今夜、ロマンス劇場で

劇場公開日:

今夜、ロマンス劇場で

解説

綾瀬はるかと坂口健太郎が共演し、モノクロ映画の中のヒロインと現実世界の青年が織りなす切ない恋の行方を描いたファンタジックなラブストーリー。映画監督を目指す青年・健司はモノクロ映画のヒロインである美雪に心を奪われ、スクリーンの中の彼女に会うために映画館に通い続けていた。そんなある日、美雪が実体となって健司の前に現われる。モノクロ姿のままの彼女をカラフルな現実世界に案内するうち、健司と美雪は少しずつ惹かれ合っていく。しかし美雪には、人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密があった。「のだめカンタービレ」シリーズの武内英樹がメガホンをとり、「信長協奏曲」の宇山佳佑が脚本を担当。

2018年製作/108分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2018年2月10日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
宇山佳佑
製作
石原隆
堀義貴
企画
稲葉直人
プロデュース
稲葉直人
プロデューサー
上原寿一
菊地美世志
アソシエイトプロデューサー
大澤恵
根本智史
ラインプロデューサー
宮崎慎也
撮影
山本英夫
照明
小野晃
録音
加藤大和
美術
原田満生
岡田拓也
衣装
宮本まさ江
伊藤佐智子
ヘアメイク
豊川京子
ヘアメイクデザイン
中野明海
装飾
茂木豊
編集
松尾浩
音楽
住友紀人
主題歌
シェネル
スクリプター
渡辺美恵
VFXプロデューサー
赤羽智史
ミュージックエディター
小西善行
サウンドエディター
伊東晃
助監督
洞功二
制作担当
嘉藤博
全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18

(C)2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会

映画レビュー

4.5今だからこそ見たい「映画愛」に溢れた武内英樹監督らしいロマンス映画

2020年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

正直に言うと、最初にこの作品を試写で見た時は、期待が大き過ぎたのか、そこまで入り込めずに評価できない自分がいました。
ただ、本作の大きなテーマにあるように「存在を忘れられた作品」ほど悲しいものはないんですよね。
その意味では、記憶にはしっかりと残っていましたし、北村一輝の爆弾シーンをなぜかもう一度見たくなって映画館にも行きました。
そして、3回目を見た感想ですが、やはり映画というのは、いつ見るのかによって評価は変わるもの、ということを改めて痛感しました。
主人公の坂口健太郎の将来を演じた加藤剛さんは役柄そのままに公開から4か月後に亡くなられましたが、加藤剛さんの遺作に相応しい出来の映画でした。

それにしても「白黒」が関係しているのもあって、ここまで色彩が鮮やかに見えた映画も久しぶりでした。色彩面に加えて、役柄の女優らしく自然とクルクル変わる綾瀬はるかのファッションなど、見どころ満載です。
「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」の武内英樹監督作にしては笑いが少ない面はありますが、北村一輝が何気にそれを一手に背負って頑張っていましたし、何より「ロマンス映画」としては出来は良かったですね。

今ほど世の中が「映画愛」を意識する環境はないと思いますが、だからこそ武内監督の映画愛を強く感じましたし、多くの人たちが持つ「映画館への愛」も思い出させてくれるような素敵な作品でした。
この時期だからこそ多くの人に見てほしい作品ですし、平和な時代に戻った時も、また機会があれば見返したい「忘れ去られない作品」です。

(※評価を4.5にしたのは、CMで出てきた「コンフィデンスマンJP プリンセス編」と比べてしまったからです)

コメントする (0件)
共感した! 20件)
細野真宏

4.5約束された王道の甘さ。だがそれが良い。

2024年2月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

4.0映画ならではの世界

2023年9月16日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

最近の邦画は、コミックや小説を
原作にしたものが多いのですが、
これはかなり前から練っていた
オリジナルストーリーだそうです。
しかもヒロインは綾瀬はるかと
設定してつくったらしい。

戦前の古い映画から、
モノクロのお姫様がとびだしてくる、
という画がおもしろくて
つい惹かれてしまった。

ヒロインの雰囲気はまさに、
「ローマの休日」の王女。
そこからはじまって、
いろいろな映画のエッセンスが
そこらじゅうにちりばめられていて、
それがとても楽しかったです。

モノクロ映画の中で
王女と動物たちがからむところは
「オズの魔法使い」ぽいし、
北村一輝扮する撮影所の大スターは
まさに、「蒲田行進曲」の
銀ちゃんそのものだ。
あと、雷が映画館に落ちるところは
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
ガラス越しのキスは「また逢う日まで」。

そしてそして、
映画館の主人と主人公牧野の関係は
「ニューシネマパラダイス」の
アルフレートとトトみたいだ。
「ニューシネマパラダイス」の雰囲気は
他にも、お客さんがわーわー騒ぎながら
映画みてるとことか、
映画館がなくなるシーンなんかにも
ふと思わせてくれた。

それは、昭和35年、という
映画全盛からすこしづつ翳りが出てきた
時代が主な舞台だからだろう。

失われつつある古き良きもの。

それは、時代の流れとともに
止められないものなんだけど。

あらためて感じたのは、
綾瀬はるかはいい女優だなーと。
光ってました。坂口健太郎もよかった。
そしてそして、加藤剛。素敵な役者さんでしたね。

軽めだけど、なかなか後味のよい、
楽しい映画でありました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
らいぴゅう

4.5永遠の愛!

2023年8月30日
iPhoneアプリから投稿

足利のこの映画に出てくる劇場を見たので、この映画を見たくなりました。
結果、とても良かったです。
久しぶりにラブストーリーでよかった〜と思えました。
坂口健太郎さんの自然な笑顔も良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
lanachama
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る