ぼくは明日、昨日のきみとデートするのレビュー・感想・評価
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「彼の元にたどり着いた」
何か邦画を見たいなと思い、おすすめの邦画ベストXXといったWebサイトを見ていて、タイトルに何かひっかかるものを感じて見ることにしました。原作は読んでおらず、予告編等も見ていなかったため、ただただタイトルの意味を考えながら見始めました。前半の美しい京都の風景を舞台にした普通の日常を描く各場面にも、そもそも何か意味があるのでは?と注意深く見ていましたが、40数分後の説明箇所まで全く気づけず仕舞い。そして、作品の置かれた世界を理解して以降は最後まで感情の高ぶりが抑えられず、涙が止まらなくなって、気づいたら「ハッピーエンド」が流れていました。その後寝付けず、どうしてももう一度見たいという気持ちが抑えられず、翌日二回目を見ると、もう冒頭から最後まで冷静さを保てない状態でした。こんなにも切なく哀しいことがあるのか、見終わった後も、後にひきずりすぎて何とか自分の中で解決しないと、今夜も寝られないと思いましたが、少し冷静になって思い返す中で、最後の場面で愛美が言った「彼の元にたどり着いた」という言葉、どうしてこの映画の最後があの場面で、この言葉なのか、この意味を考えたところ、自分の中で整理ができ、この言葉にこの切なく哀しい作品の救いを見出せました。ようやく冷静になれました。
今度は、もう少し時間を置いてから、また是非とも見たいと思います。映画をもう一度見たい、そして実際に見たという人生で初めての経験をさせてくれた作品でした。この作品を楽しめるかどうかは、SF的な理屈の整合性追求から離れて、二人に与えられた30日という限られた時間に二人がどう過ごしたか、二人の心の動きのみを追うことができるかどうかが、自分の中にかけがえのない作品として残るかどうかの分かれ目ではないかと思いました。そういう意味でも、この作品には「ネタバレ」という概念はないと思います。この作品の魅力はそこではない、そこにはない。なので、二度、三度と見れば見るほど味わいがどんどん増していくそんな作品だと思います。
とても良い作品に出会えました。ありがとうございました。
美しく優しい映像と切なさがたまらない。
うおお、切ない…。
でも切なさと幸福さのバランスがすごく良い作品。
切ない結末だけど、哀しくはない。
物語としては時間ループものの変形版。
まずは高寿くん視点で物語を観てきて、ラストは愛美ちゃん視点で物語を追体験する。この視点の移動にやられた。
高寿くんが告白する場面の彼女の心情(高寿視点ストーリーの時は愛美ちゃんの表情が見えないようになってるのが後に効いてくる…)、ビーフシチューにチョコレートを割り入れるときの彼女の心情…。もう2人の結末がわかっているからこそ泣けた。
映像も最初から最後まで、淡く光の演出がきれいで優しくて素敵だった。
あと小松菜奈ちゃんがべらぼうに可愛い…。
福士蒼汰くんも可愛い。この2人だからできた空気感だと思う。
2人の時間の流れが違うため途中混乱はした(頭良くないので)けど、ファンタジー恋愛映画としてとても良作だった。
タイトルの意味=ネタバレ
ティーン向け映画は大量に作られてるが、その中の1本だろうという感じで気軽に鑑賞。
主演のふたりはカメラ栄えするなあ、とかやはり小松菜奈は可愛いのう、とか考えてて物語への感情移入にはいたらず。恋愛に何かしらの力が働いてうまくいかない、そういうのが流行りなんだなーと思いながら観てた。映画のターゲット層は私のような者ではないのだ。あだこだ文句言ってもしかたがない。
しかし、しかしラストの小松菜奈側からの日を追う短めなショットにだけはグッときた。このグッときた感じがもう少しあれば大好きになれた作品かもしれない。
(小松菜奈は猛烈に可愛いので彼女を見るために観るというのはアリだと思います)
一途で切なく、真っ直ぐな想い。
DVDで鑑賞。
原作は既読です。
原作は本作公開時に読みました。タイトルに惹かれました。
昨日が明日で、明日が昨日―「いったいどう云うことなのか?」と…。読み進める内に疑問は氷解し、切なさが溢れ出して胸がギュッと締めつけられました。
小松菜奈には「渇き。」などでのクレイジーな役のイメージがあったので、一旦は普通の女の子を演じている姿に違和感を覚えましたが、とてもかわいらしく、愛しさに溢れたキャラクターを好演していて、その演技に次第に引き込まれました。
三木孝浩監督らしさ全開の美しい映像がストーリーに見事にマッチして、エモーショナルになっているように感じました。期間限定だからこそ、一層燃え上がるふたりの恋…
結末が分かっているからこそ、お互いを愛し、慈しむ力が強まっていく。そして、想いが未来へ繋がっていく…
なんと美しい恋なのかと涙が止まりませんでした。
※修正(2021/01/06)
ラストの
高寿の初日=愛美のラストの日の涙の意味が分かった時に、この映画の素晴らしさ切なさが分かった。
更にエンディングへと伏線が全てに繋がり、エンディング曲のバックナンバーのハッピーエンドで最高の完結で締めくくった。
好きなのに結ばれない運命って辛いね。
まさか自分が泣くとは思わなかった。
原作を読んで結末を知っていたはずなのに…。
映像化するってことは、やはりリアルを感じやすくなるんだね。
タカトシ目線でストーリーを追うとすごく素敵な純愛映画になる。
でも、エミ目線でストーリーを追いかけると、すごく悲しい別れの映画になる。
たった30日という期限だからこそ、切なくて1日1日が愛おしくて、一緒にいるだけで触れ合うだけで幸せっていう気持ちがすごく素敵。
だからこそ、別れのシーンが辛すぎた…。
思い出をたくさん作るって事は、あとで思い返すって事。
すごく幸せだけど、すごく残酷。
絶対に結ばれない恋だと分かっているから余計に切なかった。
でも『君の名』のような、ハッピーエンドではなく、運命に逆らわずに素直に時の流れのまま終わる感じか良かった。
運命共同体だからこそ、逃れられない2人。
そんな2人の世界を堪能させてもらいました。
SF要素を取り入れているストーリーに、SF好きの私の心を見事に鷲掴みにしてくれました(^^)
2回見ました。感動しました泣きました。
そういうことかと気づいたとき、感動で泣きそうになり、えみから見た30日が流されたとき、号泣しました。
個人的には、二カット目のえみのカットで、もはや泣けました。えみがきれいすぎて、小松菜奈のきれいさとかわいさは半端ないです。
最初はキュンキュンするポイントも多々あり、顔を隠してしまうかんじでした。
時間がいじられているのは、理解するのに時間がかかりましたが、それ以上に感動が大きいです。
東出さんのキャラクターも活きていて、いい味が出ていて最高でした。
二度見たのですが、2回目も感動しました泣きました。2回目では、すべてわかった上で見てるので、最初から切なく感じられます。
無理ない?
