ぼくは明日、昨日のきみとデートするのレビュー・感想・評価
全479件中、1~20件目を表示
複数回視聴がおすすめ♪何度も観返すことで、愛美からの逆軸人生が見えてくる。
はじめに時間軸の整合性など細かい点にひかかると楽しめないから注意が必要です。設定としてそれはふんわり飲み込む。あとは、純粋なラブストーリーに没頭するのがおすすめの楽しみ方です。
小松菜奈ちゃんは、文句なしに可愛い。いつまでも眺めていられる絵になる女優さんです。若かりし福士蒼汰くん、東出昌大さんがまた初々しい。それになんといってもロケ地は京都⛩️見慣れた場所がたくさん出てきてそれだけでテンション上がります⤴︎今はなき「京都みなみ会館」が出てきたのも大感激でした😭叡山電鉄、風情がありますね。電車が行ったり来たりするホームが、時間軸のすれ違いをあらわしているようでとても印象的でした。
高寿に会いたいがために、予定調和された人生を歩む愛美と、彼女のその人生に思いを馳せ涙する高寿。どちらの人生においても初恋という儚くも眩しい30日間。永遠ではないものほど切なく美しいものです。
ここがピークなんだね。あなたと恋人じゃなくなって、あなたとすれ違っていくんだね。
すれ違ってなんかない。僕たちはすれ違ってない。端と端を繋いで輪になって、ひとつにつながってるんだ。
2人で、ひとつの命なんだ。
ラスト5分(電車の中)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
(高寿を見つけて、にっこり笑う愛美)
愛美:「あっ」
(気がついて、カバンから本を取り出し、それを広げてそっと電車の窓から外を眺める愛美)
(愛美の方をはっとみつめる高寿)
愛美:「彼の元へ辿り着いた。」
〜エンドロール曲〜
「Back Number ハッピーバースデー」
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
ここまでのラストシーン
何度見返しても素敵💕秀逸です!!
電車とプラットフォームが象徴するもの
高寿が電車内で愛美に一目惚れし、降りた駅の反対側ホームで声をかける。終電で帰る愛美をホームから見送る高寿。深夜0時の瞬間、電車がホームを通過すると愛美が消えている。印象的なシーンに頻出する電車とプラットフォームは何を象徴しているのか。
並行する上り線と下り線を逆向きに走行する電車は、時間に順行して成長する高寿と、時間に逆行して成長する愛美の、すれ違う人生のメタファーだ。そして、逆方向に進む乗客がしばし留まって同じ時間と場所を共有するホームは、5年に一度の高寿と愛美の逢瀬に重なる。
原作の面白さを損なわず、的確に効果的に映像化できた好例だろう。福士蒼汰と小松菜奈、若手で屈指の美男美女だが、嫌みがなく、どちらにも容易に感情移入できる。愛美の視点と時間感覚でダイジェストを見せるラストも切なさ満点。SF的な仕掛けだが、有限の人生で誰かに出会い愛し合うことの素晴らしさを謳うメッセージは普遍的だ。
小松菜奈さんが美しい
Amazonプライムで2024年に鑑賞しました。
泣ける恋愛映画の傑作の一つ、運命に縛られた恋、運命を受け入れるストーリーを描く物語。小松菜奈さんが美しく魅力的。
映画を一度観て物語の構造を知ると、二度目の鑑賞からはヒロインの抱えた悲しみが映画の冒頭から伝わってきて、もっと泣けます。
福士蒼汰さんが演じる彼氏は物語の中で恋愛が進むにつれて垢抜けていく印象があり、微笑ましい。
当方は鑑賞後にいろいろ読んで、物語の背景世界について理解を深めました。
これを観た後、小松菜奈さんをお代わりするため「恋は雨上がりのように」を観ました。
○時間の流れのアイデアについて
