アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男のレビュー・感想・評価

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男

劇場公開日 2017年1月7日
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華はないが執念がある。鬼の検事局長の魂に魅せられる一作

このところアイヒマンがらみの映画が数多く発表される中、戦後ドイツの混乱期を生きた鬼の検事局長の執念を描いたドラマとして実に見応えがある。彼ときたら、パッと見た感じだと刑事ドラマの脇役くらいが無難で、『イレイザー・ヘッド』のような逆立ち髪。決して華はなく、観ている我々も「まさか彼が主人公とは・・・」と不安になるが、いざ自殺疑惑から復帰してからは目の色が変わっているのを感じる。何が彼をここまで突き動かすのか。ナチス親衛隊の生き残りも残存する当時のドイツの政情は一体どのようなものだったのか。検事局長はTV出演で若者たちへ向けて自分の信念を語り、同性愛者として悩む部下(彼の存在感も素晴らしい)にも親身になってアドバイスを与える。無骨なキャラだが少しずつあらわになるその個性、人間性に、すっかりと魅了されずにいられない。あの時代の雰囲気を伝える美術や、訪れる国ごとに巧みに色調を変えた絵作りも見事。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2017年1月30日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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静かな良作

フリッツ・バウアーなる人を初めて知った。

彼が私生活を犠牲にしてまで追わなければ、アイヒマンは野放しにされていたという恐ろしい事実。
偽名を使って平凡な毎日を送る大量虐殺指示者。
ホロコースト関連の作品をここのところ立て続けに観ているが…基本的にどの作品も、淡々と史実を大切に描いた作品ばかり。それ以外にないのだと思う。
作中出てくるインタビューの答え、罪悪感もなしに一体アイヒマンという男は何者なのか…

そしてこの作品で知ったフリッツ・バウアーという人物、益々この過去の過ちを掘り下げてみたくなった。
ただ、深淵を覗くときには、深淵に覗かれないようにしなければと思うが。

評価が分かれてしまうのは仕方ないが、私は静かな良作だと感じた。

ke_yo
ke_yoさん / 2017年9月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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脅威は 内なる敵!! は、いつの時代にもどの国にもあるものだろうと...

脅威は 内なる敵!!
は、いつの時代にもどの国にもあるものだろうと想像してたけど、
戦後 西ドイツが その極みとは知らなんだ

バウアーのターゲットは、
エスタブリッシュメントの中に入り込んだナチス残党群なのね
アイヒマンは入口にすぎず

isukee
isukeeさん / 2017年7月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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史実なのにまるでサスペンス

過去と向き合い歴史から学び、過ちを犯さないために奮闘する。ドイツの真剣さがひしひしと伝わる秀作。

こばりん
こばりんさん / 2017年3月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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アイヒマンを追え? ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

モサドによるアイヒマン拘束、裏で孤軍奮闘したユダヤ系ドイツ人検事のお話。
過度に盛った最近の邦題の付け方にどうのこうの言うことはあまりなかったけど、今作は「フリッツ・バウアー」より「アイヒマン」と付けなければ集客力に乏しそうだったのかな。

実際アイヒマンという人物のことを深堀することも無く、
バウアー博士の邪魔をする周りの人物達もそれほど邪魔してこない…。
ゲイの話で締めくくり…。

バウアー博士の信念が復讐心からだったのか、正義心からだったのか、結局よくわからなかった。

chardonnay*
chardonnay*さん / 2017年1月30日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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アイヒマンよりも

アイヒマンの逮捕劇を通じて、当時のドイツに潜む闇を描いていた作品だったと思います。終始淡々と静かに、少し重くて薄暗い空気感。いいんです、この作品は個人の弱さや滑稽さ、そこに重きを置いたのだと思いますから。

いなガキ吾郎
いなガキ吾郎さん / 2017年1月28日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
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情念よりもその現実に打ちのめされそうに ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

現在、象徴である鉤十字や、制服については厳しい規制があるのに、この映画の舞台となった戦後に、SSだった残党がメルセデスや情報機関に重要な職を得ていたのは良いのかと思わず目を疑った。タブーとされる同性愛嗜好なんかより悪では無いのかと…。

イスラエルで作られた「ヒトラー最後の代理人」方が複雑な人間の感情が表れていて好み。

夢は映画館の部屋を作ること。
夢は映画館の部屋を作ること。さん / 2017年1月26日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
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クラウスナーの演技に魅了

