オリエント急行殺人事件のレビュー・感想・評価
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途中から「あ~」ってなった(笑)
予備知識は全くなしで観に行きました。
犯人は誰かなーって推理しながら見てましたが、
「あ~これはよくある“みんな犯人パターン”かしら」って
思ってからはもう途中からはそれにしか見えなくて・・・
まぁ、大当たりでしたね(笑)
映像はとても綺麗でしたし、間延びするシーンもそんなになかった印象です。満足しています。登場人物が多いのでついていけるか心配でしたが、演者はそれぞれ個性がありましたので大きく混乱することもなかったです。
ジョニーデップが割と序盤で死んでしまったのは残念でした(笑)
まあまあだった
「今回は悪と断じきれず見なかったことにします」という結論にずっこけた。ミステリーとはそういうものだと言われると反論のしようがないのだが、殺人を隠蔽しようとしている時点でダメじゃないか。正義での殺人なら堂々と胸を張っていて欲しいし、隠蔽してリスクを避けようとするのは卑怯な行為だ。相手がどんな悪人であっても、殺人するなら殺人者として日陰の人生を送るべきだ。悪人に対しての正義の殺人を認める話になっていた。オレは死刑廃止論者ではなく、手を汚して俯き加減に生きている人が好きなのでそう思う。
しかも、こんなややこしいトリックをする必要もないではないか。大金持ちならお金で腕のいい殺し屋を雇って、駅のホームでそっと突き飛ばすなどすればいいのではないだろうか。
失敗では?
純粋な謎解きも心理ドラマもなく、狙ったアクションも意味不明で、退屈でつまらなかったです。
以下ネタバレ。
ミシェルファイファー、深刻な演技無理だと思う。
商業的成功のためか、アイリッシュのケネスブラナーがアメリカにすり寄りまくり(登場人物俳優がアメリカ人多すぎ)。
宗教とか人種差別に対するお説教臭いエピソードが唐突感あり過ぎて不自然。
次回作あるんですか?え、本気?と思います。
ジョニー・デップの無駄遣いです。
原作を知っていても面白い
アガサ・クリスティの名作ミステリーの映画化です。名探偵エルキュール・ポワロがオリエント急行内での殺人事件を調査する中で、過去の幼女誘拐殺人事件が絡んでくるストーリーです。通常は最後のポワロの謎解きがメインで、それまでの関係者への聴取はやや退屈ですが、本作は脱線シーンの映像やポワロのアクションシーン等の従来にない要素を取り入れ、画面構成も工夫されていて、犯人やポワロの苦悩もうまく描かれていて面白かったです。
貫禄のあるミッシェルには感服です。
あまりにも有名な作品なので、結末が解っていながらも見に行きました。ミッシェルの大女優ぶりが凄かったです。この犯罪のすべてのシナリオを書き、最後の幕引きまで演じた元大女優を演じる貫禄を見事にいい味を出してました。ジョニデも悪役をやると、本当に嫌な奴感をだしていて、やはり演技が上手いなぁと思いました。ケネスは、もっといい演技が出来るはずなんだけど、今回は地味でしたね。次回作に期待しましょう。
映像は豪華だが、ミステリーとしては中途半端か
原作小説も読んでいるし、1974年のシドニー・ルメット監督&ポワロ=アルバート・フィニー版も観てるし、テレビシリーズのデヴィッド・スーシェ版も観ています。
なので、犯人も当然知ってるし・・・
というか、この映画を観に来る観客の大半は、犯人は知っていると思うのですが。
なので、再映画化はかなり難しい。
1974年のシドニー・ルメット監督版では、概ね原作に忠実に作られていた。
というのも、原作もいまほど有名ではなく(といってもかなり有名)、さらに初めての映画化だったので、豪華なキャストによる原作どおりの「謎解きミステリー」としての愉しみを味わってもらおうという趣向でした。
2010年に作られたデヴィッド・スーシェ(=ポワロ)のテレビシリーズの一篇『オリエント急行の殺人』では、事件の真相を知ったポワロが正義を貫くかどうかと苦悩する側面に焦点が当てられていました。
という後の今回、うーむ、どうも中途半端な印象は免れない。
ケネス・ブラナー演じるポワロは、これまでのポワロ像(ピーター・ユスティノフも含めて)と大きく異なり、スタイリッシュという雰囲気。
つまり、名探偵というよりも「大人のヒーロー」を目指した感が強い。
なので、停車しているとはいえ列車の屋根に登ったり、高架橋の橋桁での追いかけっこをやったりと、これまで以上にアクティブ。
こういうポワロがみたかった・・・という想いは全然ない。
また、ミステリー的にみると、事件が前後に張られた伏線・ミスリードがあっさりと判明して、肩透かし気味。
ミステリー要素も食い足りない。
ま、どうも映画の狙いはそこいらあたりにはなかったよう。
見どころのひとつは、65ミリフィルムで撮影されたという映像(エンドクレジットでみる限り、撮影後、編集前にデジタルスキャンされたもよう)。
雪深い風景での深みのある映像には満足。
