犠牲の上にあることを思います。ただ、少々予定調和的な印象も否めなかったです…。小泉監督は、「博士の愛した数式」(06)が好きですね!
やっぱり原作を読んでしまうと物足りない
小説の全てを映画の中で伝えることは難しい。主演の役所広司、おすが役の松たか子とキャストは良いが、時間内に要点を集約しすぎて、事前に小説を読んでいれば若干の感情移入はできる。あらためて小説を読み返したいと思う。
グッと胸に迫るものもなく……
予告編を見て、本作を鑑賞するのをとても楽しみにしていたのですが、ちょっと期待はずれでした。残念です。『蜩ノ記』のほうがだいぶよかったなぁ。
潔い主人公の姿、そして役所広司の熱演にもかかわらず、グッと胸に迫るものもなく……。
というか、その熱演がどうも作品にぴったりと収まらず「役所広司 独演会」みたいになってしまっているなと感じたりもしました。
とにかく何だか物足りなかったです。歴史や道徳のお勉強じゃないのだから、もっと映画としての、エンターテインメントとしての、面白さや盛り上がりが欲しかったように思います(エラそうなこと言ってスミマセン)。
久しぶりに仲代達矢さん(年とったなぁ)をスクリーンで観られたのはよかったです。
それにしても、タイアップかなんか知らんけど、あのエンドロールの石川さゆりの歌、必要なのかなぁ。
追記
本作は、観客にある程度の鑑賞能力が求められる作品だと思います。
『燃えよ剣』などと同様に、物語の背景となる、幕末~明治維新にかけての基本的な史実を押さえておかないと、「何をやってるのかイマイチわからん」、いや、もしかすると「さっぱりわからん」ということにもなりかねません。
それから、登場人物のセリフを正確に聴きとり、理解する力も必要でしょう。普段つかわない馴染みの薄い言葉がいくつも出てきますので、歴史につよくない人なんかは、ストーリーに入っていきにくいかもしれません。
古き時代劇という感じ
うーん。どこによさを感じればいいのかよくわからない作品。なんか淡々としてるというかなんというか。この人の魅力を伝えきれてないんだろうな、という感覚。
役所さんの存在感さすがです。
まっ、芳根京子が好きだから見てよかった。昔の格好でもかわいいです。
つまらなくはない
止められない時流と官軍
そこに民のため、
正義のために、
戦うのは立派だが、
なんとなく脚本が弱く、
いろいろ中途半端感があった。
役所広司だからこそ、
この評価だが、
これ以外の役者なら、
もっと低くて然るべき
河井継之助の何がすごいかがわからない作品
せっかく素晴らしい題材を取り上げているのに、河井継之助の何がすごいのかがよくわからなかった。これならWikipedia読んだ方がその凄さがわかる内容。
戦の描き方もあっさりとしていて、全体感もわからず、河井継之助が好きな人じゃないと楽しめない作品だと感じました。
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