クラウスナーの映画は何作か拝見させてもらった。今回のフリッツ・バウアーは、鬼気迫る演技であったと思われる。実際、バウアーがどんな人物であったかは判らない。しかし、クラウスナーがバウアーを演じることでどんな人物であるか何となく彼の芝居(仕草)でおおよそ察しがつく…かな。とにかく、葉巻と煙草の煙でむせかえるような作品であった。題名のとおり「アイヒマン」の逃亡先を追い続ける作品であるが、バウアーの周りには敵か味方か判らない人物近づいてくる。かなりストレスを抱えているバウアー自身が手にした情報を、自分で漏らしているようで少し残念な人物である。アンガーマンの靴下を自分で履いちゃう所がお茶目。誰が敵か味方がわからない所が、ハラハラさせられた。アイヒマンを追いながらもあまりにも虚しい幕引き。

突貫小僧
突貫小僧さん / 2017年1月21日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  怖い 難しい
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日本との違い

ヒトラーのナチスと日本の大東亜共営圏はやはり違うのか。一人種の抹殺と侵略征服の欲望の種類の相違か。。。。ヒトラー関連の映画は何本目か見るたびに本当を知らされてこなかった我が身を憂い悲しくなる。逆にドイツの素晴しさ。そう感ずる還暦越えた親父である。

ぽっくん
ぽっくんさん / 2017年1月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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歴史が動いた瞬間。淡々とした中に秘められた、確固たる信念。

【賛否両論チェック】
賛:四面楚歌で困難な状況にあっても、自分が信じる正義を貫こうとした主人公を通して、その意義や厳しさを改めて感じさせられる。
否:描写はかなり地味で、主人公を取り巻く人間模様を中心に話が淡々と進むため、思わず眠くなってしまいそう。

 戦後の混乱期において、心ない市民からは目の敵にされ、身内からも失脚を虎視眈々と狙われる四面楚歌の状況下にあっても、臆することなく自らが信じる正義のために戦い続けた主人公の姿が、淡々としたストーリーの中で輝きを放っているようです。同時に、正しいと思う行いをすることがいかに難しいか、その厳しさも痛感させられるようで、思わず考えさせられてしまう内容でもあります。
 ただ展開そのものは、非常に静かな雰囲気で進んでいくので、思わず眠くなってしまうかも知れません(笑)。
 何はともあれ、戦後のドイツの方向性を決めたといっても過言ではない、非常に興味深い人物にまつわる内容ですので、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド
映画コーディネーター・門倉カドさん / 2017年1月18日 / PCから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  悲しい 難しい 寝られる
  • 鑑賞方法:-
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スッキリしない終わり方

終始しかめっ面の主人公。
スッキリできない終わり方ですが、私はそれがこの映画のエンディングに似つかわしいと思いました。

他の方がレビューで批判されている「嗜好」の問題が常に引っかかりながら物語が進んでいきます。
それを味わいと捉えるか、不必要な苦味と捉えるかは見る方それぞれの感性で違うと思います。
師弟愛に厚みを持たせるための演出なのかもしれませんが、私は必要ないかなと思いました。
まあ、それが事実なのだから仕方ないのかもしれませんが。

『アイヒマンショー』を見た上でこの映画を見ると、より面白みが増すと思います。
ユダヤ人虐殺の事実が、大戦後10数年もの間、世界中が知らずにいたという驚きを『アイヒマンショー』で知りました。
そのアイヒマンを捕らえるためにどのようなことがあったかという史実をこの『アイヒマンシを追え!』で知ることができます。

ハクタカ
ハクタカさん / 2017年1月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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「執念」の映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

大勢のユダヤ人をガス室に送り込んだアイヒマン、彼はナチス崩壊後にアルゼンチンに潜伏しており、逮捕するには難しい状況だったが、国家反逆罪に問われるリスクも犯しながら一人のユダヤ人検事があの手この手で網を張り、裁判にまで漕ぎ着けるー

なんといっても彼の演技が良い。ナチスの大罪を憎み、責任を追及することに、文字通り人生を掛けた検事の執念がリアルに伝わる。まるで目の前で当時の捜査を追っているようだった。