もうひとつは、過去に起こった事件の被害者たちと遺された者たちの深い悲しみに焦点を当てること。
最後の晩餐のように長いテーブルの向こう側に並んで座った容疑者たちを前にしての謎解きシーンでの、殊更までにセンチメンタルな音楽がその証左。
こういう演出は、感情に流されるばかりで、個人的には好みではありません。
スーシェ版では、ここシーンでは、ポワロが手にしている十字架を効果的に用いて、正義を通すかどうかの苦悩、そして、そもそも正義とは何かを苦悩するポワロが描かれていましたので。
さらに付け加えるならば、豪華な俳優陣、上手く活かされていたかしらん。
というか、豪華さからいうと、やはり1974年版の方が上のような・・・
対比で味わうとおいしい2017年版
ミステリは苦手ですが、クリスティは若い頃少々たしなみまして、割と好きです。
が、ミスマープルをメインに愛読し、ポワロは古いドラマなどでしか知りません。
2015年正月の三谷版オリエント急行を見ているので、オリエント急行殺人事件のあらすじは知っている状態で見ました。1974年版は見てません。
豪華俳優、きらびやかで荘厳な美術・背景と見所満載ではあります。
が、ラチェットがカセッティであることの発覚がすげーぼんやり&駆け足でわかりにくい、とか、
ラチェットの部屋に残ったこげたメモをもう一度焼いて書かれた文字を読み取るときの、
浮き上がった文字がよく見えず、それでアームストロング家の不幸とカセッティが初見の人には読み取れねえよとか
思いました。
あと、3号室は2等車で、とか、誰がどこの部屋にいてとかっていう相関も、この映画だけでは読み取れないわーと思いました。
三谷版は2夜4-5時間位の尺だったので、その辺の書き込みがしっかりあって、よく分かったものです。
とはいえ楽しめました。
久しぶりにミシェルファイファーの活躍を拝めたし歌も歌ってくれたし、ジュディディンチの新作は本当にありがたいと思うし、
殆ど喋らないけど佇まいの美しいセルゲイポルーニンも見られたし。
あとは、人種ネタが色々入っていて興味深かったです。
アメリカへの複雑なイギリス人の劣等感・優越感。ドイツ・イタリア・スペイン・フランス等の隣人感情の微妙なところ、
後は黒人差別ね。多分1920年代当たりの話なんだと思うので、その時代で黒人で医師って言うのは、そら色々あったよねとか、想像できて面白かったです。
あとユダヤ文化ね。これは知ってないとちょっと面白みが減るかなっておもいました。
謎解き場面でハバード婦人が、いきなり金髪の鬘を外したでしょう。あれは、ユダヤ人の既婚女性は地毛を人に見せないという文化の表れなんですよ。
今ではそうしている人は珍しいのかもしれませんが、この頃はきっと多かったんでしょうね。なので、地毛を見せた=ユダヤ人であることを認めたという事でもあります。ヨーロッパからアメリカにたくさん移住した経緯とかも頭にあるとより面白いかと思います。
一番、やっぱ引っかかるのはケネスブラナーがポワロなんだけどポワロに見えないって所です。
私のイメージはデイビット・スーシェさんなんですよ。
黒髪、丸顔、黒いマスタッシュに、こゆーい二重まぶた。黒白のコントラストが効いた濃ゆさ。あれが足りんのですわケネスのポワロには。
せめてマスタッシュの形をもっと細くてしゅっとしたのに寄せてくれたら・・・いやいやみなまで言うまいという感じです。
あと、どっかにはポワロの人間的成長を見せたと書かれていたけれども、
善人と悪人しかこの世にはいないと言っていたポワロが13名の容疑者と接して善悪の二元論を曲げた描写ね。
50代くらいとして書かれているポワロが、その年齢までそんな単純で愚かな二元論を掲げていてよく名探偵になれたねと私はあきれますね。
なので、ポワロはあんまりいいと思いませんでした。
見てよかったし、続編があればきっと見ますけども。ナイルに死すは読むか見るかしておかないとついていけないでしょうね。
自分メモとして、三谷版との差異を少々。
笹野高志演じる医師がケネス版映画にはおらず、変わりに沢村一樹演じる元軍人の役が、ケネス版では元軍人の黒人医師になったということです。
また、三谷版ではかわいいかわいい池松壮亮が演じた自殺したメイドの恋人が、ウィレムデフォー演じたレイシストの教授、です。
ブークが三谷版での高橋克実です。
迫力が全然違いますが、八木亜希子とペネロペクルスが同じ人を演じたのです。あらおもしろい。
そういう見方があってる映画な気がします。
釈然としない
原作未読、前作未見。
ということで話の筋も結末も知らない状況で見た。
ポアロってなかなか傲慢なやつね。
僕としては珍しく事情聴取のシーンでうっかり寝てしまった。
本とにあまりないんだけど…単調だったからだな。
謎解きって言うほどには各物証も大した意味は無く、皆が疑わしいんだよ、という程度。
だから推理するってことも無い。
ミステリーを楽しませてくれる感が足らなかった。
更にはあの傲慢なポアロがどんな裁きを下すかと思ったら‼️
拍子抜けも甚だしい。
原作はどうなんだろう?
