ピーターラビット

劇場公開日:

ピーターラビット

解説

ビアトリクス・ポターによるイギリスの名作絵本「ピーターラビット」をハリウッドで初めて実写映画化。たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという優しい親友もいるウサギのピーター。ある日、ビアのお隣さんとして大都会のロンドンから潔癖症のマグレガーが引っ越してくる。マグレガーの登場により、ピーターの幸せな生活は一変。動物たちを追い払いたいマグレガーとピーターの争いは日に日にエスカレートしていき、ビアをめぐる恋心も絡んで事態は大騒動に発展していく。ビア役は「ANNIE アニー」「X-MEN:アポカリプス」のローズ・バーン、マグレガー役は「スター・ウォーズ」シリーズのドーナル・グリーソン。CGで描かれるピーターの声を「ワン チャンス」「イントゥ・ザ・ウッズ」のジェームズ・コーデンが担当し、デイジー・リドリー、マーゴット・ロビーら人気俳優が声の出演で参加。「ANNIE アニー」「ステイ・フレンズ」のウィル・グラッグ監督がメガホンをとった。

2018年製作/95分/G/アメリカ
原題:Peter Rabbit
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2018年5月18日

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映画レビュー

3.5原作とイメージは違っても、すこぶる楽しく、あらゆる世代が一緒に楽しめる稀有な作品

2018年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ベアトリクス・ポターによる原作に慣れ親しんできた人にとってみれば、本作が醸し出す情緒は、自身が想像したもの、そうであってほしいと思ったものと、かなり異なって感じられるかもしれない。筆者も最初は戸惑った口だ。ピーターラビットを観ながら脳裏に「ファニー」という言葉が浮かんで止まらなくなった。でもどうだろう。その点だけ割り切れば、本作は映画としてすこぶる楽しく、ノリ良くテンポよく、主演二人のフレッシュな演技や湖水地方の美しい景色(一部はオーストラリアで撮影したそうだが)、さらにCGと実写の融合ぶりも素晴らしいではないか。段々と自分の表情が綻んでいくことに気づく。世の中、むやみやたらと小難しい映画や、大人向け子供向けと住み分けのきっちりした映画が多い中、これは珍しいほど何の前知識もいらず、あらゆる世代が一緒になって楽しめる稀有な名作のように思えてならない。百聞は一見に如かず。まずは見てみてほしい。

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牛津厚信

4.5子供と話しながら 楽しい映画

2024年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

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めめ

ぬるいわ。 「パディントン2」が最高に面白かったから、同クオリティ...

2024年1月31日
PCから投稿

ぬるいわ。
「パディントン2」が最高に面白かったから、同クオリティの映画を期待して観に行ってがっかりした。

ハードアクション映画って聞いてたから、モフモフとのギャップを楽しみにしてたのに・・・トム&ジェリーの1ネタにも満たない内容の無さ。
ダイナマイト投げたり感電トラップ仕掛けたりするだけ。どこが死闘?

出てくる動物たちが魅力ゼロ。ピーター以外、ただそこに居て右往左往してるだけ(キツネもブタも)。ウサギ三姉妹のイザコザも物語に関係ないし、いらない設定。見た目以外(見た目もそれほど?)かわいくない。

主人公ビアの動物愛が薄っぺらい(ただ愛でてるだけ)。だからなんでピーターたちが彼女のことを大切に思ってるのか説得力ゼロ。野菜栽培なめんな。
トーマスはただの神経質男。良いとこ無いから応援も同情もできない。
二人とも、ぞっとするほど魅力が無く、顔面の小じわばかり目に付いた。

つまんないストーリーと、それごまかす安っぽいメタフィクションギャグが90分。
心底ダサい映画。
かっこわるい。ちゃんと映画作ってください。

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雨丘もびり

3.0トムとジェリーを好きな人にはいいのでは

2023年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

原作の雰囲気も、オリジナルの絵本などにもまったく触れたことはなく、ほとんどニュートラルな立場で見にいったのですが、私が見たのは字幕スーパー版で、とんでもなく豪華なキャスティングが実現していました。

だから逆に日本語吹き替え版がどのような出来栄えになっているのか想像もつきませんが、これで正解だったんだと確信しています。

雰囲気としては、人間とウサギがケンカして、だんだんエスカレートしていくというファンタジックなストーリーで、リアルに描けば「人間がウサギを駆除して終わり」というだけの身もふたもないものです。農業従事者の方などは、日常的に獣害に悩まされていて、とても本作を楽しめるような心境にはなれないと思いますが、私が子供の頃に楽しんだ「トムとジェリー」を彷彿とするような、ドタバタ喜劇。特にウサギの生き生きとしたアクションには最後まで目が離せません。

ひとつ気になるのがウサギの表情など、どういうプロセスで完成していったのかという部分です。特に主役のピーター・ラビットの表情と、声のジェームズ・コーデンのシンクロ度合いは最高の相性で、普段からアドリブ満載の彼のギャグや表情を、どの程度生かしてあるのか、アリアリのものに声だけを当て込むだけの吹き替えでは絶対にありえないと思うのですが、まるで彼の表情が宿っているかのようなピーターのアクションに大満足で、もしジェームズじゃなかったとしたら、ここまで面白くなったかどうか。

「TED」で、ぬいぐるみと中年男子が殴り合いの大喧嘩をするプレイが実現しましたが、この映画はそのさらに一歩先を行く争いで、痛々しくならないぎりぎりのラインで人間とウサギの戦いを表現しています。それが笑えるし、ドーネル・グリーソンの可哀想に見えないメンタルは奇跡のキャスティングと言ってもいいでしょう。

これも一つの映像表現で、大真面目に語れば、面白くもなんともない悪ふざけ。それをきちんとギャグとして成立させた映画スタッフに大拍手です。

使用楽曲にもかなりのこだわりが感じられ、そのまま使うのでもなく、ちょっといじってあったり、いちいちこだわりが感じられて楽しかったです。オリジナルのサウンドトラックが欲しくなったほど。☆はやや低めですが、条件付きでとても楽しめる映画だと思います。

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うそつきカモメ