マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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えっこんなこと許されるの?
愛の形には、いろいろとありますが、いい男といい女だからできる話と思えました。
ギターの調べが随所に入り、ええっ?こんなこと許されるの〜っ!といい男でなくても少し感情移入できるのは監督の力か?
石田ゆり子さんが少しお疲れ気味に見え、魅力があまり感じらなかったのが残念。
ギターが素晴らしい
言葉にとにかく定評がある平野啓一郎の世界観を、忖度という大人の事情が隅々まで絡まるとこうなるのか。と思った作品。
劇中、ずっと鳴り続けるギターは素晴らしい。
もうそれだけで良かったかもと思うくらい。
石田ゆり子はこんなに演技下手だったっけ?
いろいろな腑に落ちないところが満載で、
これは原作をきちんと読まないと消化不良になりそうだと思った。
恋愛話としては、ど定番の展開に、
パリのテロ事件だとか、
天才ゆえの苦悩だとかを絡めた内容なんだけれど、
どーにもこーにも繊細な部分を表現しきれなかった気がする。
尺のために編集したんだろうか…?
うーんうーん。
実は若干チャラい?(笑)すれ違っていく、大人の恋の切なさ。
【賛否両論チェック】
賛:運命の出逢いをしたはずの2人が、あらぬ誤解ですれ違ってしまう様が、観ていて非常に切ない。物語を彩る音楽も魅力。
否:冷静に考えると、ストーリーそのものがありえなくて結構チャラい。展開もかなり無理がある印象を受けてしまう。
思わぬ出逢いをしたギタリストとジャーナリスト。遠く離れた世界にいた2人が惹かれ合いながらも、些細な誤解やボタンのかけ違いから次第にすれ違っていってしまう姿が、得も言われぬ切なさを生み出していきます。その様子は、まさに観ていて思わずもどかしくなってしまうほどです。
ただ、如何せん福山雅治さんだから成り立っているストーリーといいますか、実際のところ冷静に考えてみると、1度出逢っただけの結婚間近のヒロインに、海外まで結婚を止めようと会いに行ってしまう主人公って、なかなかチャラいです(笑)。その上で、
「人は過去が未来を変えると思い込んでる。でも実際は常に、未来が過去を変えてるんだ。変えられるとも言えるし、変わってしまうともいえる。」
なーんてサラッと言ってしまう辺り、やっぱり福山さんだからこそ成立するキャラクターですね(笑)。
終わり方も好みが分かれそうなところですが、ラブストーリー好きな方は、観ておいて損はないと思います。
何はともあれ美しい映像は必見と思う
もともと恋愛の後悔とか苦悩が好きなタイプなので、主演のお二人の演技力もあって私は好きな作品です。
なんで、どうして、という恋愛で避けられない苦悩を丁寧に描いていて、そういう心理描写と、感情の残酷さと、美しい映像が好きな方はぜひみていただきたい作品です。
人生の素晴らしさを切り取ったような作品
大切な人に出会い、惹かれ合う幸福。
どうしようもなくすれ違うことの切なさと、無力感。
未来によって、過去の解釈は変わっていくということ。
人生の結末は誰にもわからないけれど、
"生きる"ということの希望が詰まった
美しい作品だと思いました。
音楽が素晴らしいので、ぜひ劇場で。
淋しい男と寂しい女のひとりごと、それでも何時かはいつものように慰めあっている。
不能な男と不感症な女が年老いて出会うことはない。
でも、夢想することは勝手だ。
妄想を形にすれば美しく見える。
映画はとても便利なものなのだ。
福山は相変わらず大根だったし、石田ゆりに救われていたし、そういった意味からいえばこの監督は優秀なのだ。突き詰めたら演技しない方がよいことになってしまう。他の役者がバカに見えてしまうのは哀しいことになってしまう。
美しい映画でした
原作は読まずに映画を。切ない大人のラブストーリー。見終わった直後はストーリーに違和感を覚えましたが、時間が経って思い返してみると切なく余白を感じさせるいい作品でした。
「未来が過去を変える」「幸福の硬貨」など印象的なフレーズも沢山。美しい映像。そして、何より音楽が素晴らしい。ギターの演奏にこんなにも引き込まれたことはありません。
大人
10代の恋愛は興味本位、20代はより良い環境のパートナー探しの恋愛、そして、自分と向き合い続けた30代。アイデンティティを尊重し合える人に巡り会えた時、人は激しく恋に落ちる。6年間で、たったの3回しか会ってなくても、2人の結びつきを丁寧に描かれてて素敵だと思った。
余韻が長い
一度目は『ん?』
二度目は『感動』
三度目は号泣するかも知れないからBlu-ray Disc出てからホームシアターで観ようと思う
初めてサントラを買った
曲毎に場面が甦りラストシーンからのエンドロール『幸福の硬貨』からのフルオーケストラ
何度聴いても鳥肌が立ち目頭が熱くなる
始まりの段階から結末は読めるし、流れはダラダラしてるし、永遠と眠気...