名作と言われるほどなので違った印象になるのだろうか❓
期待ハズレと面白さの真ん中。
証拠が徐々に見つかるところまではワクワクしながら推理していく様を観ていたが、結末は個人的には中途半端でした。
途中まで底が見えない、かなりの深さを期待していたら、沈みきる前に泡となり消えたみたいな…そんな感じ。
恐らく、紐解かれる事柄の裏付けや、ポアロの推理力を納得させてくれるだけの材料が観客に与えられないことに対する物足りなさ。
全てがポアロの頭の中だけで完結してしまい、言葉のみで説明されても推理モノに慣れた現代の多くの人には納得感が薄い。
これだけの名優と素晴らしい景色なのだから、もしたとえそれが原作に忠実でないとしても、加えてくれたら一級品のミステリー作品だったに違いない。
名探偵
ポワロがアグレッシブ!
「オリエント急行殺人事件」をしっかり観たのはこれが初めてではないだろうか?
古典の名作は知りつつも何故か接点がなかった。結果…なんだか得した気分だ。
薄ボンヤリと覚えているポワロ像は好々爺で腹もぷっくり出てて、およそキレ者とは程遠い外観だったように思う。
幼き頃読んだアガサの作品に描写されるポワロと全然違うんだなと、思った記憶がある。
ところが今回のポワロはどうだ?
激昂もするし、人間不信だと断罪するかのように人を信じないと言い放つ。
頑固者だし、十二分に偏屈だ。
原作の描写を思い出しながらクスっとする。
作品はさすが名作と言われるだけあって、しっかりしてる。
それプラス映像表現が進化しているので、魅力的なカメラワークも堪能できる。
今回、初見だという映画ファンは運がいい。
名優が名優たらんとする贅沢な時間を映画館で過ごしてほしい。
決着の付け方を楽しみに見た
三谷版以外は試聴し、原作も繰り返し読んでいる身としては、ミステリとしての楽しみはなにもない。
それでも新しいオリエント急行は心待ちにしていた。
原作未読で映画、ドラマを見たことのない人、あるいは、映画そのものの面白さを期待する人と自分とでは、注目しているポイントが違っていると思う。
犯人は当然知っているし、誰がどんな背景を持っているかも全部知っている。犯人を変更したのでないかぎり、驚くようなことも新鮮な点もなにもない。
それでも映画館に足を運んだのは、犯人を指摘する前後のポアロを見比べたかったからだ。
人情裁きハイオッケー大団円!という原作と、スーシェポアロの見せた激しい葛藤。ルメット版も陽性の終わり方だったと記憶しているが、さてブラナー版は?
悪党なら殺していいのか?
それは正義なのか?
法に委ねるべきだと正論を唱えるのはいいが、その法がなんの役にも立たないことを目の当たりにしたら?
ポアロは犯人の正義、善、悪、罪をどう見、どう判断する…どう判断するかは原作から逸脱しないかぎり「見逃す」一択だとしても、どんな思いで見逃すと決めるのか?
そのポアロの判断に関わるであろう、犯人の様子や態度は?
