劇場公開日 2017年10月7日

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「笑ってはいけないアレ、最終章」アウトレイジ 最終章 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0笑ってはいけないアレ、最終章

2018年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

大友を利用した画策により、山王会を大きく弱体化させ傘下とした花菱会。
先代から代替わりした元証券マンの野村が会長を務める花菱会にて不満を募らせる若頭の西野らと反対に勢力を伸ばし始めた新興勢力の花田組、そして韓国にて活動を続けていた大友らを巻き込んだヤクザ抗争を描いたシリーズ最終章の3作目。

前作では山王会の崩壊を描き、今回は花菱会の内部抗争を描く。
大杉漣演じる新会長の野村の怒鳴る喚く踏ん反り返ると絵に描いたような無能ぶり、西野ら古株幹部らの全く忠誠心を見せない態度、
ピエール瀧演じる花田のかませ犬のような立ち回りでガタガタな花菱会。
その花田が韓国で調子に乗ってオラついてしまった為、大友から追われる身となり、花菱会をも巻き込んだ大きな抗争になっていくのが大体の流れ。

良し悪しはアレとして一応前作で山王会への復讐は果たした形になるから若干の蛇足感は否めなかった。
またこのシリーズを初めて映画館で観たわけだが、完全に笑ってはいけないアレ的な空気になっていた笑。
バカヤローコノヤローをケラケラ笑いながら楽しむだけの作品の為、独り言ができない環境だとあまり楽しめないんだなと思った。
1番好きなシーンが花田の失態を知った中田が張会長の元に詫び金として3000万持参した際に張会長を怒らせてしまい、逆に3000万渡され帰らされ、
3000万持ってたら6000万になっちまったじゃねぇかコノヤロー!!
っていうシーン笑。説明してるだけのキレ方に思わず吹き出しそうになった笑。

ミーハー心とはいえ、ようやく世界の北野作品に手を出すことができたので今回を機に過去作も観ていきたいなと思う。

オレ