劇場公開日 2017年9月29日

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「夢が差別を乗り越えさせた。」ドリーム ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5夢が差別を乗り越えさせた。

2017年10月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

色んな方が語られているように、「ライトスタッフ」と共に鑑賞することをおすすめする。

ライトスタッフが、人々の夢を乗せた正しい資質を持った男の物語なら、ドリームはその夢を叶えるために闘った女の物語。

黒人差別、女性差別の問題を、人類の問題として捉え始めて、公民権運動などが活発になった時代において、黒人女性が身を粉にして働き、夢を抱いて立ち向かう姿は、現代人が夢を抱くこととは、まるで違っている。

アメリカが人種や性別など超えて、共通の「宇宙」という夢を描き、絶望したり、歓喜したりした時代が確かにあったんだということを思い知らされた。

自分事に置き換えて考えてみると、単純に、何かに向かうとき、何かを達成したいとき、仲間内で争っている場合ではなく、互いを尊重しながら、より良い判断ができる上層部のもと、団結することが必要なのだと思った。

「無敵」とは、文字通り、敵がいないことであって、仲間を認めたり、信じたりすることこそ、最強なのではないだろうか。

ちゃーはん