劇場公開日 2016年10月8日

「この任務に、意義があるのか?」ある戦争 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0この任務に、意義があるのか?

2016年10月28日
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 駆けつけ警護の訓練。暴徒に囲まれた国連スタッフを、自衛隊が救護する訓練を、テレビで見ました。ところで、あの暴徒の中に、プラスチック爆弾でできた、ジャケット羽織る人がいたら…。
 選挙の前に、是非多くの方に観て欲しい。それに、法律を作る人達もね。現場の過度なストレスは、机上では伝わらないと、痛感します。
 私事ですが、先日、事故に遇いました。?の次の瞬間、!です。最善を尽くしたつもりでも、後から、別の選択肢があったのかと、考えてしまうものですね。
 「ハドソン川の奇跡」では、ありませんが、即断即決が要求される瞬間が、突如やって来る。皆さんも、思いあたる節あると思いますが、それを後から、糾弾される気分って、どんな感じですかね。仲間が死ぬのを、黙って見ているのが、最善とは思わないですけど。
 少し含みのあるラストのような気がしますが、いずれにせよ、交戦規定どうりに、人を殺せ!。それが戦争と殺戮の違いだ!。と言われたような、ちょっと苦い話です。
 まぁ、確かに、戦争なら、何でもOK にしたら、世界は狂気と憎悪で、潰れてしまうことでしょう。しかし、その任務に、どんな意義があるのか?。外交手段として、人が人を殺すことが、正当化される世界と、そのルール。早く終わらないかな。この国の防人の皆さんが、銃の引き金を引く前に。

機動戦士・チャングム