「僕は明日昨日のきみとデートする」は七月隆文さんが原作ですが、時間の流れのアイデアは、SF作家・梶尾真治さんの短編「時尼に関する覚え書」(短編集「美亜へ贈る真珠」に収録)に影響を受けているはずです。
ちなみにこの短編タイトルの「時尼」は「ジニィ」と読みますが、ロバート・ネイサンの小説「ジェニーの肖像」に敬意を表したもの。
小説「ジェニーの肖像」は画家の主人公がジェニーという少女と知り合い、ジェニーのスケッチを描くことで、画家としてチャンスを掴む物語。ジェニーは会う度に目に見えて成長し、まるで画家に追いつこうとしているようだ、というSFファンタジィです。
1948年に映画化、主演ジョゼフ・コットンとジェニファー・ジョーンズ。
○時間の流れのネタバレ
愛美さんは我々の住む世界とは別の世界の住人で、5歳、15歳、20歳、30歳、35歳と、成長しています。 ただし愛美さんが住む世界は我々の世界と時間の流れが逆、という設定です。
SFの多元宇宙という設定の一種です。
映画の終わりのほうで、大学の教室の中、愛美さんと高寿さんが黒板にグルグル巻きの2つのコイルが接する絵を描いて時間の流れを話しています。
大きな時間の流れは逆方向なのに、接するところでは一緒に時間が流れる。愛美さんが我々の世界にやって来て、2人が一緒に過ごすときは同じ時間を過ごし、1日が終わると昨日と明日に別れてしまうのです。
愛美さんたちは5年に一度、30日間、我々の世界に旅行に来ることができます。30日間のうちの1日が終わると、愛美さんは我々の世界の昨日に行きます。
我々の世界と大きな時間の流れが逆のため、愛美さんが高寿さんに会うとき、二人の年齢は以下です。
・高寿5歳、愛美35歳
・高寿10歳、愛美30歳
・高寿20歳、愛美20歳
・高寿25歳、愛美15歳
・高寿35歳、愛美5歳
愛美さんは5歳で高寿さんに救われ、自分の運命の人だと確信します。離れたところから慕い続け、15歳で高寿さんに会いに行き、20歳になれば相思相愛になることを知ります。
20歳で高寿さんと過ごす30日間を経験し、お互いが相手を助ける、二人で一つの命であることが分かります。 この後は高寿さんの記憶のとおり、30歳、35歳で高寿さんに会い、高寿さんの記憶のとおりに接しています。
高寿さんにとっても同じで、20歳で二人の関係を理解し、愛美さんの記憶のとおりの役割を果たします。 25歳で15歳の愛美さんにあった際にこれから起こることを伝え、35歳で我々の世界に来た5歳の愛美さんを助けることになります。
ファンタジーだけど
主人が好きな映画ということで初鑑賞。私は元々恋愛映画が苦手なので評価が辛口でも許して欲しい。
奇抜なタイトルから、何か不思議な設定なんだろうと思っていたが、途中で時間軸が逆ということがわかりびっくり。
初めは女の子馴れ馴れしすぎじゃない?と違和感を持っていたが、その違和感こそが正しいと気づくと、小松菜奈の演技良かったなと。
日にち単位で時間軸は逆だが、その中の時間単位では同じなのがなかなか受け入れられなかったが、そこはこの作品の本質ではないと思い、映画に集中→やっぱり時間軸が...と集中できないタイミングも正直あった。
女の子が初めて連れてきてもらったと言った祭りも、祭りが初めてなのか、こっちの世界に連れてこられたのが初めてなのか(多分前者)とか、5年ごとに重なるとしてもおそらく同じ空間で重なっているのでその瞬間建築物とか、人口とかの質量は一時的に倍になるの?とか、やっぱり考え込んでしまうことも。
ただそんなことは置いておいて、どうしても離れ離れになってしまう2人の心情の動きや決意はファンタジーではなく、強く愛し合った軌跡が美しく切なく描かれており、素直に素敵な作品だと思う。
ただ、私が彼なら、この時間軸の違いに気づいた時、これ以上好きになっても意味がない、辛いだけなので距離を取り一切会わないとは思う。みんなは違うの?
