劇場公開日 2017年1月14日

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「動機の描写は少ないが推察ができる」静かなる叫び もももさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5動機の描写は少ないが推察ができる

2022年8月1日
iPhoneアプリから投稿

犯人の動機の詳細や環境、犯人が嫌っているフェミニストとはについて多くが描写されているわけではないのにも関わらず、
彼がフェミニストを嫌っている思考を推察し、少しばかり共感(断じて行動ではない)出来そうな気持ちが社会を表している気がして恐ろしさを覚えた。

本テーマは何かについて
邦題は事件後の被害者に対するものかなと思うが、時間配分的には事件自体の描写の方が長く、また原題も技術専門学校(事件名みたいなもの)を意味していることからこの出来事自体から感じ取られるものがメインテーマかと推察する。
それは大きく視聴者に委ねられていてかつそれぞれの自由だと思うが、なんにせよ、構成も描写も素晴らしかった。監督の独特な雰囲気ある気がします。

気になった点は
犯行前の犯人が恐怖している描写がちょっと長い…?意味はなんなんだろう…?躊躇いがあったことを今更描いてなんになると言うのだろう…。

ももも