テーマとしては理解した。
二人の恋人として過ごした大切な30日間…という。
ただ、この時間軸設定そうとう複雑。
ここを気にせず観れたなら素直に可愛いふたりの恋愛を楽しめたんだが、どうにも気になってしまう。
時間が逆行してるという設定の理屈は分かるのだが、とは言え二人でいる時間は一方方向に時間が流れている訳で。
もし、彼のとっての未来が彼女にとっての明日なら2人で同じ目的地に向かって、同じ目的を持って並んで歩くとか可能なわけ?
彼女にとっては全てが巻き戻しの最中なのに。
例えばBBQのシーンをこの時間逆行のルールに当てはめると…
彼の時間···彼女紹介→BBQ楽しむ→家に帰る
彼女時間···家に帰る→BBQ楽しむ→彼女紹介
ってことだよね?
でも実際は、2人でBBQに向かい、2人で飲み食いし、2人で帰路に着く…。時間が一方的ではないか?
うーん。やっぱり無理がでる。
1日単位でリセットかかるのだとしたら、時間が逆行するという設定はおかしくなる。
12:00を超えると記憶は引き継げず昨日にタイムリープする。になるのではないか?
エピソードや印象的なシーンで時間軸が違うふたりだよーってことは伝わるけど、そこを納得させようとしてもさすがに無理なのでは?という所が気になりすぎてしまう。
ファンの人ごめんなさい。
号泣
恋愛映画にはあまり興味がなかったが、amazonprimevideoで見れたのでみてみることに
最初は彼女がいちいち泣くのにちょっと痛いなと思いつつ観ていたが
タネ明かしを聞いて号泣
彼女は離れると分かって恋人として過ごしていた
彼が初めてキスしたらもう彼女は彼にキスしてはいけない
彼が初めて手を繋いだら彼女はもう手を繫げない
呼び方が変わればもうその名前では呼べない
それは、泣きたくなるよ
あとタネ明かしして彼が
「メモ通りにすることに何の意味がある?」って言ったことに対して辛そうな顔したのが印象的だった
彼女をデッサンするシーンで
嬉しそうに思い出を話す高寿を思い出したからだろうなと思った
彼女にとって最初の高寿の笑顔を守るために予定通りに動いていたのではないかと
気持ちを全部セリフにするのではなく、
観客に気持ちを推し量らせるいい映画だと思った
最後の「やっと君に追いついた」は、どうゆう意味かよく分からなかった
ただ、泣けた。最後の画像と曲、最高
宿泊出張の帰りの新幹線で、スマホで見ました。
ただただ、泣けました。
早く家族に会いたいと思い、予定より早い便に
変えて新幹線に乗りました。
離れていると家族の有り難さ、妻と出合い、
子供たちがいること、全てに感謝させられる。
そんな、映画でした。
作品映像化に関わった方、本当にありがとう。
最後に、エンディングのレールの映像、back numberの曲、最高に泣けた。
青臭いけど、恋愛ってそういうものって…。
出逢いとか、巡り合わせ とかあるけれど、恋愛に方程式はない。
このストーリーは切ない…。
自分にとっては始めてのことが、彼女にとって最後のこと…。
この映画で伝えたいことは、出逢いとは尊いものであること。それを再確認出来るだけの力を持った映画だと思う。
切ないの一語につきます
レビューに色々矛盾点の指摘は見受けられますが、なぜ主役の二人がこのような展開に沿って時間を過ごしたかの想いに寄り添えばそこは気にならないでしょう。
現実の生活で一目惚れした人と恋愛したり、さらに叶わぬ恋の相手と付き合った経験がある私としては二人の気持ちに深く共感しまた、二人の記憶のすれ違いを修正出来ずにそれでも明日会わなければならない運命には胸をえぐられる思いです。
三回号泣しながら鑑賞しましたが、多分まだ何回でも見られそうです。
主演の福士蒼汰さん、小松菜奈さんも役の上の二人の気持ちを、見ている私に十分に伝えてもらえました。これからも応援したいと思います。
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