始まりの段階から結末は読めるし、流れはダラダラしてるし、永遠と眠気が襲って来るような作品。
非常につまらない‼️
この作品の中で、唯一何かを取り上げるとしたら、「未来が過去を変えることができる」という言葉が多少心に響くくらいです。
(※ただし、その言葉の意味の含みが良いだけであって、この映画自体は非常につまらないだけではなく、内容的にも全く共感できない。)
また更に、この程度の内容のストーリーであれば、素人の私でも当たり前に書けてしまうくらいに中身がちゃちくて非常にくだらない。
アンジャッシュの様なすれ違い(笑)
えーっ!?評価いいですね。びっくり。
まず、評判になる程風景が美しく撮られていなくてかなり残念。
わたし的にドキドキできなかったのは、全く魅力のないマキノ。福山ビジュアルのおかげで救われたと言っていいほどパッとしない人物。もてそうにない。だからすぐ身近なマネージャーと結婚したんだな。
ヨーコは素敵なのでマキノがひとめぼれするのは理解できるけどヨーコの方は、あの程度でマキノのことを好きになるかなぁ?不思議。
恋愛はすれ違いの美学だと思っているのですが、その肝心のすれ違いはアンジャッシュのコントの様で苦笑。
たった1回のラブシーンであるキスシーンが酷い。中年なのでお口ネバネバ(笑)?きったない。何故取り直さなかったのか。
ステージ上とかキッチンとかでの苦悩の表現もなんかピンと来ない。
最後、子どもには罪がないのでマキノにはぜひ家庭に戻ることをおすすめします。
「かなりの秀作」
今年132本目。
中々初恋で結ばれるって少ないと思います。白鵬と紗代子夫人が初恋同士で結婚したように。
すれ違い恋愛の作品。自分も若い時にすれ違いの恋愛をしましたが、この作品はそんな恋愛にも最後には素晴らしい事が待っていると言う映画。
感動しました。
涙ぼろぼろ
生きていくなかで、
こういうどうしようもないすれ違いって
往々にしてあるんだよね。
前半、出会いからの甘い恋愛部分は
観に来て損したかなと思うようなものだったけれど、
途中からグーっと引き込まれ、最後まで涙ボロボロ流し続けてしまいました。
桜井ユキさんはたぶん初めて見たと思うのですが、
リアルさが半端ない。
この役以外を演じる姿が想像できない。
福山雅治の慟哭も見応えがありました。
石田ゆり子は盤石。
どうしようもないメロドラマのようでいて、
実すごくよくあるようなこと。
すれ違いという意味で。
未来が過去を変えるという主題も充分伝わってきた。
久しぶりにボロボロ泣けて、いい映画でした。
余韻が残る映画でした
大人になると好きだという自分の気持ちだけで突っ走らなくなる。自分のことより相手のことを考えすぎてしまう。愛すること、愛されることが怖くて臆病になってしまった自分を知るきっかけになった気がします。
心に残るセリフ、音楽などがあり、何度も映画館に行ってしまいました。
私は、早苗には嫌悪感しかない。でも彼女は自分の望む幸せを掴んだ。そのことが、とても悔しかったけど、それも彼女が自分が幸せになるための選択をしただけなんだと思ったら、嫌いにはなれない自分がいました。
蒔野が告白後も穏やかに暮らせているのは、妻を愛している事実があるからなのでしょうね。
とても辛い別れを受け入れた洋子のような女性に幸せになって欲しいです。切ないストーリーでした。
こんな恋もあるのかな
40代でそれなりに恋愛経験もあろう二人の男女が、三度会っただけでこんなにも惹かれ合うというところが私にはとても素敵だと思いました。結婚直前の恋人がいるにもかかわらず気持ちが他の男性に移ってしまうのは周囲からの非難を買うとは思いますが、たった一度きりの人生、自分の感情の赴くままに動いてもいいんじゃないかと感じてしまいました。(人を傷つけてしまう時もありますが…)
映画を見た後で原作を読んでいるのですが、映画では描ききれていなかった蒔野と洋子の知的な会話が素晴らしいです。教養のある人の言葉選びは美しいですね。
私は社会にもまだ出ていないぺーぺーの学生ですが、将来は石田ゆり子さんのような女性になりたいです。
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