劇場公開日 2017年5月27日

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「誰もが老いるとはいえ。」家族はつらいよ2 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0誰もが老いるとはいえ。

2017年5月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

平田家の騒動を描くシリーズ2作目。もう安定の山田洋次作品である。

高齢者の運転免許の問題から端を発して、介護、孤独死、などのいわゆる高齢化社会の問題点をあぶり出すように提示していく。
特に憲子(蒼井優)の家族はたいへんなことになっていて、母親の母が寝たきりで認知症。父親がペースメーカーをつけているのに酒好き医者嫌い。しかも博多にひとり暮らし。

本作は「渡る世間は鬼ばかり」(橋田壽賀子脚本)と同じで、いくらでも題材は転がっている。

また「やすらぎの郷」(倉本聰脚本)が話題になっているように、老いの問題も、もう避けては通れない。山田洋次自身が85歳という年齢であることを考えると、いろいろ思うところも出てくる。

また、我が身を省みても、老いは他人事ではない。

3作目が製作されると信じて。。。

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mg599