つじつまを合わせようと細かい事を気にすると疲れます。
会っている時はそもそも時間がお互い逆行しているわけだから歩くのだって逆向きになるはずだし会話ができるはずがない。
まああくまでもファンタジーなので設定として短い時間なら時間軸が曖昧になって行ったり来たりするんだと言い切ってしまえば可能にはなるだろうけど、それならそういった演出も欲しかった。例えばなにか喋ってるといきなり記憶喪失のように初めて聞いたかのような反応をするとかなんとなく話がダブったりするとか話が少し噛み合わないとかならまだ納得もできる。女性が突然涙ぐんだり男性が虚無感に襲われたりするだけでは説明できない。まあだからこそ30日間は会話ができて時間が揃うという設定なんだろうけど少し取ってつけたような設定で細かいことを気にしだすと疲れて没入できなくなる。普通のタイムスリップものなら映像の加算合成のように混ざり合うという感じでなんとなく納得できるけど流石に時間が逆行するとなると矛盾が生じてくる。
まあファンタジーとして細かいことは気にせずに見てれば相互に時間が逆行するパラレルワールドに過ごす男女が5年に一度30日間だけパラレルワールドが接触して恋をする切なくて胸キュンな物語だということですね。
タイムスリップと記憶喪失という感動もののお決まり設定が合体したような切ない物語でした。
小松さん(菜奈)、最高!!
ようやく観られた。YOU NEXTありがとう〜。
小松さん(菜奈)、最高だね〜!
「来る」(2018)の中島(哲也)監督に「青春映画で少しチヤホヤされて、いい気になっちまったのか?」と言われて「そんなこと、ありません!びしびし鍛えてください」と答えたエピソード、俺はとても好きなんだけど、その "青春映画" にあたるのは、明らかにこの作品(2016)だよね。
「好きになるって、この(好きなとか、美味しいといった)気持ちを分かち合いたいと思うこと」
俺はこの気持ちが薄いところがあるから、妙に心に響く。
手を、つなぐ、(苗字でなく)名前で呼びあう、呼び捨てで呼ぶ…そうした一歩一歩が楽しめるのは、小松さんと福士さん(蒼汰)のおかげだと思う。
前半は素敵な映画になっているなあ。
後半は、「ライトノベルは映画にどハマりすることがある」と日頃感じていることを思わせてくれる映画だった。
相異なる世界で生きる者同士が愛しあう話、恋愛映画として、俺は素晴らしいと思います。泣いた、泣いた。
「月と地球は互いにぐるぐる回っている。恋人同士だとしたら、最悪だ」
「月は毎年4cmずつ離れていく」
「じゃ、だからこそ今だな」
この話をよく言い表したやりとりだと思う。
一方で設定の無理さはかなり際立つので評価は難しかった。3.5にしておきます。SF好きで、最低限の設定はできてないと気になって映画に身が入らないタイプの方は、観たらダメです。気をつけて。
それでも俺は、リバイバル上映があったら観に行くだろう。一度はちゃんとスクリーンで観ておきたいから。
-----以下はネタバレ含むので、まだ観てない人は、観たら読んでください-----
時間逆行者が、この世界でも逆行しているという設定は、恐ろしく大きな矛盾を含んでいる。
彼らの中で時間は逆行しているが、それは1日単位の話であり、1日の中では時間は順行している、という設定から無理を感じる。本人の記憶も都合がよすぎる。ただ、そうした疑問を決して考えてはいけない。それが映画を楽しむコツです。原作はベストセラーだそうでよかった…
----- ここまでネタバレ含む -----
おまけ1
配役を見ると、東出さん(昌大)、山田さん(裕貴)、清原さん(伽耶)と今を支える俳優たち勢揃いなのもこの映画の価値だね。
おまけ2
京都、行きたくなるよね〜
おまけ3
buck number は、主題歌うまいね。この頃からそうだったのか。
完璧な締め方
脚本、音楽、演出、全てが素晴らしかったです。
彼女が泣いている理由、それを考えると切なさが凄く出てくる。見せ方も初めは嬉しくて泣いているのなと思っていたらそれが彼女にとって最後の出来事が故の涙だった。
コンセプトは間違えなく面白い。それを上手すぎるほど伝えられている脚本の力は大きかった。
自分にとって初めてのことは彼女にとって最後の事である。このファンタジー的な意味合いが突き刺さる作品でした。