この映画の中でもう1つ印象に残った点が、彼と彼を慕う部下が同性愛者であったことが物語で大きく取り上げられていること。部下が弱味を握られる場面、二人が心を通わせる場面など、同性愛なくしてこの物語は構成し得ないのだと思うが、ユダヤ人削減という、いま考えるとあり得ない考え方と、いまも尚偏りのある同性愛への理解という2つが重なりあっているように感じられた。

j939v
j939vさん / 2017年1月10日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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追跡

国家反逆罪のリスクを背負いながらアイヒマンを追い詰めた実話。

ホロコーストやアイヒマン裁判の話を題材にした映画は過去にもあったけれど、アイヒマンを如何にして見つけだしたかという作品は初めてみたし、この事実を初めて知った。

嗜好の話はどこまで事実かはわからないけれど、バウアー達がこの件でそれ程追い詰められた感じがなく中途半端で、無くても良かったかな。

Bacchus
Bacchusさん / 2017年1月8日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 2.5
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微妙

微妙。
何が微妙かと言うと、伏線として同時進行していた刑法175条に関する話。
映画の中間あたり(モサドの名前が上がる辺り)は面白いと思っていた。
カールがコケットと言う店で会った女。
結婚をしていて近く父親になるというのにそれはまずいだろとかくだらないことを考えていると、最初に迫られた時はきっぱり断る。
そのことをバウアーに打ち明けるとこの一言…
「その男とはもう会うな」

やっぱりそうなのか…と。

ここで自分は物語の華僑がそこにあるような気がしてならず、アイヒマンは何処へやらであまり集中出来なかった。
自慰ってドイツ語でもオナニーて言うのなw

しかし、本題の方はなかなか面白かったと。
いかにしてアイヒマンを追い詰めたか、普段積極的にドンパチする映画ばかり見ている自分でもこれは良作だと思った。
バウアーの思惑を良しとしない人間も巧妙に邪魔をしようと策を労するところを見ているとなんだかんだでナチの息がかかってるんだなと…

Murder .inc
Murder .incさん / 2017年1月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』と『顔のないヒトラーたち』の3部作だね

「ユダヤ人問題の最終的解決」に関与したアドルフ・アイヒマンを追う、西ドイツ・ヘッセン州の検事総長フリッツ・バウアーを描いた作品。

アイヒマンを巡る作品としては、アイヒマン確保後の裁判を描いた『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』がありますが、それはこの作品後の世界を描いたものになりますね。『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』では、ナチスの残党が暗躍する中、どの様に安全に、そして、確実にアイヒマンを裁くのかと言う事が問題になっていましたが、その前段階の捜査の時点でも、ナチス残党の妨害に苦しんていたんですね。

ナチス残党の妨害と言えば、同じ頃のドイツを描いた『顔のないヒトラーたち』がありますが、こちらでもフリッツ・バウアーの姿を見ることが出来ます。こちらの作品でのバウアーは、メインの登場人物ではなく、ドイツの暗い過去と向き合う若手検事たちを鼓舞するカリスマとして描かれていますが、話はつながりますね。

これら作品を見て、同じ第2次世界大戦の暗い過去を持つ日本とドイツの、いまの時代に置ける近隣諸国との関係性の違いに思いを馳せてみました。戦後、ドイツは、ナチス残党の妨害に遭いながらも自らの手で過去の精算を図った事がよくわかりましたが、果たして日本はどうでしょうか?日本が自らの手で過去の精算を図ったとは、聞きません。極東国際軍事裁判はありましたが、あれは、連合国の手によるものですからね。このあたりに、いまだに過去を蒸し返される一因があるのかも。もっとも、国内事情から目を背けさせるために、近隣諸国が日本を利用しているという側面の方が強いのかもしれませんが。それでも、ドイツの精算と日本の精算の違いを学んでおいても悪いことはないと思います。

さて、不思議なのは、バウアーの公序良俗に関する品行が反対勢力に把握されていたにも関わらず、文春砲よろしく使われなかったのは何故なんですかね?使おうとしていたのに時期を逸したのか、あるいは、使えないほどにバウアー人気があったのか?ちょっと気になるところではありました。

勝手な評論家
勝手な評論家さん / 2017年1月7日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮 知的
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ラストが

残念な終わり方でした。

かん
かんさん / 2017年1月7日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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