ブラナーポアロは、見逃すわけにはいかない、だから私から逃れたければ私を殺せと銃を与えた。
弾は抜いてあったから、どちらにせよ死者は出ない。(どんな形であれ殺人を幇助するなど、ポアロは決してすまい)
ただ、その銃をどう扱うかで、犯人の中の一人、最も強い怒り、痛み、悲しみを感じたリンダの、善悪や今後がはかられたのだと思う。
どんな相手や動機にせよ、自分の望みのための殺人をまたやるのか? それとも、もう二度としないと信じられるのか?
ずらりと並べられたら被疑者たち同様に、大袈裟な、舞台向けのケレンに富んだ演出だとは思うが、この決着はなかなか良かった。
罪は罪だと断じて激高し、見逃すことが激しい葛藤と苦悩の結果であるスーシェポアロが私にとっては一番の好みだが、ブラナーポアロも次回作があるなら是非見に行きたい。
ただ…ナイル? ふーむ…原作ではポアロは殺人が起こる前から現場にいるのだけど、映画では殺人があったからと呼び出されることになる…それとも、呼びに来た理由の殺人は別件で、その解決後に船に乗り、という導入かな?
そういうこまかいことが気になるのも、ミステリ好きならではかw
あのこだわりじゃ朝食にありつけない‼︎
原作も遥か昔に読み
映画も昔に見ました。
ショーンコネリー
イングリットバーグマン
サイコの
アンソニーパーキンス
たまにドラマでも
あったり
ストーリーはわかってますが
俳優さん達や
撮り方が変わるだけで
感じ方も違うから
毎回ダレずに
見れちゃいますね‼︎
教師役の子
何に出てたっけ⁇と
最後まで
思い出せなかった(笑)
スターウォーズだぁ〜
お化粧って
ごいすぅ〜
ラスト
次の事件に向かってくれと...
続編作るのかな?
場所も言っちゃってるし(笑)
ナイルに死す‼︎
だね‼︎
21世紀版
原作も1974年版も大ファンで、今回のリメイクもすごく楽しみにしてた。前作の手前、キャスティングにはこだわるよね。今回も。
もともと閉鎖空間での物語だが、CGやアクション、トンネルや屋根まで使って広がり・奥行きを持たせようとした今回の演出もとても楽しめた。2017年の映画館での鑑賞に堪えるものを作るんだな、やっぱり。
ラストは、1974年版のハッピーエンド感と好対照な、strictな昨今の風潮に合った訣別感にも納得。ブラナー版ポアロの今後に期待。
あと、オリエント急行車内のゴージャス感と、風景の美しさは、さすがだった。
三谷さんのドラマ版も合わせて、脚本・演出の違いを見比べても楽しそう。
被害者は一人ではない。
アポロのユーモアもあり、飽きずに楽しめる。
オチは劇的。
ある意味、事件の被害者は一人ではなく、あらゆる人が関わっていることを思い知らされた。
また思いが正当に処理されていない司法にもメスをうった感もある。
善と悪では認められないリアルを知った。
そのアンバランスこそ真実であり、法ではまかないきれない部分もある。
だからこそそれを癒すために我々は努力をしなければならないだろう。
役者も皆うまく、徐々に真実にむかっていく部分は爽快感あり。
裁けど裁けず
まさかのエルサレムからスタート
某アメリカ大統領さんのせいで何かと話題だよね
ポアロがエルサレムで起こった事件を解決する所からはじまった。何か宗教の宝みたいなものが盗まれたみたい…。壁に底の厚い靴で登った跡があった。3人の聖職者の容疑者がいたけど犯人は警備員。なぜなら聖職者はみんは靴底は薄い。警備員だけがブーツだった。
それをポアロに指摘され、警備員が逃走!でもポアロが推理を始める前に壁に突き刺した杖に引っかかり転倒。それで捕まり一件落着。
そのあとで、オリエント急行にのることになるんだけど、キャストが出ない、出てこない!家庭教師役であるデイジーリドリーしかでてこない!デイジーの作品初めて見たけどかわいかった。ジョニーもちょっと出てきたかなちょっとね。
やっと列車に乗り込み、みなさん御登場。食事のあと、ポアロは読書。…笑い方がやばいw「うっひっひっひっ」ってwwそこにラチェット、ケーキを持って同席。ポアロはケーキを一口くれたら話を聞くと。このシーンは50%がアドリブらしいんだけど、すごい!おもしろい!流石だなぁと思う。なんでもOKテイクが出るまで何度も撮り直しをし、ジョニーは何度もケーキを食べたそう。嫌な顔1つせずに。ラチェットは自分が脅されている、命があぶない、と言い護衛を頼む。でもポアロは拒否。悪人の護衛はしないらしい。