観れば観るほど号泣してしまう。
こんなの反則や、と思う設定はボロ泣きです。
しかも、結末がわかり二度三度と観れば観るほど泣くという。三度目はもう冒頭からずーっと泣いてた気がする。
僕にとって初めてが、彼女にとって最後。
最初彼女が泣き虫だったのが、最後は僕が泣き虫。
この意味が分かってしまうと。。。
ラスト彼女側の回想は、もう耐えれなくなります。
こんなにも、辛く幸せな30日。
映画タイトルが出るタイミングも抜群でした。
泣きたいときにはとにかくこの映画です。
事前情報無しで観ましょう
事前にストーリーのヒントのような話を聞いており、序盤で察してしまいました。
なので、なんだか自分の中でツッコミどころ満載となってしまいました。
何も知らず観ると楽しめるのかなーと想像します。
小松菜奈がキラッキラ
設定よりテーマが大事
もしも、自分の人生を逆から振り返ったら
転機 突然の出来事
また明日も今日と同じだと思っていたら、その日が最後だった。
同じ日は二度とやってこない。
この日常の奇跡を意識する人は少ない。
「だって、昨日まで…」
それが過去に対する後悔となる。
今ある奇跡をないがしろにした後悔
「いつでも会える いつでもできる」
その「いつ」は決して来ないのだ。
だから今このひと時を精一杯意識して楽しむ。
これがこの作品が伝えたかったことだろう。
すべては、失って初めて気が付く。
いまこの瞬間にある奇跡
特に彼女の立場でそれは、あまりにも切ないことだろう。
彼にとって彼女に告白した最初の日は、彼女にとっての最後の日。
事実がわかれば、その切なさに泣けてくる。
5年に1度 30日間だけで会うことができる二人
それを選択した二人
「二人はすれ違ってなんかいない お互いの点と点を結んだ輪」と言ったところで苦しい胸の内は変わらないと思う。
人生を逆から辿ってわかること。
あの時…
その「あの時」を十分に意識して楽しむことが私の人生のためにできる最高のことなのかもしれない。
あの時は「いま」
いま「ある」ことへの感謝と祝福
35歳になった彼は、15歳の彼女に絵を渡す。
どう頑張っても戻れないあの時
人生の最高のひと時
彼女がずっと彼に寄り添っていたように、今度は彼が幼くなっていく彼女に寄り添う。
しかし、
そもそも35歳の彼女は独身だったのだろうか?
35歳になった彼も、独身だろうか?
この深掘りは作品に対するタブーのような感じがする。
でも、なかなか面白かったしテーマもよかった。
良かった!
最初、彼女が秘密を打ち明けた時、正直「何を言っているのだ?」と感じました。また、彼女目線の話になるまで、全く話が繋がりませんでした。
ですが、彼女の目線になったとき、やっと理解することが出来ました。彼女の中では、出会った初日が最後の日、お別れの日が初めての日。序盤でものすごく泣いていた彼女の意味がわかりました!
少し、ん?となる時間が長かったので、星🌟4にしました。
まさかのまさかで、山田裕貴さんや、清原果耶さんが出ていて、びっくりしました👀
共に過ごした過去を共有できる素晴らしさ
・メッセージ
今、その瞬間の時間を共有できることだけではなく、過去や未来を共有できることの素晴らしさがわかる映画だと思った。
彼女との昔行った旅行の話やデートの話をして、楽しかったねと心から言い合えることには尊さがある。しかし、その有り難みを感じることは難しい。その有り難みを再確認できる作品だと思った。
また、この映画の中では彼らが共に共有できる時間は今この瞬間だけである。だから目の前の時間を共有して楽しめる相手がいることに感謝する。というのもメッセージだと思った。
・メッセージを考慮した物語の流れ
何も知らない彼は目の前の楽しさを堪能する。
時間軸が違うことに気づく。
彼女とは過去を共有できないと嘆く。
でも今一緒に過ごしてる時間は共有できると気付く。
・面白さ
自分にとっての初めてが相手にとっての最後。
これが面白い。悲しい。
・ツッコミ所
彼女の方はどうやって暮らしているのか気になった。
・好きなシーン
「また会えるよ」って会えない側が言うシーン
・嫌いなシーン
なし
君は知らない…どんどんソレが視えて来てキツイんだよ
全479件中、1~20件目を表示