まぁそりゃー、ラチェットは悪人だよ。人も殺してるし。でもさ、殺されてるかもって言ってるのに護衛しないのはなぁ…
って言うのもラチェットを演じてるのがジョニーだからなんだけどねw
その後雪崩のシーン。結構迫力あってよかった。この時まだラチェットが起きていて、ほっ…。
翌朝、ラチェットの死体が発見されるんだけど、カメラには映らない。そして急に目線が変わり、天井からみている感じになる。
それからポアロによる事情聴取がはじまる。
とりかくみんな嘘つき!容疑者とポアロが2人で話している中、ポアロが嘘を言い当てるのがはおもしろかったかなぁ。
ある屋敷の両親をさらい、娘のデイジーを殺したのがラチェット。容疑者全員がその屋敷の関係者でラチェットに復讐したってところかな。
ラチェットはものすごく悪人。デイジー殺してるしね。商業のスキルも知識も礼儀も教養もなにもない。秘書にたよりっぱなし。秘書が領収書を偽造してお金を騙し取ってたのはおもしろかった。ラチェットは自分が悪人だと言うことをわかってる。だからすごく警戒心が強く、寝る前にいつもコーヒーをのむ。しかも脅迫状が届いていたんだからなおさら。だけど、殺された時叫び声さえなかった。コーヒーに薬を仕込まれていたから。そこにみんなが入ってきて1人1刺。だから刺し傷が12ヶ所あった。
殺害方法はだいたいこんな感じ。だがしかし!そんなことは置いといて。ジョニーまじ出番なかった!登場も遅めだし、殺されてから遺体の状態で1回しかでてこなかったし!死んでからも回想シーンでちょこちょこ出てくるかなと思ってたけど一瞬!!一瞬しかでてこなかった!これは悲しい。。
途中でアクションシーンもあったし、ポアロも撃たれた。掠っただけだけど。それにポアロは鋭いからやっぱり隠しきれなかった人がでてくる。そういうところもおもしろかったかな。
世の中には善と悪しかない。中間は存在しない。そう言い切っているポアロですら今回は裁けない。中間を認めた。まさに裁けど裁けず。
そして皆何も知らないふりをして列車の旅は終わる。
まぁまぁだったかな
冬の雪景色はすごく綺麗でカメラワークがすごかった
善と悪について
高級な急行の鉄道の旅の途中で 雪崩れにより 立ち止まり、アンバランスな連中とともに 殺人事件に遭う 休暇中の プロ探検さん。宿泊者の話も なかなか筋が通っていて 探るところが リアル的でした。世の中には 善と悪がある と 初めと終わりに話すところに ネクタイが曲がってるよ と シャレた口調もいいし、中間はないと述べる。全員が殺人事件に捗ることに 裁判に起訴せず、帰還された。鉄道が動き、駅舎に着いたところがよかったです。
善ではなく、正義と悪。
オリエント急行殺人事件というタイトルや、巨匠アガサ クリスティーの名は聞いたことがあっても、内容を知らないまま鑑賞。
冒頭、つかみの謎解きシーンの後、海を見渡し、大きく開かれた高台に立つポアロの「正義と悪しかなく、中間はない。」という台詞から、最後の閉鎖的な列車での台詞の対比がよかった。
細かいことは分からないが、結局のところ、「その中間」若しくは、正義にも悪にも収まらない「どこか」に立つポアロになってしまった。世界の、人の、物事の、不完全さを良しとしないポアロが、人の不完全性を受け入れてしまった瞬間。
誰でも内容を知っている作品の映画化は、演出がものをいう。列車に乗る過程での高揚感や人物を特徴付けるスピーディな展開、1930年代の街を駆ける列車、大自然の中これでもかと蒸しながら走る列車の美しい画は、大画面で見れてよかった。
単なる推理映画ではなく、宗教性を孕んだ人間が両方持ち得る正義と悪というテーマの映画として見ると、否定し切れない罪に対する不完全な人間の苦悩に共感を得ると思う。
終盤のトンネルに12人並んで座ったシーンで、託した銃に弾を入れてなかったのは、自殺を予期してなのか、自分を撃つ素振りを見せた瞬間、やはり悪と捉えて裁くつもりだったのか、、今まで断定してきた男の葛藤に満ちた手段にしか見えなかった。
いずれにしても、おそらくポアロは、この事件をきっかけに、変容が起き、休む間も無く起きる事件に対して、二度と中間の判断はせず、苦しみの中で世界の悪を露わにし続けていくことだろう。
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